みちのくは旧型客車のパラダイス
今から25年前、東京駅には真新しい車体の185系が入線しており、
特急から各駅まで幅広く使用されていました。
一方、東北本線の黒磯以北においては、ED75牽引の茶とブルー
混合の旧型客車を使用した普通列車がいまだ幅を利かせていました。
その頃筆者は、早朝上野駅から特急ひばりで黒磯まで行き、その先を
旧型客車普通列車に揺られながら、東北・奥羽・仙山・常磐線という
ルートで旧型客車の旅を幾度となく満喫したものでした。
今振り返ってみると旧型の客車による旅情は忘れ難いものであり、
あの時感じたノスタルジックな感覚は、今となっては二度と味わえない
貴重なものとなってしまいました…。
そこでせめてNゲージにて、当時のノスタルジックな客車の雰囲気を
再現したいと思い、KATOから単品にて販売されている旧型客車を
使ったメイクアップシール「旧型客車用 メイクアップシール(仮名)」を
試作してみました。

KATOのED75牽引による旧型客車編成を再現
客車も前から同じくKATOのスハニ32、オハフ33、オハ47、スハフ42旧型客車
ED75は富塚オリジナルコレクション「グレードアップパーツ」を使用
対応客車は、スハニ32・オハ35・オハフ33・オハ47・スハ43・スハフ42の
6両を予定していますが、本日は上記予定車両の内、スハニとオハフの
試作が完成しましたので一足先にご紹介させて頂きます。

手前オハフ33・奥スハニ32

今回のシールの特徴は、何と言ってもメイクアップシール初採用の
板張りの床再現です。
写真左:板張り 右:リノリウム張り

板張りとリノリウム張りのシール拡大図。一番下はトイレのタイル床
旧型客車の内装を大きく大別すると、板張りとリノリウム張りに分かれます。
当時の列車編成では、この2種類の車両が混在して運用されていました。
メイクアップシールでは、板張りとリノリウムの質感を好みに応じて選択が
可能なようにしてみました。
また、便所・洗面の床は実車がタイル張りであるためこれを忠実に再現して
います。

室内照明セット装着済みのオハフとスハニ
茶とブルーの混合編成は、ノスタルジーの象徴といっても過言ではないかも
しれません。旧型客車用メイクアップシールにより、往時の混合編成の
内装の違いをも再現可能にしました!
旧型客車対応メイクアップシールは近日発売予定です。
詳細が決まりましたら、ブログにてお知らせいたします!
追伸───────────────────────────
ここで少しだけED75について触れようと思います。
ED75は言わずと知れた交流標準機で、その性能のマルチさから高速優等
列車から急行列車、普通列車また高速貨物から一般貨物列車までと実に
幅広く運用され、まさに交流機の標準機に相応しいものでした。
その為東北本線においては、どの列車の牽引もすべてED75となり、
多種多様な牽引機が顔を揃えていた東海道・山陽線のようなバリエーション
には欠けてしまいました(一部の区間でED71の補機運用が見られたものの
ED71の補機運用もED75による補機に置き換えられていった)。こうした
ところでもED75の優秀さが証明されたのだと言えなくもありません。
さてそんなED75も現在では、EF81にその座を追われED75の旅客運用は
なくなり、貨物列車の運用のみとなっています。その貨物もEF81や
最新のEH500とEF510などに切り替えが進んでいます。
今では残念ながら東北、常磐筋などで見られた黄金期の活躍の面影は
見受けられません。
しかしだからこそED75牽引のブルトレや、10系寝台客車を従えて疾走して
いたあの黄金時代を再現したくなるのもNゲージモデラーのファン心理でしょう。

急行の新星10系寝台客車を牽引するED75

20系を牽引するED75 ゆうづるのヘッドマークが輝いています
富塚オリジナルコレクション「グレードアップパーツセット」では、
そんな「ED75用」のグレードアップパーツも発売中です!

左がグレードアップパーツ装着 エアーホース・解放テコ・ED75は
ジャンパホースが2本

斜めの角度から。車輪部分に速度検出装置
グレードアップパーツを使用すると、ED75特有の重量感、存在感をさらに
際立たせることができます。
詳しくはホームページをご覧ください>>>
特急から各駅まで幅広く使用されていました。
一方、東北本線の黒磯以北においては、ED75牽引の茶とブルー
混合の旧型客車を使用した普通列車がいまだ幅を利かせていました。
その頃筆者は、早朝上野駅から特急ひばりで黒磯まで行き、その先を
旧型客車普通列車に揺られながら、東北・奥羽・仙山・常磐線という
ルートで旧型客車の旅を幾度となく満喫したものでした。
今振り返ってみると旧型の客車による旅情は忘れ難いものであり、
あの時感じたノスタルジックな感覚は、今となっては二度と味わえない
貴重なものとなってしまいました…。
そこでせめてNゲージにて、当時のノスタルジックな客車の雰囲気を
再現したいと思い、KATOから単品にて販売されている旧型客車を
使ったメイクアップシール「旧型客車用 メイクアップシール(仮名)」を
試作してみました。

KATOのED75牽引による旧型客車編成を再現
客車も前から同じくKATOのスハニ32、オハフ33、オハ47、スハフ42旧型客車
ED75は富塚オリジナルコレクション「グレードアップパーツ」を使用
対応客車は、スハニ32・オハ35・オハフ33・オハ47・スハ43・スハフ42の
6両を予定していますが、本日は上記予定車両の内、スハニとオハフの
試作が完成しましたので一足先にご紹介させて頂きます。

手前オハフ33・奥スハニ32


今回のシールの特徴は、何と言ってもメイクアップシール初採用の
板張りの床再現です。
写真左:板張り 右:リノリウム張り

板張りとリノリウム張りのシール拡大図。一番下はトイレのタイル床
旧型客車の内装を大きく大別すると、板張りとリノリウム張りに分かれます。
当時の列車編成では、この2種類の車両が混在して運用されていました。
メイクアップシールでは、板張りとリノリウムの質感を好みに応じて選択が
可能なようにしてみました。
また、便所・洗面の床は実車がタイル張りであるためこれを忠実に再現して
います。

室内照明セット装着済みのオハフとスハニ
茶とブルーの混合編成は、ノスタルジーの象徴といっても過言ではないかも
しれません。旧型客車用メイクアップシールにより、往時の混合編成の
内装の違いをも再現可能にしました!
旧型客車対応メイクアップシールは近日発売予定です。
詳細が決まりましたら、ブログにてお知らせいたします!
追伸───────────────────────────
ここで少しだけED75について触れようと思います。
ED75は言わずと知れた交流標準機で、その性能のマルチさから高速優等
列車から急行列車、普通列車また高速貨物から一般貨物列車までと実に
幅広く運用され、まさに交流機の標準機に相応しいものでした。
その為東北本線においては、どの列車の牽引もすべてED75となり、
多種多様な牽引機が顔を揃えていた東海道・山陽線のようなバリエーション
には欠けてしまいました(一部の区間でED71の補機運用が見られたものの
ED71の補機運用もED75による補機に置き換えられていった)。こうした
ところでもED75の優秀さが証明されたのだと言えなくもありません。
さてそんなED75も現在では、EF81にその座を追われED75の旅客運用は
なくなり、貨物列車の運用のみとなっています。その貨物もEF81や
最新のEH500とEF510などに切り替えが進んでいます。
今では残念ながら東北、常磐筋などで見られた黄金期の活躍の面影は
見受けられません。
しかしだからこそED75牽引のブルトレや、10系寝台客車を従えて疾走して
いたあの黄金時代を再現したくなるのもNゲージモデラーのファン心理でしょう。

急行の新星10系寝台客車を牽引するED75

20系を牽引するED75 ゆうづるのヘッドマークが輝いています
富塚オリジナルコレクション「グレードアップパーツセット」では、
そんな「ED75用」のグレードアップパーツも発売中です!

左がグレードアップパーツ装着 エアーホース・解放テコ・ED75は
ジャンパホースが2本

斜めの角度から。車輪部分に速度検出装置
グレードアップパーツを使用すると、ED75特有の重量感、存在感をさらに
際立たせることができます。
詳しくはホームページをご覧ください>>>
category: 旧形客車