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あの頃の風景~普通寝台列車に寄せて~ 

―今度の汽車は何分ですかね?
―今度の汽車は12時半だね。
かつては日常的に交わされていた会話であるが、もはや
聞かれることもなくなってしまった会話風景。

「汽車」という言葉を聞くと、まず蒸気の機関車が思い浮かびますが、
昭和30年代~50年代国鉄全盛期は、旧型客車など列車全般の
ことを「汽車」と呼称していたまさに「汽車時代」でした。

10系客車が機関車に牽引され全国各地で活躍しており、旧型客車は
床や窓枠、車内壁面が木目調で、塗布されたニスの匂がする木が持つ
特有の落ち着いた雰囲気を持つタイプと、リノリウム調の新しい
近代化した小奇麗な雰囲気を持つタイプが混合して走っていました。


────◎トピックス◎─────────────────────────────

当時鈍行と言われた普通列車でありながら
寝台車を連結した「はやたま」「山陰」「ながさき」の編成


「はやたま」 天王寺・和歌山-名古屋間
牽引機:天王寺-新宮:EF58 新宮-亀山:DF50 亀山-名古屋:DD51
2012-08-24-01.jpg
1978(昭和53)年~1984(昭和59)年に、名古屋~天王寺間で運行。新宮から
天王寺区間ではB寝台を連結していた。もとは1974年から「南紀」の名称で
運行していたが、特急列車に「南紀」の名を譲って「はやたま」の名が付けられた。
1984年に運転期間が新宮駅間へと短縮され、寝台連結が解除された事によって
「はやたま」の列車名称がなくなった。「はやたま」という列車名は和歌山県の
熊野速玉大社がその由来となっている。


「山陰」 京都-出雲市間 牽引機:DD51
2012-08-24-02.jpg
1975(昭和50)年~1985(昭和60)年まで、京都~出雲市間で運行。終着駅まで
およそ半日近い時間をかけて走行していた。尚、定期普通列車から普通寝台列車
扱いに変更というのは、他に例がなかったため一時話題となった。普通寝台列車の
中で、1番最後まで残ったのがこの「山陰」だった。


「ながさき」 門司港-長崎・佐世保間 
牽引機:門司港-鳥栖:ED76 鳥栖-早岐:ED76 早岐-長崎・佐世保:DD51
2012-08-24-03.jpg
1976(昭和51)年~1984(昭和59)年まで、門司港駅~佐世保駅・長崎駅間で運行。
大村線経由で運転していた際に、無名列車がこの「ながさき」の名称を与えられた。
他の普通寝台列車と同じく、1両B寝台を連結したいた。
─────────────────────────────────────────

この当時の客車列車は連結部踏み板や発電機の独特な騒音といえる音や、
ギッシギッシと大きく軋む振動がつきものでしたが、夏には開け
放たれた窓から入り込んできた風が少しの涼を感じさせてくれ、駅弁を
食べながら車窓から見る風景を楽しみ、ゆったりと進む長時間かけて
ゆっくりと進むその時間は、オレンジ色の電灯に照らされた車内と共に、
近代の「電車」では味わうことのできない温かみと旅情が感じることが
できました。


現行の列車の中で、「旅」という言葉と結びつく列車で思い浮かぶのは
「カシオペア」や「北斗星」「トワイライトエクスプレス」のような豪華寝台客車が
浮かびますが、これらの列車には「旅行」という言葉の方が近く、どうにも
かつての旧型などに感じた「旅」というニュアンスとはかけ離れている
ような気がします。
なにより目的地や時間などが決まり、その範囲でしか行動できないと
いうのは「旅」ではなく「旅行」という言葉の方がしっくりきます。

「旅」における醍醐味は、時刻表を片手に発車時間や通過の時間を調べつつ、
自分の身一つで足の向くまま、心の赴くままに自由に自分の時間を存分に
使うことができる事です。
しかし「旅行」の場合時間や目的地に縛られている訳であり、特に豪華列車
に乗ってしまえば、ふらりと心惹かれたところに途中下車など出来よう
ものではありません。
そういう意味ではかつて存在した「旅」のスタイルは今ではほとんど
できなくなってしまったものだといえるでしょう。

もしかしたら旧型客車や10系などの車両編成に惹かれるのは、当時の
ノスタルジーあふれる雰囲気と共に、ごく当たり前に行われていた
「旅」のもつ自由さや解放感などをなんとなく感じ取って、惹かれる
のかもしれません。

また、レイアウト上ならば当時の編成を揃えることでその当時に存在
していたノスタルジックな雰囲気を味わうことが可能です。
しかも最近の車輛はクオリティもあがり、かなりリアルに近い車両
となっているので、ますます実車の雰囲気を投影しやすくなりました。

さらに、内装にまでこだわると、木目調タイプの木の質感やリノリウム調の
雰囲気などそれぞれが持つ特有の雰囲気がさらに表現され、より実車の
持っていたノスタルジックさを感じることができます。

自分のレイアウトの上で、当時の雰囲気に近い編成を
再現できるのはやはりワクワクするものです。
最近になって旧型や10系といった客車が再販されたのも、
そうした雰囲気を求める方が増えたからかもしれませんね。

旧型時代のノスタルジックな雰囲気を再現させるため、
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2012-07-21-pack02.jpg
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スハニ32・オハフ33・スハフ42・ナハフ11・オハ35×2両
・オハ47(オハ46・スハ43)×2両
に対応
木目張りタイプとリノリウム張りタイプの両方が梱包されているので
好きな方を選べ、当時の普通列車の再現には最適です!


2012-07-21-pack01.jpg
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オハネフ12×2両・オハネ12(スハネ16)×3両
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category: 旧型客車

Posted on 2012/08/24 Fri.   edit  |  tb: 0   cm: 0