メイクアップシール~(HO)キハ81/キハ82系~
本日の富塚通信はHO対応メイクアップシール
「キハ81/キハ82系」についてご紹介します。

キハ81 列車名にちなみ「はつかり形」とも

キハ82 列車名のひとつ白鳥形とも呼ばれる
1960年代の前半、国鉄は増大する旅客需要に対応する為、
全国に特急列車を大幅に増発したが、当然のこととして非電化
区間を走行する必要から多くの気動車が投入されることに。
下のヘッドマーク一覧はメイクアップシールに付属したキハ81・
キハ82系の行先表示シールです。

キハ81・キハ82系は有名どころを挙げただけでも、
全国をこれだけの列車が運行しており、特に北海道は
気動車王国とも言われ、「おおとり」「おおぞら」「北斗」
「北海」「エルム」に、「オホーツク」といった優等列車が
走っていました。

キハ82


左:キハ81運転台 右:キハ82運転台
運転席や計器類などもシールを貼ることでリアルな再現が可能に。


座席はブルーモケットの形式T19回転クロスシートを再現。
キハ81の車端には実車に基づいて売店・荷物置きをデザインしています。

キロ80


キロの座席は臙脂色の形式R23リクライニングシート。
重厚感を感じさせる車内はもちろん、車端部分の
乗務員室や洗面・トイレなども再現できます。

キシ80

キシ80厨房
厨房内の調理台周りや冷蔵庫などの設備も、実車の
資料を基にデザインを起こしリアルさを追求。
模型の成型に合わせてシール化していますが、棚部分は
プラバン加工をすることで更にリアルに再現しています。


食堂の定員は32名で前位側には休憩室と乗務員室があり、
厨房は配膳台、流し台、冷蔵庫&冷蔵ケースが備えられており、
隣には従業員の控室や水タンク室がありました。


窓ガラス用ブラインドシールと行先表示
基本セット・増結単品セットA・増結単品セットBと
すべてのパッケージに窓ガラス用のブラインドシールと
行先表示シールが付属しています。
ヘッドマークシールは28種類が付属していますが、
ブルドッグとも呼ばれたキハ81用のヘッドマークシールに
ついては付属していません。
HOゲージ「キハ81/キハ82系」対応メイクアップシール

「キハ82系 基本セット 4両」8,140円
(品番:TM-KH010)
「キハ81/キハ82系 増結単品セットA 4両」8,360円
(品番:TM-KH011)
「キハ81/キハ82系 増結単品セットB 4両」7,700円
(品番:TM-KH012)
(※上記販売価格は、2022年10月時点のものです)
───────────────────────────
※シールの模型対応について※
1:「基本セット4両」のキハ82と「増結単品セットA」の
キハ82-900のシールは共通の仕様となります。
2:キハ80は「品番1-609(T車)」「品番1-611(M車)」
どちらも共通のシールデザイン・構成となっています。
───────────────────────────
メイクアップシールでは、北海道で運用されたキロ80と
キハ80の再現用に、アコモ改良が施されたコルク仕様の
フィルム壁面シールも付属しています。
北海道をはじめ、日本全国の特急列車運用の構築を
実現させたキハ81系・キハ82系の往時の車内再現を
ぜひお楽しみください。
「キハ81/キハ82系」についてご紹介します。

キハ81 列車名にちなみ「はつかり形」とも

キハ82 列車名のひとつ白鳥形とも呼ばれる
1960年代の前半、国鉄は増大する旅客需要に対応する為、
全国に特急列車を大幅に増発したが、当然のこととして非電化
区間を走行する必要から多くの気動車が投入されることに。
下のヘッドマーク一覧はメイクアップシールに付属したキハ81・
キハ82系の行先表示シールです。

キハ81・キハ82系は有名どころを挙げただけでも、
全国をこれだけの列車が運行しており、特に北海道は
気動車王国とも言われ、「おおとり」「おおぞら」「北斗」
「北海」「エルム」に、「オホーツク」といった優等列車が
走っていました。

キハ82


左:キハ81運転台 右:キハ82運転台
運転席や計器類などもシールを貼ることでリアルな再現が可能に。


座席はブルーモケットの形式T19回転クロスシートを再現。
キハ81の車端には実車に基づいて売店・荷物置きをデザインしています。

キロ80


キロの座席は臙脂色の形式R23リクライニングシート。
重厚感を感じさせる車内はもちろん、車端部分の
乗務員室や洗面・トイレなども再現できます。

キシ80

キシ80厨房
厨房内の調理台周りや冷蔵庫などの設備も、実車の
資料を基にデザインを起こしリアルさを追求。
模型の成型に合わせてシール化していますが、棚部分は
プラバン加工をすることで更にリアルに再現しています。


食堂の定員は32名で前位側には休憩室と乗務員室があり、
厨房は配膳台、流し台、冷蔵庫&冷蔵ケースが備えられており、
隣には従業員の控室や水タンク室がありました。


窓ガラス用ブラインドシールと行先表示
基本セット・増結単品セットA・増結単品セットBと
すべてのパッケージに窓ガラス用のブラインドシールと
行先表示シールが付属しています。
ヘッドマークシールは28種類が付属していますが、
ブルドッグとも呼ばれたキハ81用のヘッドマークシールに
ついては付属していません。
HOゲージ「キハ81/キハ82系」対応メイクアップシール

「キハ82系 基本セット 4両」8,140円
(品番:TM-KH010)
「キハ81/キハ82系 増結単品セットA 4両」8,360円
(品番:TM-KH011)
「キハ81/キハ82系 増結単品セットB 4両」7,700円
(品番:TM-KH012)
(※上記販売価格は、2022年10月時点のものです)
───────────────────────────
※シールの模型対応について※
1:「基本セット4両」のキハ82と「増結単品セットA」の
キハ82-900のシールは共通の仕様となります。
2:キハ80は「品番1-609(T車)」「品番1-611(M車)」
どちらも共通のシールデザイン・構成となっています。
───────────────────────────
メイクアップシールでは、北海道で運用されたキロ80と
キハ80の再現用に、アコモ改良が施されたコルク仕様の
フィルム壁面シールも付属しています。
北海道をはじめ、日本全国の特急列車運用の構築を
実現させたキハ81系・キハ82系の往時の車内再現を
ぜひお楽しみください。
category: (HO)キハ81キハ82系
メイクアップシール~(HO)キハ81キハ82系~ 発売開始情報!
本日より、(HO)ゲージ「キハ81/キハ82系」対応メイクアップ
シール発売開始!


左:キハ82 右:キハ81
今回の「キハ81/キハ82系」シールは先日お伝えしました通り、
「キハ82系 基本セット4両」「キハ81/キハ82系 増結単品セットA
4両」「キハ81/キハ82系 増結単品セットB 4両」の3パッケージ
での販売とさせて頂きます。
「キハ82系 基本セット 4両」
対応模型「品番3-509-1:(HO)キハ82系 4両基本セット」
対応車両:キハ82・キハ82・キハ80(M車)・キロ80
~キハ82~





~キハ80~



~キロ80~



「キハ81/キハ82系 増結単品セットA 4両」
対応模型「品番1-608:(HO)キロ80」「品番1-610:(HO)キシ80」
「品番1-612:(HO)キハ81」「品番1-613:(HO)キハ82 900」
対応車両:キハ82-900・キハ81・キロ80・キシ80
~キハ82-900~

~キハ81~





~キロ80~

~キシ80~




「キハ81/キハ82系 増結単品セットB 4両」
対応模型「品番1-609:(HO)キハ80」「品番1-611:(HO)キハ80-M-」
「品番1-612:(HO)キハ81」
対応車両:キハ81・キハ80・キハ80・キハ80
※キハ80は品番1-609(T車)及び品番1-611(M車)共通仕様
どちらの車両にもお使い頂けます。
~キハ81~

~キハ80~

各パッケージの対応車両は以上の通りです。
尚、キシ80を除くその他の客車にはボディに直接取り付ける
デッキ仕切り壁面パーツがあり、メイクアップシールでは
客室側とデッキ側両面をシール化。
また、仕切り壁面パーツの他に車両ボディの妻面に直接貼る
タイプの妻面用壁面シールも付属。特にキハ80は両エンドの
妻面がシール対応となります。


左:キハ80用ボディ妻面シール 右:デッキ仕切りパーツ
他のHOゲージパッケージは窓ガラス用のカーテン・ブラインド用
シールが別売のパッケージとなっていますが、本パッケージは
ブラインドシールも商品内にセットされています。


左:ブラインドシール 右:行先表示幕
客車毎の窓ガラスの横幅に合わせてブラインドシールの
サイズは2タイプになっています。
更に様々な編成再現にお使い頂ける絵入り・テキストのみのキハ82
用ヘッドマーク×28種、側面行先サボ×42種、側面名称サボ×35種、
そして側面種別サボと号車番号を印刷した行先表示シールも付属。

新製品メイクアップシール本日より発売開始!
「キハ82系 基本セット 4両」\7,400(税抜)
「キハ81/キハ82系 増結単品セットA 4両」\7,600(税抜)
「キハ81/キハ82系 増結単品セットB 4両」\7,000(税抜)
(※販売価格は、2019年6月時点のものです)
特急網を全国へ!地方の非電化路線で大きな力を発揮した
キハ80系。日本初の特急形気動車にして、今日の特急時代の
基礎をつくった画期的な車両でもあります。
北は北海道から南は九州まで、実に多くの地域で活躍した
こともあり、全国的に人気が高いのも特徴です。
1960年代のキハ81・キハ82・キハ80・キロ80、キシ80車内の
車内再現をメイクアップシールで、是非お楽しみください。
また、HOゲージだけではなく、KATOのNゲージ車両「キハ82」
9両と「キハ81」2両に対応したキハ82系+キハ81系メイク
アップシールも好評発売中!

「キハ82系+キハ81系(2両)11両セット」\4,600(税抜)
(※販売価格は、2019年6月時点のものです)
(HO)「キハ81/キハ82系」メイクアップシール以外の、
HOゲージ対応メイクアップシールラインアップはこちら
~KATO対応~
・

「(HO)20系 特急形 寝台客車 基本セット 4両」 7,000円(税抜)
「(HO)20系 特急形 寝台客車 増結単品セット 4両」 7,000円(税抜)
「(HO)20系 特急形 寝台客車 カーテン・ブラインドセット 8両」 3,200円(税抜)

「(HO)24系 寝台特急 北斗星 基本セット 4両」 9,000円(税抜)
「(HO)24系 寝台特急 北斗星 単品セットA 4両」 9,000円(税抜)
「(HO)24系 寝台特急 北斗星 単品セットB 4両」 9,400円(税抜)
~TOMIX対応~

「(HO)JR E26系 カシオペア 基本セット 4両」 10,000円(税抜)
「(HO)JR E26系 カシオペア 増結セットA 4両」 9,400円(税抜)
「(HO)JR E26系 カシオペア 増結セットB 4両」 9,400円(税抜)
「(HO)JR E26系 カシオペア ブラインド・寝具セット」 2,600円(税抜)

「(HO)JR 24系25形 トワイライト 基本セット 4両」 10,000円(税抜)
「(HO)JR 24系25形 トワイライト 増結Aセット 3両」 9,000円(税抜)
「(HO)JR 24系25形 トワイライト 増結Bセット 3両」 9,000円(税抜)
「(HO)トワイライトエクスプレス ベッドカーテン・寝具セット」 2,600円(税抜)

「(HO)JR24系25形 特急寝台客車 北斗星 基本セット 4両」 9,000円(税抜)
「(HO)JR24系25形 特急寝台客車 北斗星 増結セット 3両」 8,400円(税抜)
「(HO)JR24系25形 特急寝台客車 北斗星 単品セット 4両」 9,000円(税抜)
「(HO)JR24系25形 北斗星 カーテン・ブラインドセット」 4,600円(税抜)

「(HO)JR 285系 サンライズエクスプレス 基本セット 4両」 12,000円(税抜)
「(HO)JR 285系 サンライズエクスプレス 増結セット 3両」 9,400円(税抜)
「(HO)JR 285系 サンライズエクスプレス カーテン・ブラインドセット」 2,600円(税抜)

「(HO)国鉄 583系 特急電車 基本セット 4両」 7,800円(税抜)
「(HO)国鉄 583系 特急電車 増結セット 4両」 7,800円(税抜)
「(HO)国鉄 583系 特急電車 単品セット 3両」 7,400円(税抜)
「(HO)国鉄 583系 寝台カーテン・ブラインドセット 11両」 3,800円(税抜)
メイクアップシールは店頭、もしくはメールにてご注文下さい。
category: (HO)キハ81キハ82系
メイクアップシール(HO)キハ81キハ82系~詳報3~
先日に続き、今回もHOゲージ用「キハ81キハ82系」
メイクアップシールの詳報をお届けします。
本日は、単品車両のキハ81と食堂車キシ80について
ご紹介していきたいと思います。
先ずはキハ81です。車両外観についてはキハ82と大きく異なる
ボンネットスタイルをしており、エンジンの騒音と機器類の設置の
関係から車内レイアウトもまた特徴的な構成となっていますが、
模型的にキハ82と決定的に違うのはやはり運転台です。




運転台中央部分を取り外した状態
こだま型に準じたスタイル。タブレット交換を行うことを考慮し、
高さを抑えた設計となっています。
模型の運転台パーツはボンネット内のエンジンと一体の成形と
なっており、中央部分と分割する珍しい仕様です。
シールでは中央部分とそれ以外の部分それぞれを細分化して
シール化しましたが、運転室パーツを車両から取り外すのは、
キハ82の運転台に比べ難易度が高くなっています。
無理な取り外しはパーツの破損に繋がりますので、慎重な作業が
求められます。


左:座席 右:売店スペース、果たしてその目的は…
キハ81の客室座席はキハ82と同じですが、構造的に見て興味
深いのが車両後位側にある物置・売店エリアです。
売店にはジュースクーラーだけではなくアイスクリームストッカー
まで備え付けられていたとの事ですが、なぜここに売店が必要
だったのか?その答えは列車編成にありました。
1号車キハ81に連結されていた2号車は一等車キロ80でした。
そのため1号車キハ81の乗客が食事をするには、2号車キロを
通って食堂車キシ80へ行かなければなりません。しかし、国鉄
としては一等車キロを通過されるのはあまり好ましくない。
そこでキハ81の車端に売店を設ける事で、キハ81の乗客には
出来る限りキハ81車内で用事を済ませてもらう為に売店が営業
していたのでした。
まさに時代の要求が成せるワザといったところです。
さて、折角キハ81の売店から食堂車キシ80の話が出ましたので、
ここからはキシ80についてご紹介していきます。
もともとはディーゼル特急「はつかり」用の食堂付随車キサシ80が
登場し、ヨン・サン・トオを機に量産されたのがキシ80です。

食堂


車内配置は前位側から休憩室、乗務員室、食堂、料理室、従業員
控室、水タンク室となっており、食堂の定員は32名でした。

厨房


模型の料理室には配膳台をはじめ、流し台、冷蔵庫や冷蔵ケース等が
予め成形されていますが、一部物置部分やドアなどにプラバン加工を
行って再現している箇所があります。
ちなみに国鉄固定編成の特急型車両では、補助電源の搭載位置や
供給量が列車運行上とても重要なファクターとなります。
食堂車と言えばどうしても食事や調理の方に目が行ってしまいがち
ですが、この補助電源の搭載位置や性能が食堂車の車内レイアウト
にも大きく関わっていたりします。
現に短編成を念頭に製造されたキシ80では、駆動用機関を2台搭載し
列車走行時の出力不足を補っていました。キシ80は食事をするだけの
車両には非ず。そういった視点でキハ81・キハ82系の列車編成を
眺めてみると、なかなか興味深い発見があるかもしれません。
さて、今回の富塚通信は単品セットのキハ81、そして同じく単品セット
としてリリースされているキシ80の詳報をお届けしてきましたが、
最後に近日発売予定の「キハ81/キハ82系」メイクアップシール製品の
パッケージ構成についてご案内します。
この度、発売しますHOゲージ「キハ81/キハ82系」メイクアップシールは、
「基本4両セット」「増結単品セットA」「増結単品セットB」の
3パッケージ構成での販売となります。
各パッケージの対応車両は以下の通りです。
「基本4両セット」
キハ82・キハ80(M車)・キロ80・キハ82
(※(HO)キハ82系 4両基本セットに対応)
「増結単品セットA」
キハ81・キハ82-900・キロ80・キシ80
(※各単品車両に対応)
「増結単品セットB」
キハ81・キハ80・キハ80・キハ80
(※単品車両キハ80のM車・T車両対応)
次回の富塚通信は、「キハ81/キハ82系」メイクアップシールの
発売情報をお届け予定です。
商品発売までもうしばらくお待ちください。
category: (HO)キハ81キハ82系
メイクアップシール(HO)キハ81キハ82系~詳報2~
本日の富塚通信はHOゲージ用「キハ81キハ82系」メイクアップ
シールの詳報~第2弾~をお届けします。
前回の詳報では普通車キハの座席シールについてご紹介しましたが、
今回は一等車キロ80の座席についてです。
実車のキロ80の座席は「R23」と云われるもので、モロ151の
座席を準拠したタイプの仕様となっています。
特徴としては回転リクライニングと背ずり上部のヘッドレストが
上下に100mmスライドする事が挙げられます。ちなみにシート
ピッチは1160mmと、ゆったりとした配置になっています。


左:シール未貼付 右:シール貼付
KATOのキロ80の座席を見てみると、座席の角度、特にスライドする
ヘッドレストの曲がった再現など思わず唸ってしまう完成度です。
もちろん普通車キハの座席よりもアームレストも大きめに再現
されており、こうした車両の座席の作り分けが楽しめるのも16番
スケール故だと思います。

キロ80座席シールの印刷用データ
左:背ずり 右:座面・肘掛シール
さて、キロ80の座席シールについてですが、普通車キハでは
背ずり・座面そして肘掛と3枚構成のシールにて座席を再現
頂くのに対し、キロ80では従来通りの座面と肘掛を1枚のシールで
再現した背ずり&座面・肘掛の2枚構成でキロ80の座席を
再現頂けるようにしました。
詳報第1弾ではキハ82の座席シールの貼り方を写真付きで
ご紹介しましたので、キロ80も座席シールの貼り方を同様に
ご説明させて頂きます。
普通車キハとの違いをご覧いただければと思います。




基本的な作業手順はキハと同じですが、先ず背ずりシールを
模型に合わせて貼り(写真左上)、背面部分へシールを巻き
付けるように貼付します(写真右上)。
次に座面シールを座席の中心に貼って(写真左下)、最後にシールの
肘掛部分を模型のアームレストに合わせながら貼っていきます(写真
右下)。キハとは違い座席モケットにしっかりと分け目をデザインして
あるので、シールの中心が取りやすくなっています。
キロ80のシールではモケットに入った縦のストライプやアームレスト
部分のデザイン、そして背面にあるフットレストなどを細かに再現
しています。
さて、ここからは座席シールからいったん離れて、キハ82の運転席
部分についてご紹介していきます。
運転台の下に突起が出ている為に、テーブルに置くと模型が少し
傾いてしまっていますが、模型では運転台のマスコンから座席など
しっかりと成形されています。


只、本来であれば中央の客室側との仕切りドアは運転席後ろの
サービス電源配電盤よりも後方にあるはずなのですが、模型の
照明ライトを隠す関係から、壁面が運転席近くまでせり出して
来ています。
この部分に関してはドアに強めの陰影をつける事で、少しでも
視覚的にドアが後方に見えるよう、意図的なデザインを行って
あります。


左:運転台パネル 右:助手席側と背面
模型の運転パネルの高さは実に約1mm程しかありません!
そこに各種メーターやATS確認ボタンなどを表現しました。
また、運転席で見え難くなっていますが、運転席右側の
ブレーカースイッチパネルはもちろん、助手席側のスイッチ
パネルや変速機動作表示灯、そして大きな留置ブレーキ等も
忠実に再現。

キハ82「運転台」シールの印刷用データ
左から運転席のパネル、助手席側の運転台パネル、サービス
電源配電盤(※シールサイズの比率は変えてあります)
サービス電源配電盤には各メーターを始め、主回路表示灯、
ラジエーターファンスイッチもデザインしました。
さて、今回はキロ80の座席シール、及びキハ82の運転台部分の
シール化についてご紹介しました。
現在、「(HO)キハ81キハ82系」メイクアップシールは、
全ての車両のシール化を終え、マニュアル製作もいよいよ
大詰めを迎えており、もう間もなく発売予定です。
発売開始まで今しばらくお待ちください。
category: (HO)キハ81キハ82系
メイクアップシール(HO)キハ81キハ82系~詳報1~
本日の富塚商会は、現在鋭意製作中のメイクアップシール
HOゲージ「キハ81キハ82系」の進捗状況をお届けします。
キハ車両は車内も座席が中心となっており比較的シール化を
行い易い列車なのですが、今回のシール化に当たって1番頭を
悩ませたのが、まさにその座席シートのシール化でした。
キハの座席はT19といわれ、151系電車に準じた折り畳み式
テーブル付きの回転クロスシートとなっています。
模型座席の写真は以前掲載した「メイクアップシール製作情報
~HOゲージ「キハ81キハ82系」~」でもご紹介しましたが、
アームレスト部分などとてもリアルに表現されています。


左:キハ82 右:キハ80
良くご覧いただくと座席下の空間の違いから、キハ80は
通路床が高く成形されていることが見てとれます
しかし、この形状をこれまでのメイクアップシール製品と
同様に、背ずりと座面シールの2枚構成で再現するのは
非常に無理がある形状をしています。
そこで、今回のキハT19座席は以下のような背ずり・座面、
そして肘掛の3枚構成のシールで再現する事としました。

座席シールの印刷データ
左からそれぞれ背ずり、座面、肘掛シール
メイクアップシールでは基本的に座面と肘掛部分を一体化して
再現してきましたが、今回は模型のアームレストの成形を
活かす為に、座面部分と肘掛部分を分けてシール化しています。
上の座席シールは印刷用の画像データでブログ用に拡大して
いますが、3枚のシールサイズの比率は実際のシールと
同じにしてあります。背ずりシールだけ大きくなっていますが、
背ずりシールは座席の背面部分に巻き付ける仕様になって
いますので、その分、他の2枚よりもサイズが大きくなっています。
座席はブルーモケットとなっており、ヘッドレストとアーム
レストの真っ白いカバーを再現。
また、背面の折り畳み式テーブルと灰皿もデザインしました。
尚、座席シールは従来通り、背ずり→座面と貼っていただき、
最後に肘掛部分のシールを貼付するという手順になります。
折角ですので、座席シールの大まかな貼り方について写真を
使ってご紹介させて頂きます。




流れとしては背ずりシールを模型に合わせて貼り(写真左上)、
背面部分へシールを巻き付けるように貼付(写真右上)。
次に座面シールを貼って足元部分のシールを折り曲げます
(写真左下)。最後に肘掛シールを模型のアームレストと
位置を合わせ(写真右下)、模型肘掛部分を挟むように
貼って完成です。


左:キハ82 右:キハ80(モーター車)
キハ80は中央の通路床の成形がキハ82と異なっていますが、
座席シール自体と基本的な貼り付け方の手順に大きな違いは
ありません。
但し、特に肘掛部分のシールに関しては接着面積が小さいこと、
またシールを折り曲げて貼る必要があることから、透明のゴム系
接着剤の併用を強くお薦めします。
さて、今回はキハの座席シールの再現方法についてお届け
させて頂きましたが、次回はキロ80の座席も少しばかり
ご紹介できればと考えています。
尚、現在のシール製作の進捗具合は、「(HO)キハ82系 4両基本
セット」のシール計測は全て完了し、各シールのデザイン作業も
大詰めを迎えています。この後、デザイン作業と並行しつつ
マニュアル製作も行っていきます。
最後に以前の「キハ81キハ82系」ブログ内にてお伝えしました
キハ単品車両のシール化ですが、この度、単品車両の内、
4両の車両のシール化が決定しました!
キハ単品車両でシール化を行うのは、基本4両セットに含まれて
いない以下の4両となります。
品番:1-609「(HO)キハ80」
品番:1-610「(HO)キシ80」
品番:1-612「(HO)キハ81」
品番:1-613「(HO)キハ82 900」

キハ81のボンネットに収められたエンジンと運転台部分のパーツ
独特のボンネットスタイルが人気のキハ81、改造車ゆえの外観の
違いが楽しめるキハ82-900。そして、食堂車キシ80。キハ編成では
欠かせない車両ばかりです。
これらの単品車両も既にシールの採寸作業に着手しています。
「キハ82系 4両基本セット」と合わせ、これら単品車両の
シール化も是非ご期待ください。
category: (HO)キハ81キハ82系