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メイクアップシール~20系寝台特急「ゆうづる・はくつる」~発売開始! 

 
本日の富塚通信は新製品メイクアップシール「20系特急寝台ゆうづる・はくつる
基本8両セット」の詳報&発売情報をお届けします!

2018-12-12-01.jpg
ED75-1000牽引によるゆうづる

今回の対応模型はこちら。
「10-1518」「20系寝台特急「ゆうづる・はくつる」 8両基本セット」

2018-12-12-02.jpg

構成車両は、「電源車カニ21」「A寝台ナロネ21」×2両「B寝台ナハネ20」×2両
「食堂車ナシ20」「2等座席車ナハ20」そして「2等座席緩急車ナハフ20」の
8両構成です。


「ナハ20」

2018-12-12-03.jpg
2等座席車ナハ20

1964年の「はくつる」、4年後の1968年には青森運転所に転出し「ゆうづる」でも
運用された2等座席車です。実車においても3両だけの製造に留まっており、
今回が初のメイクアップシール化となります。
実は国鉄としては初めての売店設置車両だったりします。

2018-12-12-04.jpg2018-12-12-05.jpg

2018-12-12-06.jpg2018-12-12-07.jpg

座席は車両基地等での転換を想定して回転式のクロスシートを採用。
模型では成型されていませんが車両後位側(室内灯取り付け部分)に
カウンターや物置、ジュースクーラー等が配置されていました。


「ナハフ20」

2018-12-12-08.jpg
2等座席緩急車ナハフ20

ナハフ20は「あさかぜ」「さくら」「はやぶさ」「みずほ」など、
日本を代表する優等列車で活躍し、後に「ゆうづる」「はくつる」編成でも
その存在感を示しました。

メイクアップシール製品の中では、「20系 さくら 7両セット」にて
ナハフ20がセットされていますが、「20系さくら」のナハフ20と今回の
「20系ゆうづる・はくつる」とでは模型の成型が異なっていましたので、
新規でシールサイズの採寸を行いました。

2018-12-12-09.jpg2018-12-12-10.jpg

車両最後部の半分が車掌室となっており、もう半分は展望室になって
いました。模型でもその仕切りがしっかりと成型されています。

客室部分の座席は先のナハ20と同じ作りになっていますが、模型成型では
車掌室側の客室部分の床が盛り上がって成型されており、右上画像の
ように盛り上がり部分をシール化しました。
 
ナロネ21、ナハネ20、ナシ20、カニ21の4両は、メイクアップシール
「20系 寝台特急 日本海 基本7両セット」にて、シール化を行った
車両ですので、今回は画像のみの紹介とさせて頂きます。

「ナロネ21」

2018-12-12-11.jpg

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「ナハネ20」

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「ナシ20」

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「カニ21」

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室内灯を入れてボディを被せた「ゆうづる」各車両の写真です。

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左:カニ21 右:カニ21電源室

2018-12-12-25.jpg2018-12-12-26.jpg
左:ナハフ20展望室側 右:ナハフ20座席

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左:ナロネ21座席 右:ナハ20行先表示幕

付属の行先表示幕シールをご使用いただけば、「ゆうづる」「はくつる」
編成の列車名、列車種別、寝台種別、号車番号を再現することも可能です。
 
 
そして今回は、「ゆうづる」「はくつる」のフル編成を再現する為の増結用セット
「20系 寝台客車 ナハネ20 6両増結セット」 に対応したメイクアップシール
「20系寝台客車 ゆうづる・はくつる・日本海 ナハネ20 増結6両セット」も
合わせて販売いたします。
 
本シールは、KATOの品番10-1353「20系寝台客車 ナハネ20 6両増結セット」 に
対応したパッケージとなります。「ゆうづる」「はくつる」そして、「日本海」の20系寝台
編成の再現にご利用いただけます。

また、別売となります「ゆうづる・はくつる」用の寝台カーテン・ブラインドセットを
お求め頂きますと、各車両に必要な寝台ベッドカーテン、寝具、窓ガラス用
ブラインド・カーテンの再現をお楽しみ頂けます。

2018-12-12-29.jpg
ナハネ20
手前:寝台仕切りカーテン・寝具有 奥:仕切りカーテン・寝具無し

2018-12-12-34.jpg2018-12-12-35.jpg
ナハネ20 寝台仕切りカーテンと寝具
 
全てのB寝台分の仕切りカーテンと寝具再現シールをパッケージ。
仕切りカーテンは任意の長さで適宜カットすることで、半開状態の
再現も可能となります。
 
2018-12-12-36.jpg2018-12-12-37.jpg

夜行シーンの再現には欠かせない仕切りカーテン。
また、「ゆうづる・はくつる用カーテン・ブラインドセット」には、ナハネ20の他に、
ナロネ21用の仕切りカーテン、ナハ20・ナハフ20用・ナシ20・カニ21用の窓
ガラス用ブラインドも含まれます。
ぜひ、「20系 寝台特急 ゆうづる・はくつる」再現にカーテン・ブラインドセットも
合わせてお求めください。
 
2018-12-12-30.jpg2018-12-12-31.jpg
左:ナロネ21 右:ナシ20
 
尚、別売の「ゆうづる・はくつる用カーテン・ブラインドセット」は、同時発売と
なります増結用メイクアップシール「20系寝台客車 ゆうづる・はくつる・日本海
ナハネ20 増結6両セット」にも対応する為に、「ゆうづる・はくつる8両基本セット」と
合わせ14両対応パッケージとなっています。

2018-12-12-33.jpg
 
「20系 寝台特急 ゆうづる・はくつる 基本8両セット」¥4,000(税別)
「20系寝台客車 ゆうづる・はくつる・日本海 ナハネ20 増結6両セット」¥3,600(税別)
「20系 ゆうづる・はくつる カーテン・ブラインド 14両セット」¥1,600(税別)
(※販売価格は、2018年12月時点のものです)

メイクアップシール新製品「20系寝台特急ゆうづる・はくつる」は本日より発売開始です!
昭和40年代に上野-青森を結んだ優等列車「ゆうづる」「はくつる」の室内再現を
メイクアップシールで是非お楽しみ下さい。


 
最後までご覧頂きありがとうございました。
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category: 20系寝台特急ゆうづる・はくつる

Posted on 2018/12/12 Wed.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

新製品メイクアップシール製作情報~20系&221系~ 


最近は動画の撮影業務が中心となっておりましたが、本日は久しぶりに
現在製品化を予定しているメイクアップシールの製品情報をお届けします!
 
今回シール化を予定している模型は次の2セットです。
2018-12-02-01.jpg2018-12-02-02.jpg
左:20系ナハフ20 右:221系クハ221

・「10-1518」「20系寝台特急「ゆうづる・はくつる」 8両基本セット」
・「10-1491」「221系リニューアル車 <大和路快速> 基本セット(4両)」
・「10-1492」「221系リニューアル車 <大和路快速> 増結セット(4両)」

 
それぞれ11月末にKATOからリリースされました「221系リニューアル車
<大和路快速>」基本&増結セット。
そして、「20系寝台特急<ゆうづる・はくつる>」8両基本セットです。
 
「20系寝台特急<ゆうづる・はくつる>」は昨日手元に届いたばかりです。
セット内容はカニ21・ナロネ21・ナハネ20・ナシ20・ナハ20・ナハフ20と
20系「ゆうづる」「はくつる」編成の魅力が凝縮された構成です。
 
2018-12-02-03.jpg2018-12-02-04.jpg
左:ナハフ20 右:カニ21
 
2018-12-02-05.jpg2018-12-02-06.jpg
左:ナロネ21 右:ナハネ20
 
内装の成型プラはブルーにグリーン2色、そしてベージュと4種類のカラー
バリエーションが採用されており、とてもカラフルな内装再現になっています。
ちなみに今回のセット車両では、座席車のナハフ20及びナハ20が初の
シール化となります。
 
そして、今回20系と一緒にシール化が決定した221系リニューアル車。
こちらはお客様から商品化のご要望が多い車両でした。
 
尚、221系電車のメイクアップシール化は実は2回目となります。
当店では既に2011年の6月に、品番10-435・436に対応した通常の
221系用メイクアップシールを発売しています。
 
ですが、今回のリニューアル車両を見て、お客様から再度のシール化の
ご要望が多かったのも納得。
 
2018-12-02-07.jpg2018-12-02-08.jpg
左:クハ221 右:クモハ221
 
2018-12-02-09.jpg2018-12-02-10.jpg
左:サハ221 右:モハ221(モーター車)
 
やはり7年の模型成型の技術革新は凄まじく、旧来品と今回の新製品とでは
内装の再現度が別次元だと言っても過言ではありません。
 
尚、旧来品の221系をメイクアップ化した各車両内装の写真を当店のホーム
ページに掲載していますので、宜しければ下記の「221系 電車」メイクアップ
シールをクリックして写真をご覧ください。
模型内装の違いがお分かり頂けると思います。
 
「221系 電車」メイクアップシール>>>
 
また、インテリアだけではなくエクステリアの作りも精巧で、特に前面の
ライト周りも素晴らしい出来だと思います。
 
尚、221系リニューアル車で話題になっているのが転落防止幌。
模型的にはなかなかインパクトのあるパーツだと思いますが、前照灯の
上に幌取り付け用の穴がしっかりと開いていますので、必然的に転落
防止幌を取り付けないわけにはいきません。
 
只、メーカーの企画・製作陣にとっては221系リニューアル車を的確に
再現するというのであれば転落防止幌は必須パーツなわけで、これを別
パーツで再現しているところにその熱意と苦労が窺えます。
 
さて、今回はそうした車内内装だけに留まらず、車両全体が精巧に
ブラッシュアップされた221系リニューアル車 <大和路快速>
そして、20系寝台特急「ゆうづる・はくつる」を順次シール化していきます。
どうぞ、ご期待ください!
 
尚、今回シール化します221系リニューアル車は大和路快速となっています。
つきましては、現在発売中のメイクアップシール「221系 電車 10両セット」の
方も、引き続き販売を継続させて頂きます。
 
従来品の221系電車をお持ちのお客様は、是非メイクアップシール
「221系 電車 10両セット」をご利用ください。


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category: メイクアップシール

Posted on 2018/12/02 Sun.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

動画撮影~レンズによる被写界深度の違い~ 

 
前回の富塚通信ではビデオカメラと一眼レフカメラの描画力が
どれほど違うのかについて、実際の画像を交えながらご紹介しました。
 
当方では動画撮影にはオートフォーカスの性能及びパソコン上での
編集作業を考慮し、メイン機はビデオカメラを使用していることは
すでにお伝えした通りです。
 
しかし、ここ近年、映画撮影やテレビコマーシャルの撮影などで
プロが敢えて一眼レフカメラの動画機能で撮影を行うといったケースが
増えてきています。 
 
その理由の1つとして、一眼レフカメラには豊富なレンズ群が揃っている
ことが挙げられます。ビデオカメラでは基本的に使用するレンズを交換
することは出来ません。
 
しかし、一眼レフカメラであれば倍率の異なるズームレンズ、或いは
描写力にこだわった短焦点レンズが豊富にラインナップされています。
更にはマクロレンズやソフトレンズといった特殊な性能のレンズもあるので、
映像表現の幅はレンズの数だけ存在するとも言えるわけです。 
  
製作室で使用しているビデオカメラは、最短撮影距離が30cmと長く、
(ビデオカメラのズーム性能で接写撮影が必要かどうかは置いておく
として)一眼レフカメラの撮影でいうところの接写撮影は出来ません。
 
また、レンズ交換が出来ないことから、被写界深度による背景の
見せ方のバリエーションが少ないという弱点があります。
これらビデオカメラのウィークポイントを補うことが出来るという点もあり、
当方ではサブ機として一眼レフカメラを積極的に利用しています。
 
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回は一眼レフカメラのレンズ、
特に少し変わった描写が持ち味のマクロやソフトレンズの表現力の違いを
画像を交えながらお届けしたいと思います。
 
下記の写真は映像作品撮影にも使用しているカメラとその交換レンズです。
 
ペンタックス
2018-11-21-01.jpg
 
ニコン
2018-11-21-02.jpg
 
先ずNゲージのジオラマ撮影で圧倒的に使用頻度が高いのが、50mm
(ニコン40mm)と100mm(ニコン90mm)のマクロレンズです。
車両のアップなどを狙う場合、ビデオカメラの望遠機の望遠側を使用
すれば、かなりアップでの撮影は可能です。しかしビデオカメラの
ズームでは、そのバックがボケ過ぎてしまい、視覚的距離感が不自然に
なってしまいます。
 
そんな時威力を発揮するのがマクロレンズ。背景の自然な距離感の再現に
有利です。更には、蒸気機関車や電気機関車のナンバープレートの
アップ等のような撮影には、マクロレンズに接写リングを装着することで、
鉄道模型の細部を画面に大きく映し出すといった表現も可能になります。
 
また、前回映像のピントの合っている範囲を「被写界深度」といい、
大きなイメージセンサーを持っている一眼レフカメラの特長であると
いう話をしました。
 
特にジオラマ撮影の場合ですと、背景のジオラマにどれくらいピントを
合わせるかどうかで、映像の仕上がりが全く異なってきます。
 
その為、意図した映像を撮影できる被写界深度を持ったレンズが必要に
なってくるわけですが、レンズにもそれぞれ個性や特性があります。
その特性や映像の個性を活かすために、同じ焦点距離でも複数本の
レンズを用意する場合もあります。
 
下の画像は桜のジオラマをPentaxのK-1を使って、3本のソフトレンズと
マクロレンズでそれぞれ撮影比較を行った写真です。
 
使用レンズは、ソフトレンズが「SMC PENTAX FA28mm F2.8 SOFT」
「SMC PENTAX 85mm F2.2 SOFT」「PENTAX FA85mm F2.8 SOFT」

マクロレンズが「PENTAX MACRO100 WR」です。
  
焦点距離が異なるレンズもありますが、レンズの描写と被写界深度の
比較がし易いように画像はトリミングをしています。
尚、トリミング以外の色調補正等は一切行っていませんが今回はjpeg
ではなく、カメラのRAW形式で撮影を行いました。
 
2018-11-21-03.jpg
50mmの標準レンズで撮影
普通のズームレンズで撮影した画像です。 
 
2018-11-21-04.jpg
PENTAX FA28mmF2.8SOFT 開放(絞り値2.8)で撮影
 
2018-11-21-05.jpg
PENTAX FA28mmF2.8SOFT 絞り値4で撮影
ボケ方は、85mmF2.8のソフトに近い。広角レンズの特徴である最短
撮影距離の短さを活かしてアップでの撮影時に使用しているレンズです。
 
2018-11-21-06.jpg
SMC PENTAX 85mm F2.2 SOFT 開放(絞り値2.2)で撮影
 
2018-11-21-07.jpg
SMC PENTAX 85mm F2.2 SOFT 絞り値4で撮影
40年位前のレンズで、ハイライトのにじみに特徴があるレンズ。
フィルターによるソフト効果では得ることの出来ない、ソフトな
効果が大きな特徴。
 
2018-11-21-08.jpg
PENTAX FA85mm F2.8 SOFT 開放(絞り値2.8)で撮影
 
2018-11-21-09.jpg
PENTAX FA85mm F2.8 SOFT 絞り値4で撮影
先のSMC PENTAX 85mm F2.2 SOFTとは同じ焦点距離でありながら、
ボケ方が全く異なるレンズ。使用例としては、フィルターのフォギー(弱)
よりも弱い効果が欲しいケースに使用することが多い。
 
先述の通り、同じ85mmの単焦点レンズであっても、そのボケ具合や
ハロの出方には大きな違いがあります。 
また、同じレンズであっても絞り値を少し変えただけで背景のピントの
合う範囲に変化が見受けられると思います。
 
2018-11-21-10.jpg
PENTAX MACRO100 WR 開放(絞り値2.8)で撮影
接写撮影に力を発揮するマクロレンズ。今回は画像比較のため、
標準レンズと同じ画角でトリミングしてしまっているので違いが
分かり難いのですが、ジオラマ撮影では使用頻度が高いレンズです。
 
2018-11-21-11.jpg
SMC PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5ED 絞り値8で撮影
特殊なレンズ紹介のおまけとしてこんなレンズもあります。
フィッシュアイレンズ、魚眼レンズです。焦点距離が短く、画像の端に
向かっていくほど歪みが大きくなり遠近感が誇張されます。
レンズの特性をお伝えするためにトリミングはしていません。
使い道を選ぶレンズではありますがインパクトのある写真になります。
 
余談ながら、実はこれらのソフトレンズは製作室スタッフのメイクアップ
シール製作力アップのトレーニングにも役立っていたりもします。
 
シールデザインでは、より細かな再現及び立体感を表現するために、
複数のレイヤーを幾重にも重ねながら製作していきます。
そして、そのパーツやレイヤーの重なりには強度や幅の異なる多様な
ぼかしのテクニックを駆使してあります。
 
こうした細かなディティール表現やぼかし効果を使ったシールであるから
こそ、模型に貼った際の空気感もしっかりと表現されているのだと私達は
考えます。その為にぼかし具合の感覚を掴む目的で、スタッフ全員が
ソフトレンズを使用した撮影(勉強会)を行う機会を設けているほどです。
 
さて、今回は前回触れた一眼レフカメラのレンズによって被写界深度や
背景処理に一体どれほどの違いが表れるかをご紹介させて頂きました。
ブログ上でより違いをお判り頂けるようにソフトレンズ等の特殊な
レンズを使用していますが、このような特殊レンズを使うことによって、
動画にも視覚的な変化を与えることが出来ます。
 
動画の撮影だけでに留まらず、ジオラマを使った写真撮影でも被写界
深度やぼかしといったテクニックはとても有用だと思いますので、
一眼レフカメラをお持ちの方は一度こうした点を意識しながら撮影して
みると、また違った発見があるのではないかと思います。
 
 
 
最後までご覧頂きありがとうございました。
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category: ジオラマ撮影

Posted on 2018/11/21 Wed.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

動画撮影~ビデオとデジカメの映像比較~ 


前回の富塚通信では模型撮影時のピント合わせに役立つちょっとした
ノウハウをお届けしました。
 
今回は製作室で使用しているビデオカメラ2機種とデジカメ2機種を
使って撮影した実際の映像をご覧いただき、機種によって映像に
どれほどの違いが出るのかについてご紹介します。
 
と、その前にビデオカメラとデジカメ撮影における映像の大きな違いを
1つ知っておいて頂きたいと思います。

「被写界深度について」

2018-11-07-01.jpg
ビデオカメラ「Canon XA20」で撮影

2018-11-07-02.jpg
一眼レフカメラ「Pentax K-1」で撮影
 
ビデオカメラで撮影した映像は、普通に肉眼で見ているかのように
全体にピントが合っています。それに対して、デジカメ画像は手前の
D51と農家の土塀にはピントが合っていますが、手前の桜や奥に
ある蔵や木々はボケています。
 
実はこのデジカメ映像のピントが合っている部分と合っていない
部分があるという現象は被写界深度といい、一眼レフカメラが
ビデオカメラよりも大きなイメージセンサーを持っていることに
よって表れる特長です。
 
大きなイメージセンサーを持っているという事は、暗い屋内撮影や
夜行シーンなどの暗部のノイズにも強いということを意味しており、
更にはこのボケ具合を巧く活かすことで映像に立体感を生み出す
ことも可能になります。
 
映像作品を撮る際に、ビデオカメラだけではなくケース
バイケースでデジカメ映像も併用している理由の1つに、
こうしたビデオカメラには無いデジカメ特有の特性がある
ことも挙げられます。
 
 
「4機種画像比較」

さて、ここからが本日の主題、ビデオカメラとデジカメ映像の
違いを実際にご覧頂きたいと思います。

映像は先にご紹介しました桜と農家とD51のシーンです。
使用機材はビデオカメラが「canon XA20」と「JVC Everio」、
デジカメが「Pentax K-1」と「Nikon D750」です。

出来ればデジカメは同じレンズを採用しなければいけない部分も
あるのですが、今回はボディとメーカーの純正レンズも含めた
映像としてご覧ください。
 
尚、デジカメ画像は各カメラの最高画質のjpeg形式で撮影を
行っています。画角についてはビデオとカメラ、使用レンズの
違いによって完璧に共通というわけにはいきませんが、ほぼ
同じになるように撮影しました。 
 
ちなみにデジタルカメラの映像ですが、開放で撮影して背景が
ボケ過ぎてしまうとビデオカメラの映像と比較し難いので、
今回はビデオカメラの映像と近くなるように絞りをf16まで
絞って撮影しています。
 
2018-11-07-01.jpg
ビデオカメラ「Canon XA20」

2018-11-07-04.jpg
ビデオカメラ「JVC Everio」

2018-11-07-05.jpg
デジタルカメラ「Pentax K-1」

2018-11-07-06.jpg
デジタルカメラ「Nikon D750」

いかがでしょうか。色味で大きく分けるのであれば、明るめの
「Canon XA20」と「Pentax K-1」。
それに対しアンダー気味な「JVC Everio」と「Nikon D750」という風に
それぞれビデオとデジカメが綺麗に別れる結果となりました。

「画像解像度について」

次に画像のディティール、解像度を見てみましょう。
今回はD51の先頭部分を拡大してみましたが、画像の解像度、
ディティールに関して明瞭な違いが認められました。
 
2018-11-07-07.jpg
D51部分の拡大
画像の左上:「Canon XA20」 右上:「JVC Everio」
画像の左下:「Pentax K-1」 右下:「Nikon D750」


印刷用途もあるデジタルカメラ。当然ピクセル数も多いので
ビデオカメラと比べて圧倒的に高精細な映像となります。
 
ちなみにビデオカメラの場合は、テレビ放送やディスプレイ
機器などの解像度の関係から画像サイズ、及び比率が決まって
います。今回のビデオカメラの動画サイズはフルHDサイズ
1920×1080の静止画画像です。

(注:この静止画画像は、あくまで動画ソフトによる編集を
行う前の撮影時点の画質比較です。映像へのエンコード作業を
行うことで、最終的にはこれほどの画質差はなくなります)
 
さて、ご覧頂いたように撮影された映像はビデオカメラ、デジカメの
違いはもとより、各メーカー、更には機種によってもその特徴や
傾向に相違が見受けられます。
 
具体的に言うと撮影される映像の「絵作り」は、レンズ・センサー・
画像エンジンによって行われますが、現実にはあらゆるシーンに
対応した万能な機材というものは残念ながら存在しません。
  
例えば、今回の参考例として撮影したD51と桜と農家の風景。
蒸気機関車の重厚感を表現したい場合であれば、アンダー気味の
色調となる「Everio」や「D750」を撮影に採用すべきだと思います。
 
しかし、同じ風景であっても撮影するのがD51ではなく電車で
あった場合はどうなるでしょうか。試しにD51の代わりに485系
電車を撮影してみました。

2018-11-07-08.jpg
「Pentax K-1」

485系の「ひばり」です。先ほどのD51と撮影条件は全く同じにして
撮影しました。K-1の明るいトーンの色調と相まって、とても軽やかな
印象の映像になります。
このようにシーンやシュチエーションを変えて、機材の特徴を押さえて
おくことは、使用機材の傾向と特性を撮影で活かす事に繋がってきます。
 
実際には使用するレンズやライティング、更にはビデオやカメラの設定を
変更するだけでも全く違った映像になることもありますが、先ずは
使用する機材の基本的な性能や傾向をしっかり認識しておくことが
重要だと思います。
 
今回はピント合わせから一歩進んで、ビデオカメラと一眼レフカメラで
撮影した映像にはどれくらいの違いがあるものなのかをご紹介させて
いただきました。

最後までご覧頂きありがとうございました。
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category: ジオラマ撮影

Posted on 2018/11/07 Wed.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

動画撮影~困難なピント合わせと如何に向き合うか~ 


前回の富塚通信ではザックリとですが、「鉄路の記憶」動画撮影用の
機材についてご紹介しましたが、その際に兎に角ピント合わせが
非常に難しいというお話をしました。

今回はそのピント合わせの補助として使用している機材について、
少し踏み込んで書いていきたいと思っています。

さて、その前にビデオカメラと一眼レフカメラのそもそもの性能の
違いについて軽く触れないわけにはいきません。

2018-10-29-01.jpg
ビデオカメラと一眼レフカメラの違いは明確

製作室ではビデオカメラと一眼レフカメラを主力として動画撮影を
行っていますが、基本的にはビデオカメラをメインとし、一眼レフ
カメラはサブ機として使用しながら撮影を行っています。
 
昨今では一眼レフカメラでも優秀な動画撮影機能を持っており、
製作室で使用している一眼レフカメラにも当然の如く動画撮影
機能が付いています。
 
しかし、製作室でビデオカメラと一眼レフカメラの動画の撮影実験を
行って映像を比較した結果、やはり動画を撮影すること自体、
静止画撮影がメインの一眼レフカメラよりもビデオカメラの方に
軍配が上がるという結果に落ち着きました。
 
特に走行しているNゲージ模型を撮影する場合、動いている列車に
ピントを合わせ続ける追尾機能の性能に関しても、明らかにビデオ
カメラの方が格段に優れています。
 
また、撮影後の映像編集作業も考慮すると、メインとなるビデオ
カメラのプリセットのシーケンスだけで作業を行った方が確実です。
 
2018-10-29-02.jpg
パソコン編集上でのシーケンス設定画面
 
少し専門的になりますが、最近のソフトウェアでは異なるプリセット
(解像度やフレームレート)のシーケンスが混在した動画編集も可能に
なっているのですが、作業の効率化や映像の統一感といった観点からも、
動画は出来る限り主力となるビデオカメラで行うようにしています。

但し、今回製作している「鉄路の記憶」では映像シーンの中に静止画
写真も併用していますので、そうしたイメージシーンではデジタル
一眼レフカメラの静止画撮影能力を積極的に活用しています。
 
 
さて、ここまでビデオカメラとデジタル一眼レフカメラの動画撮影の
性能差について述べてきましたが、ビデオカメラのピント性能が
如何に一眼レフカメラに比べ優れていようとも、Nゲージスケールの
ジオラマ撮影では決して十分な性能というわけではありません。
 
動く列車のピントが追い切れなかったり、意図した場所とは違う
部分にピントが合ってしまったりといった事の連続です。
どうしてもダメな場合には、マニュアルでピントを合わせなければ
ならないというケースも出て来るわけですが、そうした時に役に
立つのがLibecのズーム&フォーカスリモートコントロールです。
 
2018-10-29-04.jpg
三脚のハンドルにセットした片手用のリモートコントロール

ビデオ用三脚のハンドルの任意の位置に取り付けて、ピント
合わせが可能なコントローラーです。しかもピント合わせの
他にもズーム機能もあるので、三脚に据えたビデオをパン
しながら合わせてズームも出来る優れものです。
 
2018-10-29-03.jpg
ビデオカメラと直接繋いで使用できます

片手でパン用ハンドルを動かしながら、同時にズームも出来る
アドバンテージは動画撮影では計り知れません。
ちなみに、ビデオ用三脚もLibec製です。
 
尚、使用しているビデオカメラメーカーの純正品でないズーム
リモートコントローラーを使用する場合、意外と動作対応外だと
いうケースもありますので、購入前に適合するビデオカメラの
機種や型番をしっかりと確認しておく必要があります。

 
また、ジオラマの撮影場所によってはカメラを見ながらピントを
確認する事が困難な場所もあります。

2018-10-29-05.jpg
ジオラマでは撮影が難しい場所も…
 
上の写真はサブ機のハンディ用ビデオカメラですが、ジオラマの
奥の方を撮影する場合や、主力のビデオカメラがストラクチャーと
干渉する場所の撮影ではこうした小型で軽量タイプのサブ機が
活躍します。
 
尚、このような状況での撮影ではビデオカメラのディスプレイで
ピントの確認を行うことは不可能ですが、そういった場合に活躍
するのがコレです。
 
2018-10-29-06.jpg
撮影した映像を家電テレビで直ぐに確認
 
ディスプレイを使った映像の確認です。最近の機種では、ビデオ
カメラや一眼レフカメラにHDMI端子を備えている機種が多く
登場しています。
通常撮影した映像データは、カメラから直接パソコンに映像を
取り込んで確認する必要がありますが、特に動画データですと
転送にも多少の時間が掛かってしまいます。

しかし、チューナーとHDMI端子を持った普通のテレビがあれば、
1本のケーブルでビデオカメラや一眼レフカメラを直接接続する
だけで、撮影した映像を直ぐに確認する事が出来ます。
  
また、撮影画像を確認する事が出来ない場所での撮影だけに
限らず、一眼レフカメラでのマクロ撮影時のピント確認にも重宝
します。
 
動画撮影の場合、如何にビデオカメラと言おうともNゲージ
スケールではピント合わせが何分シビアとなります。撮影機材の
性能が大きいとは故、ピント合わせに役立つ補助機材や撮影
時間の効率化を可能にするアイテム等は積極的に取り入れていく
必要性がかなりあると実感しています。

というわけで、今回はビデオカメラと一眼レフカメラのピント
性能差とそれを補完する機材の情報についてご紹介させて
いただきました。


最後までご覧頂きありがとうございました。
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category: ジオラマ撮影

Posted on 2018/10/29 Mon.   edit  |  tb: 0   cm: 0