メイクアップシール「10系客車」~リニューアルリリース~
前回「10系寝台客車」「10系座席客車」「旧型客車」というこれらの製品を
ブログで紹介してから早3年が経ちました。
そこで今回は、新たにリリースしたカーテン・ブラインドまでがワンセットになった
「10系寝台客車」「10系座席客車」「旧型客車」についてご紹介します。
(※このシールはKATOの単品発売の車両に対応した商品です。)

◎10系 寝台客車◎
オハネフ12×2両・オハネ12(スハネ16)×3両・オロネ10・スロ62・オシ17に対応
(※画像では重複する車両は省かれています。)

食堂隣の喫煙室・乗務員室、配電室を再現。 テーブルクロスや椅子でよりリアルに。

厨房内の石炭レンジや調理台などがさらに雰囲気を醸し出します。

左:オハネ12拡大 右:オロネ10拡大
見たときに違和感がないように、サイズの違うオロネの背ずりや手すりにもきっちりフィットするようにデザイン。


寝台のB寝台のカーテンを意識したベッド仕切りカーテンは、
左画像のように完全に閉めている状態にすることも
右画像のように好きなように切って開ける状態にすることも。

ベッドカーテンを付けると、夜行寝台の雰囲気をより感じられます。


オロネ10にも仕切りカーテンも実車の仕様に合わせて
両側から閉めたり、一部開けてみたりと自由に加工が可能!
窓の外からもカーテンのひだを確認できよりリアルに。
自分の閉めたい所にマニュアルを参照に加工して貼るだけで、
ぐっと夜の寝台車を印象付けることができます!

「10系寝台客車 8両セット」 ¥3,400(税抜)(※金額は2015年6月時点のものです)
「あかつき」「安芸」「天の川」「音戸」「紀伊」「銀河」「新星」「つるぎ」「北星」など、
10系寝台専用急行列車の再現が可能になります。
ただし、実車の両数に合わせ複数セット(メイクアップシール)が必要になります。
◎10系 座席客車◎

ナハフ11×2両・ナハ11×4両・オロ11・オユ12 対応 (※画像では重複する車両は省かれています。)


座席をピッタリフィットして覆うように採寸・デザインが
されているので、外から見ても違和感なく感じられます。

更にブラインドを閉めることでよりリアルな雰囲気に。

オユ12の木目調の床は模型上の複雑な形状にも対応。そして
ドア窓の金属格子や消火器など細部に至るまでデザインされています。

「10系座席客車 8両セット」 ¥3,400(税抜)(※金額は2015年6月時点のものです)
オール10系座席車で編成が組まれていた「桜島・高千穂」などが再現可能です。

「出雲」「かいもん」「だいせん」などの10系寝台と10系座席車の
組み合わせ編成が再現可能です。
※実車の両数に合わせ複数セット(メイクアップシール)が必要になります。
◎旧型客車◎

スハニ32・オハフ33・スハフ42・ナハフ11・オハ35×2両
・オハ47(スハ43)×2両に対応(※画像では重複する車両は省かれています。)
「旧型客車」メイクアップシールでは、戦前に製造された木製の内装仕様と
戦後に製造、改修されたリノリウムのものが新旧の車両が混在していたことを踏まえ、
どちらの車両も再現できるように両方のシールが同梱されていますので、
お好みで混成編成を楽しむことができます。
(実車に合わせナハフ11はリノリウムのみ、スハニ32の荷物室部分は木製のみですが、
スハニ32の客車部分は木製とリノリウムで選択できます。)


左:木製 右:リノリウム 床だけでなく、背ずりや手摺り部分もそれぞれに合わせシール化。

スハニ32
荷物室も木目の床で再現。乗務員室なども含め臨場感が感じられます。
「旧型客車 普通列車 8両セット」 ¥3,800(税抜)(※金額は2015年6月時点のものです)
全国の懐かしい旧型客車で編成された普通列車が再現可能です。

「10系寝台」と「旧型客車」で編成された「鳥海」「北陸」などが再現できます。

「狩勝」「霧島」「西海」「しろやま」「十和田」「ばんだい」
「日本海」これらの編成されている急行列車が再現可能です。
また、今回の発売と同時に、今までお買い上げいただいた、またはカーテンやブラインド
のみが欲しいという方用に別売のカーテン・ブラインドシールも販売開始しました。
ぜひこちらもご検討下さい。

(N)10系 寝台客車 カーテン・ブラインド¥1,600(税抜)
(※金額は2015年6月時点のものです)

(N)旧型客車 カーテン・ブラインド¥1,200(税抜)
(※金額は2015年6月時点のものです)
―――――――――――――トピックス―――――――――――――
1960年代から1970年代といえば急行列車が全盛で、この頃の庶民感覚としては、
20系などのの特急寝台よりも「10系寝台」や「10系座席」、「旧型客車」といった
これらの急行列車の方が身近な存在でした。
そこで本トピックスでは、それらの列車が走っていたその時代にタイムスリップして、
往時の活躍を覘いてみたいと思います。
C59 寝台急行「安芸」

東京-広島間を呉線経由で繋いでいたオール寝台の急行列車。
編成には・オロネ×2両・食堂車×1両が組み込まれ、当時としては
実にゴージャスな編成内容を誇りました。また、呉線内はC59・C62の
かつての特急牽引機が使用され、呉線内では急行列車としては
唯一ヘッドマークを掲げていたまさに優等列車といえる存在でした。
DF50 10系寝台急行「紀伊」

東京-紀伊勝浦間を結んだ寝台急行列車。
編成はオハネフ12・オハネ12・スハネ16に、1両のオロネ10の6両編成で、
東京-名古屋間はオール10系寝台の「銀河」との併結運転されていました。
名古屋-紀伊勝浦間は亀山経由のDF50の牽引によるもの。
EF58 10系座席急行「桜島・高千穂」

東京-西鹿児島間をそれぞれ鹿児島本線、日豊本線で結んでいた
オール10系座席急行。「桜島」の所要時間は下り25時間43分
上り25時間33分 日豊本線経由の「高千穂」にいたっては
下り28時間20腐・上り28時間14分と座席列車といったことを考えれば
今では考えられない存在でした。
ED75 10系寝台・10系座席・旧型客車の混合編成急行「十和田」

上野-青森間を常磐線経由で結んでいた急行列車。
編成は10系寝台・10系客車・旧型客車による混合編成
全盛期には1号~6号までの本数を持ち、編成によってはオシ17の
食堂車が組み込まれる編成もあり、当時の人気を誇っていました。
EF80 常磐線普通列車

常磐線経由で上野-仙台間を結んでいた普通列車、
編成は10系座席車と旧型客車による混合編成
また、当時は東北本線にも同混合編成による普通列車が数多くみられ、
牽引機もEF57・EF58・ED71・ED75等、バリエーションに富んでいました。
―――――――――――――――――――――――――――――――
ブログで紹介してから早3年が経ちました。
そこで今回は、新たにリリースしたカーテン・ブラインドまでがワンセットになった
「10系寝台客車」「10系座席客車」「旧型客車」についてご紹介します。
(※このシールはKATOの単品発売の車両に対応した商品です。)

◎10系 寝台客車◎

オハネフ12×2両・オハネ12(スハネ16)×3両・オロネ10・スロ62・オシ17に対応
(※画像では重複する車両は省かれています。)


食堂隣の喫煙室・乗務員室、配電室を再現。 テーブルクロスや椅子でよりリアルに。

厨房内の石炭レンジや調理台などがさらに雰囲気を醸し出します。


左:オハネ12拡大 右:オロネ10拡大
見たときに違和感がないように、サイズの違うオロネの背ずりや手すりにもきっちりフィットするようにデザイン。


寝台のB寝台のカーテンを意識したベッド仕切りカーテンは、
左画像のように完全に閉めている状態にすることも
右画像のように好きなように切って開ける状態にすることも。

ベッドカーテンを付けると、夜行寝台の雰囲気をより感じられます。


オロネ10にも仕切りカーテンも実車の仕様に合わせて
両側から閉めたり、一部開けてみたりと自由に加工が可能!

窓の外からもカーテンのひだを確認できよりリアルに。
自分の閉めたい所にマニュアルを参照に加工して貼るだけで、
ぐっと夜の寝台車を印象付けることができます!

「10系寝台客車 8両セット」 ¥3,400(税抜)(※金額は2015年6月時点のものです)
「あかつき」「安芸」「天の川」「音戸」「紀伊」「銀河」「新星」「つるぎ」「北星」など、
10系寝台専用急行列車の再現が可能になります。
ただし、実車の両数に合わせ複数セット(メイクアップシール)が必要になります。
◎10系 座席客車◎

ナハフ11×2両・ナハ11×4両・オロ11・オユ12 対応 (※画像では重複する車両は省かれています。)


座席をピッタリフィットして覆うように採寸・デザインが
されているので、外から見ても違和感なく感じられます。

更にブラインドを閉めることでよりリアルな雰囲気に。


オユ12の木目調の床は模型上の複雑な形状にも対応。そして
ドア窓の金属格子や消火器など細部に至るまでデザインされています。

「10系座席客車 8両セット」 ¥3,400(税抜)(※金額は2015年6月時点のものです)
オール10系座席車で編成が組まれていた「桜島・高千穂」などが再現可能です。

「出雲」「かいもん」「だいせん」などの10系寝台と10系座席車の
組み合わせ編成が再現可能です。
※実車の両数に合わせ複数セット(メイクアップシール)が必要になります。
◎旧型客車◎

スハニ32・オハフ33・スハフ42・ナハフ11・オハ35×2両
・オハ47(スハ43)×2両に対応(※画像では重複する車両は省かれています。)
「旧型客車」メイクアップシールでは、戦前に製造された木製の内装仕様と
戦後に製造、改修されたリノリウムのものが新旧の車両が混在していたことを踏まえ、
どちらの車両も再現できるように両方のシールが同梱されていますので、
お好みで混成編成を楽しむことができます。
(実車に合わせナハフ11はリノリウムのみ、スハニ32の荷物室部分は木製のみですが、
スハニ32の客車部分は木製とリノリウムで選択できます。)


左:木製 右:リノリウム 床だけでなく、背ずりや手摺り部分もそれぞれに合わせシール化。

スハニ32
荷物室も木目の床で再現。乗務員室なども含め臨場感が感じられます。

「旧型客車 普通列車 8両セット」 ¥3,800(税抜)(※金額は2015年6月時点のものです)
全国の懐かしい旧型客車で編成された普通列車が再現可能です。

「10系寝台」と「旧型客車」で編成された「鳥海」「北陸」などが再現できます。

「狩勝」「霧島」「西海」「しろやま」「十和田」「ばんだい」
「日本海」これらの編成されている急行列車が再現可能です。
また、今回の発売と同時に、今までお買い上げいただいた、またはカーテンやブラインド
のみが欲しいという方用に別売のカーテン・ブラインドシールも販売開始しました。
ぜひこちらもご検討下さい。

(N)10系 寝台客車 カーテン・ブラインド¥1,600(税抜)
(※金額は2015年6月時点のものです)

(N)旧型客車 カーテン・ブラインド¥1,200(税抜)
(※金額は2015年6月時点のものです)
―――――――――――――トピックス―――――――――――――
1960年代から1970年代といえば急行列車が全盛で、この頃の庶民感覚としては、
20系などのの特急寝台よりも「10系寝台」や「10系座席」、「旧型客車」といった
これらの急行列車の方が身近な存在でした。
そこで本トピックスでは、それらの列車が走っていたその時代にタイムスリップして、
往時の活躍を覘いてみたいと思います。
C59 寝台急行「安芸」

東京-広島間を呉線経由で繋いでいたオール寝台の急行列車。
編成には・オロネ×2両・食堂車×1両が組み込まれ、当時としては
実にゴージャスな編成内容を誇りました。また、呉線内はC59・C62の
かつての特急牽引機が使用され、呉線内では急行列車としては
唯一ヘッドマークを掲げていたまさに優等列車といえる存在でした。
DF50 10系寝台急行「紀伊」

東京-紀伊勝浦間を結んだ寝台急行列車。
編成はオハネフ12・オハネ12・スハネ16に、1両のオロネ10の6両編成で、
東京-名古屋間はオール10系寝台の「銀河」との併結運転されていました。
名古屋-紀伊勝浦間は亀山経由のDF50の牽引によるもの。
EF58 10系座席急行「桜島・高千穂」

東京-西鹿児島間をそれぞれ鹿児島本線、日豊本線で結んでいた
オール10系座席急行。「桜島」の所要時間は下り25時間43分
上り25時間33分 日豊本線経由の「高千穂」にいたっては
下り28時間20腐・上り28時間14分と座席列車といったことを考えれば
今では考えられない存在でした。
ED75 10系寝台・10系座席・旧型客車の混合編成急行「十和田」

上野-青森間を常磐線経由で結んでいた急行列車。
編成は10系寝台・10系客車・旧型客車による混合編成
全盛期には1号~6号までの本数を持ち、編成によってはオシ17の
食堂車が組み込まれる編成もあり、当時の人気を誇っていました。
EF80 常磐線普通列車

常磐線経由で上野-仙台間を結んでいた普通列車、
編成は10系座席車と旧型客車による混合編成
また、当時は東北本線にも同混合編成による普通列車が数多くみられ、
牽引機もEF57・EF58・ED71・ED75等、バリエーションに富んでいました。
―――――――――――――――――――――――――――――――
category: 10系客車
「10系 座席客車 8両セット」発売開始
前回のブログでご紹介しましたメイクアップシール
「10系 座席客車 8両セット」 いよいよ、本日発売開始!

「10系 座席客車 8両セット」 ¥2,520
対応車両はKATOの10系
ナハフ11×2両・ナハ11×4両・オロ11・オユ12

手前からナハフ11・ナハ11・オロ11・オユ12

ナハフ11

ナハ11

ナハフ11とナハ11シール拡大

オロ11

オロ11シール拡大

オユ12

オユ12シール拡大
各車両に実際にシールを貼った詳細写真は前回のブログでご確認ください。
また下の拡大画像は付属の表示板シールです。

行先表示板シール拡大
東京から九州までを結んだ座席急行「霧島(桜島)」「高千穂」「出雲」と
いった長距離急行列車の編成再現に活用できる「10系 座席客車 8両セット」
「10系 寝台客車 8両セット」お楽しみください。
ホームページ>>
「10系 座席客車 8両セット」 いよいよ、本日発売開始!

「10系 座席客車 8両セット」 ¥2,520
対応車両はKATOの10系
ナハフ11×2両・ナハ11×4両・オロ11・オユ12

手前からナハフ11・ナハ11・オロ11・オユ12

ナハフ11

ナハ11

ナハフ11とナハ11シール拡大

オロ11

オロ11シール拡大

オユ12

オユ12シール拡大
各車両に実際にシールを貼った詳細写真は前回のブログでご確認ください。
また下の拡大画像は付属の表示板シールです。

行先表示板シール拡大
東京から九州までを結んだ座席急行「霧島(桜島)」「高千穂」「出雲」と
いった長距離急行列車の編成再現に活用できる「10系 座席客車 8両セット」
「10系 寝台客車 8両セット」お楽しみください。
ホームページ>>
category: 10系客車
10系 座席客車 まもなく発売!
先月KATOから、単品の10系客車が発売されました。
その内訳は、今までの10系寝台に加え、新たに座席車の
「ナハフ11」「ナハ11」「オロ11」そして荷物車の「オユ12」です。

「ナハフ11」

「ナハ11」

「オロ11」

「オユ12」
これにより、往年の座席急行「霧島(桜島)」・「高千穂」や、「出雲」と
いった花形急行列車の編成を再現することが可能となりました。
EF58が引く「霧島」「高千穂」は15両の長大編成で、日本で一番長距離を
走った優等列車。長距離を長時間かけて西鹿児島まで駆け抜けた名物急行です。
────◎トピックス◎──────────────────────────────
「高千穂」
1976(昭和26)年に東京-都城間に誕生した「たかちほ」。
5年後の昭和31年には、「高千穂」が漢字に改められ、路線の延長により、
東京から西鹿児島まで日豊本線を経由した、実に1595kmを走行する急行だった。
1974(昭和24)年の東京-西鹿児島までの走行時間は、
東京9:39発で、西鹿児島到着が翌日の14:20分という30時間近い長旅でした。
「霧島(桜島)」
1948(昭和23)年東京-鹿児島間に新設した「きりしま」。1956(昭和31)年
に「霧島」と漢字に改められる。高千穂に対し霧島は、鹿児島本線経由。
1970(昭和45)年の東京-西鹿児島までの走行時間は東京10:43分発、西鹿児島到着が
翌日の12:34分着と、こちらも1日以上の長旅であった。
ちなみに昭和43年には、高千穂との併結運転に変更。座席車のみの編成となる。
その後、1970(昭和45年)に「桜島」に名称が改称された。
なお、他の急行はスハ43などの旧型客車中心だったのに対し、
「霧島(桜島)」「高千穂」編成はオール10系の座席車でした。
─────────────────────────────────────────
────◎トピックス◎──────────────────────────────
「出雲」
戦前から準急として大社線直通で大阪から大社駅間にて活躍。戦時中は一時廃止の
憂き目にあったものの、終戦から6年後の1951(昭和26年)、東京駅 - 大社駅間の
急行列車「いずも」として復活。この時急行「せと」と併結され東京までの直通運転
が開始される。1956年に名称「いずも」が漢字へ変更。1972年の3月から特急列車へ
と格上げされたが、その直前、急行時代の「出雲」の走行時間は東京を19:14に出発
して出雲市駅に翌日の12:12着であった。
関東圏のビジネス客の他、出雲大社への参拝者向けの参拝列車ともいえる存在として
親しまれたが、2006(平成18)年に「出雲」は廃止された。ちなみに「いずも」も
走った大社線はそれ以前の平成2年4月1日に廃線している。
─────────────────────────────────────────
これらの列車は牽引機のバリエーションに富んでいますので、
レイアウト上を走らせてみたい列車の一つといえるでしょう。

そこで今回は、10系座席客車に対応したメイクアップシールを発売します!

「10系 座席客車 8両セット」
・ナハフ11×2両・ナハ11×4両・オロ11・オユ12に
対応した8両セットです。
◎ナハフ11◎





模型の形にピッタリフィットするよう採寸しており、違和感がないよう
壁面のドアや形状にもこだわってデザイン。
◎ナハ11◎





座席の全体を覆うようにデザイン・採寸されているので、外から見ても
違和感なく感じられます。また、肘掛けなども緻密に再現。
◎オロ11◎





乗務員室や洗面所などのドアや座席の肘掛けなどにまで細かく
こだわりデザイン。濃い赤色がよく映えます。
◎オユ12◎



模型上の複雑な形状にも対応した木目調の床の再現と、ドア窓の
金属格子など細部に至るデザインが特徴的。
更に、「旧型客車」「10系寝台客車」と今回発売の「10系座席客車」
を使用することで、他にも「急行十和田」や「急行日本海」といった
編成も再現することが可能です!

急行十和田 編成

「急行日本海」
メイクアップシールセットの併用で往年の急行列車編成を再現可能に!

「旧型客車 普通列車 8両セット」 \2,940
スハニ32・オハフ33・スハフ42・ナハフ11・オハ35×2両
・オハ47(スハ43)×2両に対応

「10系寝台客車 8両セット」 \2,520
オハネフ12×2両・オハネ12(スハネ16)×3両
・オロネ10・スロ62・オシ17に対応
「10系座席客車」近日発売です!
好評発売中「旧型客車」「10系寝台客車」など、その他メイクアップ
シールセットについてはこちら↓
ホームページ>>>
その内訳は、今までの10系寝台に加え、新たに座席車の
「ナハフ11」「ナハ11」「オロ11」そして荷物車の「オユ12」です。

「ナハフ11」

「ナハ11」

「オロ11」

「オユ12」
これにより、往年の座席急行「霧島(桜島)」・「高千穂」や、「出雲」と
いった花形急行列車の編成を再現することが可能となりました。

EF58が引く「霧島」「高千穂」は15両の長大編成で、日本で一番長距離を
走った優等列車。長距離を長時間かけて西鹿児島まで駆け抜けた名物急行です。
────◎トピックス◎──────────────────────────────
「高千穂」
1976(昭和26)年に東京-都城間に誕生した「たかちほ」。
5年後の昭和31年には、「高千穂」が漢字に改められ、路線の延長により、
東京から西鹿児島まで日豊本線を経由した、実に1595kmを走行する急行だった。
1974(昭和24)年の東京-西鹿児島までの走行時間は、
東京9:39発で、西鹿児島到着が翌日の14:20分という30時間近い長旅でした。
「霧島(桜島)」
1948(昭和23)年東京-鹿児島間に新設した「きりしま」。1956(昭和31)年
に「霧島」と漢字に改められる。高千穂に対し霧島は、鹿児島本線経由。
1970(昭和45)年の東京-西鹿児島までの走行時間は東京10:43分発、西鹿児島到着が
翌日の12:34分着と、こちらも1日以上の長旅であった。
ちなみに昭和43年には、高千穂との併結運転に変更。座席車のみの編成となる。
その後、1970(昭和45年)に「桜島」に名称が改称された。
なお、他の急行はスハ43などの旧型客車中心だったのに対し、
「霧島(桜島)」「高千穂」編成はオール10系の座席車でした。
─────────────────────────────────────────

────◎トピックス◎──────────────────────────────
「出雲」
戦前から準急として大社線直通で大阪から大社駅間にて活躍。戦時中は一時廃止の
憂き目にあったものの、終戦から6年後の1951(昭和26年)、東京駅 - 大社駅間の
急行列車「いずも」として復活。この時急行「せと」と併結され東京までの直通運転
が開始される。1956年に名称「いずも」が漢字へ変更。1972年の3月から特急列車へ
と格上げされたが、その直前、急行時代の「出雲」の走行時間は東京を19:14に出発
して出雲市駅に翌日の12:12着であった。
関東圏のビジネス客の他、出雲大社への参拝者向けの参拝列車ともいえる存在として
親しまれたが、2006(平成18)年に「出雲」は廃止された。ちなみに「いずも」も
走った大社線はそれ以前の平成2年4月1日に廃線している。
─────────────────────────────────────────
これらの列車は牽引機のバリエーションに富んでいますので、
レイアウト上を走らせてみたい列車の一つといえるでしょう。

そこで今回は、10系座席客車に対応したメイクアップシールを発売します!

「10系 座席客車 8両セット」
・ナハフ11×2両・ナハ11×4両・オロ11・オユ12に
対応した8両セットです。
◎ナハフ11◎





模型の形にピッタリフィットするよう採寸しており、違和感がないよう
壁面のドアや形状にもこだわってデザイン。
◎ナハ11◎





座席の全体を覆うようにデザイン・採寸されているので、外から見ても
違和感なく感じられます。また、肘掛けなども緻密に再現。
◎オロ11◎





乗務員室や洗面所などのドアや座席の肘掛けなどにまで細かく
こだわりデザイン。濃い赤色がよく映えます。
◎オユ12◎



模型上の複雑な形状にも対応した木目調の床の再現と、ドア窓の
金属格子など細部に至るデザインが特徴的。
更に、「旧型客車」「10系寝台客車」と今回発売の「10系座席客車」
を使用することで、他にも「急行十和田」や「急行日本海」といった
編成も再現することが可能です!

急行十和田 編成

「急行日本海」
メイクアップシールセットの併用で往年の急行列車編成を再現可能に!

「旧型客車 普通列車 8両セット」 \2,940
スハニ32・オハフ33・スハフ42・ナハフ11・オハ35×2両
・オハ47(スハ43)×2両に対応

「10系寝台客車 8両セット」 \2,520
オハネフ12×2両・オハネ12(スハネ16)×3両
・オロネ10・スロ62・オシ17に対応
「10系座席客車」近日発売です!
好評発売中「旧型客車」「10系寝台客車」など、その他メイクアップ
シールセットについてはこちら↓
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category: 10系客車
往年の寝台急行を完全再現しよう!!
KATOから国鉄の黄金時代を築いた10系寝台客車の単品が再販されました。
寝台車・座席車・食堂車に郵便車と当時の軽量客車を完全に網羅。
これにより「銀河・紀伊」「安芸」といった往年の急行寝台列車の編成を
リアルに再現することが可能になりました。

◎「銀河・紀伊」◎
鉄道ファンにとって言うまでもなく1番有名な急行寝台列車。
その歴史は古く、1949(昭和24)年に急行として新設され、2001(平成13)年3月に
多くのファンに惜しまれつつ引退したのは記憶に新しいところです。

さて、上の編成は、昭和47年のもので、1号車~8号車までが東京-大阪間の「銀河」。
9号車~14号車までが東京-紀伊勝浦間の「紀伊」。ともにA寝台を連結し優等列車に
ふさわしい編成内容でした。
牽引機は東京大阪間EF58で、名古屋で紀伊を切り離し、紀伊の牽引機はDF50でした。
なお、この編成は銀河1号のもので、銀河2号は13・14号車がスハ44・スハフ43で
連結され、この2両は2等車でありながら簡易リクライニングシート座席を使用。
それはまさに「つばめ」の車内をほうふつとさせるものでした。
◎「安芸」◎
「銀河」と並んで鉄道ファンにとってはなじみ深い急行寝台「安芸」。下の編成は、
昭和43年10月改正時のものですが、A寝台2両、食堂車を連結したまさに花形
優等列車にふさわしい編成でした。

呉線内SL専用トレインマーク
当時東京発の夜行急行には、「出雲」「さぬき」「銀河・紀伊」「安芸」が
存在していましたが、オール寝台は「銀河・紀伊」と「安芸」だけで、東京
口の優等列車の最優等ぶりがうかがえます。
なお牽引機は東京-糸崎間がEF58で、糸崎-広島(呉線内)がC59・C62だった
ことは言わずと知れた事柄で、C59やC62という大型蒸気機関車と13両編成と
いう超大編成の組み合わせはまさに圧巻の一言でした。
さてそんな10系寝台も、その登場から50年以上が経過しており、運用
状況から考えてみても、実際の乗車経験がある方は、恐らく40歳代
以上の方が殆どだと思います。
しかし、往年の10系花形優等列車を完全再現できる当店オリジナル商品、
10系寝台列車に対応した「メイクアップシールセット」をお求めになる
お客様は、意外にも40歳前の若い方が半数近くを占めています。
こうした実際の10系寝台を知らないお客様は、実車を知らないからこそ、
模型を通じて、自分の見たことのない、また見ることのできない国鉄
黄金時代の特急急行を再現したくなるのかもしれません。
自分が若かりし頃、乗車した或いは目にしていた10系寝台編成をもう
一度模型で再現したい。逆にもう二度と目にすることも、乗車する
ことも不可能だからこそせめて模型で再現してみたい。
10系寝台列車とは、Nゲージユーザーの過去に対して交錯する
そんな2つの想いに応えうる魅力を持った列車群なのでしょう。
さて、富塚オリジナルコレクションメイクアップシールでは、10系客車を
中心とした多くの優等列車編成のメイクアップ化のご要望にお応えする
べく幅広いラインアップをご用意しております。
特に「安芸」や「銀河・紀伊」の黄金時代の編成には、最もポピュラー
な客車シールがパッケージングされている「10系 寝台客車 8両セット」
がおすすめです!
◎10系寝台列車対応メイクアップシールセット◎

10系寝台客車 8両セット \2,520
本商品を複数セット使用すれば上記で紹介した「安芸」「銀河・紀伊」の
フル編成の再現も可能
「10系寝台客車 8両セット」パッケージ対応車両

オハネフ12

スハネ16

オロネ10

スロ62

オシ17
また、こんな裏技もあります!
10系寝台列車と同時期に活躍した旧型客車に対応したメイクアップシール
「旧型客車 普通列車 8両セット」では、床や背ずり部分などのシールが木目調か、
リノリウム調のシールどちらかお好きな方を選択することができます。
つまり「10系寝台客車 8両セット」と併用することにより、寝台車と座席車が
一緒に連結された珍しい混合編成も再現が可能。より実車に則した列車編成の
メイクアップ・バリエーションの幅が広まります!

「旧型客車 普通列車 8両セット」 \2,940
さらに10系寝台列車は「安芸」や「銀河・紀伊」だけにあらず!
メイクアップシールでは下記の「能登」「妙高」「津軽」「ニセコ」編成に
特化したパッケージも取り揃えています。


「10系寝台急行 能登 12両セット」 \2,730 「10系寝台急行 妙高 10両セット」 \2,730


「10系寝台急行 津軽 11両セット」 \2,730 「急行 ニセコ 12両セット」 \2,730
戦後から経済成長を通して怒涛の昭和史の中にあって、その軽量化されたボディに
よって多くの優等列車で使用され、輸送力の確保に功績を上げた10系寝台客車。
その哀愁を帯びたノスタルジックな車内再現を是非お楽しみください!
詳しくはこちらのホームページをご覧ください。
ホームページ>>
寝台車・座席車・食堂車に郵便車と当時の軽量客車を完全に網羅。
これにより「銀河・紀伊」「安芸」といった往年の急行寝台列車の編成を
リアルに再現することが可能になりました。

◎「銀河・紀伊」◎
鉄道ファンにとって言うまでもなく1番有名な急行寝台列車。
その歴史は古く、1949(昭和24)年に急行として新設され、2001(平成13)年3月に
多くのファンに惜しまれつつ引退したのは記憶に新しいところです。

さて、上の編成は、昭和47年のもので、1号車~8号車までが東京-大阪間の「銀河」。
9号車~14号車までが東京-紀伊勝浦間の「紀伊」。ともにA寝台を連結し優等列車に
ふさわしい編成内容でした。
牽引機は東京大阪間EF58で、名古屋で紀伊を切り離し、紀伊の牽引機はDF50でした。
なお、この編成は銀河1号のもので、銀河2号は13・14号車がスハ44・スハフ43で
連結され、この2両は2等車でありながら簡易リクライニングシート座席を使用。
それはまさに「つばめ」の車内をほうふつとさせるものでした。
◎「安芸」◎
「銀河」と並んで鉄道ファンにとってはなじみ深い急行寝台「安芸」。下の編成は、
昭和43年10月改正時のものですが、A寝台2両、食堂車を連結したまさに花形
優等列車にふさわしい編成でした。


当時東京発の夜行急行には、「出雲」「さぬき」「銀河・紀伊」「安芸」が
存在していましたが、オール寝台は「銀河・紀伊」と「安芸」だけで、東京
口の優等列車の最優等ぶりがうかがえます。
なお牽引機は東京-糸崎間がEF58で、糸崎-広島(呉線内)がC59・C62だった
ことは言わずと知れた事柄で、C59やC62という大型蒸気機関車と13両編成と
いう超大編成の組み合わせはまさに圧巻の一言でした。
さてそんな10系寝台も、その登場から50年以上が経過しており、運用
状況から考えてみても、実際の乗車経験がある方は、恐らく40歳代
以上の方が殆どだと思います。
しかし、往年の10系花形優等列車を完全再現できる当店オリジナル商品、
10系寝台列車に対応した「メイクアップシールセット」をお求めになる
お客様は、意外にも40歳前の若い方が半数近くを占めています。
こうした実際の10系寝台を知らないお客様は、実車を知らないからこそ、
模型を通じて、自分の見たことのない、また見ることのできない国鉄
黄金時代の特急急行を再現したくなるのかもしれません。
自分が若かりし頃、乗車した或いは目にしていた10系寝台編成をもう
一度模型で再現したい。逆にもう二度と目にすることも、乗車する
ことも不可能だからこそせめて模型で再現してみたい。
10系寝台列車とは、Nゲージユーザーの過去に対して交錯する
そんな2つの想いに応えうる魅力を持った列車群なのでしょう。
さて、富塚オリジナルコレクションメイクアップシールでは、10系客車を
中心とした多くの優等列車編成のメイクアップ化のご要望にお応えする
べく幅広いラインアップをご用意しております。
特に「安芸」や「銀河・紀伊」の黄金時代の編成には、最もポピュラー
な客車シールがパッケージングされている「10系 寝台客車 8両セット」
がおすすめです!
◎10系寝台列車対応メイクアップシールセット◎

10系寝台客車 8両セット \2,520
本商品を複数セット使用すれば上記で紹介した「安芸」「銀河・紀伊」の
フル編成の再現も可能
「10系寝台客車 8両セット」パッケージ対応車両

オハネフ12

スハネ16

オロネ10

スロ62

オシ17
また、こんな裏技もあります!
10系寝台列車と同時期に活躍した旧型客車に対応したメイクアップシール
「旧型客車 普通列車 8両セット」では、床や背ずり部分などのシールが木目調か、
リノリウム調のシールどちらかお好きな方を選択することができます。
つまり「10系寝台客車 8両セット」と併用することにより、寝台車と座席車が
一緒に連結された珍しい混合編成も再現が可能。より実車に則した列車編成の
メイクアップ・バリエーションの幅が広まります!

「旧型客車 普通列車 8両セット」 \2,940
さらに10系寝台列車は「安芸」や「銀河・紀伊」だけにあらず!
メイクアップシールでは下記の「能登」「妙高」「津軽」「ニセコ」編成に
特化したパッケージも取り揃えています。


「10系寝台急行 能登 12両セット」 \2,730 「10系寝台急行 妙高 10両セット」 \2,730


「10系寝台急行 津軽 11両セット」 \2,730 「急行 ニセコ 12両セット」 \2,730
戦後から経済成長を通して怒涛の昭和史の中にあって、その軽量化されたボディに
よって多くの優等列車で使用され、輸送力の確保に功績を上げた10系寝台客車。
その哀愁を帯びたノスタルジックな車内再現を是非お楽しみください!
詳しくはこちらのホームページをご覧ください。
ホームページ>>
category: 10系客車
EF57比較検証
今回は、新発売したKATOEF57と、2009年に再販されたマイクロエース
EF57の違いを比較検証します。
(尚、使用画像のKATO製EF57は付属のナックルカプラーに交換。
マイクロエース製EF57はパンタグラフ・屋根上の高圧引き込みに
色差し、デッキ前面にエアーホース・ジャンパ栓・ジャンパホース、
台車に速度検出を取り付けてあります。)

奥:マイクロエース製EF57 前:KATO製EF57
まず、両メーカーのEF57は、そもそもプロトタイプとしてある実車が
異なります。KATOのEF57は宇都宮機関区の東北本線仕様でEG搭載。
屋根も大宮工場整備仕様なので黒表現となっています。
一方のマイクロエースEF57は沼津機関区の東海道仕様なのでSG搭載モデル。
当然、屋根上にはSG煙突が成型されています。

奥:マイクロエース製(加工済み) 前:KATO製
KATOとマイクロエースのEF57を比較した場合、まず目がいくのが屋根上です。
KATO、マイクロエースでは成型具合が大きく異なります。
特に先述したとおり、車両第二エンド側にあるKATOのEG外観と
マイクロエースのSG外観はそれぞれの設計理念がよく反映されています。
その他の屋根上機器のモールドはマイクロエースの方が若干厚みがあり、
ソリッドさに欠ける印象です。
その他のパーツの細やかさもさすがKATOというレベルですが、
難をいえばベンチレーターの作り込みが荒いのが残念。

KATO EF57

マイクロエース EF57(加工済み)
真横から比較した場合、車両本体の長さは両メーカーともに同じようですが、
デッキの長さはマイクロエースの方が若干長く作られているので、
トータル的にはKATOのEF57の方が短めの設計。
車高の高さは、ボディ・デッキともに同じです。
また、パンタグラフ昇降具合にも違いが見受けられました。KATOのEF57の
方が、より高く上がるようです。反対にマイクロエースのパンタは、最高点まで
挙げてみても横長に広くなる作りになっています。
模型ボディの表面はKATOの方が滑らかに作られており、窓越しに見える
機械室の淡いグリーンが、より実車の存在感を感じさせてくれます。
ちなみに、ブドウ色の色味は、マイクロエースの方がKATOに比べ赤みが
(こころもち)強く光沢感があり、KATOのブドウ色塗装はフラットに
徹した感があります。
ナンバープレートにも同じことが言えるようで、マイクロエースのナンバーは
金色の光沢が強いのに対して、KATOのEF57はエッジの利いた
色合いのゴールドになっています。
余談ですが、マイクロエースのEF57は7号機、KATOのEF57は8号機の
ナンバープレートを採用しました。
今回のKATOのナンバーは、2・4・8・14号機から選択が可能ですが、
プロトタイプの仕様から総合的に判断すると、8号機のナンバーが1番模型に
近い仕様になっているようです。
側面窓に関しては、マイクロエースの方が全体的に少し大きい作りになって
います。逆に、運転席側の前面窓はマイクロエースの方が小さく、KATOの
方が大きい設計。

左:マイクロエース製(加工済み) 右:KATO製
正面に関しては、マイクロエースの方が丸みのある作りですが、
成型ではKATOのEF57には、つらら切りの庇が装着され、窓には
しっかりワイパーが成型されています。
また、前照灯の大きさや作り方は画像を見ての通りです。一目して
KATOの方が存在感があります。ただ全体的にみると、筆者は
マイクロエースの方がやさしい印象を受けました。

手前:KATO 奥:マイクロエース
最後にデッキ及び台車周りについてですが、基本的な造形はどちらのメーカーも
違いはないようです。ただ、他の成型に関してもいえることですが、デッキの
格子模様から台車の作り込みにいたるまでKATOの方がより緻密且つ細やかな
ディティール再現が行われています。
逆のとらえ方をすればマイクロエースのEF57の方が、重厚且つそんなスマート
ではなかった実車に近いEF57という雰囲気を楽しめるといえるでしょう。
また初めにも書いた通り、今回のマイクロエースEF57には様々なグレード
アップを施してありますが、同様のグレードアップはもちろんKATO製の
EF57でも加工が可能ですので、少し手を加えると更に実車に近いEF57に
仕上げることができます。時間がある時に、是非お試しください。
以上、KATO製EF57とマイクロエース製EF57の比較検証でした。
さて、話は変わってEF57牽引の編成こぼれ話を少々させていただきます。
EF57といえば、年代やそのスタイルから(?)旧型客車を牽引していた
というイメージも強いのですが、1976年にはブルトレ20系客車「新星」編成
の牽引をしたこともありました。
20系「新星」の編成は 上野─仙台間にて、1976(S51)年9月25からの
カヤ21・ナロネ20・ナハネ20・ナハネ20・ナハネ20・ナハネ20・ナハネ20
ナハネ20・ナハネフ22となっていました。
「新星」は寝台特急ではなく寝台急行扱いだったので、20系客車を牽引した
とはいっても、正式にはブルトレ牽引とは言えないわけですが、ある意味では
「幻のブルトレ牽引機」だったといってもいいのではないでしょうか。
さて、列車編成の話が出ましたので、最後に昨日発売を開始しました
メイクアップシール「津軽」のご紹介と合わせて列車編成の楽しみ方を
1つご紹介させていただこうと思います。
牽引機は今回ご紹介してきましたEF57ではなく、EF58になりますが、
「津軽」の編成に似た車両構成なのが「鳥海」です。
1968年 上野-秋田間 鳥海編成
マニ37・マニ37・マニ60・スロ62・オロネ10
スハネ16・スハネ16・スハネ16・オハ47・オハ47
オハ47・オハフ45・オユ10 (非冷房)
「津軽」と「ニセコ」をお持ちであれば、上記の編成が基本的に再現
可能です。尚、「津軽」ではオハフ33が組み込まれていたのが、
「鳥海」ではオハフ45に変更されていますので、「津軽」と「ニセコ」を
合わせれば、オハフ45以外は再現がお楽しみ頂けます。

メイクアップシールで、新発売の「津軽」「ニセコ」、津軽とニセコを
組み合わせた「鳥海」、また幻のブルトレEF57牽引の20系寝台急行
「新星」編成など、様々なバリエーションの列車編成の再現をお楽しみ
ください!
10系寝台急行 津軽 11両セット \2,730
急行 ニセコ 12両セット \2,730
20系 特急形 寝台客車 7両セット \2,520
20系 特急形 寝台客車 増結11両セット \2,940
ホームページ>>>
EF57の違いを比較検証します。
(尚、使用画像のKATO製EF57は付属のナックルカプラーに交換。
マイクロエース製EF57はパンタグラフ・屋根上の高圧引き込みに
色差し、デッキ前面にエアーホース・ジャンパ栓・ジャンパホース、
台車に速度検出を取り付けてあります。)

奥:マイクロエース製EF57 前:KATO製EF57
まず、両メーカーのEF57は、そもそもプロトタイプとしてある実車が
異なります。KATOのEF57は宇都宮機関区の東北本線仕様でEG搭載。
屋根も大宮工場整備仕様なので黒表現となっています。
一方のマイクロエースEF57は沼津機関区の東海道仕様なのでSG搭載モデル。
当然、屋根上にはSG煙突が成型されています。

奥:マイクロエース製(加工済み) 前:KATO製
KATOとマイクロエースのEF57を比較した場合、まず目がいくのが屋根上です。
KATO、マイクロエースでは成型具合が大きく異なります。
特に先述したとおり、車両第二エンド側にあるKATOのEG外観と
マイクロエースのSG外観はそれぞれの設計理念がよく反映されています。
その他の屋根上機器のモールドはマイクロエースの方が若干厚みがあり、
ソリッドさに欠ける印象です。
その他のパーツの細やかさもさすがKATOというレベルですが、
難をいえばベンチレーターの作り込みが荒いのが残念。

KATO EF57

マイクロエース EF57(加工済み)
真横から比較した場合、車両本体の長さは両メーカーともに同じようですが、
デッキの長さはマイクロエースの方が若干長く作られているので、
トータル的にはKATOのEF57の方が短めの設計。
車高の高さは、ボディ・デッキともに同じです。
また、パンタグラフ昇降具合にも違いが見受けられました。KATOのEF57の
方が、より高く上がるようです。反対にマイクロエースのパンタは、最高点まで
挙げてみても横長に広くなる作りになっています。
模型ボディの表面はKATOの方が滑らかに作られており、窓越しに見える
機械室の淡いグリーンが、より実車の存在感を感じさせてくれます。
ちなみに、ブドウ色の色味は、マイクロエースの方がKATOに比べ赤みが
(こころもち)強く光沢感があり、KATOのブドウ色塗装はフラットに
徹した感があります。
ナンバープレートにも同じことが言えるようで、マイクロエースのナンバーは
金色の光沢が強いのに対して、KATOのEF57はエッジの利いた
色合いのゴールドになっています。
余談ですが、マイクロエースのEF57は7号機、KATOのEF57は8号機の
ナンバープレートを採用しました。
今回のKATOのナンバーは、2・4・8・14号機から選択が可能ですが、
プロトタイプの仕様から総合的に判断すると、8号機のナンバーが1番模型に
近い仕様になっているようです。
側面窓に関しては、マイクロエースの方が全体的に少し大きい作りになって
います。逆に、運転席側の前面窓はマイクロエースの方が小さく、KATOの
方が大きい設計。

左:マイクロエース製(加工済み) 右:KATO製
正面に関しては、マイクロエースの方が丸みのある作りですが、
成型ではKATOのEF57には、つらら切りの庇が装着され、窓には
しっかりワイパーが成型されています。
また、前照灯の大きさや作り方は画像を見ての通りです。一目して
KATOの方が存在感があります。ただ全体的にみると、筆者は
マイクロエースの方がやさしい印象を受けました。

手前:KATO 奥:マイクロエース
最後にデッキ及び台車周りについてですが、基本的な造形はどちらのメーカーも
違いはないようです。ただ、他の成型に関してもいえることですが、デッキの
格子模様から台車の作り込みにいたるまでKATOの方がより緻密且つ細やかな
ディティール再現が行われています。
逆のとらえ方をすればマイクロエースのEF57の方が、重厚且つそんなスマート
ではなかった実車に近いEF57という雰囲気を楽しめるといえるでしょう。
また初めにも書いた通り、今回のマイクロエースEF57には様々なグレード
アップを施してありますが、同様のグレードアップはもちろんKATO製の
EF57でも加工が可能ですので、少し手を加えると更に実車に近いEF57に
仕上げることができます。時間がある時に、是非お試しください。
以上、KATO製EF57とマイクロエース製EF57の比較検証でした。
さて、話は変わってEF57牽引の編成こぼれ話を少々させていただきます。
EF57といえば、年代やそのスタイルから(?)旧型客車を牽引していた
というイメージも強いのですが、1976年にはブルトレ20系客車「新星」編成
の牽引をしたこともありました。
20系「新星」の編成は 上野─仙台間にて、1976(S51)年9月25からの
カヤ21・ナロネ20・ナハネ20・ナハネ20・ナハネ20・ナハネ20・ナハネ20
ナハネ20・ナハネフ22となっていました。
「新星」は寝台特急ではなく寝台急行扱いだったので、20系客車を牽引した
とはいっても、正式にはブルトレ牽引とは言えないわけですが、ある意味では
「幻のブルトレ牽引機」だったといってもいいのではないでしょうか。
さて、列車編成の話が出ましたので、最後に昨日発売を開始しました
メイクアップシール「津軽」のご紹介と合わせて列車編成の楽しみ方を
1つご紹介させていただこうと思います。
牽引機は今回ご紹介してきましたEF57ではなく、EF58になりますが、
「津軽」の編成に似た車両構成なのが「鳥海」です。
1968年 上野-秋田間 鳥海編成
マニ37・マニ37・マニ60・スロ62・オロネ10
スハネ16・スハネ16・スハネ16・オハ47・オハ47
オハ47・オハフ45・オユ10 (非冷房)
「津軽」と「ニセコ」をお持ちであれば、上記の編成が基本的に再現
可能です。尚、「津軽」ではオハフ33が組み込まれていたのが、
「鳥海」ではオハフ45に変更されていますので、「津軽」と「ニセコ」を
合わせれば、オハフ45以外は再現がお楽しみ頂けます。

メイクアップシールで、新発売の「津軽」「ニセコ」、津軽とニセコを
組み合わせた「鳥海」、また幻のブルトレEF57牽引の20系寝台急行
「新星」編成など、様々なバリエーションの列車編成の再現をお楽しみ
ください!
10系寝台急行 津軽 11両セット \2,730
急行 ニセコ 12両セット \2,730
20系 特急形 寝台客車 7両セット \2,520
20系 特急形 寝台客車 増結11両セット \2,940
ホームページ>>>
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