E320様からの情報~151系こだま&157系ひびき~
“駅”と“フィギュア”と“こだま”
あたかもタイムトリップしたかのような情景シーンの数々。
本日の富塚通信は、E320様からお寄せいただきました
「151系こだま」&「157系ひびき」のお写真をご紹介します。
プラットホームに佇む「こだま」とフィギュアの写真を見ていると、
まるで雄弁なドラマのワンシーンを観ているような感覚さえ覚えます。
もちろん、「こだま」「ひびき」どちらの車両もメイクアップシールで
車内内装を再現いただいております!
是非、「こだま」と「ひびき」が走っていた時代へのタイムトラベルを
お楽しみください。
─────────────────────────────────────
KATO151系「こだま」&157系「ひびき」
待望の151系メイクアップシールが発売されたので、
早速購入し、このたび作業が完了しました。
中古のKATO157系も購入し、あわせてメイクアップシールを
施工しました。

157系は、「あまぎ 7両セット」と「お召電車 5両セット」を購入し、
「ひびき」には、このうち、お召セットのクモハとモハを前後に、
その他はあまぎセットで以下のような9両編成しました。
クモハ+モハ+サロ+サロ+サハ+モハ(M)+クモハ+モハ+クモハ
(赤字の車両はお召セットから)
理由は、「あまぎ」のクモハは、カプラーの関係で、台車が
やや後ろよりに付いているのと、スカートのカプラー周りの
切り欠きが大きいのに対し、「お召セット」は、ダミーカプラーと
なっていて、台車も本来の位置にあり(多分)、スカートの
カプラー周り切り欠きも小さいからです。
クモハ157です。「ひびき」ヘッドマークは、メイクアップシールに
付属のもの(プラ板貼付け)。

サロ157。グリーンマークの上に1等のシールを貼っています。

モハ156。シートとカーテンが良い感じです。

続いて151系です。メイクアップシールの発売は、待ちに待った、
という感じで、本当に嬉しかったです。
ホームに佇むクハ151。夜っぽい雰囲気なので、終着駅でしょうか。
乗客が去ったホームで迎えを待っているかのような女性の
フィギュアが印象的です。

モハシ。ブュッフェのカウンターに室内灯が反射して良いですね。

サシのテーブル部分。一輪挿しを置きたくなってしまいます。手前は157系。

モロ。ブルーの床とエンジのシートがきれいです。

「こだま」と「ひびき」の並び。始発駅では、このような光景が
見られたのでしょうか。
151系のライトは白色LEDに、157系のライトは電球色LEDに
交換しています。

昭和っぽく白黒にしてみました。

白黒もいい感じですね。
パーラーカーの前で腕時計の時間を気にする男性。誰かと待ち合わせ?

ということで、メイクアップした151系と157系でした。メイクアップすると
レイアウトに映えますね。いつまでも眺めていられます。

E320
─────────────────────────────────────
E320様、「151系こだま」&「157系あまぎ」の情報を
お送りいただき、ありがとうございました。
「こだま」と「ひびき」の並走シーンだけでも魅力的ですが、
フィギュア達の後ろで静かに停車しているだけの「こだま」も
何と絵になることでしょう。
特にベンチに腰掛けた女性の後ろのクハ151、腕時計を気にする
男性の背後のパーラーカーと往年の名作映画ワンシーンのようです。
最後の3枚の写真はモノクロ写真になっていますが、実際今回の
シール製作でも資料写真の多くは白黒写真でした。
時代的にも有名な公式写真や映像しかカラーのものは残されて
いないようで、モノクロ故の表現が時代的にも親和性が高いように
感じられます。
本当にいつまでも眺めていたい「151系こだま」と、「157系ひびき」の
情景シーンだと思いました。
さて、次回の富塚通信は前回記事の続きを予定。
183形や中期485系の登場でこだま型にも転機が訪れます。
お楽しみに。
~メイクアップシール発売情報!~
今回登場した「151系こだま」「157系ひびき」「157系あまぎ」
各メイクアップシールも好評発売中!

「151系 こだま・つばめ 基本8両セット」\4,400
品番:TM-KN148
「151系 こだま・つばめ 増結4両セット」\3,520
品番:TM-KN149
「157系 あまぎ 基本7両セット」\3,520
品番:TM-KN080
(※販売価格は、2021年8月時点のものです)
あたかもタイムトリップしたかのような情景シーンの数々。
本日の富塚通信は、E320様からお寄せいただきました
「151系こだま」&「157系ひびき」のお写真をご紹介します。
プラットホームに佇む「こだま」とフィギュアの写真を見ていると、
まるで雄弁なドラマのワンシーンを観ているような感覚さえ覚えます。
もちろん、「こだま」「ひびき」どちらの車両もメイクアップシールで
車内内装を再現いただいております!
是非、「こだま」と「ひびき」が走っていた時代へのタイムトラベルを
お楽しみください。
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KATO151系「こだま」&157系「ひびき」
待望の151系メイクアップシールが発売されたので、
早速購入し、このたび作業が完了しました。
中古のKATO157系も購入し、あわせてメイクアップシールを
施工しました。

157系は、「あまぎ 7両セット」と「お召電車 5両セット」を購入し、
「ひびき」には、このうち、お召セットのクモハとモハを前後に、
その他はあまぎセットで以下のような9両編成しました。
クモハ+モハ+サロ+サロ+サハ+モハ(M)+クモハ+モハ+クモハ
(赤字の車両はお召セットから)
理由は、「あまぎ」のクモハは、カプラーの関係で、台車が
やや後ろよりに付いているのと、スカートのカプラー周りの
切り欠きが大きいのに対し、「お召セット」は、ダミーカプラーと
なっていて、台車も本来の位置にあり(多分)、スカートの
カプラー周り切り欠きも小さいからです。
クモハ157です。「ひびき」ヘッドマークは、メイクアップシールに
付属のもの(プラ板貼付け)。

サロ157。グリーンマークの上に1等のシールを貼っています。

モハ156。シートとカーテンが良い感じです。

続いて151系です。メイクアップシールの発売は、待ちに待った、
という感じで、本当に嬉しかったです。
ホームに佇むクハ151。夜っぽい雰囲気なので、終着駅でしょうか。
乗客が去ったホームで迎えを待っているかのような女性の
フィギュアが印象的です。

モハシ。ブュッフェのカウンターに室内灯が反射して良いですね。

サシのテーブル部分。一輪挿しを置きたくなってしまいます。手前は157系。

モロ。ブルーの床とエンジのシートがきれいです。

「こだま」と「ひびき」の並び。始発駅では、このような光景が
見られたのでしょうか。
151系のライトは白色LEDに、157系のライトは電球色LEDに
交換しています。

昭和っぽく白黒にしてみました。

白黒もいい感じですね。
パーラーカーの前で腕時計の時間を気にする男性。誰かと待ち合わせ?

ということで、メイクアップした151系と157系でした。メイクアップすると
レイアウトに映えますね。いつまでも眺めていられます。

E320
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E320様、「151系こだま」&「157系あまぎ」の情報を
お送りいただき、ありがとうございました。
「こだま」と「ひびき」の並走シーンだけでも魅力的ですが、
フィギュア達の後ろで静かに停車しているだけの「こだま」も
何と絵になることでしょう。
特にベンチに腰掛けた女性の後ろのクハ151、腕時計を気にする
男性の背後のパーラーカーと往年の名作映画ワンシーンのようです。
最後の3枚の写真はモノクロ写真になっていますが、実際今回の
シール製作でも資料写真の多くは白黒写真でした。
時代的にも有名な公式写真や映像しかカラーのものは残されて
いないようで、モノクロ故の表現が時代的にも親和性が高いように
感じられます。
本当にいつまでも眺めていたい「151系こだま」と、「157系ひびき」の
情景シーンだと思いました。
さて、次回の富塚通信は前回記事の続きを予定。
183形や中期485系の登場でこだま型にも転機が訪れます。
お楽しみに。
~メイクアップシール発売情報!~
今回登場した「151系こだま」「157系ひびき」「157系あまぎ」
各メイクアップシールも好評発売中!

「151系 こだま・つばめ 基本8両セット」\4,400
品番:TM-KN148
「151系 こだま・つばめ 増結4両セット」\3,520
品番:TM-KN149
「157系 あまぎ 基本7両セット」\3,520
品番:TM-KN080
(※販売価格は、2021年8月時点のものです)
category: E320様より
E320様からの加工情報~軌道検測車マヤ35~
「RM MODELS」の2020年2月号(No.294)の特集は、
「北海道2010年代の鉄路」
その特集の中にJR北海道の新型軌道検測車マヤ35に
関する記事があります。
マヤ35といえばJR北海道が導入した高速軌道検測車ですが、
本日の富塚通信では、E320様からお送り頂いたマヤ35の
加工情報をお届けします。
尚、模型の加工期間は、つい先日あった1月11日~13日の
3連休だけとの事です。
それでは完成してまだ三日目、E320様のマヤ35加工情報を
お楽しみください!
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■マヤ35(タイプ)を作る
RM MODELS 2020年2月号にマヤ35の製作記事が
載っているのを見て、作ってみたくなりトライしました。
タネ車は記事にある通りKATOのサハE257(中古で入手)です。

窓ガラスパーツを外し、窓をt1.2mm、ドア部分をt0.5mmの
プラ板で埋めます。窓の周囲は瞬間接着剤で隙間を埋めてサンド
ペーパーで仕上げていきます。削りすぎでボディの断面形状が
変わらないように注意して進めます。

ボディを400番のサンドペーパーである程度仕上げたら1000番、
1500番、2000番のペーパーで滑らかにしていきます。

妻面のドア部分も1mm角のプラ棒で埋めます。
側面を水砥ぎした時の水滴が残っています。

台車には1mm角プラ棒を検測梁のつもりで
取り付けました(細部は省略)。

床下機器はやりだすとキリがないので、クーラー部分の加工と
その右にタンクを取り付けるに留め、ほぼオリジナルのままと
しています。

ボディ側面は窓などがほとんどないため窓あけ等の加工はせず、
記事同様にデカールでの表現としています。記事を参考に
パソコンでデータを作り、クリアデカールに印刷しました。

エアブラシで塗装後、デカールを貼りました。

下回りを合体して完成です。JRマークは古いTOMIXの
インレタを使いました。ガラスパーツを外していることから上下が
「パチッ」と嵌らないので、両面テープを使って固定しています。

屋根上の発電機搬入口蓋、排気ダクトはプラ板からの自作です。

屋上の後部標識灯ライトケースもプラ板とシールでの自作です。
ジャンパ栓は銀河モデルとKATOのASSYパーツを利用しました。
ちなみに妻面はドア部分のみの加工です(窓はデカール表現)。

カプラーはTOMIXキハ40と連結させるのでTNカプラーに
換装しました。元のカプラーを外してTNカプラーをゴム系
接着剤で付け、台車とカプラーが干渉しないように双方一部
カットしています。

実際にはキハ40 300番台との運用のようですが、代打として
1700番台と連結。マヤの車高の低さまでは再現できませんでした。
雰囲気は出ていると思いますが如何でしょう。

キハ40の車内が成型色のままでは味気ないので、メイクアップ
シールで仕上げています。室内灯にメイクアップシールが映えます。

ケースに入れて。

今回の工作は、窓あけ加工が無いので思ったより楽でした。
塗装のマスキングを外すときに下地への食いつきが弱かったのか、
塗装が少し持っていかれたりして2回ほどやり直しています。
なお、RMの記事ではデカールではなくタトゥシールを使って
いますが、タトゥシールは使ったことがないので、慣れた
デカールとしました。一部シルバリングが生じてしまいましたが、
走らせてしまえばそれほど目立たないのでまぁ良しとしています。
機会があればタトゥシールも試してみたいと思います。
3連休(※制作室注:2020年1月11日~13日)の楽しい工作でした。
E320
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マヤ34形の老朽化に伴いJR北海道で新たに導入された
軌道検測車マヤ35形客車。
実車では既に2018年4月10日から検測がスタートしています。
完成したマヤ35は、「北海道新幹線のH5系と同系色のグリーンを
ベースに、紅葉のオレンジと雪原の白」を表した外観が見事に
再現されていると思います。
まさか、サハE257がマヤ35に変わるなんて!?という驚きも
ありますが、レンタルレイアウトで走行すれば、まさしく注目の
的ですね。
E320様、マヤ35の加工情報をありがとうございました。
category: E320様より
E320様からの加工情報~ソユーズ搬送列車~後編
本日の富塚通信は、前回掲載した「E320様からの加工情報
~ソユーズ搬送列車~前編」の続きになります。
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→対策 その②
当初は作業台を途中で切断し、それをロケットからステーを出して
元の位置にあるかのように取り付けようかとも考えましたが、
工作にかなりの精度を要しますし、いったん切ってしまうと元に
戻せません。
あるいは、ロケット本体の途中(車両AとBの連結部分あたり)を
柔らかい素材に交換し、ロケット本体が折れ曲がりカーブに追随
するようにするか・・・。
しかし、これも適当な柔らかい素材が思いつきません。スプリング
状のものが良いような気がして探してみたのですが、ロケットの径に
合うものは見つかりませんでした。
そこで、車両Aと車両Bの間にTOMIXのコムを挟むことにしました。
こうすると実物とは異なりますが、コムの長さ分、車両Aが前方に
移動するので、ロケットと作業台の干渉を避けることができます。
何よりも工作しないで良いので簡単(一つだけパーツを外す必要は
ありますが)ですし、ディスプレイ時にはオリジナルのままでいけます。
ただし、ロケットがカーブ外側にせり出すのは変わらないので、
カーブ線路に近接して何か構造物があると干渉する可能性はあります。
コムはフラットグリーンに塗り替えました。

○編成
実際の写真を見ると、車両A、Bの他にもアメリカで言うところの
「BOXカー」と「FLATカー」のような車両が連結されています。
写真を参考にして、BOXカーをそれらしい色に塗り替え、FLAT
カーにパイプ類の取付け加工をしました(いずれも実際とは異なります)。
パイプはプラ棒、機器はグリーンマックスの客車用床下機器を利用
しました。


実際の走行はDLによるP&Pなので、車両Bの後方にもFLATカーと
DLを連結したかったのですが、車両Bの後方台車がかなり奥まった
位置にあり、FLATカーとビームが干渉し連結できないので諦めました
(フラットカー車輪を径の小さいものに変え車高を落とせば何とか
なるかもしれませんが、難しそうです)。

とりあえず手持ちのDLでけん引し、編成として試走しました。
編成は、DL+BOXカー+フラットカー+車両A+コム+車両B
(ソユーズ搭載)です。車両Aのパーツを一部外しています。
全体の大きさからして台車(車輪)の数が少ないためかスピードを
出すとちょっと危なっかしいですが、ゆったりと走らせれば、
そこそこ走ってくれます。
また、車両AとBの連結部車端がカーブ時に干渉していたので、
車両Aの端部を少しカットしました。

DLについては、ロシアっぽいものを探したのですが、なかなか見つからず、
とりあえず中古でKATOのRS11を調達し、実際の画像を参考に緑、黄、
グレーでそれらしく塗り替えました。
塗替のために分解したので、ついでにライトもLEDに交換しています。

○完成
コムを挟んだ走行仕様です。

広々としたレンタルレイアウトで走らせてみたいのですが、列車の周囲に
十分なスペースが無いと難しそうですね。どこでも気軽に走らせることが
出来るものではありませんが、それなりに面白いアイテムかと思います。


以上、ソユーズ搬送列車 N化でした。
E320
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E320様の「ソユーズロケット搬送列車」N化改造でした。
1/150スケールとはいえ、ロケットの全長は約30cm程あります。
プラスチックモデルなので重量はそれほどではないと思いますが、
やはりスケール故に走行させるとなるとバランスを維持するのが
大変だったであろう事は容易に想像できます。
そして更なる難題と言えば、ロケット搬送列車を走行させる事の
出来るジオラマ・レイアウトがそう無いということですね。
残念ながら、この問題の解決は少し難しそうです。
ちなみに現在、実際のソユーズロケットを搬送しているのは、
1960年から2000年まで製造されていたソ連運輸省のTEM2形
ディーゼル機関車です。
バイコヌールの発射台までソユーズロケットを搬送している
映像を確認すると、エンジンノズルを先頭にして人が歩く
くらいの速度でゆっくりと搬送しています。
宇宙ロケットと聞くと、やはり発射の瞬間から大空へ向かって
飛んでいくシーン、或いは軌道への投入といった場面を想像
しますが、こうしてディーゼル機関車でロケットが発射台へと
運ばれていくシチュエーションも心惹かれますね。
E320様ありがとうございました。
category: E320様より
E320様からの加工情報~ソユーズ搬送列車~前編
2018年3月にグッドスマイルカンパニーから発売された
「ソユーズロケット/ソユーズ宇宙船」プラスチックモデル。
宇宙船「ソユーズ(Soyuz)」は、国際宇宙ステーションへ
宇宙飛行士を送り届けることの出来る唯一の機体ですが、
昨年の10月の打ち上げでは技術的なトラブルが発生。
原因の究明を経て今年の3月14日(グリニッジ標準時)、
ロシアのバイコヌール宇宙基地から再び国際宇宙ステーションへ
向けて打ち上げが行われました。
そんなソユーズロケットですが、なんとキットでは発射場への搬送、
打ち上げ態勢への移行、多段式ロケット分離からソユーズ宇宙船
展開といった各シュチエーションが楽しめるようになっています。
本日の富塚通信は現役でも活躍中「ソユーズロケット+搬送列車」
キットの加工情報をE320様からお寄せ頂きました。
今回の加工ポイントはズバリ、N化による搬送列車の走行化です!
キットモデルの搬送列車はもちろん自走する事は出来ませんが、
工夫次第ではN化が可能だそうです。
今回は少し長めの記事ですので、前編と後編の2回に分割させて
頂きました。先ずは前編をご覧ください。
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■ソユーズ 搬送列車
ある日、ネットをプラプラしていたら「ソユーズ搬送列車」の
プラモを見つけてしまいました。しかも1/150!
こういうのは大好物なので、早速注文、組立て、
N化にトライしてみました。

○組立て
組立てはそれほど難しくありません。パーツを丁寧に切り出し、
説明書に従って組み立てればOKです。基本的に接着剤なし
(一部、接着を推奨)で組立てできますし、もともと8色に分けて
成形されているので、塗装しなくても、それなりに仕上がります
(今回は塗装しました)。
○ソユーズ(ロケット)
ロケットは3段式で、切り離すこともできます。最上部の
フェアリングは白、3段目~1段目はダークグレー、エンジン回りは
シルバーと黄かん色で塗装しました(説明書に色指定がされて
いないので、写真を参考に適当にチョイスしました)。

1段目は4基のブースターのようになっており、1基あたり4つの
メインノズル(燃焼室)が付いています。小型のロケットエンジンを
多数束ねる事で大きな推力を得るクラスターロケット方式で、
エンジン(燃焼室)を大型にした時の燃焼の不安定さが解決できず、
このような方式としていたみたいです。
見せ場は、やはり最下部の数多くのノズルです。1/150とはいえ、
なかなか迫力があります。ここはシルバーとフラットレッドで塗装、
一部にキット付属のメタルシールを使っています。

因みに「宇宙へ ~冷戦と二人の天才~」というBBC製作の海外
ドラマがあります。以前、ナショナルジオグラフィックでも放送
されました。このドラマでは冷戦期における米ソの宇宙開発競争の
様子が描かれており、このプラモのモデルとなったR7や、アメリカの
アポロ計画用のサターンに対抗して30基ものエンジンを束ねた大型の
N1ロケット(開発は失敗し計画は破棄)も出てきます。
「二人の天才」とは、アメリカはヴェルナー・フォン・ブラウン、
ソ連はセルゲイ・コロリョフのことで、それぞれがチーフデザイナー
として宇宙開発に鎬を削っていました。
非常に面白い作品ですので、機会があればご覧になることをお勧めします
(DVDにもなっています)。
○車両
キットの搬送車両は2両構成で、それぞれフラットグリーンとライト
グリーンで塗装しましたが、色的に両者の違いはあまり目立たない
感じとなってしまいました(ライトグリーンをもう少し明るめにすれば
良かったです)。
そのほか、ロケット本体を支えるメインのビームはライトグレーとし、
作業台の手すり、付属の機器などを塗り分けています。
1両目(以下、車両A)は、ダクト関係や、作業台らしきものが
付いています。横から見ると「シキ」に似ています(言ってみれば
「シキ」そのものなので当たり前ですね)。
2両目(以下、車両B)には、大きなビームが付いてロケット本体を
支えます。発射地点まで搬送後、ビームを垂直に立てて発射に備えます。
プラモでも垂直に立てることができるギミックとなっています。


○N化
[台車]
キット付属の台車(車輪と一体成型)はダミーで走行不可ですので、
形が似ているTOMIX製TR41C形台車枠に交換しました。
見たところ車輪が車体に干渉しそうだったので、当初は台車を嵌める
軸に高さ調整用の段差を設けてみました。しかし、これで試走させて
みたところ、車高がわずかですが高くなり重心が上がるのか、
左右の安定が取れず走行が非常に不安定でした。
試しに段差をなくしてみたところ、心配した車輪の干渉も大したこと
はなく、走行に大きな支障もなかったので元に戻しました。
また、少しでも安定するよう車両Bの内部にウェイトを少し入れました。
車両Aの底面には鉄コレN化キットに入っていたウェイトを付けています。
また、カプラーは操作の楽なKATOカプラーです。

[カーブ対策]
台車をN用のものに交換したので、一応、走行はできるように
なりましたが、これだけでは以下の理由でカーブを曲がることが
できません(いわゆる「直線番長」)。
→曲がれない理由 その①
車両Bの台車は3つ付いており、1つ目と2つ目は近接しています。
この場合、KATOなど各メーカーのF級ELの中間台車のように
左右に振れるような構造にしておかないとカーブをスムーズに
通過できません。
→対策 その①
「台車を左右に振る」アイデアがイメージできなかったので、
この台車のみプラ車輪のフランジ部分を削った車輪を付けることと
しました。こうするとフランジがないので、カーブ通過時に台車が
外側に動いても線路と干渉しません。
フランジ無し台車は軸を中心に回転する必要もないので接着しています。

→曲がれない理由 その②
もう一つ、カーブを通過させるために解決しなければならないことが
あります。それは「長さ」によるものです。ロケットは全長30センチ弱と、
Nゲージとしては異例の長さでロケットの先端約1/3が車両Bの前方に
出ています。このため、カーブ通過時にロケット前方が線路からかなり
外側にせり出します。そうするとどうなるかというと、1両目の車両Aに
付いている作業台とロケット本体が干渉してしまいます。

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以上、前編でした。後編は近日公開予定です。
どうぞ、お楽しみに!
category: E320様より
お客様からの情報 E320様~「185系 お召編成」~
本日の富塚通信は、お客様からお送り頂きました加工情報を
お届けします。
今回はE320様の185系「お召編成」についてです。
実はこの情報、以前(2014年)の富塚通信で掲載させて
頂きました「~クロ157加工情報~」の続報にもなっています。
更には、踊り子色を纏ったあの列車も登場します!
クロ157を組み込んだ185系編成を、どうぞお楽しみ下さい。
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■185系 お召編成
最近はお召列車が運行される機会は減ってきているようですが、
Nゲージのアイテムとしては魅力的な列車です。
Nゲージでは、1号編成、157系お召電車、特別車両等がモデル化
されていますが、中でもクロ157がお気に入りです。クロ157は、
157系は勿論、183系や185系にも組み込まれており、
その編成のコントラストになんとも言えない味わいを感じてしまいます。
今回は、2014年7月の富塚通信で取り上げていただいた古いTOMIX
185系+グリーンマックス「クロ157」キットの編成について、
185系をKATOにリプレイスし、グリーンマックス「クロ157」に
室内灯を組み込むリニューアルを行いましたのでご紹介します。
●185系
手持ちのTOMIX185系は古い製品で塗装の一部にやや傷みが
あったのと、内装が製品のまま、という点がずっと気になっていました。
そこで、今回は185系200番台のメイクアップシールを活用し、
KATOの「10-1442 185系200番台」を中古で調達し、
リプレイスしました。
クロ157と編成を組むにあたり、そもそも200番台のチョイスが
良かったかどうかですが、ネットで検索したところ、ハッキリとは
分からなかったのですが、当たらずとも遠からず、ということでOKと
しました。考証を尽くすことも楽しいのですが、模型ですのである
程度は自由に楽しむという事もアリかと思います。
施工途中です。シートの後ろが良いですねぇ。

メイクアップシールの施工は丁寧に進めれば難しいところはないのですが、
今回、室内灯取付には苦労しました。というのも、KATOの185系は
設計が少々古いのか、座席部分と床板部分が固定されていないので、
ボディを外すとこれらが離れてしまいます。
そうすると、室内灯のL字型の金具をいつものように固定することが
できません。ですので、L字型金具は、床板側にセロテープや両面テープで
固定し組み付けることにしましたが、この位置決めがなかなか大変でした。

また、ヘッドライトは電球仕様なので、手持ちの白色LEDに交換しました
(ヘッドマーク部分は、一部の文字をシンナーで消して白地のみとしています)。
LED交換に伴い、組み付けているパーツの構造上、ヘッドライト、
テールライトがお互いに光漏れを起こしてしまうので(ヘッドライトを
点灯させると、その光がテールライト側にも廻り、テールライトも点灯
してしまう、逆も同じ)遮光対策も施し、ヘッドライトのパーツには
クリアオレンジを塗って電球色っぽくしました。

メイクアップ後の内装です。やっぱりこうでないといけません(笑)
長年のモヤモヤがスッキリしました。


●クロ157
クロ157は、グリーンマックスのキットを組み立て、185系編成用に
クリーム色と緑に塗装しています。また、キットのままでは室内が
がらんどうなので、ジャンクパーツやプラ板を利用し、室内造作を簡易的に
表現しています。詳しくは、2014年7月の富塚通信をご参照ください。
今回は、これに室内灯を組み込みました。当時は、そこまでの電気工作力が
なかった(今でもそうですが・・・)のですが、最近は、サードパーティから
各種N用LED工作パーツが提供されるようになり、これらを利用すれば、
私みたいに電気工作力がない者でも比較的簡単に工作ができるように
なったのは、大変ありがたい事です。

・・・ということで、KATO 185系とクロ157のメイクアップ
編成が完成しました。

こちらは、本家157系お召電車。メイクアップ済です。

兄貴分(?)のKATO1号編成。こちらもメイクアップ済み。

最新の特別車両(メイクアップ済)

お遊びでTOMIX253系を踊り子色に塗り替えた編成です。

こちらには、マイクロエースの伊豆急車両を特別車両風に
加工したものを組み入れています。内装は、元の座席を
2/3程撤去し、プラ板やジャンクパーツでそれらしく仕上げました。

こうして並べてみると、眺めているだけでも楽しいですね。

E320
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E320様、「185系お召編成」の加工情報を有難うございました。
E320様にはこれまで実に多くのお召車両の室内再現にメイク
アップシールをご活用いただいておりますが、今回は2014年7月
以来のクロ157のグレードアップ加工、更には編成の置き換え
(リプレイス)といった内容に、やはり長い歳月の流れを
思わずにはおれませんでした。
ちなみに、2014年のクロ157の加工情報のブログ記事は
こちらになります。
>>お客様から E320様~クロ157加工情報~
宜しければ、ぜひご覧ください。
また、最後に少し登場しただけですが、踊り子カラーの253系。
お送りいただいた写真だけを確認していた時には、E320様
オリジナルのフリーランス車両だと気が付きませんでした。
>伊豆急車両を特別車両風に加工したものを組み入れ
これだけで1つの立派なブログ記事が書けてしまいそうです。
確かに最近はお召列車の運行される機会が減ってきて
いますが、代わりにお気に入りの模型でリプライスしながら
往時のお召編成を再現していくというのも鉄道模型の
娯しみ方の1つだと思いました。
今回、185系お召編成でご利用いただいたメイクアップシールは
KATO対応「185系200番台 踊り子色 7両セット」です。

また、お召車両用のメイクアップシール「お召列車1号編成」と
「157系お召電車」も好評発売中です!
185系200番台 踊り子色 7両セット 3,200円(税抜)
お召列車 1号編成 5両セット 3,800円(税抜)
157系 お召電車 5両セット 3,200円(税抜)
(※上記販売価格は、2019年4月時点のものです)
メイクアップシールは店頭、または通販にてお求めください。
category: E320様より