2009年10月15日 - 富塚通信

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東北本線　越河のシェルパED71

ED71は東北本線、初の20系ブルートレイン「はくつる」の初代牽引機(黒磯－仙台)です。
1961年(昭和36年)黒磯から仙台までの交流電化完成により1963年までに55両製造され、
ED75が量産されるまで黒磯－小牛田間の主力機として活躍しました。
開発にあたり東北本線特有の連続する25‰クラスの勾配を単機で1000t、重連で1200tの
貨物列車を牽引する必要があることから4年前に北陸本線に投入し、実績のあるED70の
出力1500kWを大きく上回る2040kW交流機として誕生しました。この2040kWという出力は
ED75(1900kW)よりも高く、まさにシェルパとしての性能を兼ね備えた交流標準機として量産
されるかに思われましたが、冬季の整流器(エキサイトロン)の凍結の問題などの理由から
東北本線での主力の座はED75に譲りますが、その後もその出力の大きさを生かし、
福島－郡山や福島-白石間の越河越えの補機仕業を中心に運用され、1984年に全廃と
なりました。
さて今回紹介するED71は2次形をモデル化したワールド工芸製で金属製です。
プラスティック製では決して得られない重厚感のあるディテールの質感は必見です。

上記のED71のユーザー取り付けパーツは未取り付けの状態です

特に碍子を含む屋根上のディテールは金属製ならではの出来です。しかしスカート周りは
最近のKATOやTOMIXなどの製品のようなエアホースやジャンパー栓などは再現されて
いませんのでこの辺のディテールを要求するのであれば、銀河モデルのエアーホースや
ジャンパー栓をお勧めします。

ED71による牽引列車としては、なんといっても東北本線初のブルートレイン「はくつる」
でしょう。当時はくつるは上野－黒磯はEF58(特急色)・黒磯－仙台ED71・仙台－青森は
C61画牽引しました。
また、東北本線の主力機の座をED75に譲った後もED71が福島機関区に配置されていた
事もあり奥羽本線の急行列車の「津軽」「おが」の黒磯-福島間の牽引にあたっていました。
その他の牽引例としては茶・ブルー混合の35・43・61などの旧型客車による普通列車や
重連牽引による長編製の貨物列車です。

●富塚商会　ワールド工芸　ED71に関する在庫情報●

ワールド工芸　ED71　2次型　　　　在庫あり

●富塚商会　20系「はくつる」に関する在庫情報●

KATO 20系特急形寝台客車
7両基本セット(10-366)在庫あり

KATO ナハネ20　(5087-1)在庫あり

KATO EF58初期型小窓特急色(3020-7)　在庫あり

※はくつるのバックサインは別売りのバックサインセット(11-320)が必要です。

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東北本線 越河のシェルパED71 nw(2009,10,15,20)

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