メイクアップシール~189系グレードアップあさま~発売情報
本日の富塚通信は新製品メイクアップシール「189系グレードアップあさま」の
各車両詳報及び発売情報をお届けします。

峠のシェルパことEF63は碓氷峠区間にて189系あさまの重連牽引にて活躍
今回シール化を行った「189系グレードアップあさま」は、高速バスとの競争のため
サービス改善を目的として、1990年から指定席のグレードアップを図った「グレード
アップあさま」12両フル編成に対応したパッケージとなっています。
尚、12両編成の内、9・10号車モハと11号車のクハは、グレードアップ改造を
施されて通常仕様のままの車両となっています。
模型成型でもその点を踏まえてしっかりと作り分けされていますので、
今回のブログでは、いつものように各車両ごとに紹介するのではなく、
グレードアップ車両と未加工の通常車両とに分けてシールの紹介を
したいと思います。先ずは、グレードアップ車両です。
◎クハ・モハ188・189 グレードアップ車(指定席)◎

基本 1号車クハ189

基本 4号車モハ188/増結2・3・7・8号車モハ188/189


運転席側デッキは車内放送用の通信機や各種操作盤などをデザイン。
また、模型もグレードアップされた実車にあわせてセミハイデッキ構造が
再現されていますので、シールの方でも通路や通路床側面、座席間、
そしてデッキの柄まで実車ベースでシールデザインを行いました。


座席は背面テーブルがついているR55系列のフリーストップ
リクライニングシート。モケットの色は左がグレー、右がワイン色で
統一されています。

基本 5号車モハ189 モーター車


モーター車はその構造上、他の車両の様には車内再現する事が
出来ませんが、「189系あさま」では、かなり細かい部分まで成形が
なされており、メイクアップシールではその成形を活かして、他の
グレードアップ車両との違和感が生じないように、シールの再現を
統一しています。
さて、ここからは自由席に割り当てられたグレードアップ化が
行われなかった車両の紹介となります。
◎9・10・11号車 通常車(自由席)◎

増結 9・10号車モハ188/189

基本 11号車クハ189


床は通路床面だけ指定席と同じ模様が入れられており、
座席シートは簡易リクライニングシートR51系列のシートが
据え置きで使用されています。
但し、モケットに関しては張替えが行われ、指定席とは違って
モケットの色は外側がワイン色、内側がグレーとなっています。
次の写真はグレードアップ車両と自由席用の通常車両の比較画像です。

グレードアップ車と通常車比較:手前がグレードアップ車両、奥が通常仕様のモハ

画像では一見して分かり難いのですが、手前のモハは高床化されて
います。また実車に合わせて通路床や座席間の床のデザインも
それぞれ作り分けを行っています。

※シールデータの画像
上の画像は座席シールのデータ画像です。背面のテーブルや
肘置きなどグレードアップ車と通常仕様の車両では細部に至るまで
しっかりと再現を行ってあります。
ちなみに座席データ下の緑と赤の丸は、座席モケットのカラー配置を
現したものです。実は実車の189系において自由席はモケットの色が
外側が赤系、内側がグレー系になっており、指定席では左側がグレー系、
右側が赤系で座席が統一されています。
そうした実車の違いも忠実にシールのモケットデザインに反映させて
あります。
最後はグリーン車サロ189です。
◎サロ189 グリーン車◎



乗務員室や業務用室、デッキなどもしっかり再現しています。


サロは2+1シートの大型ハイバックシートを採用したデラックス座席で、
モケットのカラーリングはブラウン一色で統一されています。
もちろん座席だけではなく、既にご紹介したモハ同様、高床化された
通路床なども実車のサロベースのデザインにてシール化しました。
また、新規にデザインされた189系用の窓ガラスカーテンシールも
全車両分が付属します。
さて、今回のメイクアップシールパッケージですが、基本セットがKATOの
「品番:10-1434「189系〈グレードアップあさま〉 5両基本セット」及び
「品番:10-1434「サロ189〈グレードアップあさま〉 増結車(特別企画品)」に
対応した6両セットパッケージ。
増結セットは「品番:10-1435「189系〈グレードアップあさま〉 6両増結セット」
対応の6両構成となります。

「189系 グレードアップあさま 基本6両セット」3,200円(税別)
「189系 グレードアップあさま 増結6両セット」3,000円(税別)
※販売価格はすべて2018年1月時点のものです
メイクアップシール「189系 グレードアップあさま」の店頭販売は、
近日発売予定。どうぞ、ご期待ください。
~グレードアップパーツ「EF62」「EF63」情報~
昨年、メイクアップシール「14系急行能登」発売時の富塚通信でも
ご案内しましたグレードアップパーツセット「EF62」「EF63」
両機は「能登」だけではなく、碓氷峠でも「189系あさま」の粘着運転で
大活躍しました。寧ろEF63に至っては碓氷峠での重連運転の方が
有名なのではないでしょうか。

先のブログでは協調運転用のC'無線アンテナの追加をお伝え
しましたが、他にも難所を登る牽引機に必要な足回りの装備に
対しても空転検知パーツを追加してあります。
グレードアップパーツ「EF62」「EF63」は、メイクアップシール
「189系グレードアップあさま」との同時発売を予定しています。
詳細につきましては、また富塚通信にてお知らせしますので、
どうぞお楽しみに。
category: 189系グレードアップあさま
メイクアップシール新製品189系グレードアップあさま~製作情報~
本日の富塚通信は、現在製作中のメイクアップシール製品
「189系グレードアップあさま」の製作情報をお届けします。

アイビーグリーンでカラーリングされた189系あさま
今回シール化を行っている189系グレードアップ「あさま」は、
その名の示す通り高速バスとの顧客競争に対抗する為に
グレードアップが図られた改造車両です。
イメージアップの為の外部塗装の変更を始め、車内内装でも
シートピッチを広げた座席への交換やモケットや通路などでも
デザインの刷新が行われました。
特に座席部分の床を高くしたセミハイデッキ化は、本車両の
最も特徴的な部分となっています。

セミハイデッキ化されたクハ189
もちろん模型の方でもしっかりと高床化が再現されてあります。
ちなみに、上記のクハ189は500番台の車両であり、確かに高床化
された成形となっているのですが、モハ車両と比較すると
高床化が分かり難くなっています。
高床化したモハ車両は、また次回の詳報時に詳しくご紹介したいと
思いますので、お楽しみに。


クハ189座席

肝心の座席に関しては、模型成形ではサロが赤茶色、クハとモハは
明るい紫色で再現されていますが、メイクアップシールでは、往時の
「あさま」を念頭に、左右それぞれ渋めのグレーとワイン色による
2トーンモケットでシール化を行いました。

座席背面のテーブルから肘置き等もしっかりと表現。
また、中央の通路床の模様も実車の床と同様の柄を
デザインしました。
さらに座席間の床のデザインも高床化した車両と未高床化の
車両とで作り分けを行っています。
今回の「1859系グレードアップあさま」は5両基本と6両増結に
対応した2パッケージをご用意させて頂きますが、繁忙期に活躍した
サロ189増結車(特別企画品)も同時にシール化しています。
尚、シール製作の進捗状況ですが、先日各車両のシール化作業が
完了し、これから製品化へ向けた準備と作業マニュアルの製作を
順次進めていくところです。
また、発売が決まり次第、富塚通信にて詳報をお届けします。
メイクアップシール「189系グレードアップあさま」、どうぞご期待下さい。
category: 189系グレードアップあさま
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