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HOゲージ「20系特急形寝台客車」再販 


9月14日、KATOから「(HO)20系特急形寝台客車4両基本セット」及び、
単品「(HO)ナロネ21」、「(HO)ナハネ20」が再販されました。

2021-09-19-06.jpg

20系寝台は未だ根強い人気に支えられ、HOゲージだけではなく
Nゲージ車両の20系も高い人気を誇っています。

Nゲージながら、前回メイクアップシールで発売した「151系こだま・
つばめ」が特急電車のエポック車両であるならば、20系寝台客車は
日本の寝台列車に於ける画期的な車両でした。

今のところ、HOゲージ「151系こだま」の製品化情報が聞こえて
来ないのは残念なところではありますが、いずれにしても20系
寝台客車も、ぜひ模型として永久保存したい列車です。

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HOナロネ21にメイクアップシールを施したもの

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車外からも内装がよく見える

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HOオハネフ22 メイクアップシール貼り付け

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B寝台ベッドはカーテン・ブランドシールを併用することでよりリアルな
寝台を再現することが可能


尚、今回再販されたHO「20系」の中にも、残念ながらナロ20、
ナロネ20、ナロネ22といった客車のラインナップはありません。

現在、KATOからリリースされている20系寝台の構成では、
昭和49年以降の「あさかぜ」を始め、「富士」「はやぶさ」「瀬戸」編成等を
再現する事が可能なのですが、昭和49年以前の客車バリエーションが
豊かだった時代の「殿様あさかぜ」は再現できません…

ぜひ、「151系こだま」と併せ、上記20系客車の模型化をメーカー
サイドにはお願いしたいものです。
 
 
さて、メイクアップシールではHOゲージ「20系寝台客車」に対応した
各種パッケージを下記の通り販売しています。

2014-11-12-01.jpg
「20系 特急形 寝台客車 基本セット 4両」7,700円
品番:TM-KH001
対応車両:ナハネフ22・ナハネフ23・ナシ20・カニ21
「20系 特急形 寝台客車 増結単品セット 4両」7,700円
品番:TM-KH002
対応車両:ナロネ21・ナハネ20×3両
「20系 特急形 寝台客車 カーテン・ブラインドセット8両」3,520円
品番:TM-KH003
対応車両:上記基本セットと増結単品セットの全車両
(※上記販売価格は、2021年9月時点のものです)

より詳細な情報につきましては、下記ブログをご覧ください。
メイクアップシール 「(HO)20系寝台客車」最新情報!
メイクアップシール「HO 20系特急形 寝台客車」~先行予約~
メイクアップシール「(HO)20系 特急形 寝台客車」店頭発売開始!


また、HOゲージだけではなく、Nゲージの20系に対応した各編成に
対応したメイクアップシールも好評販売中です。

Nゲージ仕様の20系は、発売時期の違いによって模型成型が異なる事から、
模型製品に合わせて新仕様の「20系 寝台客車」と、旧仕様「20系特急形」に
分けて販売しています。

品番:10-1591「20系 寝台客車 7両基本セット」対応はこちら
2020-05-01-01.jpg

「20系 寝台客車 基本7両セット」 3,960円
品番:TM-KN008
「20系 寝台客車 基本7両カーテン・ブラインドセット」 1,540円
品番:TM-KN009
(※販売価格は2021年9月時点のものです)

2020-04-25-07.jpg
・カニ21・ナロネ21・ナハネ20×2・ナシ20・ナハネフ23・ナハネフ22対応


旧製品「20系 特急形 寝台客車」(品番10-366)をお持ちの方は、
こちらのメイクアップシールが対応しています。

2020-05-01-10.jpg
「20系 特急形 寝台客車 7両セット」 3,960円
品番:TM-KN010
「20系 特急形寝台客車カーテン・ブラインド7両セット」 1,540円
品番:TM-KN011
(※販売価格は2021年9月時点のものです)

2021-09-19-07.jpg
「20系 寝台特急 あさかぜ 基本8両セット」 4,620円
品番:TM-KN018
「20系 寝台特急 あさかぜ 増結7両セット」 4,180円
品番:TM-KN019
「20系 あさかぜ カーテン・ブラインド 15両セット」 1,980円
品番:TM-KN020
(※販売価格は2021年9月時点のものです)

2021-09-19-08.jpg
「20系 さくら 7両セット」3,960円
品番:TM-KN014
「20系 さくら カーテン・ブラインド 7両セット」1,540円
品番:TM-KN015
「20系 寝台特急 さくら(長崎・佐世保) 16両セット」 5,280円
品番:TM-KN016
「20系 さくら 長崎・佐世保 カーテン・ブラインド 16両セット」1,980円
品番:TM-KN017
(※販売価格は2021年9月時点のものです)

2021-09-19-10.jpg
「20系 寝台特急 日本海 基本7両セット」 4,180円
品番:TM-KN021
「20系 日本海 カーテン・ブラインド 13両セット」 1,980円
品番:TM-KN022
「20系 寝台特急 ゆうづる・はくつる 基本8両セット」 4,400円
品番:TM-KN023
「20系 ゆうづる・はくつる カーテン・ブラインド 14両セット」 1,980円
品番:TM-KN024
(※販売価格は2021年9月時点のものです)

HOゲージ、Nゲージと20系寝台客車の車内内装の再現を
メイクアップシールで、是非お楽しみください。


   
最後までご覧頂きありがとうございました。
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category: (HO)20系特急形寝台客車

Posted on 2021/09/19 Sun.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

オリジナル動画「帰っておいで~故郷(ふるさと)の風~」公開しました!  

 
最新作オリジナル動画、youtubeにて公開しました。
 


~都会の雑踏の中、風が運んできたのは、
   ふるさとの懐かしい記憶でした~

この動画は、当制作室の女性スタッフと知人女性との会話から生まれました。
昨今のコロナウイルスのために、ふるさとに帰ることが出来なくなって
しまった知人女性に、かつて彼女が帰省する際に利用したという
「急行銀河」に帰郷への思いを託して再現したもので、
その女性スタッフが中心となって脚本を仕上げました。

その際、再現したいシーンを作るために痛感したのは、ジオラマ
レイアウトでは背景に当たるストラクチャーの大切さでした。

自然かつリアルな情景を演出するには、ストラクチャーで決まる
部分があるだけに、今回の都会の雑踏を表すシーンでも、
ただ店舗を中心とした建物を道に並べて配置しただけでは、
どうしてもチープなものとなってしまいます。

そこで、ストラクチャーに元から付属していたシールなどに加えて、
新たに棚やショーウィンドウなどの内装に手を加えてみました。

2021-09-02-022.jpg
完成した都会の雑踏の街並みを再現した情景

まずは左端のコンビニから、順次手を加えた内装について
軽く触れていきたいと思います。

◎コンビニ◎
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コンビニと言えば明るい照明と品ぞろえ豊富な陳列棚が特徴です。

2021-09-02-002.jpg2021-09-02-003.jpg

基本的に内装は、もともと付属していたシールを説明書通りに貼り付けた
ものですが、店内すべてを明るく照らすためライトを3個取り付けています。

2021-09-02-004.jpg

窓が大きく店内の様子がよく見えるため、人を適宜配置することで
よりリアルな情景を再現。

2021-09-02-005.jpg

また、コンビニ横に街路樹を立てることで奥行きに違和感を覚えなく
なりました。尚、街路樹の中には葉の隙間から街灯りがこぼれて
見えている、という演出の為にLEDライトを付けています。

実はこのライトの配線は全てコントローラー付きで、他の照明も、
シチュエーションに応じて必要な光量をボリュームで調節することが
できるようにしています。

◎ブティック◎
2021-09-02-006.jpg
商業ビルをブティックに改装。

2021-09-02-007.jpg2021-09-02-008.jpg

中に何もないとまるで廃ビルのようなので、店内壁面には陳列ケースや
マネキンなどを印刷したシールを貼り、中央部分に陳列台とその上に
並ぶ衣服を自作。

2021-09-02-009.jpg2021-09-02-010.jpg

入口横にポスターやディスプレイスポットを模した壁を作り、
砲弾型LEDを真上につけることで、スポットライトを当てたような
ショーウィンドウ特有の雰囲気を醸し出せるように
再現しました。

また、店内に取り付けた照明用のコード類を、プラバンで
製作した陳列棚で隠すことで店内をすっきりさせています。


◎レトロカフェ◎
2021-09-02-011.jpg2021-09-02-012.jpg

施設ビルが連続しているだけでは味気ないので、隠れ家スポット的な感じで
レロトカフェを採用。店の前には花壇を置きました。
店内はほぼ作成されているので、おかしくない程度に人物を配置しています。

2021-09-02-013.jpg
レトロカフェ店内の様子

2021-09-02-014.jpg
ブティックとレトロカフェ。奥行きが違うのでカフェの後ろに
街路樹を立てて道幅を調整しています。


◎デパート◎
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総合ビルをデパートにするため、柱を立てたり1階中央に
大型の階段を作ったり、各階のフロアを製作しています。

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1階はレディースフロアとなっています。左右に柱を意図的に設置し、
左側はランジェリー売り場ということで、その柱にはランジェリー
ショップ特有のポスターを。
右側は貴金属売り場なので、ジュエリーや時計のポスターを
貼っています。また、貴金属売り場はガラスのショーケースを
意識して、透明プラバンによって作成しています。

その中央には自作した階段を大胆に配置し、ストラクチャーの
作りから吹き抜け構造にしました。

2021-09-02-018.jpg2021-09-02-019.jpg

2階部分は紳士服売り場、3階は婦人服売り場です。
フロアを作り分ける事が難しかったので、フィギュアを
配置できる部分を設置しました。

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また、構造上陳列棚などは置けないので、ストラクチャーの
壁面に直接、商品やポスター、エレベーターなどを
印刷したシールを貼って各フロアを表現しています。

2021-09-02-021.jpg

リアルさを追求して作り込みましたが、終わってみると
かなりの大改造となりました。
 
 
今回の動画では、都会の街並みから故郷の記憶にある
山や滝、神社などの自然な光景と、正反対の風景を
取り入れています。

自然の風景については、紀州に実在する神社に熊野古道と
那智の滝をジオラマで製作しました。この点は、山や滝や
神社といったあまり抽象的なイメージではなく、現実に存在
している美しい風景を製作するという意図があった事によります。

これらのジオラマについては、以前のブログでご紹介して
いますので、宜しければ下記リンクからブログをご覧ください。

新宮市にある急な石段で有名な神社の製作にチャレンジした
≫紀勢本線の動画制作に向けて
≫巨岩神社のジオラマ完成

三名瀑のひとつ、那智大滝及び熊野古道をモチーフにしたジオラマ製作
≫大瀑布のジオラマ完成
≫ジオラマ製作~滝の製作過程~

尚、熊野古道を再現したジオラマは1度撮影を行った際に、
階段の横幅が広すぎるという事で、後からフォーリッジで
改良を行った上で再度撮影に臨みました。

また、映像で使用している滝の音声は実物の那智の滝の
音を録音したものを使用していますが、那智の滝の轟音を
再現する為に、イコライザーで周波数調整、エコーチェンバーに
よるエコーの調整を施しています。
 
もともとは紀州方面の風景と鉄道が映像制作の主題でしたので、
映像で登場する列車は、海辺を走る「381系くろしお」。
国鉄塗装の「381系くろしお」、「105系」とすれ違う「289系くろしお」など、
紀州路で活躍した車両が多くなっています。

「381系」「289系」は比較的新しい車両ですが、その他にも彼女が
年に2回の帰省で利用していた「急行銀河」や、懐かしの「キハ80系
くろしお」やDF50牽引の旧型客車も登場します。


故郷というのは、生まれ育った土地というだけではなく、
心に根付く思い出のたくさん詰まった精神的な拠り所であり、
懐古と共に心を癒してくれる場所でもあります。
そんな所に帰ることも儘ならないというのは辛いものです。

実際に帰省することは叶わなくとも、せめてジオラマの世界では
思い出のふるさとへ…
ブログの冒頭でも述べた通り、本作ではそうした思いも込めて
製作しました。どうぞ、ご覧ください。
 
   
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category: YouTube動画

Posted on 2021/09/03 Fri.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

2021年9月用カレンダー公開  

9月用カレンダーの公開、遅くなってしまい申し訳ありません。
当店オリジナル2021年9月用カレンダーを公開しました。

今月の写真は、8月7日公開の記事「繋がっていくこだま」で
掲載した、「181系とき」と「165系佐渡」のすれ違いシーンです。

2021-09-01.jpg

先述のブログでは「181系とき」について触れましたが、
その際「佐渡」についてはご紹介できませんでしたので、
今回は少しだけ「181系とき」と共に活躍した、
「佐渡」について書きたいと思います。

急行「佐渡」は1956年の11月に運行を開始。
言わずと知れた上越線急行列車の代表格です。

設定当初はEF58や蒸気機関車牽引の時代もありました。
そして、1962年の全線電化に合わせて電車特急の161系が
デビュー!
同時に急行「佐渡」にも新造車両投入かと思いきや、
残念ながらこの時点では80系電車への置き換えに留まります。

それでも車両をやり繰りしながら、先ずは上り「佐渡」から
165系への置き換えを実施。
そして、翌年1963年6月のダイヤ改正から新製配置された
165系が投入され、写真のような「165系佐渡」と「181系とき」の
活躍が見られるようになります。

デビュー当時はこだま型の電車特急の陰に隠れた存在でしたが、
「165系アルプス」等とともに、現在でも根強い人気のある車両です。

さて、カレンダーのデータは、A4サイズのpdfファイルとなっています。
下記からダウンロードしてお使いください。
2021年9月用カレンダーダウンロードはこちら>>
(※カレンダーのダウンロードは期間限定になります)
 
 
また、165系の「佐渡」を含め、165系対応のメイクアップシールは、
現在4製品が発売中です。

2021-09-01-02.jpg
「165系 急行 佐渡 基本7両セット」\4,180
品番:TM-KN084
「165系 急行 佐渡 増結7両セット」\3,960
品番:TM-KN085

2021-09-01-03.jpg
「165系 急行アルプス 8両セット」\4,180
品番:TM-KN082
「165系 飯田線 急行こまがね 4両セット」\3,300
品番:TM-KN083
(※販売価格は、2021年9月時点のものです)

今回のブログでご紹介した「佐渡」の他、「アルプス」や飯田線の
「こまがね」用シールもラインアップ!
 
151系を始めとしたボンネット型の特急電車とあわせて、直流
急行形電車として勾配線区で活躍した165系電車の内装再現も
ぜひ、お楽しみください。

 
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category: 富塚オリジナル

Posted on 2021/09/01 Wed.   edit  |  tb: 0   cm: 1  

こだま型もいよいよ電気釜の時代へ 

─ボンネット型の終焉、そして電気釜の誕生─

こだま型ボンネットスタイルが全盛を極めてから10年余り。
ついに一世を風靡した“こだま型”特急電車の象徴だった
ボンネット形状が変更される事になります。
その先駆けが1972年(昭和47年)7月に登場した183系でした。

この年、総武本線をはじめ現在の外房線、内房線などの路線が
電化され、急行列車の一部が特急に格上げされました。
そこで「わかしお」「しおさい」用に誕生した車両が183系です。

この183系の先頭車両は、それまでの特急電車の代名詞だった
ボンネット型ではなく、貫通扉を配した平面スタイルへと
変貌を遂げていました。
その先頭形状が当時の電気釜(炊飯器)に似ていた事から、
いつの間にかこのスタイルの電車を電気釜と呼ぶようになります。

─485系も電気釜へと変化─

1968年(昭和43年)デビューの485系電車については、人々の熱い
要望から151系電車のデザインを引き継ぎ、ボンネットスタイルで
誕生した事は、前々回のブログで述べた通りです。

2021-08-27-01.jpg
手前:電気釜485系 奥:ボンネット151系

しかし、183系の投入された1972年(昭和47年)から翌73年までに
製造された485系は、183系と同じく貫通扉を設けた電気釜スタイルの
車体へと大きく姿を変えたデザインで製造される事になります。

そもそも183系はこの電気釜スタイルの485系が設計のベースと
なっています。つまり国鉄では、1968年から1972年の間に人気の
ボンネット型から電器釜スタイルへと車体デザインの大幅変更を
推し進めた事になります。

さて、それではこの貫通扉の付いた電気釜車両は一体いつ、
どこで誕生したものなのでしょうか?

─目的の違った183系と485系の貫通扉─

国鉄の特急形電車として初めて前面に貫通扉が設置されたのは、
1967年(昭和42年)に登場した581系です。ボンネット型の485系が
投入される1年前の事でした。

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国鉄特急電車初の貫通形581系

当時、前面貫通扉、もとい前面貫通形の車体を採用した理由、
それは多層建ての列車運用を想定していたからに他なりません。
都市部の幹線から各地の支線が電化によって結ばれた国鉄に
とって、次の課題は効率的な列車運用を行うことです。
その布石として分割・併合運転が行えるよう前面貫通形の
特急電車が必要となったのでした。

2021-08-27-03.jpg
左:485系200番台 右:581系

さて、特急電車の標準化という視点に立脚してみると分割・併合
運転のために485系、続く183系が電気釜になった事は十分に
理解できます。

しかし、183系の貫通扉設置は分割・併合運転の為だと云う
以前に、絶対に設置しなければならない理由がありました。
それが地下区間走行のための安全対策です。東京で地下駅に
乗り入れる為には火災対策としてA-A基準を満たしていなければ
なりません。つまり183系は、走行路線の条件として貫通形の
車両でなければならなかったわけです。

このように厳密にみてみると、485系と183系では貫通扉設置の
最も大きな理由は異なるようですが、分割・併合運転と安全対策と
いう目的はすべての特急に必須の要素であったことに違いは
ありません。

───────────────────────────────
トピックス1~閉ざされた扉~

2021-08-27-04.jpg
左:485系200番台 右:485系300番台

1974年(昭和49年)から製造された先頭車からは貫通扉が
撤去された。模型でもきちんと前面の扉が無くなっている。

理由は扉からすきま風、降雪地帯では粉雪が舞い込むこと、
そうした部分の腐食が早いなどのトラブルが浮上した事に因る。
また、乗務員スペースが狭いという問題点が指摘された。

更には予想していた分割・併合運転も行われる予定がなかった
ことから、485系では300番台グループとして貫通扉を廃止した
車両を製造する事に。

ちなみに485系の併結運転が初めて行われたのは1976年
(昭和51年)、長崎・佐世保線の「かもめ」と「みどり」であった。
───────────────────────────────

─時代は変わり、技術も変わる─

ボンネット型の151系こだまの登場が1958年(昭和33年)、
そして、電器釜へと変化した183系の投入が1972年(昭和47年)
でしたので、単純に計算してみると、ボンネット型特急電車の
製造期間はおよそ14年間だった事が分かります。

1968年(昭和43年)時点では、“こだま型”の特急でなければ
受け入れられないとまで言われていたはずが、4年後の1972年
登場の電気釜スタイルの特急電車には、それほど反対意見が
出される事はなかったようです。

勿論、151系電車はじめ、ボンネット型の485系が既に各地で
走行していたこと。また、ボンネット型の特急電車も直ぐに
姿を消すというわけでもないので、人々の“こだま型”に
対する気持ちに変化があったとしても不思議なことでは
ありません。

2021-08-27-05.jpg

尚、ボンネットを廃し、前面を貫通形に変更するに当たっては
当然技術の進歩がありました。

そもそもボンネットの中には、騒音の元となる電動発電機や
コンプレッサーが設置されていました。当然これは走行時の
騒音となるこれらの機器を客室から最も遠ざける手段として
ボンネットに格納したわけです。

考えようによっては、デザイン性が素晴らしいのでボンネット
型にしたわけではなく、技術的な騒音対策の目的と合致した
ことからボンネット型になったとも言えます。

その後、技術の進歩と共に小型・静音化が進み、車両の床下に
格納しても問題なくなった事から、ボンネット型でない先頭車を
デザインする事が出来るようになったわけです。

一概に同じ扱いにしてよいものかどうか分かりませんが、151系の
登場が1958年(昭和33年)ですから、国鉄特急初の貫通扉採用車両、
581系の誕生1967年(昭和42年)までで計算してみると10年もしない
期間で小型・静音化を達成している事になります。

こうして、列車運用の目的とそれを支える技術とが噛みあいながら、
電車特急の顔がボンネットスタイルから“電気釜”へと移り変わって
いったのでした。

───────────────────────────────
トピックス2:JR西日本~183系に成った485系~

1986年(昭和61年)、福知山線や山陰本線の一部区間が交流ではなく
直流にて電化された。

しかし、西日本地域には直流区間用の電車が無かった為、紀勢
本線の特急「くろしお」で運用していた交直両用の485系を改造し、
該当区間に投入。交直両用の485系を走行させるために交流
機器の撤去、もしくは使用を停止する事で運行させたのだった。

2021-08-27-06.jpg
左:KATO485系200番台 右:TOMIX183系(JR西日本オリジナル塗装)

当然のことながら183系は485系を転用しているので、
見比べてみても車体のフォルムは瓜二つだ。
但し、厳密に言うとベース車両(種車)の違いによって
細かな違いがあり、10以上もの区分に分かれていた。

ちなみにJR西日本の183系は全て485系と、その後の489系を
改造したものだが、途中からJR西日本のオリジナル塗装に
変更されている。このカラーリングは何とも関西らしい塗装だ。

丁度、国鉄の民営化でドタバタしていた時代。急遽(?)485系を
持ってきて、183系に改造しなければならなかった経緯にも
きっと国鉄の苦しいエピソードが眠っているのだろう。
尚、これらの車体は2013年に全車が廃車されている。
───────────────────────────────

国鉄時代からJR化後まで特急電車のスタンダードとして
長く活躍した“電気釜”車両対応のメイクアップシールも
好評発売中!

2021-08-27-07.jpg
「485系 200番台 基本6両セット」\3,960
品番:TM-KN101
「国鉄 485系 300番台 6両セット」\3,960
品番:TM-KN102
「JR 489系 特急電車 あさま 9両セット」\3,520
品番:TM-TN015

2021-08-27-08.jpg
「583系・581系 基本 7両セット」\5,720
品番:TM-KN105
「583系・581系 増結 7両セット」\5,280
品番:TM-KN106
「国鉄 381-100系 特急電車 9両セット」\4,180
品番:TM-TN014

2021-08-27-09.jpg
「183系 特急電車 たんば4両+まいづる3両」\3,300
品番:TM-TN013
「189系 グレードアップあさま 基本6両セット」\3,520
品番:TM-KN089
「189系 グレードアップあさま 増結6両セット」\3,300
品番:TM-KN090

2021-08-27-10.jpg
「381系ゆったりやくも 6両セット」\3,520
品番:TM-KN093
「381系ゆったりやくも(ノーマル編成)7両セット」\3,740
品番:TM-KN094
「381系スーパーくろしお(リニューアル編成)基本6両セット」\3,520
品番:TM-KN095
「381系スーパーくろしお(リニューアル編成)増結3両セット」\2,640
品番:TM-KN096
(※販売価格は、2021年8月時点のものです)


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category: 151系こだま・つばめ

Posted on 2021/08/27 Fri.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

E320様からの情報~151系こだま&157系ひびき~ 

“駅”と“フィギュア”と“こだま”
あたかもタイムトリップしたかのような情景シーンの数々。

本日の富塚通信は、E320様からお寄せいただきました
「151系こだま」&「157系ひびき」のお写真をご紹介します。

プラットホームに佇む「こだま」とフィギュアの写真を見ていると、
まるで雄弁なドラマのワンシーンを観ているような感覚さえ覚えます。

もちろん、「こだま」「ひびき」どちらの車両もメイクアップシールで
車内内装を再現いただいております!
是非、「こだま」と「ひびき」が走っていた時代へのタイムトラベルを
お楽しみください。

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KATO151系「こだま」&157系「ひびき」

待望の151系メイクアップシールが発売されたので、
早速購入し、このたび作業が完了しました。
中古のKATO157系も購入し、あわせてメイクアップシールを
施工しました。

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157系は、「あまぎ 7両セット」と「お召電車 5両セット」を購入し、
「ひびき」には、このうち、お召セットのクモハとモハを前後に、
その他はあまぎセットで以下のような9両編成しました。
クモハ+モハ+サロ+サロ+サハ+モハ(M)+クモハ+モハ+クモハ
(赤字の車両はお召セットから)

理由は、「あまぎ」のクモハは、カプラーの関係で、台車が
やや後ろよりに付いているのと、スカートのカプラー周りの
切り欠きが大きいのに対し、「お召セット」は、ダミーカプラーと
なっていて、台車も本来の位置にあり(多分)、スカートの
カプラー周り切り欠きも小さいからです。

クモハ157です。「ひびき」ヘッドマークは、メイクアップシールに
付属のもの(プラ板貼付け)。
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サロ157。グリーンマークの上に1等のシールを貼っています。
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モハ156。シートとカーテンが良い感じです。
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続いて151系です。メイクアップシールの発売は、待ちに待った、
という感じで、本当に嬉しかったです。

ホームに佇むクハ151。夜っぽい雰囲気なので、終着駅でしょうか。
乗客が去ったホームで迎えを待っているかのような女性の
フィギュアが印象的です。
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モハシ。ブュッフェのカウンターに室内灯が反射して良いですね。
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サシのテーブル部分。一輪挿しを置きたくなってしまいます。手前は157系。
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モロ。ブルーの床とエンジのシートがきれいです。
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「こだま」と「ひびき」の並び。始発駅では、このような光景が
見られたのでしょうか。
151系のライトは白色LEDに、157系のライトは電球色LEDに
交換しています。
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昭和っぽく白黒にしてみました。
2021-08-20-10.jpg

白黒もいい感じですね。
パーラーカーの前で腕時計の時間を気にする男性。誰かと待ち合わせ?
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ということで、メイクアップした151系と157系でした。メイクアップすると
レイアウトに映えますね。いつまでも眺めていられます。
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E320
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E320様、「151系こだま」&「157系あまぎ」の情報を
お送りいただき、ありがとうございました。

「こだま」と「ひびき」の並走シーンだけでも魅力的ですが、
フィギュア達の後ろで静かに停車しているだけの「こだま」も
何と絵になることでしょう。

特にベンチに腰掛けた女性の後ろのクハ151、腕時計を気にする
男性の背後のパーラーカーと往年の名作映画ワンシーンのようです。

最後の3枚の写真はモノクロ写真になっていますが、実際今回の
シール製作でも資料写真の多くは白黒写真でした。
時代的にも有名な公式写真や映像しかカラーのものは残されて
いないようで、モノクロ故の表現が時代的にも親和性が高いように
感じられます。

本当にいつまでも眺めていたい「151系こだま」と、「157系ひびき」の
情景シーンだと思いました。

さて、次回の富塚通信は前回記事の続きを予定。
183形や中期485系の登場でこだま型にも転機が訪れます。
お楽しみに。


~メイクアップシール発売情報!~

今回登場した「151系こだま」「157系ひびき」「157系あまぎ」
各メイクアップシールも好評発売中!
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「151系 こだま・つばめ 基本8両セット」\4,400
品番:TM-KN148
「151系 こだま・つばめ 増結4両セット」\3,520
品番:TM-KN149
「157系 あまぎ 基本7両セット」\3,520
品番:TM-KN080
(※販売価格は、2021年8月時点のものです)

 
 
最後までご覧頂きありがとうございました。
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category: E320様より

Posted on 2021/08/20 Fri.   edit  |  tb: 0   cm: 0