メイクアップシール新装版「20系寝台客車」発売開始!
本日、2020年5月1日より新製品メイクアップシール
「20系 寝台客車 基本7両セット」発売開始!
さらに基本7両に対応した別売カーテン・ブラインドセットも同時発売と
なります。こちらの商品は窓ガラス用のブラインドの他、寝台ベッドの
仕切りカーテンや寝具シールを収録したパッケージになっています。

「20系 寝台客車 基本7両セット」3,960円(税込)
「20系 寝台客車 基本7両カーテン・ブラインドセット」1,540円(税込)
(※販売価格は2020年5月時点のものです)
また、KATOの20系ラインナップの1つである品番:10-1353
「20系寝台特急ナハネ20 6両増結セット」対応メイクアップシールと
専用のカーテン・ブラインドシールも好評発売中。

「20系 寝台特急 ナハネ20 増結6両セット」 3,960円(税込)
「20系 寝台特急ナハネ20 カーテン・ブラインド 増結6両セット」1,540円(税込)
(※販売価格は2020年5月時点のものです)


左:ナハネフ22 右:ナハネフ23
カーテン・ブラインドセットではナハネフやカニの
運転台部分のカーテンやブラインドシールが付属。


左:B寝台ベッド 右:カニ21エンジン


左:B寝台の仕切りカーテン 右:食堂のカーテン

ブルートレインとしてその独特の編成美で人気を博した20系
寝台客車。グレードアップされた20系寝台の車内内装を
メイクアップシールで是非、お楽しみください!
~従来品の「20系 特急形寝台客車」も継続販売~
前回の富塚通信でもご案内しました通り、旧製品の
「20系 特急形 寝台客車」(品番10-366)対応
メイクアップシールも引き続き販売となります。

「20系 特急形 寝台客車 7両セット」3,960円(税込)
「20系 特急形寝台客車カーテン・ブラインド7両セット」1,540円(税込)
(※販売価格は2020年5月時点のものです)
尚、新製品の商品名が「20系 寝台客車 基本7両セット」なのに対し、
旧製品は「20系 特急形 寝台客車 7両セット」となっている為、
混同しやすくなっています。
ご注文時には「特急形」の表記の有る無しでご注文の商品を
判断いたしますが、場合によっては「新製品」や「旧製品」と
明記いただけますと幸いです。
category: 20系寝台客車
メイクアップシール~新装版20系 寝台客車~完成!
先月、KATOからリリースされた品番10-1591「20系 寝台客車
7両基本セット」対応のメイクアップシール、ついに完成しました!

今や100点を超えるメイクアップシール製品の中でも、
「20系寝台客車」対応のシールは、販売開始当初から
ラインナップされているメイン商品の1つです。
現在のような車内全体を再現する事が可能なシール製品として、
販売がスタートしたのが2011年。今から9年前のことでした。
その後、幾度かのマイナーチェンジを行いながら、
今日まで途切れることなく生産を続けています。
さて、そんな伝統の(?)「20系 寝台客車」メイクアップシールですが、
既に富塚通信でもご紹介しました通り、新製品「20系 寝台客車」では
「ナハネフ22」と「ナハネフ23」の車内成形に変更が見られます。

手前:オハネフ22 奥:オハネフ23
ちなみにメーカーの公式サイトでも、主な特長の1つとして
「各種仕様を見直しの上、既存の同系列最新製品と同等の
仕様へアップグレード」との文言が真っ先にアナウンス
されています。
車内成形に関して言えば、そのアップグレードの最たる
ものが、「ナハネフ22」及び「ナハネフ23」室内の車掌室と
乗務員室の成形に当たります。


ナハネフ22
旧製品ではキッチリと成形されていなかった車両先頭の
車掌室周り。ライトユニットなど模型の構造的には致し方
ないとは云え、模型中央部分の盛り上がりに関しては
やはり気になる部分ではあります。しかし、それでも従来品の
ナハネフに比べると格段に実感的な車内成形となっています。

ナハネフ22フィルム壁面シール拡大画像
メイクアップシールでは、模型の段差部分にも対応し、
車掌室、乗務員室のドアや車掌室座席、また壁面の
各種設備をデザインしました。
また、プラバン加工で車掌室の仕切り壁面を
再現する事も出来ます。


ナハネフ23
車掌室には放送装置の受話器も成形された固定テーブルが
あり、流石に受話器部分はシール化出来ませんでしたが、
今回はカニ21を含め、固定テーブルもシール化しました。

ナハネフ23フィルム壁面シール拡大画像
車掌室並びに乗務員室以外の客室、車端のデッキ部分は
ナハネ20と共通の仕様となっています。

7両セットのナハネフ22、ナハネフ23以外の他の5両に
ついては、これまでのメイクアップシール「20系」の
パッケージシールと同様となります。

ナロネ21

ナハネ20

ナシ20

ナハネ20・ナロネ21・ナシ20フィルム壁面シール拡大画像
各車両のデッキに備え付けられた消火器や

カニ21

カニ21フィルム壁面シール拡大画像
2基搭載されているエンジンは細密部分まで緻密に
デザインしています。
各車両の詳報につきましては、過去の富塚通信の
「20系 寝台客車」詳報記事をご覧ください。
尚、食堂車ナシ20の厨房部分には、従来製品の頃から
調理台、電気レンジ、流し台に冷蔵庫をプラバン加工で
再現頂けるようになっていましたが、マニュアルを参考に
お客様に適宜加工を行って頂く形式になっていました。

ナシ20 厨房部分
また、プラバン加工そのものも作業が難しい事もあり、
簡易的に上記の厨房設備を作成出来る厚紙を付属して
ありましたが、プラバン加工で再現した場合と比べて
強度が落ちること。また、キッチリとした再現性に難が
ある点を考慮し、今回のパッケージでは簡易厚紙の
採用を取り止めました。
その代わりに、確実にプラバンにて厨房設備を製作
頂けるよう、各設備のプラバン加工手順を図解にて
マニュアル化しました。

ナシ20厨房設備のプラバン加工の解説マニュアル
更に、プラバンの厚みを考慮した型紙シール11枚を追加。
これまで以上に確実に厨房設備を再現頂けます。


品番:10-1591、新製品「20系 寝台客車 7両基本セット」
対応メイクアップシールは、2020年5月1日(金曜)から
発売開始予定です。

また、新規7両基本セットに対応したに別売のカーテン・
ブラインドシールセットも同時発売となります。
こちらのカーテン・ブラインドセットも模型の成形変更に
合わせ、一部仕切りカーテンの修正を行いました。
新製品メイクアップシール
「20系 寝台客車 基本7両セット」3,960円(税込)
「20系 寝台客車 基本7両カーテン・ブラインドセット」1,540円(税込)
(※販売価格は2020年4月時点のものです)
尚、KATOの品番:10-366、旧製品の20系に対応したメイク
アップシール「20系 特急形 寝台客車 7両セット」及び、
「20系 特急形 寝台客車 カーテン・ブラインド基本7両セット」も
引き続き販売継続となります。
新規20系パッケージと旧製品の商品名は、非常に似ていますが、
旧製品には「特急形」の表記が入っているのに対して、
新製品20系はシンプルに「20系 寝台客車」のみとなります。
ご注文の際、新製品パッケージと旧製品パッケージ、お間違いの
ないようご注意くださいます様、お願い致します。
category: 20系寝台客車
20系メイクアップシールについてのお知らせ
ついにKATOから、20系寝台客車のリニューアル製品
品番:10-1591「20系 寝台客車 7両基本セット」が発売されました。

当店でも従来品に対応した「20系寝台客車」用メイクアップシール
「20系 特急形 寝台客車 7両セット」を販売していますが、
従来模型の品番は10-366であり、今回のリニューアル模型を
確認しましたところ、車内成形にもかなりの違いが見受けられました。

従来品10-366のナハネフ22

リニューアル製品10-1591のナハネフ22
つきましては、メイクアップシールでもリニューアルされた
20系車両に対応した新規「20系 寝台客車」用メイクアップ
シールを製作致します。
今回リニューアル発売された「20系寝台客車 7両基本」の
内装メイクアップをご検討のお客様は、新規で製作致します
「20系 寝台客車」用のリニューアルパッケージ発売まで
しばらくお待ちください。
尚、製作情報や発売情報につきましては富塚通信にて
ご案内していきます。20系寝台客車メイクアップシールの
リニューアル化、どうぞご期待ください!
category: 20系寝台客車
メイクアップシール~20系寝台シリーズに関するお知らせ~
現在、ラインナップを絶賛拡大中の「カーテン・ブラインドセット」に
いよいよ、20系寝台対応のカーテン・ブラインドシールが登場です!


左:ナハネフ22 右:ナハネ20


左:ナロネ20 右:ナシ20
編成に応じたカーテン・ブラインドを中心に、
B寝台ベッド仕切りや、カニ・ナハネフの乗務員室用
カーテンが付属!
今回リリースするのは、下記の4タイプです。

「20系 基本 カーテン・ブラインド 7両セット」\1,200(税抜)
「20系 増結 カーテン・ブラインド 13両セット」\1,600(税抜)
「20系 さくら カーテン・ブラインド 7両セット」\1,200(税抜)
「20系 さくら 長崎・佐世保 カーテン・ブラインド 16両セット」\1,600(税抜)
(※販売価格は、2015年2月時点のものです)
当店オリジナル商品メイクアップシール「20系 寝台客車」
シリーズ4製品にそれぞれ対応したパッケージとなっています。
~メイクアップシール20系寝台 パッケージ内容変更について~
また今回、好評発売中のメイクアップシール「20系寝台」
シリーズの商品構成を見直し、一部製品の見直しを行いました。
特に下記2製品では対応車両が変更されています。

「20系 特急形 寝台客車 増結13両」
変更点1:ナロネ21×3両→ナロネ21×2両
変更点2:ナロ20を追加
基本セット7両と組み合わせることで、「殿様あさかぜ」を
編成しやすくしました。

「20系 さくら 長崎・佐世保 16両」
変更点:ナハネ20を4両追加
これまでナハネ20の両数の関係で、長崎か佐世保のどちらか
一方しかフル編成再現することが出来ませんでしたが、
ナハネ20を4両追加し9両にした事で、本パッケージ1セットで
長崎と佐世保どちらの編成も完全フル再現が可能になりました。

20系 特急形 寝台客車 7両セット ¥3,200(税抜)
20系 特急形 寝台客車 増結13両セット ¥3,600(税抜)
20系 さくら 7両セット ¥3,200(税抜)
20系 寝台特急 さくら 長崎・佐世保 16両セット ¥4,800(税抜)
(※販売価格は、2015年2月時点のものです)
メイクアップシール「20系寝台」シリーズには、
カーテン及びブラインドシールは付属しておりません。
20系寝台のカーテン・ブラインド再現には、別途発売予定の
「20系寝台」各カーテン・ブラインドセットをご利用ください。
いよいよ、20系寝台対応のカーテン・ブラインドシールが登場です!


左:ナハネフ22 右:ナハネ20


左:ナロネ20 右:ナシ20
編成に応じたカーテン・ブラインドを中心に、
B寝台ベッド仕切りや、カニ・ナハネフの乗務員室用
カーテンが付属!
今回リリースするのは、下記の4タイプです。

「20系 基本 カーテン・ブラインド 7両セット」\1,200(税抜)
「20系 増結 カーテン・ブラインド 13両セット」\1,600(税抜)
「20系 さくら カーテン・ブラインド 7両セット」\1,200(税抜)
「20系 さくら 長崎・佐世保 カーテン・ブラインド 16両セット」\1,600(税抜)
(※販売価格は、2015年2月時点のものです)
当店オリジナル商品メイクアップシール「20系 寝台客車」
シリーズ4製品にそれぞれ対応したパッケージとなっています。
~メイクアップシール20系寝台 パッケージ内容変更について~
また今回、好評発売中のメイクアップシール「20系寝台」
シリーズの商品構成を見直し、一部製品の見直しを行いました。
特に下記2製品では対応車両が変更されています。

「20系 特急形 寝台客車 増結13両」
変更点1:ナロネ21×3両→ナロネ21×2両
変更点2:ナロ20を追加
基本セット7両と組み合わせることで、「殿様あさかぜ」を
編成しやすくしました。

「20系 さくら 長崎・佐世保 16両」
変更点:ナハネ20を4両追加
これまでナハネ20の両数の関係で、長崎か佐世保のどちらか
一方しかフル編成再現することが出来ませんでしたが、
ナハネ20を4両追加し9両にした事で、本パッケージ1セットで
長崎と佐世保どちらの編成も完全フル再現が可能になりました。

20系 特急形 寝台客車 7両セット ¥3,200(税抜)
20系 特急形 寝台客車 増結13両セット ¥3,600(税抜)
20系 さくら 7両セット ¥3,200(税抜)
20系 寝台特急 さくら 長崎・佐世保 16両セット ¥4,800(税抜)
(※販売価格は、2015年2月時点のものです)
メイクアップシール「20系寝台」シリーズには、
カーテン及びブラインドシールは付属しておりません。
20系寝台のカーテン・ブラインド再現には、別途発売予定の
「20系寝台」各カーテン・ブラインドセットをご利用ください。
category: 20系寝台客車
20系寝台客車シリーズ詳細情報4
いよいよ本日の詳細情報4が、20系寝台客車シリーズ詳細
情報のラストとなります。トリを飾るのは簡易電源車「マヤ20」
そして電源荷物車「カニ21」「カニ22」の3両です。
走るホテルと呼ばれ全車両冷房完備、完全電化された食堂車と
当時としてはまさに豪華列車であった20系寝台列車。
しかし、利便性の向上にともなって使用電力も大きくなった
事から、これらの電力を賄うことが可能な電源車が必要と
なりました。結果、荷物台としての活躍も期待して量産製造
されたのが「カニ21」です。
また、運行区間の関係などからディーゼル発電機も搭載していた
カニ22。この車両は当初1960年の「はやぶさ」運用に合わせて
設計製造されたものの、いざ試運転をしてみると様々な問題が
出てきて急遽「さくら」限定での使用となった電源車です。
逆に今となってみれば、日本各地で幅広く活躍したというよりも、
印象に残る車両となりました。
今回KATOから発売された「20系寝台特急「さくら」長崎編成」の
カニ22-52のパンタ撤去モデルは大きな魅力となっています。
そしてKATOの公式ページにもあるように、カニ22と並ぶもう
一つのアピールポイントが佐世保編成の「マヤ20」です。
この車両を手に入れる為に佐世保編成を買ってしまったという
話を聞くくらいに、ファンにとっては価値のある車両です。
メイクアップシールでは、これらの電源車内の発電機室は
もとより荷物室も実車ベースにリアルにシール化しました。
電源車は業務用車ですので、シールデザインの為の資料確認に
かなりの時間を要しましたが、特に発電機部分に関しては
従来以上の細密表現を行いました。
また、従来の20系メイクアップシールの発電機部分の再現方法とは
異なり、HOゲージ「北斗星」のカニ24をベースとした再現手法を
採用しました。
◎マヤ20◎
固定編成である20系客車を九州地方にて分割運転するために
改造された異色の簡易電源車が「マヤ20」です。
運行区間の必要電力がカニ22のおよそ半分で済むことから、
「オハシ30」の食堂と調理室を電源室と技術員室に作り替えられ
ました。ちなみに改造は国鉄の小倉工場だったようです。
メイクアップシールではもちろん「20系 寝台特急 さくら
長崎・佐世保 12両」に含まれています。






マヤ20 フィルムシールデータ 拡大画像
模型に成型されたDMH17CG(1200rpm・160PS)と600Vの発電機PAG7
(1200rpm・125kVA)を新規製作しました。
カニよりも小型で軽量タイプの発電機を模型上もよく再現されています。
メイクアップシールでは種車であるオハシ30の名残である
車両半分も完全シール化。
◎カニ21◎
1958年に製造された「マニ20」の改良モデルで、新聞輸送に対応するため
全長を伸ばし最大を5tに増やした電源車のスタンダードモデルです。
メイクアップシールでは、「20系 特急形寝台客車 7両」
に含まれています。






カニ21 フィルムシールデータ 拡大画像
発電機室のディーゼル機関 DMF31S-G(340PS)と発電機 PAGIA
(250kVA)を中心に、車両室内の荷物室車掌室、荷物室、技術員室、
車掌室等もシール化しています。
◎カニ22◎
今回KATOから発売された「20系寝台特急「さくら」長崎編成」の
カニ22は、1965年の「さくら」運用に合わせて発電機とパンタグラフを
撤去した変わり種モデルです。
この時期の「さくら」を再現するためには欠かす事の出来ない電源車です。
メイクアップシールでは、「20系 さくら 7両」と
「20系 寝台特急 さくら 長崎・佐世保 12両」に
パッケージに同梱されています。
※尚、メイクアップシールでは「20系 さくら 7両」のカニ22と共通化を図って
おり、また「さくら」以外の編成に使用することも考慮し、「20系 寝台特急 さくら
長崎・佐世保 12両」のカニ22の発電機も一方を撤去していないタイプの
シールデザインを採用しています。※






カニ22 フィルムシールデータ 拡大画像
カニ22といえば、MG(電動発電機)。今回の修正版では
実車のカニ22のMGを調べ直し、緻密な作り込みを行いました。
またカニ22ではプラバン加工を多用して荷物室部分に
設けられていた技術員室や乗務員室等を立体的に再現可能。
メイクアップシールの超絶ディティールをご堪能ください。
ということで、今回20系寝台客車シリーズ詳細情報のラストを
飾った電源車。
「電気を列車に供給する(+荷物も運ぶ)」という目的の為に
複雑なシステムを有する発電機を搭載し、直流区間に交流区間、
更には非電化区間といった当時の日本の路線状況を考慮して、
当時の国鉄マンが電源車をいかに効率よく製造、運用して
いけばいいのかという事にどれほど頭を悩ませていたのか。
特に「さくら」編成のカニ22の自重が重くなりすぎて、急遽パンタと
発電機の撤去で急場をしのいだエピソードなどは、今となっては
笑い話の様に思ってしまいますが、当時対応に当たった関係者に
とっては、まさに修羅場だったのではないでしょうか。
このように車両の特殊性から、客車とはまた一味違った寝台列車史に
触れることが出来るのも電源車の魅力なのかもわかりません。
さて、富塚オリジナルコレクションメイクアップシール
「20系寝台客車シリーズ」

「20系 特急形寝台客車 7両」
「20系 特急形寝台客車増結 13両」
「20系 さくら 7両」
「20系 寝台特急 さくら 長崎・佐世保 12両」
お気に入りの20系寝台列車の客車、食堂車から電源車に至るまで
全車両の当時のリアルな室内内装を是非お楽しみください!
~お知らせ~
さて、次回のメイクアップシールの新商品は、181系の
「とき・あずさ」を予定しています。
シールデザイン、商品ラインアップ等が固まりましたら、
随時富塚通信でご紹介していきます。
ホームページ>>
情報のラストとなります。トリを飾るのは簡易電源車「マヤ20」
そして電源荷物車「カニ21」「カニ22」の3両です。
走るホテルと呼ばれ全車両冷房完備、完全電化された食堂車と
当時としてはまさに豪華列車であった20系寝台列車。
しかし、利便性の向上にともなって使用電力も大きくなった
事から、これらの電力を賄うことが可能な電源車が必要と
なりました。結果、荷物台としての活躍も期待して量産製造
されたのが「カニ21」です。
また、運行区間の関係などからディーゼル発電機も搭載していた
カニ22。この車両は当初1960年の「はやぶさ」運用に合わせて
設計製造されたものの、いざ試運転をしてみると様々な問題が
出てきて急遽「さくら」限定での使用となった電源車です。
逆に今となってみれば、日本各地で幅広く活躍したというよりも、
印象に残る車両となりました。
今回KATOから発売された「20系寝台特急「さくら」長崎編成」の
カニ22-52のパンタ撤去モデルは大きな魅力となっています。
そしてKATOの公式ページにもあるように、カニ22と並ぶもう
一つのアピールポイントが佐世保編成の「マヤ20」です。
この車両を手に入れる為に佐世保編成を買ってしまったという
話を聞くくらいに、ファンにとっては価値のある車両です。
メイクアップシールでは、これらの電源車内の発電機室は
もとより荷物室も実車ベースにリアルにシール化しました。
電源車は業務用車ですので、シールデザインの為の資料確認に
かなりの時間を要しましたが、特に発電機部分に関しては
従来以上の細密表現を行いました。
また、従来の20系メイクアップシールの発電機部分の再現方法とは
異なり、HOゲージ「北斗星」のカニ24をベースとした再現手法を
採用しました。
◎マヤ20◎
固定編成である20系客車を九州地方にて分割運転するために
改造された異色の簡易電源車が「マヤ20」です。
運行区間の必要電力がカニ22のおよそ半分で済むことから、
「オハシ30」の食堂と調理室を電源室と技術員室に作り替えられ
ました。ちなみに改造は国鉄の小倉工場だったようです。
メイクアップシールではもちろん「20系 寝台特急 さくら
長崎・佐世保 12両」に含まれています。






マヤ20 フィルムシールデータ 拡大画像
模型に成型されたDMH17CG(1200rpm・160PS)と600Vの発電機PAG7
(1200rpm・125kVA)を新規製作しました。
カニよりも小型で軽量タイプの発電機を模型上もよく再現されています。
メイクアップシールでは種車であるオハシ30の名残である
車両半分も完全シール化。
◎カニ21◎
1958年に製造された「マニ20」の改良モデルで、新聞輸送に対応するため
全長を伸ばし最大を5tに増やした電源車のスタンダードモデルです。
メイクアップシールでは、「20系 特急形寝台客車 7両」
に含まれています。






カニ21 フィルムシールデータ 拡大画像
発電機室のディーゼル機関 DMF31S-G(340PS)と発電機 PAGIA
(250kVA)を中心に、車両室内の荷物室車掌室、荷物室、技術員室、
車掌室等もシール化しています。
◎カニ22◎
今回KATOから発売された「20系寝台特急「さくら」長崎編成」の
カニ22は、1965年の「さくら」運用に合わせて発電機とパンタグラフを
撤去した変わり種モデルです。
この時期の「さくら」を再現するためには欠かす事の出来ない電源車です。
メイクアップシールでは、「20系 さくら 7両」と
「20系 寝台特急 さくら 長崎・佐世保 12両」に
パッケージに同梱されています。
※尚、メイクアップシールでは「20系 さくら 7両」のカニ22と共通化を図って
おり、また「さくら」以外の編成に使用することも考慮し、「20系 寝台特急 さくら
長崎・佐世保 12両」のカニ22の発電機も一方を撤去していないタイプの
シールデザインを採用しています。※






カニ22 フィルムシールデータ 拡大画像
カニ22といえば、MG(電動発電機)。今回の修正版では
実車のカニ22のMGを調べ直し、緻密な作り込みを行いました。
またカニ22ではプラバン加工を多用して荷物室部分に
設けられていた技術員室や乗務員室等を立体的に再現可能。
メイクアップシールの超絶ディティールをご堪能ください。
ということで、今回20系寝台客車シリーズ詳細情報のラストを
飾った電源車。
「電気を列車に供給する(+荷物も運ぶ)」という目的の為に
複雑なシステムを有する発電機を搭載し、直流区間に交流区間、
更には非電化区間といった当時の日本の路線状況を考慮して、
当時の国鉄マンが電源車をいかに効率よく製造、運用して
いけばいいのかという事にどれほど頭を悩ませていたのか。
特に「さくら」編成のカニ22の自重が重くなりすぎて、急遽パンタと
発電機の撤去で急場をしのいだエピソードなどは、今となっては
笑い話の様に思ってしまいますが、当時対応に当たった関係者に
とっては、まさに修羅場だったのではないでしょうか。
このように車両の特殊性から、客車とはまた一味違った寝台列車史に
触れることが出来るのも電源車の魅力なのかもわかりません。
さて、富塚オリジナルコレクションメイクアップシール
「20系寝台客車シリーズ」

「20系 特急形寝台客車 7両」
「20系 特急形寝台客車増結 13両」
「20系 さくら 7両」
「20系 寝台特急 さくら 長崎・佐世保 12両」
お気に入りの20系寝台列車の客車、食堂車から電源車に至るまで
全車両の当時のリアルな室内内装を是非お楽しみください!
~お知らせ~
さて、次回のメイクアップシールの新商品は、181系の
「とき・あずさ」を予定しています。
シールデザイン、商品ラインアップ等が固まりましたら、
随時富塚通信でご紹介していきます。
ホームページ>>
category: 20系寝台客車