メイクアップシール~E233系3000番台~発売情報
本日の富塚通信は、先日ご案内しましたメイクアップシール
新製品「E233系3000番台」~東海道線・上野東京ライン~
発売のお知らせです!

東海道線と宇都宮線・高崎線等に続き湘南新宿ライン・上野東京ライン
との相互直通運転を開始し、近郊形電車の中でも一大勢力を築いたE233系。
嘘か誠か、先輩車両に当たる2●1系車両の座席に比べると、座り心地が
格段に改善されたと専らの評判になっていますが、筆者の感想も硬すぎず、
かと言って柔らかすぎずと良くも悪くもない何とも絶妙なラインで調整して
きたなぁと思った記憶があります。
そんなE233系のメイクアップシールですが、前回の富塚通信にて
車内内装については既にご紹介させて頂いましたので、今回はご案内
出来なかった「ブラインド」と「行先表示」についてお届けしたいと
思います。
それでは先ずはブラインド再現について。E233系のブラインドは
4号車・5号車のグリーン車サロにのみ設置されています。

グリーン車 サロE233ブラインド使用
ブラインドは車内内側と窓ガラス側の外側でデザインが異なっており、
更には1階・平屋と2階でもブラインド車内内側でデザインに違いが
ありますが、メイクアップシールでも(車両の外側からは見えない
ながらも)もちろん作り分け再現を行ってあります。




室内灯を入れて夜行シーン
E233系は寝台とは違い夜行走行シーンのイメージはあまり
無いように思いますが、日中実際に走っているE233を見ていますと、
日除けのためブラインドを使用されている方が多いようです。
ブラインドシールは、サロの窓ガラスに透明のゴム系接着剤や
テープ等で直接貼り付けてご使用いただけますので、実車編成の
よりリアルな再現に一役買ってくれます。
ちなみにグリーン車を編成に連結するという事は、当然車両の製造費に
運用上必要となる設備の改修、また諸々の諸経費にと莫大な予算が
必要となります。
しかし、グリーン車を導入することによる単純な輸送力の増加や、
快適な着席サービスを提供する事による利便性の向上、さらには沿線の
不動産価値の上昇まで考慮した上で、導入に要した費用の回収と
その後の収益性までを見込んでグリーン車サロは連結されています。
先述しましたサロのブラインド柄が2タイプある理由、もっと言えば
座席モケットが赤系統、青系統の2種類が設定されているというのは、
サロを日常的に利用している乗客に、その日の気分に合わせて
「選択できる」という付加価値を持たせる為なのではないでしょうか。
というよりも、それ以外の理由が全く見当たりません。
そのような事を考えつつ、サロの座席やブラインドを模型に貼って
頂ければ、またグリーン車の持つ別の一面が見えてくるかも知れません。
さて、ブラインド同様実車の再現にこだわるならば欠かせないのが
行先表示です。

各行先表示の拡大データ
ブログ冒頭でも運行路線について少し触れましたが、行先も「上野」
「東京」「高崎」「前橋」はもちろん、「平塚」「国府津」「沼津」
「熱海」「籠原」「小金井」「宇都宮」「黒磯」等、2016年現時点での
全ての行先を網羅。
また、運用ライン・経由地バージョンもシール化してありますので、
再現したい運行路線のE233系を的確に再現することが可能と
なっています。
~車両ボディ越しのE233系車内~


ボックス座席


左:ロングシート 右:優先席


サロE233 グリーン車
前回、そして今回とメイクアップシールE233系の詳報をお伝えさせて
頂きましたが、前回のブログで実車のE233系には4項目からなる
コンセプトが設定されていたという事をご紹介させてもらいました。
ちなみにそのコンセプトの1項目が「故障に強い車両」です。
繰り返しになりますが、E233系東海道線から投入が始まって、
今では宇都宮線・高崎線等、湘南新宿ライン・上野東京ラインと
その運用路線の拡大は増加の一途を辿っています。
これが只の投入路線の増加であれば問題はないのですが、
「相互直通運転」となると話は変わってきます。
相互運転は乗り換えなく目的地まで行くことが出来るので、
利便性は向上しますが、路線の何処か1ヵ所でもトラブルが
発生してしまうと、乗り入れ路線すべてに運行の遅れが波及して
しまいます。
筆者も先日(E233系ではありませんが)、とある駅の手前で30分程
車内に閉じ込められてしまいました。この問題点はJRサイドも十分に
承知しているので、E233系の車両コンセプトの1番初めが「故障に
強い車両」なのだと思います。
これまで富塚通信では寝台列車についてあれやこれや書くことが
多かったのですが、E233系のシール製作を通じて、今後の将来性や
それを見越した対策の立案など、近郊型という身近な列車にも
様々なドラマがある事を実感しました。
さて、そんな新製品メイクアップシール
E233系3000番台~東海道線・上野東京ライン~
いよいよ、本日から店頭発売スタート!

「E233系3000番台 基本・増結A 8両セット」¥4,600(税別)
「E233系3000番台 増結B・付属編成 7両セット」¥4,200(税別)
(※販売価格は、2016年12月時点のものです)
セミクロス、ロングそしてグリーン車サロ。首都圏を中心に
新たな近郊形電車のスタンダートとなったE233系3000番台!
是非、メイクアップシールで10両、または15両付属編成の
東海道線・上野東京ラインの車内再現をお楽しみ下さい。
◎年末・年始の営業のお知らせ◎
今年も1年富塚通信をご覧いただき、ありがとうございました。
さて、誠に勝手ながら12月31日(土)~1月5日(木)まで、
休業とさせて頂きます。2017年1月6日(金)より、通常営業となります。
尚、休業中でもメールにてご注文頂けますが、商品発送等の
業務につきましては、1月6日からの対応とさせて頂きます。
ご理解の程、どうぞよろしくお願い致します。
category: E233系3000番台
メイクアップシール~E233系3000番台~詳報1
本日の富塚通信は、前回速報にてお伝えしましたメイクアップシール
新製品「E233系3000番台 東海道線・上野東京ライン」の詳報及び
先行予約販売のお知らせです!

基本セットと増結セットAの構成車両
今回、E233系でシール化を行った車両はクハ・モハ、そしてグリーン車
サロとなります。本日の富塚通信では先ず、「基本・増結セットA」
各車両の詳報をお届けしていきたいと思います。
座席形状はそれぞれ車両に応じてセミクロスとロングの普通車両と
グリーン車の座席タイプとなっています。
E233系設計に当たっては、4項目からなるコンセプトが打ち立てられ
ましたが、その内の2番目が「人に優しい車両」
本車両の運用路線拡大による走行距離の増伸を予め想定していた
部分もあるのでしょうが、座席タイプのロング及びセミクロスの
混成編成は上記「人に優しい」というコンセプトに対する1つの
アンサーであると思われます。
さて、ここからはそんなE233系の車両詳報をお届けしていきます。
◎クハE232/クハE233◎

クハE232
10両基本編成の車端に当たるのが、1号車と10号車がクハE232と
クハE233です。この2両、模型成型は全く同じとなっています。


左:車両中央部分のセミクロス 右:車端の優先席
クハ車内の特徴は、やはりセミクロスタイプの座席構造です。
2号車と9号車のモハもセミクロスタイプの車内となっていますが、
クハは模型成型的に凹凸がある為、モハに比べてシールを
貼るのが少し大変ですが、シール自体も模型の形状に合わせた
形となっていますので、クハ車内を問題なくメイクアップ頂けます。


左:乗務員室の仕切り壁面 右:乗務員室部分
運転席は視認性アップによる事故防止を目的に高床構造となっています。
また、衝撃吸収構造を採用する事で乗務員室自体も広くなっています。
人に優しく=乗客に優しいだけではなく、乗務員にも優しくという
発送は大事なことだと思います。
メイクアップシールでは、前回の速報でも既にご紹介しました通り、
グラスコクピット式の運転台を再現。もちろん運転手用座席もシール化
していますので、模型内でも人に優しく、乗務員にも優しく(?)を
再現頂けます。
また、前回発売しましたメイクアップシール「223系」の先頭車同様、
乗務員室との仕切り壁面は通常のフィルムシールか透明フィルムシール
との選択制を採用しています。透明シールをご使用の場合、仕切り壁面の
窓部分を切り抜いて頂く必要がなくなります。
ぜひ、乗務員室含めクハをメイクアップ頂きたいと思います。

付属編成用の11号車クハE232
基本編成のクハE232のセミクロスとは異なり、ロングシートタイプの
車内となっています。やはり付属編成用車両という事で、輸送力の
増大を目的としている事が伺われます。
続いて、中間車モハE232とE233です。
先のクハでも少し触れましたが、モハ車両は連結位置によって
クハと同じセミクロスタイプの車両と一般のロング式の車両が
混在しています。
◎モハE232(セミクロス座席車両)◎

2号車モハE232




基本編成10両の2号車と9号車に当たるのがセミクロスタイプの
モハです。各乗降口ドアの丁度中間にJRではお馴染みの
ボックス席が設定されています。
E233系のボックスシートは1,500mm幅となっており、それまでの
ボックスシートよりも大きくなっています。
◎モハE233(ロングシート座席車両)◎

3号車モハE233
KATOの増結Bセットのモハを含めて、10両編成中最も多い
4両がこのロングタイプのモハになります。輸送力増大と
車両の乗り降りのし易さを両立した車両です。


メイクアップシールでは、そのシンプルさからE233系
車両の中では最も作業が容易な車両となています。
◎モハE233(モーター車)◎

モハE233モーター車(手前9号車:奥13号車)モハE233
KATOの基本セットに付属の9号車モハE233と付属編成セットの
13号車モハE233は同じE233同士ながら、模型の成形が異なって
います。
モーター車は成形上どうしてもシンプルな形状になり易いの
ですが、付属編成の13号車モハE233は、実に作業時間
およそ数分という、メイクアップシール全製品を通しても最も
貼り付けの簡単な車両です。
E233詳報の最後はグリーン車サロです。
◎サロE233(グリーン車)◎
4号車と5号車に連結されている2階建てグリーン車。
車両の両端は仕切り壁で区切られた平屋構造となっており、
車両中央が2階建ての構造です。

5号車サロE233


左:車端の平屋部分 右:2階建て部分
座席は回転式リクライニングシートでモケットは平屋と
1階部分が紫がかった赤色、2階部分が青色の座席となって
います。


左:1階部分 右:2階部分
1階部分の床は黄色のラインも再現。また、2階部分は
模型形状に合わせて室内灯の光が1階に届くよう座席前の
床のみをシール化してあります。


左:1階の入り口部分 右:2階へと上る階段
今回のE233系メイクアップシールでも1番の見せ場が、
サロの1階と2階部分へ上り下りする為の階段表現です。
模型の成形上、100%実車通りの表現は出来ませんでしたが、
より奥行き感を演出したデザインを取り入れました。


デッキ・平屋部分仕切り
上記の階段と合わせデッキ部分は、シール面積で
可能な限り実車通りのデザインになっています。

4号車サロE232と5号車サロE233
ダブルデッカーですので一般的な座席車両と比べ座席数が
多く(数えると45の座席がありました)、貼り付け作業に多少
時間はかかりますが、ボディを被せた際のシール化効果の
大きい車両でもあります。
ここまでE233系メイクアップシール各車両の詳報をお届けして
きましたが、今回のシールでは全車両座席形状に関わらず
背ずりと座面の柄が異なる2トーン仕様となっています。

上段グリーン車座席、下段左ボックス座席、右優先席
ボックス席に至っては2トーンならぬ、3色カラー。
写真にはありませんが、ロングシートも当然背ずりと座面で
モケットの色味を変えてシールデザインを行っています。
また、クハやモハ等の乗降口ドア前の黄色いラインは、
実車をベースに凹凸を再現してあります。
尚、今回のE233系のシール化において唯一悔やまれるのは、
クハとサロに設置されているW.C.の再現が叶わなかった事です。
実のところW.C.のシールデザインも行ってプラバン加工を
検討していたのですが、模型の成形上断念せざるを得ません
でした。その為、今回のE233系にはプラバン加工がありません。
実は製作スタッフ、シール化に当たってE233系車両に実際に
乗車して車内の視察を敢行!クハのW.C.にもちょっぴり
お邪魔して内側もしっかり確認してきました。
余談ながら東京駅ではグリーンアテンダントの方がホームに
立って、乗客のお出迎えをしていました。
W.C.は残念ながらシール化する事が出来ませんでしたが、
その分座席のモケット再現等には、実車視察の効果が大いに
活かされています。
2016年ラストを飾るメイクアップシール「E233系」
前回の富塚通信では、「増結B・付属編成セット」パッケージの
方は、来年2017年の発売を予定しておりましたが、製作スタッフが
頑張り「基本・増結Aセット」との年内同時発売とさせて頂きます。

「E233系3000番台 基本・増結A 8両セット」¥4,600(税別)
「E233系3000番台 増結B・付属編成 7両セット」¥4,200(税別)
(※販売価格は、2016年12月時点のものです)
パッケージの模型対応についてですが、メイクアップシール
「E233系3000番台 基本・増結A 8両セット」が、KATOの
「E233系3000番台 基本セット(4両)」と同じく「増結
セットA(4両)」
メイクアップシール「E233系3000番台 増結B・付属編成 7両セット」が、
KATOの「E233系3000番台 増結セットB(2両)」と「E233系3000番台
付属編成セット(5両)」に対応しています。
近日中の店頭発売を予定しておりますが、本日よりメールでの
先行予約販売を承ります。ご注文頂いたお客様より順に、来週の
中頃より順次商品を発送させて頂きます。
詳しいご注文方法等に関しましては、当店ホームページを
ご覧ください。それではメイクアップシール「E233系3000番台
東海道線・上野東京ライン」のご注文お待ちしております。
category: E233系3000番台
メイクアップシール新製品情報~E233系3000番台~
本日の富塚通信は、次回発売予定のメイクアップシール
新製品のご紹介です。

E233系3000番台 東海道線・上野東京ライン
次期発売のメイクアップシールは首都圏ではお馴染みのE233系電車、
その中でも3000番台(東海道線・上野東京ライン)をシール化します。
車体のカラーリングはグリーンとオレンジ2色による伝統の湘南色です。
E233系は投入する線区に合わせて番台分けされていますが、3000番台に
当たる本系列は、2008年に東海道本線にて営業運転が開始され、
昨年2015年3月14日からは湘南新宿ライン・上野東京ラインでも運転を
スタートしました。既に乗車されたという方も多いのではないでしょうか。
さて、そんなE233系3000番台ですが、KATOからは基本・増結A・Bと
付属編成を合わせて下記の4タイプの製品がリリースされています。
「E233系3000番台 東海道線・上野東京ライン 基本セット(4両)」
「E233系3000番台 東海道線・上野東京ライン 増結セットA(4両)」
「E233系3000番台 東海道線・上野東京ライン 増結セットB(2両)」
「E233系3000番台 東海道線・上野東京ライン 付属編成セット(5両)」
今回メイクアップシールでは上記「基本セット」と「増結セットA」を
合わせたメインパッケージと、「増結セットB」「付属編成セット」に
対応した増結Bセット&付属編成セット対応の2パッケージ構成での
商品化を予定しています。
シール製作の進捗状況は、既に各車両のシールデザイン作業は完了し、
現在製品マニュアルを製作中です。
そこで、今回はE233系メイクアップシールから、一足早く完成車両の
一部を少しだけご紹介したいと思います。
E233系の車内座席タイプは大きく「セミクロス」「ロング」そして、
「グリーン」の3タイプに分けられます。


左:クハE232のセミクロス 右:モハE233のロング
E233の普通座席です。ブログ上の写真では分かり難いですが、
座席モケットは実車同様、背ずりと座面で柄の違うモケットを
しっかりと作り分けしてあります。また、優先座席に関しては床の
デザインと合わせ赤色主体の座席をシール化し、乗降口部分の
イエローラインの凹凸も再現!


左:サロE233ダブルデッカー 右:クハE233運転台
E233系編成の魅力の1つ。それはダブルデッカー車両が2両も
連結されていることです。
そんなグリーン車ですがデッキから階段を(記憶では5段だった
ような気がしますが)上り下りすれば、上段はブルーモケット、
下段はレッドモケットの座り心地の良い座席が整然と並んでいます。
尚、座席モケットの柄デザインも是非ご紹介したいので、拡大
画像は次回のブログで掲載したいと思います。
更に、今回はクハの運転台部分を実車に則りグラスコックピットで
シール化。3面の液晶モニターにワンハンドルマスコンをデザイン。
座席もシール化してありますので、運転手人形をぜひ乗務させて
みてください。
尚、今回のE233系メイクアップシールは、先述しましたKATOの
E233系3000番台「基本セット」と「増結セットA」に対応した
メイクアップシール「基本&増結Aセットパッケージ」を先行して
発売させて頂きます。
「基本&増結Aセット」パッケージは年内の発売を目指して作業を
行っておりますが、「増結Bセット&付属編成セット」対応パッケージに
つきましては、来年2017年のリリースを予定しております。
E233系3000番台の10両、若しくは15両フル編成でのメイクアップ化を
お考えのお客様は年明けの「増結Bセット&付属編成セット」発売まで
しばらくお待ち下さいますようお願い致します。
E233系3000番台「基本&増結Aセット」メイクアップシール発売が
決定次第、本日お届け出来なかった詳報をご紹介したいと思います。
それではE233系3000番台「東海道線・上野東京ライン」メイクアップ
シールどうぞご期待ください。
category: E233系3000番台
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