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動画撮影~ビデオとデジカメの映像比較~ 


前回の富塚通信では模型撮影時のピント合わせに役立つちょっとした
ノウハウをお届けしました。
 
今回は製作室で使用しているビデオカメラ2機種とデジカメ2機種を
使って撮影した実際の映像をご覧いただき、機種によって映像に
どれほどの違いが出るのかについてご紹介します。
 
と、その前にビデオカメラとデジカメ撮影における映像の大きな違いを
1つ知っておいて頂きたいと思います。

「被写界深度について」

2018-11-07-01.jpg
ビデオカメラ「Canon XA20」で撮影

2018-11-07-02.jpg
一眼レフカメラ「Pentax K-1」で撮影
 
ビデオカメラで撮影した映像は、普通に肉眼で見ているかのように
全体にピントが合っています。それに対して、デジカメ画像は手前の
D51と農家の土塀にはピントが合っていますが、手前の桜や奥に
ある蔵や木々はボケています。
 
実はこのデジカメ映像のピントが合っている部分と合っていない
部分があるという現象は被写界深度といい、一眼レフカメラが
ビデオカメラよりも大きなイメージセンサーを持っていることに
よって表れる特長です。
 
大きなイメージセンサーを持っているという事は、暗い屋内撮影や
夜行シーンなどの暗部のノイズにも強いということを意味しており、
更にはこのボケ具合を巧く活かすことで映像に立体感を生み出す
ことも可能になります。
 
映像作品を撮る際に、ビデオカメラだけではなくケース
バイケースでデジカメ映像も併用している理由の1つに、
こうしたビデオカメラには無いデジカメ特有の特性がある
ことも挙げられます。
 
 
「4機種画像比較」

さて、ここからが本日の主題、ビデオカメラとデジカメ映像の
違いを実際にご覧頂きたいと思います。

映像は先にご紹介しました桜と農家とD51のシーンです。
使用機材はビデオカメラが「canon XA20」と「JVC Everio」、
デジカメが「Pentax K-1」と「Nikon D750」です。

出来ればデジカメは同じレンズを採用しなければいけない部分も
あるのですが、今回はボディとメーカーの純正レンズも含めた
映像としてご覧ください。
 
尚、デジカメ画像は各カメラの最高画質のjpeg形式で撮影を
行っています。画角についてはビデオとカメラ、使用レンズの
違いによって完璧に共通というわけにはいきませんが、ほぼ
同じになるように撮影しました。 
 
ちなみにデジタルカメラの映像ですが、開放で撮影して背景が
ボケ過ぎてしまうとビデオカメラの映像と比較し難いので、
今回はビデオカメラの映像と近くなるように絞りをf16まで
絞って撮影しています。
 
2018-11-07-01.jpg
ビデオカメラ「Canon XA20」

2018-11-07-04.jpg
ビデオカメラ「JVC Everio」

2018-11-07-05.jpg
デジタルカメラ「Pentax K-1」

2018-11-07-06.jpg
デジタルカメラ「Nikon D750」

いかがでしょうか。色味で大きく分けるのであれば、明るめの
「Canon XA20」と「Pentax K-1」。
それに対しアンダー気味な「JVC Everio」と「Nikon D750」という風に
それぞれビデオとデジカメが綺麗に別れる結果となりました。

「画像解像度について」

次に画像のディティール、解像度を見てみましょう。
今回はD51の先頭部分を拡大してみましたが、画像の解像度、
ディティールに関して明瞭な違いが認められました。
 
2018-11-07-07.jpg
D51部分の拡大
画像の左上:「Canon XA20」 右上:「JVC Everio」
画像の左下:「Pentax K-1」 右下:「Nikon D750」


印刷用途もあるデジタルカメラ。当然ピクセル数も多いので
ビデオカメラと比べて圧倒的に高精細な映像となります。
 
ちなみにビデオカメラの場合は、テレビ放送やディスプレイ
機器などの解像度の関係から画像サイズ、及び比率が決まって
います。今回のビデオカメラの動画サイズはフルHDサイズ
1920×1080の静止画画像です。

(注:この静止画画像は、あくまで動画ソフトによる編集を
行う前の撮影時点の画質比較です。映像へのエンコード作業を
行うことで、最終的にはこれほどの画質差はなくなります)
 
さて、ご覧頂いたように撮影された映像はビデオカメラ、デジカメの
違いはもとより、各メーカー、更には機種によってもその特徴や
傾向に相違が見受けられます。
 
具体的に言うと撮影される映像の「絵作り」は、レンズ・センサー・
画像エンジンによって行われますが、現実にはあらゆるシーンに
対応した万能な機材というものは残念ながら存在しません。
  
例えば、今回の参考例として撮影したD51と桜と農家の風景。
蒸気機関車の重厚感を表現したい場合であれば、アンダー気味の
色調となる「Everio」や「D750」を撮影に採用すべきだと思います。
 
しかし、同じ風景であっても撮影するのがD51ではなく電車で
あった場合はどうなるでしょうか。試しにD51の代わりに485系
電車を撮影してみました。

2018-11-07-08.jpg
「Pentax K-1」

485系の「ひばり」です。先ほどのD51と撮影条件は全く同じにして
撮影しました。K-1の明るいトーンの色調と相まって、とても軽やかな
印象の映像になります。
このようにシーンやシュチエーションを変えて、機材の特徴を押さえて
おくことは、使用機材の傾向と特性を撮影で活かす事に繋がってきます。
 
実際には使用するレンズやライティング、更にはビデオやカメラの設定を
変更するだけでも全く違った映像になることもありますが、先ずは
使用する機材の基本的な性能や傾向をしっかり認識しておくことが
重要だと思います。
 
今回はピント合わせから一歩進んで、ビデオカメラと一眼レフカメラで
撮影した映像にはどれくらいの違いがあるものなのかをご紹介させて
いただきました。

最後までご覧頂きありがとうございました。
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category: ジオラマ撮影

Posted on 2018/11/07 Wed.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

動画撮影~困難なピント合わせと如何に向き合うか~ 


前回の富塚通信ではザックリとですが、「鉄路の記憶」動画撮影用の
機材についてご紹介しましたが、その際に兎に角ピント合わせが
非常に難しいというお話をしました。

今回はそのピント合わせの補助として使用している機材について、
少し踏み込んで書いていきたいと思っています。

さて、その前にビデオカメラと一眼レフカメラのそもそもの性能の
違いについて軽く触れないわけにはいきません。

2018-10-29-01.jpg
ビデオカメラと一眼レフカメラの違いは明確

製作室ではビデオカメラと一眼レフカメラを主力として動画撮影を
行っていますが、基本的にはビデオカメラをメインとし、一眼レフ
カメラはサブ機として使用しながら撮影を行っています。
 
昨今では一眼レフカメラでも優秀な動画撮影機能を持っており、
製作室で使用している一眼レフカメラにも当然の如く動画撮影
機能が付いています。
 
しかし、製作室でビデオカメラと一眼レフカメラの動画の撮影実験を
行って映像を比較した結果、やはり動画を撮影すること自体、
静止画撮影がメインの一眼レフカメラよりもビデオカメラの方に
軍配が上がるという結果に落ち着きました。
 
特に走行しているNゲージ模型を撮影する場合、動いている列車に
ピントを合わせ続ける追尾機能の性能に関しても、明らかにビデオ
カメラの方が格段に優れています。
 
また、撮影後の映像編集作業も考慮すると、メインとなるビデオ
カメラのプリセットのシーケンスだけで作業を行った方が確実です。
 
2018-10-29-02.jpg
パソコン編集上でのシーケンス設定画面
 
少し専門的になりますが、最近のソフトウェアでは異なるプリセット
(解像度やフレームレート)のシーケンスが混在した動画編集も可能に
なっているのですが、作業の効率化や映像の統一感といった観点からも、
動画は出来る限り主力となるビデオカメラで行うようにしています。

但し、今回製作している「鉄路の記憶」では映像シーンの中に静止画
写真も併用していますので、そうしたイメージシーンではデジタル
一眼レフカメラの静止画撮影能力を積極的に活用しています。
 
 
さて、ここまでビデオカメラとデジタル一眼レフカメラの動画撮影の
性能差について述べてきましたが、ビデオカメラのピント性能が
如何に一眼レフカメラに比べ優れていようとも、Nゲージスケールの
ジオラマ撮影では決して十分な性能というわけではありません。
 
動く列車のピントが追い切れなかったり、意図した場所とは違う
部分にピントが合ってしまったりといった事の連続です。
どうしてもダメな場合には、マニュアルでピントを合わせなければ
ならないというケースも出て来るわけですが、そうした時に役に
立つのがLibecのズーム&フォーカスリモートコントロールです。
 
2018-10-29-04.jpg
三脚のハンドルにセットした片手用のリモートコントロール

ビデオ用三脚のハンドルの任意の位置に取り付けて、ピント
合わせが可能なコントローラーです。しかもピント合わせの
他にもズーム機能もあるので、三脚に据えたビデオをパン
しながら合わせてズームも出来る優れものです。
 
2018-10-29-03.jpg
ビデオカメラと直接繋いで使用できます

片手でパン用ハンドルを動かしながら、同時にズームも出来る
アドバンテージは動画撮影では計り知れません。
ちなみに、ビデオ用三脚もLibec製です。
 
尚、使用しているビデオカメラメーカーの純正品でないズーム
リモートコントローラーを使用する場合、意外と動作対応外だと
いうケースもありますので、購入前に適合するビデオカメラの
機種や型番をしっかりと確認しておく必要があります。

 
また、ジオラマの撮影場所によってはカメラを見ながらピントを
確認する事が困難な場所もあります。

2018-10-29-05.jpg
ジオラマでは撮影が難しい場所も…
 
上の写真はサブ機のハンディ用ビデオカメラですが、ジオラマの
奥の方を撮影する場合や、主力のビデオカメラがストラクチャーと
干渉する場所の撮影ではこうした小型で軽量タイプのサブ機が
活躍します。
 
尚、このような状況での撮影ではビデオカメラのディスプレイで
ピントの確認を行うことは不可能ですが、そういった場合に活躍
するのがコレです。
 
2018-10-29-06.jpg
撮影した映像を家電テレビで直ぐに確認
 
ディスプレイを使った映像の確認です。最近の機種では、ビデオ
カメラや一眼レフカメラにHDMI端子を備えている機種が多く
登場しています。
通常撮影した映像データは、カメラから直接パソコンに映像を
取り込んで確認する必要がありますが、特に動画データですと
転送にも多少の時間が掛かってしまいます。

しかし、チューナーとHDMI端子を持った普通のテレビがあれば、
1本のケーブルでビデオカメラや一眼レフカメラを直接接続する
だけで、撮影した映像を直ぐに確認する事が出来ます。
  
また、撮影画像を確認する事が出来ない場所での撮影だけに
限らず、一眼レフカメラでのマクロ撮影時のピント確認にも重宝
します。
 
動画撮影の場合、如何にビデオカメラと言おうともNゲージ
スケールではピント合わせが何分シビアとなります。撮影機材の
性能が大きいとは故、ピント合わせに役立つ補助機材や撮影
時間の効率化を可能にするアイテム等は積極的に取り入れていく
必要性がかなりあると実感しています。

というわけで、今回はビデオカメラと一眼レフカメラのピント
性能差とそれを補完する機材の情報についてご紹介させて
いただきました。


最後までご覧頂きありがとうございました。
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category: ジオラマ撮影

Posted on 2018/10/29 Mon.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

DVDビデオ動画『鉄路の記憶』ただ今、四苦八苦製作中 


現在製作室では、完成したジオラマを使って在りし日の鉄道の情景を
映像で甦らせるべく、DVD動画作品『鉄路の記憶』を製作しています。

2018-10-19-01.jpg

作品は、日本の鉄道の黎明期を支えた蒸気機関車から現在に至る
名列車が登場します。

ちなみに撮影で苦労しているのがピント合わせです。
特に車両走行時の動画撮影でのナンバープレートやヘッドマークに
ピントを合わせとなると、Nゲージスケールの模型を追っての撮影は、
至難の業と言わざるを得ません。

主な使用機材は、下記写真のような業務用ビデオカメラとフルサイズ
一眼レフカメラ2台、家庭用ホームビデオ1台を中心に撮影を行っています。
変わったところでは、ジオラマ撮影という事でウェアラブルカメラを
投入することも。

また、録音機材としてはPCMレコーダー、超指向性マイク
といった機材を使用しています。

2018-10-19-02.jpg
撮影で使用している主な機材


さて、当方にも、お客様からレイアウト等で撮影された画像をお寄せ
頂いていますが、最近では写真ではなく動画でお送り頂く機会も
増えてきました。

そこで、『鉄路の記憶』撮影を通して得た機材や撮影の情報を、
皆様方の撮影時の参考になるよう、数回に渡ってご紹介させて
頂きたいと思います。ご期待下さい。


   
最後までご覧頂きありがとうございました。
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category: ジオラマ撮影

Posted on 2018/10/20 Sat.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

麗しのED71 


1970年(昭和45年)、私が中学1年の時に、一年だけ仙台に住んだことがあった。
その頃の仙台の鉄道風景としては、仙台運転所には「483系ひばり」や
「453系まつしま」などが顔を揃え、仙山線では疾うにED45の試験的運用は
終えており、ED78が定着していたが、なぜか仙台駅の待避線にED45
(ED91)が留置されていた。

東北本線の主力機はED75で、既に我が麗しのED71は仙台駅では
顔を見せることはなくなっていた。
仙石線では、ウグイス色の73系や51系といった旧型電車が走っていた、
そんな時代だったのである。


さてそんな時代、一度だけED71 1次形次形牽引の普通列車(旧型客車)の
姿を黒磯駅で見かけたことがあった。
その時のED71のサイドボディ、大きな通気口がなぜか印象に残り、
その日からED71は我が麗しのカマとなった。

さて、今年になってKATOから2次形ED71が発売された。
このED71、20系寝台特急「はくつる」の牽引機として有名だが、
我が麗しのED71は、1次形のED71。
この1次形は、旧型客車の普通列車や10系急行寝台「津軽」を牽く
その姿は私にとっては正に美しく、憧れの存在である。

2018-09-29ED71.jpg

このED71の模型は、かなり前にマイクロエースから発売していたが、
中古市場でもなかなか入手が難しい存在で、そんな中、奇跡的に
入手できたのがワールド工芸の1次形ED71である。

写真のED71は、制作室の若手にグレードアップ化してもらったものだが、
日夜このED71 1次形をジオラマ上の機関庫前に置き、その姿を眺めている。

製作室・ご隠居


   
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Posted on 2018/10/02 Tue.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

メイクアップシール~キハ46形~発売開始情報!  


本日の富塚通信は、メイクアップシール新商品「国鉄キハ46形」の
発売情報をお届けします!

先月8月に、TOMIXキハシリーズ対応のメイクアップシールとして
第一弾「国鉄キハ40」「国鉄キハ48」を、続く第二弾として「JRキハ48+
キハ40 更新車・男鹿線」をシール化しました。

そして今回、TOMIXキハシリーズ第三弾として、北海道で活躍した
首都圏色仕様の「国鉄キハ46形」が登場です。
 
2018-9-15-01kiha46.jpg

キハ46といえば、1966(昭和41)年に登場し、酷寒地に対応して片開き扉や
窓の小型二重窓化などを施した片運転台車両です。
 
ボディの塗装に関しては、元々ツートンカラーとなっていましたが、後に
首都圏色に塗り替えられました。メーカーの模型のプロトタイプも首都圏色
仕様となっています。混雑の激しい札幌近郊をメインに活躍し、僅か6両
のみが新製された希少な車両でもあります。
 
2018-9-15-02kiha46.jpg

さて、今回のメイクアップシールの対応模型はTOMIXの品番98003
「国鉄 キハ46形ディーゼルカー(首都圏色)セット」です。

2018-9-15-03kiha46.jpg2018-9-15-04kiha46.jpg

片運転台である他はキハ24形とほぼ同一仕様で、ドア付近に
ロングシート、それ以外がボックス式のクロスシートとなっています。

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トイレも模型上、違和感のないよう再現しています。

2018-9-15-07kiha46.jpg2018-9-15-08kiha46.jpg

モーター車は、他のキハシリーズに比べて壁面の高さが小さいですが、
ドアなどはしっかり再現。

2018-9-15-09kiha46.jpg2018-9-15-10kiha46.jpg

照明灯を入れると、より車内の様子がはっきりと見えます。


2018-9-15-11kiha46.jpg

国鉄 キハ46形 ディーゼルカー(首都圏色) 2両セット \2,400(税別)
(※販売価格は、2018年9月時点のものです)


キハ46メイクアップシールは本日より発売開始となります。

今回、シール化を行いましたTOMIXのキハシリーズでは、主に東北から北海道で
活躍していたキハを中心に製品化を行いました。

「キハ40」「キハ46」「キハ48」、そして「キハ48+キハ46男鹿線」と、
TOMIXの気動車対応のメイクアップシールを、どうぞお楽しみ下さい。


   
最後までご覧頂きありがとうございました。
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Posted on 2018/09/15 Sat.   edit  |  tb: 0   cm: 0