メイクアップシール「E257系2000番台・2500番台踊り子」発売開始!
これまで3回にわたりお届けしてきましたメイクアップシール新製品
「E257系2000番台 踊り子 9両」及び、「E257系2500番台 踊り子 5両」
本日より発売開始!

「E257系2000番台 踊り子 9両セット」4,620円
(シール品番:TM-KN150)
「E257系2500番台 踊り子 5両セット」3,740円
(シール品番:TM-KN151)
(※上記販売価格は、2022年2月時点のものです)
◇シールの対応模型について◇
メイクアップシール「E257系2000番台 踊り子 9両セット」は、
KATOの品番10-1613:E257系2000番台「踊り子」 9両セット
メイクアップシール「E257系2500番台 踊り子 5両セット」は、
KATOの品番10-1614:E257系2500番台「踊り子」 5両セットに
それぞれ対応しています。

2500番台10号車クハE256
尚、「E257系2500番台 踊り子 5両セット」の車内再現は、
「E257系2000番台 踊り子 9両セット」の1号車クハE256、
5号車サハE257、7号車モハE256(M車)、6号車モハE257、
そして9号車クハE257とそれぞれ共通となります。

クハE256

モハE257

モハE256

モハE257

クハE257
写真画像の車両は2000番台9両セットの車体です。
2500番台とは床下機器や、運転台パーツの成型が
異なっていますが、シールの内容構成は2000番台の
ものと共通の仕様になります。
また、各車両の詳細につきましては、各詳報記事をご覧ください。
・「E257系2000番台・2500番台 踊り子」詳報1 >>
・「E257系2000番台・2500番台 踊り子」詳報2 >>
・「E257系2000番台・2500番台 踊り子」詳報3 >>
また、E257系2000番台・2500番台どちらのパッケージにも
ブラインドシールが付属します。
実車においても全車両ブラインドの交換が行われており、
シールでもブラインドを新規製作しました。

E257系踊り子用のブラインドシールも付属
ブラインドシールは窓形状に合わせて、2タイプのサイズが
付属。尚、サロE257の車掌室・業務室のブラインドシールのみ
車両改造前の武田菱柄の入ったブラインドになっており、
メイクアップシールでも該当部部は武田菱ブラインドです。
また、今回は窓ガラスの形状に合わせ、シールの位置取りが
し易いように中心ラインを入れてあり、適宜カットしていた
だければ、写真のような、より実感的なE257系編成が再現
可能となっています。



左:普通座席 右:グリーン車座席


左:クハ荷物棚 右:フリースペース

2000番台と2500番台の併結運転も「踊り子」の魅力!
2020年。0番台の「あずさ」「かいじ」を改造して誕生した
E257系2000番台「踊り子」は、9両編成で東京~伊豆間を。
翌2021年に「わかしお」「さざなみ」等で運用されていた
500番台を改造して投入されたE257系2500番台は東京~
修繕寺間を結んでいます。
そして、この2000番台と2500番台「踊り子」の見どころの
1つに東京~熱海の間で実施されている併結運転があります。
E257系14両編成の姿はまさに圧巻です。
ちなみに現在、国内の特急列車で最長の列車は14両編成と
なっており、「踊り子」の他は「湘南」、そして「サンライズ
瀬戸・出雲」のみとなっています。
メイクアップシール「E257系2000番台・2500番台踊り子」は、
ネット通販、もしくは店頭にて直接お求めいただけます。
詳しくは当店公式サイトをご確認ください。
新たに「踊り子」の顔となったE257系2000番台・2500番台の
車内再現を、メイクアップシールで是非お楽しみください!
category: E257系踊り子
メイクアップシール「E257系2000番台・2500番台 踊り子」詳報3
今回の富塚通信は、メイクアップシール「E257系2000番台・
2500番台踊り子」最後の詳報となります。

4号車サロE257と5号車サハE257
ラストを飾るのは前回のブログでもお伝えしました通り、
多目的室付き車両サハE257、そしてグリーン車サロE256です。
先ずは、5号車サハE257からご紹介します。
「5号車サハE257」
サハE257の特徴と言えば、やはり多目的室と車販準備室です。
座席のある方が多目的室になります。


サハE257

サハE257(メイクアップシールなし)
多目的室の座席は今回の改良でモケットの張り替えが
行われなかった為、「あずさ・かいじ」時代の武田菱
モケットのままとなっています。
捉えようによっては手抜きだと言えなくもありませんが、
恐らくモケットもそれほど傷んではいなかったでしょうし、
逆にその車両のルーツが残されているというのは、興味を
そそられます(乗車しても実際に目にするチャンスは
少ないでしょうが…)。


左:多目的室 右:車販準備室側
客室や座席に関しては、他の普通車と同じです。
尚、多目的室・車販準備室の1番近くにある1人掛け
座席は車いすスペースとなっており、トイレ自体も
車いす用に大きくなっています。
このようにサハE257は、「踊り子」編成の中において、
最もバリアフリーに対応した車両です。
「4号車サロE257」
今回のE257系「踊り子」用の2000番台・2500番台改造に
当たって、最も大きな変化を遂げたのがグリーン車である
サロE257です。

E257系0番台「あずさ・かいじ」のサロE257は、半室
グリーン車でしたが、2000番台・2500番台「踊り子」では
全室グリーン車となりました。

サロE257

サロE257(メイクアップシールなし)
グリーン車用の座席です。


グリーン車座席
模型では分かりませんが、実際の座席はかなりガッチリと
した造りのシートです。
背ずりは肩辺りから上の部分は革地。それ以外は布地の
素材が採用されており、背中部分には普通車と同じ
モケット地が取り入れられています。


客室の床カーペット
座席の変化以上に目が行くのが床カーペットです。
フローリングや床材などでよく使われている柄の入った
グラデーション模様のカーペットに張り替えられました。
中央の通路から座席間部分まで、モノトーンのパターンに
ご注目ください。


乗降口デッキ
元半室グリーン車特有の乗降口デッキ。
元々グリーン室だった客室の方には車掌室と業務室が
設けられています。
客室とは異なり、元普通車構造だった客室の入り口
ドアに、グリーンマークが取り付けられた以外、
改造の手は加えられていません。


トイレ・洗面スペース
車端に設けられたトイレ・洗面スペースも乗降口
デッキと同様に変更はありません。
尚、元々グリーン車用のトイレという事もあり、
床が大理石模様のタイルになっています。


電球色の室内灯
サロE257は他の普通車とは異なり、唯一車内の照明に
電球色が用いられています。
その影響もあってか、書籍やネットで見るサロE257の
車内画像では、木目調の仕切り壁面や床カーペットが
実物よりも赤みがかったものも見受けられます。
今回のシール化に際してはそうした点も踏まえ、
より実物の色味に近い尺度でシールのカラーバランスを
設定しています。
近年では、JR西日本のクロ288がその運用方針から
半室グリーン車のクロハ288へと改造されましたが、
それとは逆に半室が全室グリーン車へと改造されるに
至ったサロE257。
尚、JR東日本発表のグリーン車コンセプトは「リッチで
高品質感のある現代的な空間」となっています。
模型のグリーン車でも、是非メイクアップシールをお使い
いただき、高品質感のある車内再現をお楽しみください。
さて、これまで3回に分けて詳報をお届けしてきました
メイクアップシール「E257系2000番台・2500番台 踊り子」
ですが、近日発売となります。
発売後、改めて価格等をご案内します。
販売開始までもうしばらくお待ちください。
category: E257系踊り子
メイクアップシール「E257系2000番台・2500番台 踊り子」詳報2
本日の富塚通信も前回に続き、メイクアップシール「E257系2000番台・
2500番台踊り子」の詳報についてお届けします。
今回はモハE256とモハE257を取り上げてご紹介しますが、
先ずは普通車で共通となる座席モケットについて少し触れて
おきたいと思います。


「踊り子」普通座席
「踊り子」では、車体外装の塗装を意識したと思われるデザインの
モケットに張り替えられました。
背ずりは全体的に鮮やかなブルー地が採用され、座面から腰の辺りに
かけては濃紺のモケット地となっており、全体に横のストライプが
入っているところにこだわりを感じます。
尚、モケット以外の肘掛けや背面テーブルなどは、元々の「あずさ・
かいじ」のものがそのまま使用され、同様に床面に関して張り替えや
交換作業は行われていません。
そうした理由からメイクアップシールでも、座席のモケット柄以外は
「E257系あずさ・かいじ」のメイクアップシールとデザインや構成は
共通のものとなっています。
「2号車モハE256」


2号車モハE256
2号車モハE256は模型上、6号車・8号車のモハE257と同じ成型に
なっています。しかし、実車ではトイレ・洗面スペースがある為、
乗降口の位置も異なり、結果として客室の座席数も少ない車両です。
そこでメイクアップシールでは実車の再現性を考慮し、
プラバン加工で実車のモハE256に即した位置に仕切り壁面を
設置出来るようにしています。


プラバン加工による客室とデッキの仕切り再現
座席部分は目立たないようにグレー単色のシールが付属。
「6号車・8号車のモハE257」


モハE257
基本的に乗降デッキ部分以外は、2号車のモハE256と同じです。
モハのメイクアップシール未加工の模型がこちらです。

モハE257(メイクアップシールなし)
尚、2号車のモハE256はプラバン加工を行わない場合、
モハE257と全く同じように再現できるようになっています。
「3号車モハE257」

3号車モハE257
3号車もモハE257ですが、この車両には列車編成上、
4号車のサロE257連結側にフリースペースが設けられています。


左:フリースペースメイクアップシールなし
フリースペース部分も「あずさ・かいじ」時代と同じで、
腰掛やテーブル、客室との仕切りに変更や改良点はありません。


実車もそうですが、形状はかなり独特な成型になっています。
シールでは、腰掛・テーブル共に側面部分をマットシールで
巻きつける形で再現しています。テーブル部分はフィルム
シールです。


それぞれの成型の間隔が狭いので、貼り付け作業は少し
大変な箇所ですが、ボディを嵌めても室内が良く見える部分
ですので、是非丁寧に仕上げていただきたいスペースです。
「7号車モハE256(モーター車)」

7号車モハE256(モーター車)
7号車のモハE256はモーター車になっています。モーター車は
これまでのシール製品同様、シートの座面部分と床デザインの
一体化仕様です。
今回の富塚通信は「踊り子」編成の各モハE256とモハE257を
ご紹介しました。
いよいよ次回はグリーン車サロE257とサハE257について
お届けいたします!ご期待ください。
category: E257系踊り子
メイクアップシール「E257系2000番台・2500番台 踊り子」詳報1
本日の富塚通信はメイクアップシール「E257系2000番台・2500番台
踊り子」の詳報第一弾をお届けします!

LEDで表示された「踊り子」のイラストも鮮やかなクハE256
車体は伊豆の「空」と「海」をイメージしたペニンシュラブルーを
纏ったエクステリアに生まれ変わったE257系。
個人的にはホワイトをベースに、ペニンシュラブルーが側面を
流れるように彩り、前面や窓縁部分はブラックで締めるという、
無難でありながらも、これまでのE257を見事に刷新したと印象
付けるに足る良いデザインだと感じています。
さて、そんな「E257系2000番台踊り子」は9両編成となっており、
クハE256・モハE256×2両・モハE257×2両・サロE257・サハE257、
そしてクハE257という構成です。
今回の詳報第一弾では、1号車クハE256と9号車クハE257を
ご紹介していきます。
「1号車クハE256」「9号車クハE257」


1号車クハE256
上記の写真はメイクアップシール貼付け済みの1号車クハE256。
そして、次の写真が9号車クハE257です。

9号車クハE257
1号車のクハE256と9号車クハE257の違いは、車端部分の
トイレ・洗面所スペースの有無となります。
9号車のクハE257にはデッキスペースにトイレや洗面所が
設けられています。
尚、メイクアップシール未加工の模型がこちらです。

1号車クハE256(メイクアップシールなし)
ちなみに、「踊り子」の2000番台はE257系「あずさ・かいじ」の
0番台を改造した車両です。普通車では座席モケットの交換が
行われましたが、床面や壁面の張り替えは見送られており、
「あずさ・かいじ」のものがそのまま使われています。
メイクアップシールでもその点を踏まえ壁面や床のデザインは、
原則的に「E257系あずさ・かいじ」のデザインを採用しています。

E257系0番台「あずさ・かいじ」のクハE257
実車の改造では、1号車・9号車ともに運転台側に大きな荷物を
置くことの出来る荷物棚が新設されましたが、模型上ではE257系
「あずさ・かいじ」のクハと「踊り子」とでは、全く違う成型となって
いる事が写真からお分かりいただけるかと思います。
クハも昨今のKATOの先頭車車両と同じ仕様の成型へと生まれ
変わっていますが、その為に今回の「踊り子」9両の車両の内で
唯一、シール製作上のサイズ計測を初めから行う事となった
車両でもあります。
さて、今回の2000番台改造で新設された荷物棚、模型の
成型でもしっかり再現されていますが、メイクアップシールでも
荷物棚部分はプラバン加工を行う事で、よりリアルな再現を
お楽しみいただけるようになっています。


左:荷物棚部分(未加工) 右:荷物棚
荷物棚の金属の質感や側面の滑り止めをデザイン化。
また、プラバンを重ねることで台の高さを表現できます。
余談ながら、クハは床部分の成型に凹凸がある為、
形状の採寸が難しい車両だったりします。


左:荷物棚プラバン不使用 右:ボディをはめてみると…
尚、プラバン加工を行わない場合でも、そのまま再現できる
ようにシールデザインを行いました。
実際の乗車では景観の眺めを阻害してしまう荷物棚ではありますが、
模型的にはなかなか見栄えのする(?)スポットだと思います。




前位、後位側それぞれのデッキ壁面、客室側の壁面も木目調から
ゴミ箱口までしっかりデザインしています。
また、別パーツ成型の運転台部分も運転台装置と運転席、そして
客室側のデッキ壁面、床部分をシール化。


運転台パーツ
これまでのシール同様、シールの窓ガラスがデザインされている
部分は、模型の窓ガラス位置に合わせてありますので、シールの
窓ガラス部分を切り抜いていただくことで、模型の成型を活かす
ことも可能です。

どうやら「踊り子」への改修にあたって、運転席の座席はモケットの
交換が行われなかった模様。ちなみに運転席のモケット柄は、3号車の
フリースペースにある腰掛と同じモケットです。

1号車クハE256・9号車E257
今回の富塚通信はクハE256とクハE257についてご紹介しました。
次回は他の普通車、モハE256と同じくモハE257、可能であれば
フリースペースのある3号車モハE257の詳報もお届け出来ればと
思っています。お楽しみに。
category: E257系踊り子
メイクアップシール「E257系2000番台 踊り子」進捗情報
現在、製作室では新商品メイクアップシール「E257系2000番台
踊り子」を製作中です(HOT7000系 「スーパーはくと」は
もうしばらくお待ちください)。
下記の画像はシールの計測作業時の写真です。


左:クハE256(荷物置き場)右:サロE257(サロハE257から変更あり)
E257系自体は、「踊り子」改良前の「あずさ・かいじ」時代の
模型をシール化しています。
確認したところ、モハE256・モハE257に関しては、「あずさ・
かいじ」と成型が(当たり前ではありますが)共通になって
いました。

「踊り子」のクハE256
先頭のLEDライト部分はとてもスマートに作られています
しかし、クハE256とクハE257は荷物置き場が出来ただけではなく、
模型そのものが現行の新しい仕様で成型されており、従来品の
「あずさ・かいじ」とは作り自体が変更されています。
また、「あずさ・かいじ」のサロハE257を改造し、1両すべてが
グリーン車となったサロE257も、計測作業を行ったところ車端部分や
一部の座席・通路幅に成型の変更や微調整が確認できました。
一見しただけでは分らず、計測作業を行ってはじめて、成型に違いの
ある事が判明するレベルの修正です。
シール製作の進捗具合としては、これら車両の計測はすべて完了し、
座席モケットを始めとしたシールデザインの作業もほぼ終了しています。
今、最後の色味やバランスの調整作業を行っているところですので、
完成までもう一息です。シール発売まで今しばらくお待ちください。
さて、ここからは少しだけ動画製作についてご報告です。
昨年12月の段階では、新作動画を1月中の完成を念頭に置いて
編集作業を行っておりました。
しかし、今月に入ってから一部シナリオに変更があり、
それに合わせた追加シーンの撮影が必要となりました。
その為、必然的に撮影シーンに適したジオラマも必要となり、
今は撮影の前にジオラマの作り変え作業を行っています。

もともとの駅周辺のジオラマ風景

駅の後ろ側は取り外しが可能
製作室のジオラマはこうした状況にも対応できるように、
一部ジオラマをブロックパーツ化して製作してあります。
駅の背景は2つのブロックで作り分けを行いました。

1つは戸建ての住宅街パーツ。

宅内用のLED配線を住宅下の空間に収納できるように
しています。もう1つは商業ブロックです。

左からデパート、ファミレス、ガソリンスタンド。

多くのLEDを組み込んであるので、結線の間違い防止のため、
各コードに識別用の付箋を貼っています。
これらのジオラマの跡地(?)には、ビル群を建設予定
ですが、こちらも少し時間が掛かりそうなの、新作動画の方も
お待ちいただければと思います。
さて、今後の富塚通信では順次、「E257系2000番台踊り子」の
詳報をお届けしていく予定です。どうぞご期待下さい。
category: E257系踊り子
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