タミヤアクリルカラー?それともMr.カラー?
鉄道模型の世界で塗料といえば、GREENMAXかモリタにて販売されている鉄道カラー
が主流になるかとは思いますが、幅広くモデラーの世界で受け入れられている塗料
といえばGSIクレオス(Mr.HOBBY)のラッカー系塗料、Mr.カラーかタミヤカラーのアク
リル塗料に大別することができます。
(注:今回はタミヤのエナメルカラーについては触れません)
問題はどちらのメーカーの塗料をメインにするかですが、先ずは両メーカーと塗料ごとの
特徴を理解することが重要だと思われます。
但し細かい特徴を上げていくと、使用者の感覚により際限なく特徴が挙げられますので、
ここでは私が感じた最も大きな両塗料の特色の違いだけを述べることとします。
アクリル塗料の特徴としては、塗装後の発色がMr.カラーに比べ鮮やかになることが多く、
現実的な色味というよりも、模型的な綺麗さを追求したという印象を受けることにあります。
その点Mr.カラーの発色は非常にノーマルなので、写実的な表現が可能です。
また、Mr.カラーは隠蔽力や塗膜が強い点で多くのモデラーに好まれていますが、その分、
塗装が難しくニオイもきついという意見が多いのも事実です。
逆に、アクリル塗料は水溶性なのでMr.カラーに比べると扱い易いと思います。
この様な特徴を理解しないでタミヤカラーとMr.カラーを1つの作品内で使い分けて
しまうと、完成作品の見た目の印象が損なわれてしまうことがあるので注意が必要です。
さて、上記の塗料の特徴を考慮した上で、EF66の塗装には全てMr.カラーを使っています。
基本的には車体の青色の色味が引き立つように、特にスノープロウの塗装は車体との
バランスを考慮して、最終的にはMr.カラーのグレー系の塗料を3色ほど混ぜ合わせて
自分好みの色を作りました。
今回のカスタマイズに限らず、実際の塗装では、複数の色を混ぜ合わせる事の方が
多いと思います。そんな時、色数が多いMr.カラーであれば、それだけ色の表現の幅が
広がります。この点も、Mr.カラーがモデラーの支持を得ている大きな理由でしょう。

富塚商会ではタミヤカラー、Mr.ホビーの各種塗料はもちろん、
GREENMAXの鉄道カラーも入手が可能です。
また、パンタグラフの金属部分の着色も単純な金(ゴールド)や銀(シルバー)を使うのでは
なく、Mr.メタルカラーのクローム等を使用しています。塗装後、柔らかい布などで磨くことで、
塗装面を金属と同じ様な質感で仕上げることが出来る優れもので結構気に入っています。
普通のMr.カラーよりも高価ですが、ワンランク上のハイレベルな表現が可能になります。
こうした特殊な塗料もラインナップされているのもMr.ホビーの特色といえるでしょう。

ここまでMr.カラーに絞って話を述べてきましたが、少し水性ホビーカラーについて
補足しておきたいと思います。
少し強引な例えですが、アクリル塗料に比べて扱いにくいMr.カラーを扱い易くした製品が
水性ホビーカラーです。色数もおよそ100種類あり、単純に塗りやすさが大きな特徴なので
初心者の方にはお勧めです。
また、水性ホビーカラーが威力を発揮するのは、ラッカー塗料(Mr.カラー油性)の上に重ね
塗りをする時でしょう。一概には言えない部分もありますが、Mr.カラーの上に異なる色の
Mr.カラーを塗る場合、ひび割れ等を起こしてしまうこともあったのですが、水性であれば安心
して重ね塗りをする事ができます。尚、水性ホビーカラーを下地塗りした上にMr.カラーを
塗ることは出来ません。
塗料を制する者、モデリングを制す!塗料に関しては溶剤との関係や塗料同士の相性や
制約など、覚えておかなければならないことが結構ありますので、今回はかなりテーマを
絞って書かせてもらいました。
が主流になるかとは思いますが、幅広くモデラーの世界で受け入れられている塗料
といえばGSIクレオス(Mr.HOBBY)のラッカー系塗料、Mr.カラーかタミヤカラーのアク
リル塗料に大別することができます。
(注:今回はタミヤのエナメルカラーについては触れません)
問題はどちらのメーカーの塗料をメインにするかですが、先ずは両メーカーと塗料ごとの
特徴を理解することが重要だと思われます。
但し細かい特徴を上げていくと、使用者の感覚により際限なく特徴が挙げられますので、
ここでは私が感じた最も大きな両塗料の特色の違いだけを述べることとします。
アクリル塗料の特徴としては、塗装後の発色がMr.カラーに比べ鮮やかになることが多く、
現実的な色味というよりも、模型的な綺麗さを追求したという印象を受けることにあります。
その点Mr.カラーの発色は非常にノーマルなので、写実的な表現が可能です。
また、Mr.カラーは隠蔽力や塗膜が強い点で多くのモデラーに好まれていますが、その分、
塗装が難しくニオイもきついという意見が多いのも事実です。
逆に、アクリル塗料は水溶性なのでMr.カラーに比べると扱い易いと思います。
この様な特徴を理解しないでタミヤカラーとMr.カラーを1つの作品内で使い分けて
しまうと、完成作品の見た目の印象が損なわれてしまうことがあるので注意が必要です。
さて、上記の塗料の特徴を考慮した上で、EF66の塗装には全てMr.カラーを使っています。
基本的には車体の青色の色味が引き立つように、特にスノープロウの塗装は車体との
バランスを考慮して、最終的にはMr.カラーのグレー系の塗料を3色ほど混ぜ合わせて
自分好みの色を作りました。
今回のカスタマイズに限らず、実際の塗装では、複数の色を混ぜ合わせる事の方が
多いと思います。そんな時、色数が多いMr.カラーであれば、それだけ色の表現の幅が
広がります。この点も、Mr.カラーがモデラーの支持を得ている大きな理由でしょう。

富塚商会ではタミヤカラー、Mr.ホビーの各種塗料はもちろん、
GREENMAXの鉄道カラーも入手が可能です。
また、パンタグラフの金属部分の着色も単純な金(ゴールド)や銀(シルバー)を使うのでは
なく、Mr.メタルカラーのクローム等を使用しています。塗装後、柔らかい布などで磨くことで、
塗装面を金属と同じ様な質感で仕上げることが出来る優れもので結構気に入っています。
普通のMr.カラーよりも高価ですが、ワンランク上のハイレベルな表現が可能になります。
こうした特殊な塗料もラインナップされているのもMr.ホビーの特色といえるでしょう。

ここまでMr.カラーに絞って話を述べてきましたが、少し水性ホビーカラーについて
補足しておきたいと思います。
少し強引な例えですが、アクリル塗料に比べて扱いにくいMr.カラーを扱い易くした製品が
水性ホビーカラーです。色数もおよそ100種類あり、単純に塗りやすさが大きな特徴なので
初心者の方にはお勧めです。
また、水性ホビーカラーが威力を発揮するのは、ラッカー塗料(Mr.カラー油性)の上に重ね
塗りをする時でしょう。一概には言えない部分もありますが、Mr.カラーの上に異なる色の
Mr.カラーを塗る場合、ひび割れ等を起こしてしまうこともあったのですが、水性であれば安心
して重ね塗りをする事ができます。尚、水性ホビーカラーを下地塗りした上にMr.カラーを
塗ることは出来ません。
塗料を制する者、モデリングを制す!塗料に関しては溶剤との関係や塗料同士の相性や
制約など、覚えておかなければならないことが結構ありますので、今回はかなりテーマを
絞って書かせてもらいました。
category: 工作