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メイクアップシール~特急つばめ&青大将」~発売情報 


本日の富塚通信は、これまで複数回に分けて詳報をお届けしてきました
メイクアップシール新製品「スハ44系特急つばめ」&「特急つばめ青大将」の
発売情報をお届けします!

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左:スハ44系マイテ39 右:青大将マイテ39

今回のメイクアップシールは「スハ44系特急つばめ」基本セットと増結セット、
「特急つばめ青大将」基本セットと単品客車セットの各2セットのパッケージ
構成となります。

以下は今回シール化を行った「スハ44系特急つばめ」と
「特急つばめ青大将」の車両です。

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「スハ44系特急つばめ」

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「特急つばめ青大将」


「スハ44系特急つばめ」「特急つばめ青大将」各シールの
対応模型は次の通りです。

~スハ44系特急つばめの対応模型~

「スハ44系 特急つばめ 基本7両セット」メイクアップシール
〇KATO品番10-534:スハ44系特急「つばめ」 7両基本セット

「スハ44系 特急つばめ 増結6両セット」メイクアップシール
〇KATO品番10-535:スハ44系特急「つばめ」 6両増結セット


~特急つばめ青大将の対応模型~

「特急つばめ 青大将 基本7両セット」メイクアップシール
〇KATO品番10-428:特急「つばめ」青大将 7両セット

「特急つばめ 青大将 単品客車8両セット」メイクアップシール
〇KATO品番5071-2:ナロ10青大将」×5両分
〇KATO品番5122-2:スハ44青大将」×3両分

「スハ44系特急つばめ」「特急つばめ青大将」共に、基本セットと
増結(単品客車)セットで、スハ44系特急つばめ13両、特急つばめ
青大将15両によるフル編成が再現頂けます。


◇各車両の詳報は下記の富塚通信をご覧ください ◇
「メイクアップシール~スハ44系特急つばめ~詳報1 」
「メイクアップシール~スハ44系特急つばめ~詳報2 」
「メイクアップシール~特急つばめ「青大将」~詳報 」


「スハ44特急つばめ」

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マイテ39

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マイテ39

戦前、日本の一等車の等級帯は白帯でした。しかしこの時は
白帯を進駐軍が独占使用していた為、止む無く薄いクリーム色の
等級帯となっています。

模型でもこの点はしっかりと再現されていますが、車体の等級帯の
カラーにも往時の時世が色濃く反映されています。

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左:スハ44 右:スハニ35

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左:スロ60 右:マシ35

「つばめ」の印象的なバックサインは黒岩保美氏によるものでした。

ちなみに洋風デザインに改造されたマイテ39-1は、1961(昭和36)年に
解体されてしまいました。

しかし、桃山式内装が不評だったマイテ39-11は、実際の運用で使用される
ことが少なかった事もあり、引退後は青梅鉄道公園で保存展示されていました。

のち大井工場で保管された後、2007(平成19)年に鉄道博物館で保存展示
されるに至り、多くの入館者から注目されている事は周知の事実です。
この様にマイテ39は色々と数奇な運命を辿った客車でした。


「特急つばめ青大将」

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マイテ39-21

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ナロ10

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オシ17

食堂車はスハ44系マシ35の厨房室の窓ガラスとは異なり、
調理室内を良く視認する事が出来ます。

「特急つばめ青大将」は、1956(昭和31)年に登場しましたが、
1960(昭和35)年には151系特急形電車と入れ替わる形で引退して
います。実際の運行は約4年ほどと決して長くはありませんでしたが、
その鮮烈な印象は現代でも多くのファンに支持されています。

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左:スハ44マイテ39 右:青大将マイテ39

「スハ44系特急つばめ」「特急つばめ青大将」どちらにも、各車両対応の
カーテン・ブラインドシールが付属しています。


さて、今回製作しました「特急つばめ・青大将」メイクアップシール

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「スハ44系 特急つばめ 基本7両セット」4,600円(税別)
「スハ44系 特急つばめ 増結6両セット」3,200円(税別)
(※販売価格は2017年8月時点のものです)


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「特急つばめ 青大将 基本7両セット」4,200円(税別)
「特急つばめ 青大将 単品客車 8両セット」3,400円(税別)
(※販売価格は2017年8月時点のものです)

本日、同時発売開始!

戦後、進駐軍による占領下にあった時分、復興の希望を託し誕生した
「スハ44系特急つばめ」
それに対し1956年に東海道本線全線電化開通にともなって誕生した
「特急つばめ青大将」

歴史を紐解けば、「青大将」は1952(昭和27)年に日米地位協定が
成立し日本の主権が回復した後に誕生した特急となります。
同じ「特急つばめ」ながら、客車製造に対しての圧力や制約、また
国鉄マンが列車に込めた思いには大きな違いが見て取れる列車と
なっています。

そんな「スハ44系特急つばめ」「特急つばめ青大将」
フル編成の室内内装をメイクアップシールでどうぞお楽しみ下さい!



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category: 特急つばめ・青大将

Posted on 2017/08/11 Fri.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

メイクアップシール~特急つばめ「青大将」~詳報 

 
今回の富塚通信は、前回のメイクアップシール「スハ44特急つばめ」
詳報第2弾の最後でお知らせしました「特急つばめ青大将」について
お届けします。

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ライトグリーンを纏い鮮やかに登場した青大将

1956(昭和31)年11月19日、東海道本線の全線電化が実現。
これにより東京~大阪間を電気機関車だけによる牽引が可能となり、
それまでの蒸気機関車による煙や煤によって汚れるといった問題が
見事解消されました。
ちなみに電化以前は、名古屋駅停車中に逢坂山トンネルでの汚れを
落とすためにモップで窓ガラスを中心に水洗いを行っていたくらいです。

そんな汚れとは無縁のクリーンな特急のイメージをアピールしようと、
それまでの茶色の客車からライトグリーン塗装による編成が運行される事に。
牽引機EF58を合わせ全車両が淡緑5号によってカラーリングを施され、
その色味と姿から「青大将」として注目を集めました。
青大将と初めに呼んだのは、不確かながら鉄道愛好家の三谷幸一氏だった
という関係者の証言がありますが、少なくともこのネーミングは多くの支持を
集めた事は間違いありません。

余談ながら「青大将」の塗装は国鉄関係者の間で、晴天の日は明るくて
良いのだが、曇天では暗い感じに見える事が不安視されていました。
しかし運行期日が切迫していた事もあってそのままGOサインが出たのでした。


そんな「特急つばめ青大将」ですが、今回シール化を行ったのは
「スハ44系特急つばめ」同様に5両となります。

ここからは各車両についてご紹介していきます。

◎マイテ39◎

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マイテ39

「スハ44系特急つばめ」と同様の展望車マイテ39ですが、
青大将では桃山式内装の不人気もあり、西洋式デザインの
シンプルな室内内装のみとなっています。

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ソファを全面白いシーツで覆う仕様はスハ44系つばめを踏襲しています。
但し、模型の後位側成形がスハ44系マイテとは大きく異なっている為、
シール化が行えたのは展望室と一等室のみとなります。

展望室と一等室の境の壁面とプラバン加工による棚の再現は
スハ44系マイテ39同様に再現頂けます。



次に紹介します「スハニ35」と「スハ44」はスハ44特急つばめの
運行開始から「青大将」編成による運行時においても、特ハ車両として
最後まで活躍を続けた車両です。

従って「スハ44つばめ」の頃と基本的な車両構造や内装デザインに大きな
変更点はありませんでしたので、今回の「青大将」では写真だけのご紹介と
させて頂きます。

◎スハニ35◎

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スハニ35

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◎スハ44◎

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スハ44

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青大将のスハニ35とスハ44は、スハ44系特急つばめの模型と室内灯側
車端の成形が異なっています。特にスハニ35では座席シールの形状にも
違いが生じていましたが、そこはもちろん青大将用にシール形状を模型に
適合するよう修正してあります。


◎ナロ10◎

1957(昭和32)年、リクライニングシートの特別2等車として
日立製作所で33両が作られました。

冷房取り付け対象となっていた為、後に低屋根化して分散形冷房装置が
取り付けられました。ちなみにスハ44系特急つばめのスロ60は、すべて
本車両に置き換えられました。

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ナロ10

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定員は48名で座席は赤モケットのリクライニングシート。
基本的な車内構造はスハ44系特急つばめのスロ60と近い作りに
なっていますが、模型成型では乗務員室部分にしっかりと敷居の
壁面が設けられています。


◎オシ17◎

青大将運行と合わせ登場したのがオシ17です。それまでの旧式食堂車から、
上回りに軽量構体を採用した車両として延べ30両が製造されました。

車体幅を2950mmと増やして、初めて両側4人座席となりました。
定員40人食堂車のまさしく先駆けです。

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オシ17

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待合室側

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定員40名の食堂とカウンター

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調理場側

オシ17は近代的デザインを意識し、車内の照明には蛍光灯を採用。
側窓は二重窓構造となっており、冷房装置はディーゼル機関で駆動する
方式となっていました。

また厨房にも開戸を設けましたが、残念ながら運行開始時の電気レンジ
導入は見送られ、石炭レンジを使用する事となりました。

オシ17は車両幅が増えた事によって、より快適な空間で食事が楽しめると
好評を得た食堂車でした。


さて、今回は「特急つばめ青大将」メイクアップシールの詳報を
お伝えしましたが、前回詳報をお届けしました「スハ44系特急つばめ」
及び「特急つばめ青大将」各メイクアップシールは近日同時発売!

富塚通信では発売の準備が整い次第、各パッケージの構成と価格を
追ってご案内します。発売開始まで今しばらくお待ちください。
 
 
 
最後までお読み頂きありがとうございました。
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category: 特急つばめ・青大将

Posted on 2017/08/10 Thu.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

メイクアップシール~スハ44系特急つばめ~詳報2 


本日の富塚通信は、メイクアップシール「スハ44特急つばめ」詳報の
第2弾です。今回は特急列車のまさしく顔、展望車マイテ39と食堂車
マシ35についてお届けします。

また、ブログの最後にはメイクアップシール「特急つばめ」の追加発表も
ありますので、是非終わりまでご覧ください。


◎マイテ39◎

国鉄では東京~大阪間の特急復活にあたり、展望車3両を
どう調達するかという問題が議論される事となりました。

結局この問題は、1930(昭和5)年に特急「富士」用に製造され、
休車状態にあったマイテ39-1(改番前はマイテ37010)とマイテ39-2
(改番前マイテ37011)を整備し直して使用するということで落ち
着きました。ちなみに3両の内のもう一両はスイテ38-2でした。

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マイテ39-1

さて、日本の戦前の展望車は、北アメリカの長距離列車の最後尾に連結されて
いた展望車を模範にして製造したものなのですが、マイテ39の展望室部分の
室内は、何故かアメリカ風ではなく純和風の桃山式内装となっていました。

そんな休車状態だったマイテ39を調べてみると、マイテ39-1の展望室内は
損傷が激しかった為、展望室は簡素な洋風デザインへと変更されました。

反対にマイテ39-2は外国人観光客に喜んでもらえるよう凝った桃山式内装を
復元する運びとなり、整備後はマイテ39-11と改番となっています。
ちなみにマイテ39-2でも痛みの激しい部分や、部品の不足箇所はマイテ39-1の
部品を流用して整備を行っています。

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展望室 奥の箪笥も製作可能 

マイテ39では展望室座席がソファーに交換され定員は10名でした。

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左:一等室 右:サービスコーナー

明るいペイント塗装を施した一等室は新しく開発したリクライニング
シート8席と固定腰掛6の定員14名。

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サービスコーナーと化粧室

一等室にはサービスコーナーが設けられており、トイレ・化粧室側に
カウンター、商品陳列ケース、氷冷蔵庫、石油コンロがあり、売店や
飲み物のサービスが受けられました。
電気冷蔵庫や電気コンロではなく、氷冷蔵庫に石油コンロといった
設備に時代を感じます。

尚、マイテ39座席の特徴はシートを白色カバーですっぽりと覆って
しまってあることです。これについては特に理由があるわけではなく、
ただ単に習慣であったようです。



さて、前々回のブログで特急「つばめ」では、マイテ39にちょっとした
サプライズをご用意しますと告知しましたが、ここでサプライズに
ついてお知らせします!

マイテ39のサプライズとはズバリ「桃山式」内装のシール化です。

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マイテ39の桃山式内装

マイテ39-2(改番後はマイテ39-11)は展望室が純和風の桃山式と
称される作りを復元した事は既に述べた通りです。

このマイテ39-11は、富士のヘッドマークを付けた実車が鉄道博物館に
展示されているので、実際にご覧になられた方も多いのではないでしょうか。

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展望室

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左:一等室 右:サービスコーナー

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サービスコーナーと化粧室

車内の基本設備についてはマイテ39-1と同様ですが、車内の意匠や
デザインは桃山式という事で、豪壮にして絢爛な車内は圧倒されて
しまいます。復元には当時の技術の粋を集めたというのも頷けます。

尚、メイクアップシールではボディの窓ガラスにもシールを貼る事で、
より全面的な桃山式の車内をお楽しみ頂けます。

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ボディ窓ガラスにもシールを貼って壁面再現が可能

今回はよりイメージを掴んで頂ける様に、窓ガラス部分だけを
取り出して実際にメイクアップした場合の車内を撮影しました。

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左:展望デッキ側 右:展望室と一等室

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窓ガラス用の壁面シールにも桃山式の模様をデザインしてあります。
マイテ39-11の重厚な車内を再現いただけます。

尚、本サプライズに関しては1点注意事項があります。

今回のメイクアップシールは「スハ44系 特急つばめ」対応のシールと
なりますが、模型ではマイテが39-1となっているのです。

マイテ39-1は損傷が酷いために洋風デザインへと改造された事は
先述の通りです。つまり模型の号車番号に従えば、「特急つばめ」
編成ではマイテ39-1の桃山式展望車は運用されていない事になります。

「特急つばめ」編成にこだわらなければ、マイテ39-1の桃山式展望車は
運行されていましたが、もし桃山式車内を再現される場合は、列車編成に
ご注意下さい。

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マイテ39 室内灯

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左:展望室 右:一等室

車両に室内灯を導入し完成したマイテ39。いつも通りカーテンブラインド
シールも付属しています。
先にご紹介しました窓ガラス用の壁面シールと併用する事で、ボディを
被せた際の再現性のリアルさが高まります。




「スハ44系特急つばめ」最後の詳報は食堂車マシ35です。

◎マシ35◎

特急列車人気の高まりを受け新製の食堂車を投入する事になりました。
それがマシ35です。戦後初の新製の冷房装置が搭載された食堂車で
日本車輛にて3両が製造されました。

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マシ35

国鉄初の全鋼製車でもあり内張りは鋼板が使用。また手洗器が
設置され、今の時代とは逆に喫煙席が拡大されました。

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車端の待合室

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食堂部分

定員は30名で、イスはステンレスパイプ製で床は模様入りのラバリウム張りでした。
メイクアップシールでも床に模様がデザインされています。

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厨房

調理室はステンレス鋼板を使用し、展望室同様に氷冷蔵庫や
石炭レンジが整っていました。

余談ながら公式試運転時にはプレ営業を兼ねて食堂も営業しており、
メニューなどが記載された本日のお品書きが配られました。

以下にその内容を記載してみます。
・一品料理(一品につき六0圓から一八0圓まで)
・ビール(一本につき一九五圓)
・コーヒー・紅茶(一杯につき三0圓)
・サイダー(一本につき四五圓)
・果物(時価)
と記載されており、他にも煙草、マッチ、郵便切手類や絵はがきに
鉄道路線図等も販売されていたようです。

円は旧字体の圓が使われており、果物に至っては時価。
現在とは物価も異なる為、価格設定についてはピンと来ませんが、
恐らく正式な運行が始まっても大体は同じようなメニューと価格
だったのではないかと想像しています。

今から60年以上も前の食堂車のお品書き。シール製作時、ふと目に
止まった資料に興味を惹かれたので記載しました。

メイクアップシールの作業時、ちょっとだけ列車の歴史や情報を
調べてみるというのもまた、理解が深まって楽しいものです。

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マシ35 室内灯

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左:食堂 右:厨房側カウンター

マシ35食堂の窓ガラス上部にはカーテンが掛けられていました。
また、ベネシャンブラインドも設置されており任意で使用する事が
出来ました。
メイクアップシールのカーテンブラインドシールは、上記のカーテンは
もちろん、ベネシャンブラインドのシールも製作しましたので、
カーテン再現とベネシャンブラインドの併用がお楽しみ頂けます。

以上、「スハ44系 特急つばめ」の詳報をお届けしました。


最後に追加発表のお知らせです。

現在、製品発売に向けた最終準備を行っている「スハ44系特急つばめ」
ですが、同時に「特急つばめ 青大将」対応のメイクアップシールも
製品化が決定!

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青大将マイテ39-21

東海道本線の全線電化に伴って誕生した青大将。そのカラーリングに
よってセンセーションを巻き起こし、電化による無煙化を印象付ける
ことに成功しました。

次回は、「特急つばめ 青大将」の詳報をお届けする予定です。
「スハ44系特急つばめ」と合わせ「特急つばめ 青大将」もご期待ください。


最後までお読み頂きありがとうございました。
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category: 特急つばめ・青大将

Posted on 2017/08/05 Sat.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

メイクアップシール~スハ44系特急つばめ~詳報1 

 
本日の富塚通信は、現在製作中のメイクアップシール
「スハ44特急つばめ」の詳報をお届けします。

前回の富塚通信にて、特急「つばめ」は1950年に「へいわ」から改称して
誕生した旨をご紹介しましたが、国内では1943年に廃止されるまで「燕」が
活躍していましたので、正確には「つばめ」誕生ではなく復活になります。

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復活した「つばめ」

当時国鉄では戦後の鉄道輸送復興に合わせ、特急列車復活の機運が高まって
いました。当時を知る人の回想では、戦中に途絶えた特急復活に今からでは
想像もできない程の熱心な取り組み方だったそうです。

これは「つばめ」の前身、「へいわ」誕生時のエピソードですが、
営業局長、運輸局長、そして車両局長の島秀雄氏らは国民に希望を持って
もらえると特に特急復活を推進していました。

しかし、当時の進駐軍の鉄道当局では特急など時期尚早であるという意見が
主流。また、実際の許可を与えるCTS(民間輸送指令部)に至っては、三等旅客に
特急などもっての外と強固に反対を唱えました。

恐らくはCTSとの間であれやこれやの駆け引きがあったものと推測されますが、
最終的に営業局長がマッカーサー司令の正式指令を要求し、一気呵成で
「へいわ」を誕生させてしまいました。

尚、マッカーサー司令といえばある意味で当時の日本の最高司令官。
直接かどうかは別にしても、特急復活にマッカーサ―司令を引っ張り出して
来たことから考えても、当時の国鉄が如何に特急列車復活に心血を注いでいた
のかを如実に物語っています。


さて、そうした国鉄マンの情熱によって誕生した特急列車「つばめ」

今回のスハ44特急「つばめ」は、1954(昭和29)年の東海道本線の名古屋
電化時の13両編成がプロトタイプとなっており、構成車両は展望車マイテ39、
マシ35、スロ60、スハ44、スハニ35の5種類の車両で構成されています。

ここからは、各車両のメイクアップ詳報をご紹介していきますが、本日は
客車スハ44、スハニ35、そしてスロ60の3両をお届けしたいと思います。


◎スハ44◎

スハ44の車両については前回のブログでも少し紹介していますが、
そもそも特急列車での運用を目的に製造された車両であり、基本構造は
スハ43系に準じるものの車内の座席配置やシートピッチ等、当時の一般的な
三等客車と比較すると明らかに上等な車内空間を持った車両でした。

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グリーンモケットの座席

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左:乗降口デッキ 右:車内側のデッキ壁面

床は板張り仕様で、模型台車位置に当たる通路に台車軸受も再現してあります。
新造後は特急「つばめ」や「はと」を中心に活躍しました。


◎スハニ35◎

スハ44に緩急車、更には荷物室を設けたスハニ35形。12両が製造され、
客室部分はスハ44と同様の構造となっています。定員は48名。
スハニ35は編成上1号車としてC62やEF58と直接連結され活躍しました。

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荷物室の荷重は5トンで、実車では乗客の手荷物を乗せる3段式の
荷物棚を両側に設けてありました。

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妻寄りにが荷物専務車掌室が設けられていました。模型では室には
なっていませんが車端部分に座席が成形されており、該当座席も
もちろんシール化してあります。

また、壁面シールとプラバン加工の併用で客室部分と荷物室部分を
隔てるドアを再現することが出来ます。


◎スロ60◎

1950年度に、鋼体化改造によりトータル30両が製作された特別二等車。

本ブログの冒頭で登場したCTS(民間輸送指令部)ですが、日本の二等座席車の
貧弱さに懸念を示し、米国にあるような二等車の導入を要求してきました。
何も進駐軍のCTSは何から何まで国鉄の意向に反対をしていたわけではありません。
但し、米国式の車両を要求というのが何ともアメリカっぽいですが。

その内、要求であったものが外国人観光客に対応する為という理由で命令扱いとなり、
木製客車の鋼体化工事を行う車両30両をリクライニングシート付の特別二等車として
施工されたのがスロ60です。

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このリクライニング座席はR11で日本初のリクライニング座席となりました。
リクライニングシートは22脚設置され、シートピッチは1,250mmで定員は44名。
スハニ35の48名よりも少ない定員数です。

客室窓は1,000mm幅の広窓になっており、ガラス磨きガラスが用いられました。

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尚、国鉄では当初従来の基準から一等車として導入する予定だったものの、
進駐軍の鉄道当局はこれを一等とは認めず、止む無く妥協案で一等と二等の間、
特別二等車(特ロ)という事で落ち着きました。

しかしスロ60自体は利用客から好評を博し、進駐軍の鉄道当局からはどうだと
言わんばかりに特急だけではなく、全国の急行にも特ロを導入する発注が
なされました。
スハ44等の三等車製造には頑なに難色を示す鉄道当局の姿勢とはまるで
正反対の積極的な指示ですが、これによりリクライニングシートや座席指定制など
現在のグリーン車の元祖が日本に根付いていくきっかけとなったのでした。

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メイクアップシールでは、R11座席の構造を踏まえたデザインはもちろん、
座席の長めのヘッドカバーまで再現。
鉄道局の意向により若干アメリカンナイズされた車内を再現する事が出来ます。

さて、今回は旅客車スハ44、スハニ35、そしてスロ60の情報をお届けしました。
次回は「つばめ」編成の代名詞、展望車マイテ39と食堂車マシ35の詳報を
ご紹介します。どうぞ、お楽しみに。
 
 
 
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Posted on 2017/08/02 Wed.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

メイクアップシール製作情報~スハ44特急つばめ~ 

 
本日の富塚通信は次回発売予定のメイクアップシールのご案内です。

現在製作中のメイクアップシールはこちら。
スハ44系 特急「つばめ」です!

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一等展望車「マイテ39」

戦後初の国鉄特急として、1949年に東京駅~大阪駅間で特急「へいわ」が
運転を開始。翌年の1950年に公募により「つばめ」に改称しました。

「つばめ」といえば一等展望車ですが、他にも特別二等車や冷房機器を
備えた食堂車などを連結し、まさに当時の日本を代表する列車でした。


今回は先行情報として、シールデザインが完成したばかりの三等車
スハ44の写真を大公開。

2017-07-27-02.jpg
グリーンの純毛の座席が特徴的なスハ44

スハ44は特急用の2人掛固定シートの三等車。もともとはスハ43が
「つばめ」「はと」で使用されたものの、特急用としてはその用途に
不十分であった為、緊急で特急専用の特ハとしてスハ44、スハフ43、
スハニ35を製造。ちなみにスハ44は、1951年に汽車日車支店で
34両が製造されました。

座席は進行方向に固定され回転は出来ません。モケットはグリーンの
純毛で背ずりのヘッド部分は枕として盛り上がった作りになっています。
出入台は1ヵ所のみで、床はリノリウム張り。化粧室には飲料水タンクが
設けられていました。


さて、スハ44系特急「つばめ」ですが、実はスタッフの1人が模型の発売時に
購入した「つばめ」を頑張って着色したとの事だったので、今回は「つばめ」の
シール製作に合わせて、着色した模型を見せてもらいました。

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塗料による着色を施したスハ44

グリーンの座席と床・壁面が塗装されています。折角なので、
メイクアップシールとの比較で2両を並べて撮影してみました。

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手前:メイクアップシール 奥:塗装

塗装には座席のグリーンと床や壁面用に2色を使用。調色を行うと均一な
再現を行うのが難しい為、塗料の色をそのまま使用したとの事。

また、塗り分けの為にマスキングテープを貼ったり、複数回の重ね塗りを
行ったりで、1両当たりトータルで8時間くらいの時間を要したそうです。

以下は各部分を拡大しての比較です。

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左:座席正面 右:座席背面

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左:デッキ側の壁面 右:客室内の壁面

やはりメイクアップシールと塗装の違いは、各パーツの再現性の違いに
あります。例えば座席。塗装の場合、ヘッドカバーまでなら頑張れば塗装
可能でしょうが、座席背面の折り畳みテーブルや灰皿まで再現する事は
限りなく困難です。

また、壁面部分の質感やドア部分、更にはポスターのディテールに至る
までその再現領域の幅は圧倒的にメイクアップシールに軍配が上がります。

作業時間に関しても、スハ44であればゆっくりと丁寧に作業を行っても
凡そ2時間で完成させる事が出来ます。

今回は、たまたま塗装車両のスハ44がありましたので、少し趣向を変えて
メイクアップシールを使用したスハ44との比較をご紹介させて頂きました。


さて、メイクアップシールスハ44系 特急「つばめ」では、マイテ39にちょっと
したサプライズをご用意する予定です。
製品発売に合わせ詳細情報も順次お届けしていきますので、どうぞご期待
ください。
 
 
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Posted on 2017/07/27 Thu.   edit  |  tb: 0   cm: 0