メイクアップシール「E657系ひたち・ときわ」発売開始!
新製品メイクアップシール「E657系ひたち・ときわ」
本日より店頭にて発売開始となります。

対応模型はKATOからリリースされている
品番10-1397:E657系「ひたち・ときわ」6両基本セット及び
品番10-1398:E657系「ひたち・ときわ」4両増結セットになります。
本日の富塚通信では、メイクアップした車両に室内灯を
搭載した車体の画像を中心にご紹介します。
尚、E657系各車両の詳しい詳報につきましては、
前々回に掲載した詳報1、そして前回の詳報2をご覧ください。
それでは始めは普通車の座席からお届けしていきます。


普通車両の座席です。上右側の画像は座席背面になります。
波を表したストライプ模様もしっかりと視認できます。


左側は乗降ドアから見える客室とデッキの仕切り壁面。
右側の画像は客室部分の車站妻面サイドです。
車体のボディ妻面にフィルムシールを直接貼付する事で
車体の妻面部分もしっかり再現いただけます。
グリーン車サロE657です。

グリーン車は座席間のスペースも広くなっており、
窓の横幅も普通車より若干広くなっています。


グリーン車の座席。普通車とは打って変わって梅の柄が
目を惹きます。右側は座席を背面から見た画像です。
客室入り口の座席は車椅子対応座席となっており、
1人掛けの座席になっています。


グリーン車は車内構造が普通車とは異なるので、
乗降ドアの窓ガラスを覗き込んだ際に見える壁面も
普通車とは違っています(あまり乗降ドアの窓から
模型車内を覗き見ることはないかもしれませんが…)。
尚、客室サイドの車両ボディに直接貼る壁面シールの
デザインも勿論普通車とは異なるグリーン車仕様の
デザインになっています。
さて、前回の詳報2で少し触れましたが、E657系には
全車両にブラインド用シールが付属しています。


左:普通車ブラインド 右:グリーン車ブラインド
ブラインドのデザインも普通車及びグリーン車
それぞれの座席に対応したデザインとなっており、
普通車は霞ケ浦の水を連想させるデザインに。
対してグリーン車のブラインドにはやはり梅の花の
意匠がデザインされています。
さらに、ブラインドを乗降する為に手で掴む部分が、
普通車はシルバー、グリーン車はゴールドと細かな
作り分けが行われており、なかなか凝ったブラインドに
なっています。
全車の全ての窓用ブラインド付属ですので、リアルな
「ひたち・ときわ」再現にご活用ください。
また、「ひたち」「ときわ」を中心に行先表示シールも
ご用意しました。


左:グリーン車の行先表示。右は8号車の行先表示部分を拡大。
列車名や行先、座席指定が表示されています。
行先表示シールは「ひたち14号:品川」「ひたち13号:仙台」等、
ひたちが3種類、「ときわ60号:上野」など、ときわは4種類。
更に2015年に廃止されてしまった「スーパーひたち38号:上野」
「スーパーひたち15号:いわき」を始め、スーパーひたち6種類に、
「フレッシュひたち」2種類のトータル15種類の行先表示を
ご用意しました。
今回は写真撮影用に「ひたち13号:仙台」の行先表示を採用
しましたが、「仙台行」のシールはメーカー純正の行先表示には
用意されていませんので、もし、模型付属の行先表示に目的の
シールが無い場合は、拘りの再現アイテムとして付属の行先表示を
ご活用いただけます。
10両固定編成として2012年から運用がスタートしたE657系。

列車名こそ、5年前に「スーパー」と「フレッシュ」が廃止され、
普通に「ひたち」と「ときわ」という原点回帰がなされましたが、
今年の3月には常磐線の全線運転再開によって、品川・上野~
仙台間の3往復運行が始まりました。
これにより新規にK18、K19編成が増備され、「E657系」活躍の
第2幕が始まったばかりです。

「E657系ひたち・ときわ 基本6両セット」3,960円(税込)
「E657系ひたち・ときわ 増結4両セット」3,520円(税込)
(※販売価格は2020年4月時点のものです)
そんな「E657系ひたち・ときわ」の車内内装を
ぜひ、メイクアップシールでお楽しみください!
category: E657系ひたち・ときわ
メイクアップシール~E657系ひたち・ときわ~詳報2
本日の富塚通信は前回に続き、メイクアップシール「E657系ひたち・ときわ」の
製作情報、詳報2をお届けします。
さて、前回は「E657系ひたち・ときわ」基本セットのクハE656&E657、モハE656
及びモハE657についてご紹介しましたが、今回は増結セットに入っているサロE657、
そしてサハE657を中心にお届けする予定です。
それでは早速、E657編成で唯一のグリーン車サロE657からスタートです。


5号車 サロE657
車椅子対応トイレ、多目的室、車販準備室を備えた中間付随車と
なっているサロE657。
車両の構造自体は、昨年メイクアップシールでもリリースしました
「E353系あずさ・かいじ」と同じ造りとなっています。
もはや昨今のJR東における特急グリーン車のスタンダードスタイルです。
因みに、「あずさ・かいじ」のサロE353が全体的に赤く鮮烈なイメージの
車内デザインであるのに対して、「ひたち・ときわ」のサロE657は植物を
意識したソフトな印象の車内に仕上がっています。


グリーン車の座席は普通車とデザインが異なり、薄紫地のモケットに
偕楽園の梅をイメージした模様があしらわれています。やはり茨城(水戸)と
云えば日本三名園が1つ偕楽園であり、偕楽園と言えば梅ですからね。
座席シールにもしっかりと梅をデザインしました。
ちなみに客室入り口には車椅子対応席もあり、床も黒系の地に模様の
入ったカーペットが敷かれアッパー感のある雰囲気が感じられます。

車両客室側の反対には車掌室、多目的室、車内販売準備室が並んでいます。
「E353系あずさ・かいじ」のサロE353には、多目的室などの
簡易座席は模型上成型されていませんでしたが、サロE657には
しっかりと簡易座席まで成形されています。


木目調壁面の通路。車椅子対応トイレ側に設けられている
洗面所などもデザイン化。


車椅子対応の大型バリアフリートイレ部分。トイレ内部のベビーベッドや
ベビーチェアも勿論のこと、入口にあるAEDや開閉スイッチなどもしっかり
デザインしました。
客室側が自然を感じさせる穏やかな室内デザインなのに対して、
通路デッキ側は重々しささえ感じる重厚な内装となっています。
さて、続いてのサハE657は先述のサロと同じく増結セットのみにセット
されている車両です。

4号車 サハE657
全体的には前回の詳報1でご紹介したモハE656やモハE657と同じ
構造となっていますが、モハとは違い、デッキ部分にトイレや配電盤
といった設備が存在しない車両です。


実車では空気圧縮機が搭載されているのですが、模型上は
ほぼ客室オンリーの車両となりますが、ごみ箱は室内側に
存在しています。
さて、最後にご紹介するのは、増結セットではなく、基本セットに
含まれているモーター車のモハE657です。

6号車 モハE657(モーター車)


車端にはバリアフリー用の車椅子対応席がある車両となっており、
実は背ずりのシール形状はバリアフリー座席を含め、3タイプの
シール形状の作り分けを行ってあります。
僅かな違いではありますが、その作り分けにより背ずりシールと
模型がフィットするようになっています。
他のモハE657同様、デッキ部分にごみ箱や消火器のプラバン
壁面加工を行えるようにしたかったのですが、モーター車で
あるが故にスペース的な問題から、サハE657と同じくプラバン
再現のない車両となっています。
さて、これまで詳報をお届けしてきました「E657系ひたち・ときわ」ですが、
シール製作も完了し、現在店頭発売へ向け準備中です。
尚、今回のメイクアップシール「E657系ひたち・ときわ」パッケージには
全車対応ブラインド及び行先表示シールも付属していますが、
これらの情報につきましては、また発売情報と合わせてご案内します。
メイクアップシール「E657系ひたち・ときわ」は近日、発売予定です。
発売まで今しばらくお待ちください!
category: E657系ひたち・ときわ
メイクアップシール~E657系ひたち・ときわ~詳報1
本日の富塚通信は、現在製作中のメイクアップシール
「E657系ひたち・ときわ」の製作情報をお届けします。
今回のブログでは両先頭車、1号車のクハE656と
10号車クハE657。
そして、後半では7号車モハE656、8号車モハE657の
詳報をご紹介していきます。

1号車クハE656

10号車クハE657
クハE656とクハE657の主な違いは車端にサニタリー
スペースがあるかどうかです。
E657系では奇数号車のいわき側にトイレ、洗面台が
設けられています。


E657系メイクアップシールのアピールポイントの1つが
クハの高床構造の運転台部分です。
これまでシール化してきた運転台の中でも、ありそうで
無かった中々に近代的な運転席です。
液晶パネルも成形され、台、床ともに特徴的な形状を
しています。
メイクアップシールではLCD画面やワンハンドルマスコン類
だけではなく、一般の乗客が立ち入り禁止となっている
運転台の後ろ側もデザイン化しました。


運転台の上にライトユニットがある為、シールを貼るのは
少し大変ですが、貼付すればリアルな運転台を再現する
ことが出来ます!
ちなみに最近の模型では、運転台に運転手用の座席も
成形されることが多いのですが、E657系はスペース的な
問題なのか運転手用の座席が成形されていませんでした。

手前:クハE656 奥:クハE657
尚、E657系の客室内妻仕切パネルや出入台配電盤ユニットは
山口県に拠点を構える鉄道車両や関連部品を専門に扱う
メーカー、弘木技研が担当しています。
こちらのメーカーは、各種新幹線をはじめ、東京メトロの
10000系や885系かもめ等の製造にも携わっているようです。
さて、次は7号車モハE656、8号車モハE657です。

7号車モハE656

8号車モハE657
こちらのモハも先のクハ同様、かなり似た車両です。
よく見てみると7号車はデッキ部分にサニタリー
スペースが設けられている分、客室スペースが狭く
なっています。


普通車座席
普通車の座席はノートパソコンでの作業が出来る
テーブルに、全席の肘掛部分に電源コンセントも
用意されており、WiMAX環境も万全。
列車コンセプトの1つである、ビジネスユースへの
配慮を如実に見て取る事が出来ます。
更に言えば座席のデザイン面に関しても、メイン層は
ビジネスユーザーを意識したものだと思われます。
黒色を基調にし、背ずり部分の直線的なストライプと
座面のドット柄で霞ケ浦を満たす水の流れを表現。
攻め過ぎず、抑え過ぎずといった感じで何とも曖昧な
印象のする座席なのですが、その曖昧さ、中途半端さが
どうしたものか悪くない。
寧ろ好もしいデザインに見えてくるから不思議です。


7号車モハE656のサニタリースペース
デッキのサニタリーは洗面台・洋式トイレ・男性用
トイレで構成されています。
シールでは壁面パネルの木目調再現や洗面台のある
奥まった感じを陰影にて表現しました。

手前:モハE656 奥:モハE657
ちなみに、8号車のデッキ部分には、配電盤や下部に
ごみ箱、消火器が備え付けられており、これらの備品は
プラバン加工で再現する事が可能となっています。
さて、次回の詳報2では5号車サロE657を中心に
ご紹介していきます。どうぞ、お楽しみに。
category: E657系ひたち・ときわ
メイクアップシール新製品情報~E657系ひたち・ときわ~
東京の品川駅から当店所在地である千葉県の我孫子駅を通り、
宮城県の岩沼駅までを結ぶ常磐線。
原発の影響により一部区間が不通となっていましたが、
先月14日、ついに9年ぶりの全線開通を果たしました。

今回、メイクアップシール化する新製品は、全線開通を果たした
常磐線の特急列車として活躍し、当店の最寄り駅でもある
我孫子駅を(残念ながら)停車はしないで通過して行くE657系を
シール化いたします。
対応模型はKATOから販売されたE657系「ひたち・ときわ」の
基本・増結各セットです。
品番:10-1397 E657系「ひたち・ときわ」6両基本セット
品番:10-1398 E657系「ひたち・ときわ」4両増結セット


左:梅をイメージしたボディと緑ガラス 右:車体間ダンパー
白梅と紅梅を表現した車体カラーと緑味がかった着色ガラス、
そして特徴的な車体間ダンパーも精密再現されたE657系。

クハE657車内
普通車はグレー色の成形となっていますが、増結セットの
サロE657のみ、青系統の「み空色」に近い色味で成形されて
います。

サロE657車内
E657系のシール化作業は先月から開始しており、
現在は既にシールのデザイン化作業に入っています。
E657系メイクアップシールは今月中の発売を予定して
おりますが、また随時詳報をお届けします。
E657系メイクアップシール、どうぞご期待ください!
category: E657系ひたち・ときわ
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