fc2ブログ
12 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 02

E320様 ~E655-1タイプ製作記 その1~ 

KATOから発売されている人気のE655系「なごみ」ですが、
この商品には残念ながら鉄道ファンならば是非ともラインアップに
入れてほしいお召列車が含まれていません。

今回そんなお召列車E655-1をオリジナルで製作しましたという情報を
E320様から頂戴しました。
しかもその製作過程をE320様のご厚意で、写真付きにて詳細にまとめて
頂きましたので、その情報の一切を余さずにご紹介していきます。

いや、本当に何かの書籍に紹介されてもおかしくはない内容です!
その高度なテクニックは問わず、実際の製作にかかった時間等も合わせて
記されていますので、とても参考になると思います。

但し製作過程の情報を含め、実に大量の画像付きで記事をお送り頂いて
おりますので、とても1回では掲載しきれません。従いまして、複数回に
分けて随時掲載していきますのでお楽しみに。

それではE320様「E655-1(タイプ)製作 その1」をどうぞ。


────────────────────────────────────

先日、KATOのE655系「なごみ」を購入しましたが、今回のリリースは
5両編成でお召し列車の時に連結されるE655-1が入っていません。
特別な車両なので、模型の発売までにはいろいろとハードルがあるのだと
思います。いずれ発売されるのかも知れませんが、「それまで待てない」と
いうことでKATOのAssyを利用して製作にチャレンジすることにしました。

ボディで一番形が近いと思われるのは、E654-101ですが、皆さん考える
ことが同じなのか既にどこでも売り切れで入手できませんでしたので、
E655-101のボディ(4931-1A)と床下セット(4931-1C)、
台車はモハE530台車DT71(4667-2D)を用意しました。

また、E655-1は窓に特徴がありますが、これを自分でプラ板等から綺麗に
切り出す自信がなかったので、模型店でジャンク品の中から形、大きさが似て
いるものを探して、大きい窓はユーロライナーのオロ12-702から、
通常の窓はサハ87から流用しました。

2013-01-28-01.jpg

作業の大まかな流れとしては以下の通りです。

1.まずは、オロ12とサハ87を解体し・・・

2013-01-28-02.jpg

ネットで見つけたE655-1の側面図を参考に窓部分を切り出します。

2013-01-28-03.jpg

2.模型の大きさに合わせた側面図の窓位置に合わせて切り出した窓部分を
つなげ窓パーツを製作します。

2013-01-28-04.jpg

2013-01-28-05.jpg

3.同様にサハ87の窓部分も切り出し、2で作成したサロ12からの窓パーツと
つなげて窓ユニットを製作。窓の下端のラインを合わせるようにします。

2013-01-28-06.jpg

この後、瞬間接着剤で接着しますが、このままでは中央窓と左右窓の上端に
段差がありますので、後の作業をやりやすくする狙いで、左右の窓パーツの
上に段差解消パーツを付けてみました。
また、作業中に表裏が分からなくなるので、裏となる方に×印を付けています。
接着後、サッとヤスリ掛けして、一応、窓ユニットの完成ですが、解体から
ここまでの作業時間は1時間くらいです。

2013-01-28-07.jpg

4.AssyのE655-101ボディを分解します。

2013-01-28-08.jpg

5.ボディに窓ユニットを仮止めして位置決めし、窓ユニットの外枠が
来るところに黒マジックで印をつけます。

2013-01-28-09.jpg

6.窓ユニットをはめる部分をカッターで丁寧にくり抜きます。
ここでの注意点は、以下の通りです。
・急がず、丁寧に、ゆっくりと。
・力を入れすぎないように。
・カッターの刃は新品で良く切れるものを。

ボディは、思いのほか柔らかいので、何回かカッターの刃を入れる
と割と簡単に切れます。ただ、切れた部分が増えていくに従い開口部も
増えるので、ボディの強度も下がることから力の入れすぎには要注意です。
カットする時には、ボディの中に車両ケースに付いているウレタンの
塊などを入れてボディがあまりしならないようにすると良いでしょう。

ここが一番の難所なので、とにかくゆっくり丁寧に作業を進めるのが
ポイントです。カットに要する時間は、私の場合、片面20~30分
程度かと思います。写真はくり抜き後の姿です。

2013-01-28-10.jpg

7.6で開けた開口部に3の窓パーツをはめ込み、瞬間接着剤で
固定します(左右表裏の間違いに注意)。

2013-01-28-11.jpg

隙間をタミヤの光硬化パテを使って埋めます。このパテは紫外線で
固まるようで、蛍光灯の下に置いておくと短時間で硬化するため
作業効率が良いです。

2013-01-28-12.jpg

ボディ上部、パンタ部分の切り欠き個所も光硬化パテで整形します。

2013-01-28-13.jpg

────────────────────────────────────


~E655-1タイプ製作記 その2~に続きます。
お楽しみに。

ホームページ>>


category: E320様より

Posted on 2013/01/28 Mon.   edit  |  tb: 0   cm: 0