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照明付「近郊形ホームDX」を敷設! 

 
昨年、販売を開始したメイクアップシール「E353あずさ・かいじ」
「E257あずさ・かいじ」

2020-05-14-01.jpg
 
そして、先月リリースしたばかりの「E657ひたち・ときわ」と、
メイクアップシールでは現在、都市部を走る近代型車両に
比重を移して製品を展開中です。
 
また、メイクアップシール新製品として通勤・近郊形電車対応の
シール化も検討しており、そうした新型車両を使用したムービー製作も
予定していますが、やはり通勤や近郊形電車を撮影するのであれば、
駅ホームへの入線シーンもしっかり撮影したくなります。
しかし、ここで1つ問題が…
 
これまでメイクアップシール化してきた車両が寝台列車や気動車など
国鉄時代の列車がメインだったこともあり、制作室のジオラマに
設置した駅舎はローカル駅舎にローカルホーム。

2020-05-14-02.jpg
KATOのローカル駅舎にローカルホーム

残念ながら、ここにE353、E657や近郊形など新型車両が入線しても
絵になりません。
 
そこでジオラマのストレートゾーンに急遽KATOから発売されている
「近郊型ホームDX」敷設を実施することに。

2020-05-14-03.jpg

従来の近郊形ホームではなく近郊形ホームDXを選択した理由は、
別売のホーム用照明キットが屋根部分に自然と組み込めることが
決め手になりました。
 
朝の出勤シーンや日中のシーンであっても駅やホームにライトが
点いているだけで臨場感が異なってきます。
 
また、職場からの帰宅シーンなど夜景シーンの再現も可能に。
  
2020-05-14-04.jpg
ホームの照明点灯なし

2020-05-14-05.jpg
ホームの照明点灯あり
 
ちなみに室内の電気を消して撮影するこうなります。
 
2020-05-14-06.jpg
夜景シーン 

上手く光量を調節するなどすれば夕景シーンでも活用する
ことが出来そうです。
 
今回の駅舎はある程度の長編成にも対応できるように、
「近郊形ホームDX 島式A」×3
「近郊形ホームDX 島式B」×1
「近郊形ホームDX 島式エンドB」×1
上記、計5つのホームを使っています。
また、先述の通り駅ホームには「ホームDX照明キット」を採用。

出来ることならば、KATOの「近郊形ホーム グレードアップセット」も
購入して、構内の運転事務室、待合室、売店やエレベーター等も
再現したかったのですが、現在販売休止中で入手すること叶わず。
 
そこで、スケールサイズや形状など導入に不安はあったものの、
TOMIXから販売されている「ホーム(都市型)グレードアップパーツ
セット」の購入を決意。
 
結論を言えば、多少の加工を行うだけでそれほど導入に大きな
問題はありませんでした。

KATO製品の成形が分からない為、KATOとTOMIXどちらの製品が
良いかは判断出来ませんが、内容自体に関してはどちらの
メーカーもほぼ同じセット構成となっているようです。
 
少々取り付けにくいのが難ですが、TVモニタや出発時
機表示器ランナーなど、とても実感的で良い感じです。
 
2020-05-14-07.jpg2020-05-14-08.jpg
左:待合室 右:コンビニ

最近では駅のホームにこうしたガラス張りの待合室が
増えてきました。
 
また、以前は小さな売店しかなかったものですが、
今や比較的大きな駅のホームには少し小さなコンビニが
店を構えています。
 
2020-05-14-09.jpg2020-05-14-10.jpg
左:駅ベンチと看板 右:エレベーター
 
ベンチ上や路線部分の立て看板もオリジナルで製作しました。
当店の宣伝も抜かりありません。
 
製作に少し苦労したエレベーター。
高架駅ではないので、もちろん地下への移動に使う設定です。

2020-05-14-11.jpg2020-05-14-12.jpg
左:駅事務所 右:売店
 
駅員の皆様、夜遅くまでお疲れ様です!

製品的には売店とのことですが、立ち食いそば屋です。
勿論うどんも注文できます。
 
尚、駅事務所はTOMIXのグレードアップセットのパーツではなく、
KATOの駅事務所・信号所を加工したものです。
 
近郊形の233系3000番台 東海道線・上野東京ラインを
入線させてみました。

2020-05-14-13.jpg

カメラの位置によっては、ホームから停車中の電車を
撮影する事も可能です。

2020-05-14-14.jpg

2020-05-14-15.jpg


本来、LEDは電圧値の関係から直列で繋げるのは3個程度なの
ですが、パワーパックのボリュームではなく、独自に光量
調節だけ出来るようにしたかったので、別個にボリューム等の
電子パーツを購入。
 
ホームには屋根部分と下側と全部合わせて24個ものLEDを
繋いでいます。
それでも無理を承知で電気回路を組み込んでみたところ、
案の定、焦げ臭いにおいが!電気回路に無理は禁物です。
オリジナル光量ボリュームは断念することに。

2020-05-14-16.jpg
折角なのでE353も入線
 
今回は近郊形ホームDXの導入についてご紹介してきましたが、
これで9両編成の列車がゆとりを持って停車する事が可能です。

これも本当は10両が停車できるようにしたかったのですが、
ジオラマのスケールと線路の構成的にこれ以上のホーム拡張は
正直厳しいものがありました。
電気回路だけではなく、ジオラマ製作に於いても無理は良い結果を
生みません。ホームの長さもこれで良しとしています。
 
さて、本文中でも触れましたが、駅事務所とE323系入線写真の
右端に写っている信号所は、屋内の作り込みを行っています。

そこで次回は、駅事務所と信号所の内部加工について、
もう少しだけ詳しくご紹介したいと思います。どうぞ、おたのしみに。
 
 
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Posted on 2020/05/14 Thu.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

~トラス橋のある農村風景完成~ジオラマ製作記7 

 
2020年が始まりました。おめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
 

さて、皆様のおかげで無事お正月を迎えることができ、元旦から
スタッフ皆で新年会を開催。御節やお屠蘇を頂きつつ、和やかな
時間を過ごすことができました。

新年会では話も弾みお酒も進み、宴もたけなわになるかと思いきや、
誰ともなく御節を片付け始め、気が付くとテーブルの上には製作途中の
ジオラマが持ち運ばれてきました。

例年ではお正月でもシール製作を行っていることが多いのですが、今年は
黙々とジオラマ製作に勤しむスタッフの姿がありました。
強いていつもと違うといえば、ほろ酔い気分だったということくらいでしょうか。

やはり制作室スタッフは鉄道模型が好きなんだなぁと再認識しつつ
…ついに昨日、ジオラマが完成するに至りました。


今年最初の富塚通信では、ジオラマ完成までを一挙にほろ酔い気分で(?)
ご紹介したいと思います。
 
2020-01-06-01.jpg
 
川のグロスポリマーメディウムの重ね塗りを続けながら、
農家と畑、水田部分に水田シートを貼りました。
 
2020-01-06-02.jpg2020-01-06-03.jpg

上の左側の写真はジェルメディウムを塗った状態、右側はジェル
メディウム乾燥後にブレンデッドファイバー(1回目)を塗布した写真です。

川はグロスポリマーメディウムを4回ほど重ね塗り。
その後、表面処理としてジェルメディウムを塗っています。
 
ジェルメディウムは川の水面を表現するように、平筆の腹や先端部分で
川の流れを形作るようにしながら塗っていきます。
 
ジェルも丸1日以上乾燥させてから、仕上げとしてブレンデッドファイバーを、
川州の両側やジェルで作った波の上端部分に塗ります。
 
ブレンデッドファイバーは乾くと大部分が透明になるので繰り返し塗布すると
効果的ですが、逆に使い過ぎるとあたかも海の波のようになってしまう可能性も。
 
2020-01-06-04.jpg

同時に河原部分にも小石を敷き詰めボンド水で固着させます。
河原の上にフォーリッジを配置する箇所もありますが、全面に小石を
敷き詰めました。
小石はモーリンの「No.521川石 丸 小小 グレー」を使用。
今回は他のサイズの石との併用はしませんでした。

2020-01-06-05.jpg
 
農家や水田の周りの畦道は、スチレンボードでそれぞれ個別に製作しました。
先ず型紙を使って道の形状を型取りし、きっちり組み合うか微調整を
繰り返した後にスチレンボードで切り出し。
全面にボンドを塗布して緑と茶色のターフを混ぜたものをまぶします。
配合は緑のターフを多めにしました。
 
また、トンネル部分の山にはフォーリッジを接着。
濃いめの緑と明るめの緑など、3種類のフォーリッジを使っています。
フォーリッジは何だかんだと消費量が大きいので、多めに
購入しておくようにしています。
 
2020-01-06-06.jpg
 
上の写真は完成したジオラマです。

2020-01-06-07.jpg

トラス橋と河川部分。やはり今回のジオラマ製作で1番時間が
掛かったのが川の再現でした。
今回はブログでは触れませんが昨年の製作記6の記事掲載後、
ちょっとしたトラブルもありました。
 
また、ブレンデッドファイバーの使用に関して先述しましたが、
どうやら少し塗布した回数が多かったようで、川全体が少し
白っぽくなり過ぎてしまいました。
それらをリカバーする為、実は再度グロスポリマーメディウムの
重ね塗りを行っています。
 
本来は川面の最終工程はジェルやグラスファイバーになるのが
セオリーのようなので、その上にグロスポリマーメディウムを
重ね塗りする事が正しいかどうかは分かりませんが、とにかく川、
延いては水の再現にはまだまだ探求の余地があるというのが
正直なところです。
 
2020-01-06-08.jpg2020-01-06-14.jpg

ジオラマ最後の工程として線路を敷設し、バラストを撒きました。
高架上の線路際が少し寂しいので、グリーンマックスの3燈式信号機、
キュービクルやケーブル側溝を配置し、ケーブル側溝に関しては、
場所によって緩やかなカーブをつけることにより視覚上の変化をつけています。

尚、3燈式信号機も一工夫。塗装をした後、ウェーブの「H・アイズ3ミニ クリア」を
ガンダムマーカーのメタグリーンで塗装し接着しています。
2020-01-06-16.jpg

しかし右端のように、黒色で塗装をした上にグリーンで塗装したレンズを
そのまま付けると、せっかくのレンズが全く目立たなくなってしまいました。
そこで点灯部分の下地を白く塗り、グリーン塗装のレンズをはめたものが
真ん中のものです。右と比べるとかなりくっきりと視認できます。

左端がレンズを付けずにグリーンでそのまま塗ったものです。
上の画像では分かりにくいのですが、レンズを付けた信号機と比べ、
立体感に乏しく、リアルさに欠けています。
「アイズ3ミニ クリア」はレンズのサイズが1mm~2.8mmと幅広く付属していますが、
大きいと信号機に接着できませんので1mmか1.2mmのものを使うと右側の
ように丁度フィットするようです。

しかし個数の限りもありますので、真ん中のものでは1.5mmサイズの上部を
山形にカットして対応しています。
 
2020-01-06-10.jpg

農家と段ボール紙で作成した畑部分です。
実はこの農家の内部にはLED照明を取り付けてあります。

2020-01-06-11.jpg2020-01-06-12.jpg
  
32mm片面丸型ユニバーサル基盤に4本足の角型LEDを使用。
このLEDには3つものLED素子が直列に接続されており、
輝度が高いのが特徴です。ちなみに抵抗は560Ω。

また、拡散性もあるのでこうした家屋の照明にも向いていますが
少し明るくなりすぎるので、光量をボリューム調整が出来るようにしてあり、
適宜LEDの明るさの可変が可能です。
ちなみに農家の模型をそのまま置くと、模型内部の仕切りで光が
遮られてしまい、部屋によって光量が変わってしまうので、ピンバイス
などで仕切りに穴をあけて光が通るようにしています。
 
2020-01-06-13.jpg

最後に紹介するのが木造小学校です。校庭はスチレンボードで
製作しています。当初は校庭内の二本の大きな木や花壇などは
考えていなかったのですが、視覚的にどうも淡泊だなと思い
急遽自作して配置しました。因みに花壇は津川洋行の
レンガ塀の高さをカットしその上からレンガ色で塗装しています。
 
また、以前のジオラマ製作時にも使用した津川洋行の街灯も
農家や学校周辺に使用しました。コンクリ製ではない木製の、
まるでセミでも止まっていそうな田舎を思わせるフォルムの街灯です。
只、そのままでは色が薄いので、塗装し直した上で使っています。
 
今回のジオラマは農村風景を製作したものですが、農村などは
あまりにリアルさを追求すると却って地味になりがちです。
ですので農家や田畑、学校などの配置をはじめ、今回は敢えて
ジオラマらしさ(?)を意図した製作を行いました。
 
作業が出来ない日もありましたが、製作日数は大体一ヶ月くらい
だったしょうか。ちょっとした作業をするだけでも数時間単位の
時間があっという間に過ぎてしまいます。更に接着剤や塗料、
特に画材の乾燥には24時間待たねばならない事も間々ありました。

ブログだけでは、なかなか全ての工程を詳しくご紹介する事は
叶いませんが、そうしたジオラマ製作の側面をお伝えすることが
出来たのであれば幸いです。
 
 
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Posted on 2020/01/08 Wed.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

~川を作るにも絵心は必要?~ジオラマ製作記6 

 
本日の富塚通信は前回のジオラマ製作記5の続きです。
 
2度塗りしたグロスポリマーメディウムをしっかりと
乾燥させてみたところ…なんと!?
 
2019-12-27-01.jpg
 
川が見事なブルー&水色になってしまいました。
確かに鮮やかなブルー(水色)の河川もあるとは思いますが、
少なくとも今回のジオラマ製作のコンセプトである
「心安らぐ農村風景」を流れる川のイメージとは異なります。
 
どうしてこうなってしまったのか?実は心当たりが…

2019-12-27-02.jpg2019-12-27-03.jpg
 
前回の製作記5で1度目のグロスポリマーメディウムを
流し込んで乾燥させて後、川の色味が川底の水色そのもの
だったので、少し青味を持たせたいと、メディウムの
表面にクリアーブルーを薄く塗ってみたのでした。
 
イメージでは川底の水色にクリア(透明な)ブルーが
被さることで、丁度良い青味になることを期待したのですが、
想定を超えてビビッドな色合いの川に!
 

川の色については幾つかの条件が重なって作り出される
わけですが、最も大きな要因は川の中で起こる光の散乱
だそうです。故に川を見る位置やその日の天候によって
川の色も常に異なってくるわけです。
 
実際、今回製作したい川の色味は青味がかった緑の川、
もしくは若干鈍色っぽい川です。
 
しかし、あまり漠然としたイメージでは、また失敗に
つながるので、木材の切れ端を用意して、色の調合と
確認を行いました。塗料は模型用のものを使っています。
 
2019-12-27-04.jpg
 
色味の確認では折角なので、グロスポリマーメディウムの
流し込み方や何か良い重ね塗りの方法等がないかも試して
みました。
 
その結果、今度は鮮やかさを抑えつつ、青味の中に緑色と
灰色の流れがしっかりと視認出来るよう塗装。
さらに川の流れが強調されるように敢えて筆のタッチを
荒くして描画してみたのですが…
 
2019-12-27-05.jpg2019-12-27-06.jpg
 
ジオラマを遠目から見る分にはそれなりに見えます。
しかし、少し近づいてみると、色と色の境目がくっきりと
し過ぎており、粗い印象の仕上がりとなってしまいました。
 
この失敗を活かして、今度はあまり色を使わずに、
使う塗料を絞ることにしました。
色々と試した結果、今回は水性ホビーの「ブルーグレー」と
「インディブルー(青)」の2色だけを選択。
 
2019-12-27-07.jpg2019-12-27-08.jpg
 
調色の比率はブルーグレーをメインに、3割前後インディ
ブルーを混ぜながら塗装しました。
  
本当は川の中心部分はそれだけ水深があるはずなので、
少し濃い青味になるようにしようかとも考えました。
しかし、ジオラマ実寸の川幅は決して広くはない事を
考慮して、今回は完全に均一というわけではないものの、
あまり極端な色味の違いが表れないよう気を付けながら
着色する事に。

2019-12-27-09.jpg2019-12-27-10.jpg

川の着色が終わったら前回同様、グロスポリマー
メディウムにクリアーブルーを混ぜて、川の部分に
流し込みます。
 
尚、今回は川の色に少し緑のテイストが欲しかったので、
クリアーグリーンも混ぜてみましたが、乾燥の経過を
見る限り、ほとんど効果が表れているようには思えません。
 
今回の川の再現ポイントをまとめてみました。
1:クリアー系の塗料はメディウムに混ぜても効果なし
2:しかし、メディウムに直接塗るととても鮮やかに
3:川には色を多用せず、メインカラーを絞る
4:色はあまり原色系のものは使わず、彩度の低いものを
5:色の境界が目立たないようにぼやかしながら着色
 
当然、再現したいと思う川によって、上記の要件が
当てはまらない事は言うまでもありません。
しかし、どのような川を再現するにしても絵心は
あった方が良いという事だけは痛感しました。 
 
さて、これからしっかりとメディウムを乾燥させてから
次の作業に進んでいきます。
  
 
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Posted on 2019/12/27 Fri.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

~川、それはジオラマ製作の難関~ジオラマ製作記5 

 
ジオラマ製作において川を製作すると一口に言っても、
その手法や使用する素材には幾通りかの方法があります。
 
KATOからは水表現のアイテムとして「リアリスティック
ウォーター」や「ウォーターエフェクト」が販売されており、
タミヤからは情景作品の水の表現用に「タミヤ透明エポキシ
樹脂」がリリースされています。

また、エポキシ樹脂と同じものではありますが、所謂レジンを
使って水表現をするという方も最近は増えてきているようです。

2019-12-25-01.jpg
 
そうした幾通りもある川の製作方法の中から、制作室では
1:リアルな川再現が可能であること
2:作業難易度が高過ぎない(失敗のリスクが少ない)こと
3:コストパフォーマンスが優れていること
この3点の要素を勘案し、リキテックスのグロスポリマー
メディウムを使った川再現にチャレンジする事にしました。
 
一緒に写っているジェルメディウムとブレンデッド
ファイバーはまた後で使用します。
 
2019-12-25-02.jpg2019-12-25-03.jpg


川の両端にはメディウムがこぼれないように、プラ板で
ストッパーを取り付けてあります。
 
先ず紙コップに適宜メディウムを取り分け、水性ホビー
カラーのクリアーブルーを少量混ぜます。
 
2019-12-25-04.jpg2019-12-25-05.jpg
 
メディウムと塗料を良く攪拌したら、川の部分に注ぎ
込んでいきます。
本当はジオラマを傾けてメディウムが自然と流れていく
事を想定していたのですが、どうやら粘度が高かった
ようで、急遽筆を使って川の全面にメディウムを塗って
いく事にしました。
 
尚、メディウムはあまり厚く塗ってしまうとヒビ割れを
起こしやすくなりますので、1mmくらいの厚さになるように
注意して塗ってあります。
 
それから乾かす事、約7時間…
再度メディウムの重ね塗りを行います。
 
ちなみにメディウムの完全乾燥時間は一応72時間ほど。
本来ならば、3日間待った方が確実なのでしょうが、
川面をそっと撫でたところ問題はなさそうだったので、
重ね塗りを敢行。
 
2019-12-25-06.jpg2019-12-25-07.jpg
 
今度はメディウムに少しだけ水を混ぜて、粘度を柔らかく
しました。その結果、ジオラマを傾けるとメディウムが
自然と川を流れていきます。
 
筆を使って河原との境目にもメディウムをしっかりと
行き渡らせました。
 
尚、ゆっくりと慎重に作業を行っても気泡は確実に
発生します。気泡があるとどうしても目につきますので、
つまようじを使って1つ1つ潰していきます。
 
されど、言葉で言うほどこの気泡わり、簡単な作業では
ありません。そもそもつまようじで一突きするくらいでは
気泡は割れてくれません。
 
酷い時には1つの気泡を割るのに1分近く掛かることも…
突いて割るよりは、河原に打ち上げて割ってしまった方が
確実かもしれません。
とにかく、地道に1時間くらい気泡わりに励みました。
 
2019-12-25-08.jpg2019-12-25-09.jpg
 
気泡わりの途中で撮影した川部分です。まだメディウムは
乾いていませんので、白っぽくくすんで見えます。
 
今度はしっかりとメディウムを乾燥させたのですが、
…なんと!?
ジオラマ製作記6に続きます。
 
 
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Posted on 2019/12/25 Wed.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

~水田と畑の仮置き~ジオラマ製作記4  


私には好きな車窓風景があります。
トンネルを抜けると、そこはどこか懐かしい田園風景。

風にたなびく水田。淡い緑の新芽が広がる野菜畑。
鉄橋に差し掛かると、川のきらめきが春の温かさを伝えています。

今回のジオラマは、そんな私の大好きな春の叙情風景がコンセプトとなります。

2019-12-22-10.jpg

上の画像は、前回まで制作したとりあえずのジオラマの風景で、
この風景の農家周りにある野菜畑、線路の向こうに広がる田植え時の水田。
そして昭和の香りが漂う木造小学校を具体的に配置します。

2019-12-22-01.jpg
そしてこちらが土手や畑、田んぼを載せたもの。
お気づきのように、畦道や農家周りの畑などはあえて配色していない
スチレンボードのままです。

あえて配色していない理由は、ジオラマ全体のイメージの中でこれらの配色を
決めるためであり、あらかじめ配色を決めてしまうと視覚的な立体感が欠けてしまう
恐れがあるからです。

2019-12-22-02.jpg2019-12-22-03.jpg
例えば畦道と土手、山はすべて緑色を使いますが、同系の緑であっても、
背景の山や河川敷土手のフォーリッジクラスターを使用します。
しかし畦道の色などは下草を表現するためターフやコースターフを
使用するので、微妙に色のトーンを変える必要があるのです。
その為、今回はあえて配色をしないことで差別化を図り、
色の濃淡や質感などを捉えるようにしています。


そして水田は、当初DVD「鉄路の記憶」などで使用したトミーテックの
水田を使用する予定でしたが、在庫切れのため初めての使用となる
津川洋行のものを使用することとなりました。
2019-12-22-04.jpg
両者の違いとしては、トミーテックの水田は下地がフィルム地の明るい水色です。
一方、津川洋行はフェルト地で、トミーテックのものよりも濃いブルーをしています。
下地が生地なのでしわがあり、まるで水が波打っているように見えました。
ネットで取り寄せられるものが増え画面越しに確認はしていますが、
やはり実際に肉眼で見てみないと意外と分からないこともあります。

このジオラマは撮影用なので、トミーテックの水田を使用すると
ストロボでデュヒューズしないとフィルム地の反射光が映ってしまう
ことがあります。そういう意味では津川洋行の方がいいかと思いますが、
正直ここは好みの差だと思います。

2019-12-22-05.jpg
拡大して並べてみると違いがよくわかります。
植え立ての澄んだ水の水田を表したいならトミーテック、
もう少し育ち、緑が濃くなり水面が波打つ様を表したいなら津川洋行と、
再現したい時期に合わせて使い分けるといいかもしれません。


2019-12-22-06.jpg

畑も同様、津川洋行から出しているものを入手してみたのですが、
想定以上に土が赤茶けて見えることと、やはりここは畑特有の盛り土を
再現したほうがよりリアルになるのではないかということから
段ボールによる自作をしました。


2019-12-22-07.jpg
まずは必要なサイズを切り出し、片面をはがします。
綺麗な剥がし方として水を使う方法もありますが、少しもろくなって
しまうのでそのまま剥がしています。

2019-12-22-08.jpg
残ってしまう紙はピンセットなどできれいに取り除きます。

2019-12-22-09.jpg
端の方は潰れやすいので、木工用ボンドで穴を塞ぐよう少量埋め込みます。
乾けば透明になり、強度が増すのでおススメです。



さて次回は川を完成させる工程です。
川面の表現がとても難しい項目だけに不安と期待半々でチャレンジしました

この辺を次回お届けしたいと思います。


   
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Posted on 2019/12/22 Sun.   edit  |  tb: 0   cm: 0