メイクアップシール「寝台急行 はまなす」詳報2
昨日の富塚通信にてお伝えしました通り、本日より
新製品メイクアップシール「寝台急行 はまなす 10両セット」が
発売スタート!通信販売でもお求めいただけます。

DD51に牽引される急行はまなす
青色塗装のDD51は、「北斗星」や「カシオペア」そして「トワイライト」と
日本の主要な寝台列車の牽引に大活躍していますが、筆者の個人的な
意見としては、青色DD51は「はまなす」牽引が1番似合うと思っています。
いや、青色DD51重連の「北斗星」牽引も捨てがたいので1番は撤回しますが、
いずれにせよ「はまなす」を牽引する青色DD51は不思議と輝いて見えます。
やはり「はまなす」が14系車両主体だからなのでしょうか。
そんな筆者の思い入れから、メイクアップシール「はまかぜ」パッケージの
マニュアルの表紙は、青色DD51牽引の写真を使用していますので、
お求めいただいたお客様は、少しばかりマニュアルの表紙を眺めて
頂ければ幸いです。
さて、今回は「はまなす」詳報2ということで、パッケージに付属の
カーテン・ブラインドを使用した車両をご紹介していきたいと思います。
本パッケージには、B寝台車両と座席客車に合わせた全車両分の
カーテン・ブラインドを付属しています。

1号車 スハネフ14 仕切りカーテンとブラインドを使用

B寝台用ベッドカーテン
「はまなす」に含まれるB寝台客車3両には、窓ガラスのブラインドの
他にベッドの仕切りカーテンを付属。
仕切りカーテンはサイズが小さ目ですので、貼り付け作業が少し難しい
ですが、全ての寝台に取り付けた際の見た目は抜群!


左:通路側の仕切りカーテン 右:ベッド側の仕切りカーテン&ブラインド


ベッド仕切りカーテンは、模型の取り付け位置の高さに
合わせて、形状を違えて製作してあります。


ブラインドの下ろす加減もお好み次第


左:乗務員室 右:デッキと車端ベッド
B寝台はベッドの仕切りカーテンと窓のブラインドの
コラボがお楽しみ頂けます。
さて、次は座席車の窓ガラスカーテンです。
まず、3号車スハフ44です。

3号車スハフ44
座席車の窓はカーテンとなっています。
もちろん完全にカーテンを閉めることも、部分的にカーテンを
閉めることも加工次第で調節が可能です。


左:カーテンを完全に閉めた状態 右:カーテンを半分占めた状態


室内灯で夜行走行シーンの車内を再現
カーテンは車両の両サイド分が付属していますので、より様々な
シュチエーションが再現可能となります。
手前座席の反対側に見えるカーテンが、夜行シーンを如実に
物語っています。
続いてはスハフと同じく座席車の5号車オハ14(ドリームカー)です。

5号車オハ14 ドリームカー


座席のモケットは茶色がベースとなっておりスハフとは
柄が異なります。


座席の縦ストライプが良く映えます。


左:車端ミニラウンジ 右:カーテンを半分閉めて
5号車のオハ14では、スハフ44と比較してカーテンを大きめに
閉めた状態を再現してみました。
ミニラウンジ右隣の写真は、「さー、眠るとするか」と今まさに
カーテンを閉めるシーンをイメージしています。
最後は、4号車オハ14カーペットカーのご紹介です。


4号車オハ14カーペットカー
「はまなす」編成において最も特徴的なカーペットカー。
模型編成上欠かすことのできない車両ですが、メイクアップして
いない標準の車両は意外とガランとした印象を受ける車両ですので、
ある意味において、メイクアップの遣り甲斐を感じられる
車両のように思います。


左:通路側のカーテン 右:2階ベッド側のカーテン
カーペットカーは車両の両側で、かなり窓ガラスの形状が異なり
ますが、メイクアップシールではどちら側の窓ガラスにも
対応した形状のカーテンをパッケージ。
ちなみに2階ベッド側の窓ガラスはかなり小さいので作業は
困難を極めると思いきや、製作スタッフ曰く「小さい分かえって
作業がしやすい」との事ですのでご安心を。


左:カーテン越しに見える階段 右:のびのびロゴ


左:自作可能なカーテン車内仕切り 右:2階ベッドへ
ということで、今回はB寝台、座席、そしてカーペットカーと
室内灯を入れて夜行シーンを意識しながら、付属のカーテン・
ブラインドを使用した「はまなす」をご紹介しました。
先日の「トワイライト」の引退理由である車体の老朽化を引き合いに
出すまでもなく、使用車両の耐用年数は、もうそろそろ限界に近い
「寝台急行 はまなす」
トワイライトとは、走行距離や運用条件は違いますが、レアな寝台
列車として、可能な限りは元気に頑張って欲しいところです。
さて、冒頭でもお伝えしました通りメイクアップシール
「寝台急行 はまなす 10両セット」本日より発売開始!

店頭もしくは通信販売にてお求めいただけます。
詳しくは、当店ホームぺージをご覧ください。
最後に次回のメイクアップシール製品化予定のお知らせ。
次回のメイクアップシールは、KATO対応Nゲージ
「24系 寝台特急あさかぜ(金帯)」を予定しています。
お楽しみに。
新製品メイクアップシール「寝台急行 はまなす 10両セット」が
発売スタート!通信販売でもお求めいただけます。

DD51に牽引される急行はまなす
青色塗装のDD51は、「北斗星」や「カシオペア」そして「トワイライト」と
日本の主要な寝台列車の牽引に大活躍していますが、筆者の個人的な
意見としては、青色DD51は「はまなす」牽引が1番似合うと思っています。
いや、青色DD51重連の「北斗星」牽引も捨てがたいので1番は撤回しますが、
いずれにせよ「はまなす」を牽引する青色DD51は不思議と輝いて見えます。
やはり「はまなす」が14系車両主体だからなのでしょうか。
そんな筆者の思い入れから、メイクアップシール「はまかぜ」パッケージの
マニュアルの表紙は、青色DD51牽引の写真を使用していますので、
お求めいただいたお客様は、少しばかりマニュアルの表紙を眺めて
頂ければ幸いです。
さて、今回は「はまなす」詳報2ということで、パッケージに付属の
カーテン・ブラインドを使用した車両をご紹介していきたいと思います。
本パッケージには、B寝台車両と座席客車に合わせた全車両分の
カーテン・ブラインドを付属しています。

1号車 スハネフ14 仕切りカーテンとブラインドを使用

B寝台用ベッドカーテン
「はまなす」に含まれるB寝台客車3両には、窓ガラスのブラインドの
他にベッドの仕切りカーテンを付属。
仕切りカーテンはサイズが小さ目ですので、貼り付け作業が少し難しい
ですが、全ての寝台に取り付けた際の見た目は抜群!


左:通路側の仕切りカーテン 右:ベッド側の仕切りカーテン&ブラインド


ベッド仕切りカーテンは、模型の取り付け位置の高さに
合わせて、形状を違えて製作してあります。


ブラインドの下ろす加減もお好み次第


左:乗務員室 右:デッキと車端ベッド
B寝台はベッドの仕切りカーテンと窓のブラインドの
コラボがお楽しみ頂けます。
さて、次は座席車の窓ガラスカーテンです。
まず、3号車スハフ44です。

3号車スハフ44
座席車の窓はカーテンとなっています。
もちろん完全にカーテンを閉めることも、部分的にカーテンを
閉めることも加工次第で調節が可能です。


左:カーテンを完全に閉めた状態 右:カーテンを半分占めた状態


室内灯で夜行走行シーンの車内を再現
カーテンは車両の両サイド分が付属していますので、より様々な
シュチエーションが再現可能となります。
手前座席の反対側に見えるカーテンが、夜行シーンを如実に
物語っています。
続いてはスハフと同じく座席車の5号車オハ14(ドリームカー)です。

5号車オハ14 ドリームカー


座席のモケットは茶色がベースとなっておりスハフとは
柄が異なります。


座席の縦ストライプが良く映えます。


左:車端ミニラウンジ 右:カーテンを半分閉めて
5号車のオハ14では、スハフ44と比較してカーテンを大きめに
閉めた状態を再現してみました。
ミニラウンジ右隣の写真は、「さー、眠るとするか」と今まさに
カーテンを閉めるシーンをイメージしています。
最後は、4号車オハ14カーペットカーのご紹介です。


4号車オハ14カーペットカー
「はまなす」編成において最も特徴的なカーペットカー。
模型編成上欠かすことのできない車両ですが、メイクアップして
いない標準の車両は意外とガランとした印象を受ける車両ですので、
ある意味において、メイクアップの遣り甲斐を感じられる
車両のように思います。


左:通路側のカーテン 右:2階ベッド側のカーテン
カーペットカーは車両の両側で、かなり窓ガラスの形状が異なり
ますが、メイクアップシールではどちら側の窓ガラスにも
対応した形状のカーテンをパッケージ。
ちなみに2階ベッド側の窓ガラスはかなり小さいので作業は
困難を極めると思いきや、製作スタッフ曰く「小さい分かえって
作業がしやすい」との事ですのでご安心を。


左:カーテン越しに見える階段 右:のびのびロゴ


左:自作可能なカーテン車内仕切り 右:2階ベッドへ
ということで、今回はB寝台、座席、そしてカーペットカーと
室内灯を入れて夜行シーンを意識しながら、付属のカーテン・
ブラインドを使用した「はまなす」をご紹介しました。
先日の「トワイライト」の引退理由である車体の老朽化を引き合いに
出すまでもなく、使用車両の耐用年数は、もうそろそろ限界に近い
「寝台急行 はまなす」
トワイライトとは、走行距離や運用条件は違いますが、レアな寝台
列車として、可能な限りは元気に頑張って欲しいところです。
さて、冒頭でもお伝えしました通りメイクアップシール
「寝台急行 はまなす 10両セット」本日より発売開始!

店頭もしくは通信販売にてお求めいただけます。
詳しくは、当店ホームぺージをご覧ください。
最後に次回のメイクアップシール製品化予定のお知らせ。
次回のメイクアップシールは、KATO対応Nゲージ
「24系 寝台特急あさかぜ(金帯)」を予定しています。
お楽しみに。
category: 寝台急行はまなす
メイクアップシール「寝台急行 はまなす」発売情報
前回の富塚通信で各車両の詳報をお届けしました
メイクアップシール「寝台急行 はまなす」

いよいよ、明日2014年6月21日(土曜日)から、
店頭発売を開始いたします!

本製品は、KATOより発売されています
「品番10-1138: 寝台急行「はまなす」 7両基本セット」
「品番10-1139: 寝台急行「はまなす」 3両増結セット」
両セットに対応した10両編成対応パッケージです。

手前から1号車スハネフ14
対応車両は下記の通りです。
1号車:スハネフ14-552
21号車:オハネフ25-3
2号車:オハネ25-11
3号車:スハフ14-557
4号車:オハ14-515(カーペットカー)
5号車:オハ14-508(ドリームカー)
6号車:オハ14-510(ドリームカー)
7号車:スハフ14-506
8号車:オハ14-531
9号車:スハフ14-502
またお客様よりお問い合わせを頂いておりますが、
本パッケージには、車両窓ガラスのブラインドも全車両分を
パッケージングしています。


左:スハネフ14ブラインド 右:B寝台のベッド仕切りカーテン
さらに、HOシリーズ「トワイライト」や「北斗星」のB寝台で大好評の
ベッドカーテン仕切りも付属!
「はまかぜ」パッケージは、HOゲージとは違いサイズに限界があるので、
ベッド前を閉める事はできない仕様となっていますが、ベッドの横に
カーテンが縛ってあるだけでもかなり寝台車の印象が異なります。
「寝台急行 はまなす 10両セット」販売価格は3,200円(税抜)
お求めは、当店ホームページをご覧ください。
category: 寝台急行はまなす
メイクアップシール「寝台急行 はまなす」
今回の富塚通信は近日発売予定、Nゲージ対応メイクアップシール
「寝台急行 はまなす」の詳報をお届けします。
列車の愛称となっている「はまなす」は、北海道の花にも指定されて
おり、模型の「はまなす」のトレインマークにも赤い「はまなす」が
3つ鮮やかに印刷されています。

寝台急行はまなす
列車はご存じのように青森─札幌間を結ぶJR唯一の定期急行列車であり、
また定期夜行列車となっています。
ファンにとってはなかなか魅力的な列車ですが、運行時間帯を考えると
出張や旅行で乗車するにしても、多少時間の調整をしないと利用し難い
面があるかもしれません。
さて、そんな「はまなす」がKATOから7両基本セットと繁忙期用の
増結3両セットで発売されましたが、今回のメイクアップシールでは、
基本7両と増結3両をワンパッケージに合わせた「寝台急行 はまなす
10両セット」として販売いたします。
「はまなす」10両セットでは、25系のB寝台が1両と座席客車2両が追加され、
大きく分けると座席客車とB寝台客車。そして座席客車にミニラウンジの
設定されたドリームカーと、「はまなす」編成最大の見どころ、オハ14-515
カーペットカーという4タイプの車両を楽しむことが出来ます。
それでは早速、各車両の詳報をお届けしていきたいと思います。
まずは、編成上「青森」側に連結されているB寝台客車です。
該当車両は、1号車スハネフ14/増21号車オハネフ25/2号車オハネ25です。
尚、ブログでは1号車スハネフをご紹介します。

1号車 スハネフ25




最近は見かけることの少なくなった茶モケットのベッドを
採用しているB寝台客車。
車両の方は、1号車は14系客車ですが、増21と2号車は24系と
なっており、模型を確認して頂けるとスハネフとオハネフの違いが
車両の先頭、乗務員室側にあらわれているのが確認できます。
尚、メイクアップシールの構成は、これまで発売してきました同様の
B寝台客車とほぼ同じ構成となっていますが、ベッドシールでは
一部形状に変化もあります。
もし、従来のB寝台がセットされたメイクアップシールをご購入頂いた
お客様は、「ああ、ココが変わったのか」といった進化もお楽しみ
頂ければと思います。
次は、「はまなす」編成の主力、座席車両の3・7・9号車スハフ14と
8号車オハ14です。ブログでは、3号車スハフ14をご紹介。

3号車 スハフ14


先頭乗務員室 右:前方デッキ


シートはリクライニング式仕様でシートサイズは至って標準的。
むしろ座席背面に網ポケットがあるだけというシンプルなシートと
いった方が適切かもしれません。
しかし、その反面座席モケット、通路床の柄はやたらスタイリッシュ
且つ現代的であることには驚かされます(夜行寝台という運行時間を
考えると、この凝ったデザインは必要なのかという疑問は、野暮という
ものでしょう)。
メイクアップシールでは、実車の座席手置きの色(白・茶)の違いも
再現。下データ拡大画像の左座席が、7・8号車の白タイプで、右側の
座席が3・9号車のもので手置きの色が茶色い座席となっています。
背面ポケットの上部も通路を挟んでどちら側の座席も同じ向きに斜めに
向かってカットされており、そこのところも実車の座席さながらの
リアル感を追求してあります。座席シールの画像データを単純に左右
反転しただけではこうはいきません!

自販、座席そして通路床のシールデータ拡大画像
さらに、目を凝らして頂ければ、ストライプの本数の違いも作り分けて
あります。夜行急行でありながら、これだけ凝ったデザインを採用している
「はまなす」は隠れた伊達ものなのではないかと思えてくるほどです。
また、車端デッキに設置されたグリーン色の自動販売機や、
客室の前後に掲げられたポスターもリアルにシール化しました。
ちなみに自販の会社名は、あの大手ビールメーカー「サ○ポロ」では
なく、S☆PPQROとなっていますので、悪しからず。
そして、同じ座席車ながら車端にミニラウンジを持ったドリームカー
5・6号車オハ14です。

5号車 オハ14 ドリームカー


ミニラウンジ
車端に設けられたミニラウンジです。実際はなかなか洒落た椅子が8個
並んでいるのですが、スペースはかなり狭いラウンジとなっています。
語らいの場というよりも喫煙スペースといった方が合っているでしょう。
但し、時代の流れで現在は全車禁煙なので、眠れない夜に何か飲み物を
飲むのに利用するといったところでしょうか。
尚、デッキ側の仕切り壁の前には、もともと自動販売機が設置されて
いたそうですが、現在は荷物収納スペースとなっています。
メイクアップシールでは、プラバン加工で、この荷物収納スペースを
製作することが可能となっています。


客車の座席は、特急のグリーン車の座席標準と同じピッチを誇り、
リクライニングもかなり深く倒すことが出来ます。

壁面、座席のシールデータ拡大画像
モケットは、普通座席の座席と同じような縦ストライプがベース
デザインとなっていますが、こちらの車両は全体的に落ち着いた
ベージュの色調に統一されています。
そして最後は、4号車オハ14カーペットカーです。

4号車 オハ14 カーペットカー
名前の通り14系客車をタネ車に、1997年3月、上り青森行きから連結を
開始したカーペットカー。
車体側面に「のびのびカーペット」という文字とともに描かれた犬の
イラスト(ロゴ?)も特徴的です。
実車では1階席が17人、中2階席が8人、合わせて25人定員となっている
カーペットカー。この室内形状だけで、如何に他に類を見ない個性的な
車両かがお分かりいただけるのではないでしょうか。




メイクアップシールでは、床に敷かれた薄紅紫色のカーペットを
敷いた状態を再現。また、人気の中2階へ上る階段もしっかりシール化。


左:仕切りカーテンなし 右:仕切りカーテン加工後
更に、プラバン加工により、中2階の仕切り壁面と1階席の頭側にある
仕切りカーテンもプラバン加工でキッチリ再現をお楽しみ頂けます。
模型をお持ちの方はご存知かと思いますが、上記写真の左側のように
模型にはもともと仕切りカーテンが成型されていません。
この仕切りカーテンがあるのとないのでは、だいぶ印象が異なるの
ではないでしょうか。
実は、このカーペットカーの車端には小さいながらも更衣室が
設けられているのですが、やはり模型上は成型されていません。
そこで製作室でも、更衣室の製作にチャレンジしたのですが、
模型のスペース上、断念せざるを得なかったのは少し残念です。
さて、本日の富塚通信は、近日発売予定のメイクアップシール
新商品「寝台急行 はまなす 10両セット」の詳報を一挙に
お届けしました。
B寝台客車に座席車両、そしてのびのびカーペットという多彩な車両が
魅力的な定期夜行急行「はまなす」の魅力を余すことなくシール化
しました。
発売日等の詳細が決定次第、富塚通信にてお知らせしますので、
お楽しみに。
「寝台急行 はまなす」の詳報をお届けします。
列車の愛称となっている「はまなす」は、北海道の花にも指定されて
おり、模型の「はまなす」のトレインマークにも赤い「はまなす」が
3つ鮮やかに印刷されています。

寝台急行はまなす
列車はご存じのように青森─札幌間を結ぶJR唯一の定期急行列車であり、
また定期夜行列車となっています。
ファンにとってはなかなか魅力的な列車ですが、運行時間帯を考えると
出張や旅行で乗車するにしても、多少時間の調整をしないと利用し難い
面があるかもしれません。
さて、そんな「はまなす」がKATOから7両基本セットと繁忙期用の
増結3両セットで発売されましたが、今回のメイクアップシールでは、
基本7両と増結3両をワンパッケージに合わせた「寝台急行 はまなす
10両セット」として販売いたします。
「はまなす」10両セットでは、25系のB寝台が1両と座席客車2両が追加され、
大きく分けると座席客車とB寝台客車。そして座席客車にミニラウンジの
設定されたドリームカーと、「はまなす」編成最大の見どころ、オハ14-515
カーペットカーという4タイプの車両を楽しむことが出来ます。
それでは早速、各車両の詳報をお届けしていきたいと思います。
まずは、編成上「青森」側に連結されているB寝台客車です。
該当車両は、1号車スハネフ14/増21号車オハネフ25/2号車オハネ25です。
尚、ブログでは1号車スハネフをご紹介します。

1号車 スハネフ25




最近は見かけることの少なくなった茶モケットのベッドを
採用しているB寝台客車。
車両の方は、1号車は14系客車ですが、増21と2号車は24系と
なっており、模型を確認して頂けるとスハネフとオハネフの違いが
車両の先頭、乗務員室側にあらわれているのが確認できます。
尚、メイクアップシールの構成は、これまで発売してきました同様の
B寝台客車とほぼ同じ構成となっていますが、ベッドシールでは
一部形状に変化もあります。
もし、従来のB寝台がセットされたメイクアップシールをご購入頂いた
お客様は、「ああ、ココが変わったのか」といった進化もお楽しみ
頂ければと思います。
次は、「はまなす」編成の主力、座席車両の3・7・9号車スハフ14と
8号車オハ14です。ブログでは、3号車スハフ14をご紹介。

3号車 スハフ14


先頭乗務員室 右:前方デッキ


シートはリクライニング式仕様でシートサイズは至って標準的。
むしろ座席背面に網ポケットがあるだけというシンプルなシートと
いった方が適切かもしれません。
しかし、その反面座席モケット、通路床の柄はやたらスタイリッシュ
且つ現代的であることには驚かされます(夜行寝台という運行時間を
考えると、この凝ったデザインは必要なのかという疑問は、野暮という
ものでしょう)。
メイクアップシールでは、実車の座席手置きの色(白・茶)の違いも
再現。下データ拡大画像の左座席が、7・8号車の白タイプで、右側の
座席が3・9号車のもので手置きの色が茶色い座席となっています。
背面ポケットの上部も通路を挟んでどちら側の座席も同じ向きに斜めに
向かってカットされており、そこのところも実車の座席さながらの
リアル感を追求してあります。座席シールの画像データを単純に左右
反転しただけではこうはいきません!

自販、座席そして通路床のシールデータ拡大画像
さらに、目を凝らして頂ければ、ストライプの本数の違いも作り分けて
あります。夜行急行でありながら、これだけ凝ったデザインを採用している
「はまなす」は隠れた伊達ものなのではないかと思えてくるほどです。
また、車端デッキに設置されたグリーン色の自動販売機や、
客室の前後に掲げられたポスターもリアルにシール化しました。
ちなみに自販の会社名は、あの大手ビールメーカー「サ○ポロ」では
なく、S☆PPQROとなっていますので、悪しからず。
そして、同じ座席車ながら車端にミニラウンジを持ったドリームカー
5・6号車オハ14です。

5号車 オハ14 ドリームカー


ミニラウンジ
車端に設けられたミニラウンジです。実際はなかなか洒落た椅子が8個
並んでいるのですが、スペースはかなり狭いラウンジとなっています。
語らいの場というよりも喫煙スペースといった方が合っているでしょう。
但し、時代の流れで現在は全車禁煙なので、眠れない夜に何か飲み物を
飲むのに利用するといったところでしょうか。
尚、デッキ側の仕切り壁の前には、もともと自動販売機が設置されて
いたそうですが、現在は荷物収納スペースとなっています。
メイクアップシールでは、プラバン加工で、この荷物収納スペースを
製作することが可能となっています。


客車の座席は、特急のグリーン車の座席標準と同じピッチを誇り、
リクライニングもかなり深く倒すことが出来ます。

壁面、座席のシールデータ拡大画像
モケットは、普通座席の座席と同じような縦ストライプがベース
デザインとなっていますが、こちらの車両は全体的に落ち着いた
ベージュの色調に統一されています。
そして最後は、4号車オハ14カーペットカーです。

4号車 オハ14 カーペットカー
名前の通り14系客車をタネ車に、1997年3月、上り青森行きから連結を
開始したカーペットカー。
車体側面に「のびのびカーペット」という文字とともに描かれた犬の
イラスト(ロゴ?)も特徴的です。
実車では1階席が17人、中2階席が8人、合わせて25人定員となっている
カーペットカー。この室内形状だけで、如何に他に類を見ない個性的な
車両かがお分かりいただけるのではないでしょうか。




メイクアップシールでは、床に敷かれた薄紅紫色のカーペットを
敷いた状態を再現。また、人気の中2階へ上る階段もしっかりシール化。


左:仕切りカーテンなし 右:仕切りカーテン加工後
更に、プラバン加工により、中2階の仕切り壁面と1階席の頭側にある
仕切りカーテンもプラバン加工でキッチリ再現をお楽しみ頂けます。
模型をお持ちの方はご存知かと思いますが、上記写真の左側のように
模型にはもともと仕切りカーテンが成型されていません。
この仕切りカーテンがあるのとないのでは、だいぶ印象が異なるの
ではないでしょうか。
実は、このカーペットカーの車端には小さいながらも更衣室が
設けられているのですが、やはり模型上は成型されていません。
そこで製作室でも、更衣室の製作にチャレンジしたのですが、
模型のスペース上、断念せざるを得なかったのは少し残念です。
さて、本日の富塚通信は、近日発売予定のメイクアップシール
新商品「寝台急行 はまなす 10両セット」の詳報を一挙に
お届けしました。
B寝台客車に座席車両、そしてのびのびカーペットという多彩な車両が
魅力的な定期夜行急行「はまなす」の魅力を余すことなくシール化
しました。
発売日等の詳細が決定次第、富塚通信にてお知らせしますので、
お楽しみに。
category: 寝台急行はまなす
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