メイクアップシールE655系 進捗情報1
それでは早速、E655系の進捗情報をお届けします。
現在シールデザインの作業が大詰めを迎えており、今回の
記事は短めですが、3ポイントだけご紹介したいと思います。
手前には木目調壁面が2枚。その向こうには…

5号車クモロE654 運転台
今回のE655系「なごみ」メイクアップシールの特徴の1つ。
なんと、客室側から見える運転台部分をそのままシールデザイン化!
勿論5号車だけではなく1号車もシール化しますが、
今回の公開はここまで。
詳細は、今後大々的に発表しますのでお楽しみに。

5号車クモロE654 サニタリースペース側
車椅子対応の広々としたサニタリースペースの床シールを貼ってあります。
シールの形状もばっちりです。ちなみに、前回の富塚通信でご紹介した
デザイン柄はここに使用されています。

座席のモケット柄とシールサイズの試作
3号車を除いたハイグレード・グリーン車の座席のモケット柄を
試作中。ハイグレードの名を名乗るだけあって、豪華さが模型
からもひしひしと伝わってきます。
シールのデザインは実車を意識しながら、実際に何十種類も柄の
サイズや色味を変えたデザインを製作した上で、試作印刷を繰り
返し行いながら最もしっくりくるデザインを作り込んでいきます。

座席試作デザイン作業データの拡大
E655系のハイグレードグリーン車は背ずりと座面部分とで
モケットの柄が異なります。①の市松模様が背ずり、②の水玉柄が
座面になっています。③と④は、1人掛けと2人掛けの背ずり
サイズにそれぞれ合わせたシール形状となっています。
このデータを基に、背ずり背面のポケットやヘッドクッションなど、
座席のディティールを再現していきます。
⑤は座面部分のシール。木目調の肘掛部分が模型の位置と
しっかりと重なり合うように位置を調整してあります。
⑥は3号車のVIP座席の総革張り仕様の座席シールのデザイン
データです。しかし残念なことに3号車モロE654はモーター
車の為、座席が完全に成型されていない事から、画像の様に
フルサイズの座席シールをそのまま採用することは出来ません。
従って完成形ではシールのサイズ形状をモーター車に合わせた
形に変更してあります。
いずれにせよ、上記の画像は全て製作途中のデータです。
こうした色味やデザイン柄などの製作作業は、座席のデザインに
限ったことではなく、本当に極僅かな設定値の差異でシールを
貼った際の模型の雰囲気がガラッと変わってしまうので、
デザイナーの腕と感性が特に試される行程です。
余談ではありますが、よく手紙を書いたら直ぐには投函せずに
翌日読み直せと言います。時間をおいて冷静に読み返して
みると意外と修正点が出てくるものだと。
実はデザイン作業においても上の説は至極当を得ており、
当製作室でも時間が許す限り試作したデザインシールは直ぐに
良し悪しの判断はせずに、多少時間をおいてから客観的な出来
の判断を下すようにしています。
そうしないと、デザインが完成したばかりのデザイナーは
どうしても気分が盛り上がっており「これは完璧だー」と
ついつい甘い判断をしがちだったりするものだからです。
尚、このエピソードは自戒を込めてご紹介させて頂きました。
さて、冒頭でも述べましたようにデザイン作業も大詰め。
こうなってくるとどうしても気分が盛り上がってしまいます。
先の自戒を胸に、冷静な判断を下しつつ鋭意作業を進めて
いきますので、シールの完成をお楽しみに。
ホームページ>>
現在シールデザインの作業が大詰めを迎えており、今回の
記事は短めですが、3ポイントだけご紹介したいと思います。
手前には木目調壁面が2枚。その向こうには…

5号車クモロE654 運転台
今回のE655系「なごみ」メイクアップシールの特徴の1つ。
なんと、客室側から見える運転台部分をそのままシールデザイン化!
勿論5号車だけではなく1号車もシール化しますが、
今回の公開はここまで。
詳細は、今後大々的に発表しますのでお楽しみに。

5号車クモロE654 サニタリースペース側
車椅子対応の広々としたサニタリースペースの床シールを貼ってあります。
シールの形状もばっちりです。ちなみに、前回の富塚通信でご紹介した
デザイン柄はここに使用されています。

座席のモケット柄とシールサイズの試作
3号車を除いたハイグレード・グリーン車の座席のモケット柄を
試作中。ハイグレードの名を名乗るだけあって、豪華さが模型
からもひしひしと伝わってきます。
シールのデザインは実車を意識しながら、実際に何十種類も柄の
サイズや色味を変えたデザインを製作した上で、試作印刷を繰り
返し行いながら最もしっくりくるデザインを作り込んでいきます。

座席試作デザイン作業データの拡大
E655系のハイグレードグリーン車は背ずりと座面部分とで
モケットの柄が異なります。①の市松模様が背ずり、②の水玉柄が
座面になっています。③と④は、1人掛けと2人掛けの背ずり
サイズにそれぞれ合わせたシール形状となっています。
このデータを基に、背ずり背面のポケットやヘッドクッションなど、
座席のディティールを再現していきます。
⑤は座面部分のシール。木目調の肘掛部分が模型の位置と
しっかりと重なり合うように位置を調整してあります。
⑥は3号車のVIP座席の総革張り仕様の座席シールのデザイン
データです。しかし残念なことに3号車モロE654はモーター
車の為、座席が完全に成型されていない事から、画像の様に
フルサイズの座席シールをそのまま採用することは出来ません。
従って完成形ではシールのサイズ形状をモーター車に合わせた
形に変更してあります。
いずれにせよ、上記の画像は全て製作途中のデータです。
こうした色味やデザイン柄などの製作作業は、座席のデザインに
限ったことではなく、本当に極僅かな設定値の差異でシールを
貼った際の模型の雰囲気がガラッと変わってしまうので、
デザイナーの腕と感性が特に試される行程です。
余談ではありますが、よく手紙を書いたら直ぐには投函せずに
翌日読み直せと言います。時間をおいて冷静に読み返して
みると意外と修正点が出てくるものだと。
実はデザイン作業においても上の説は至極当を得ており、
当製作室でも時間が許す限り試作したデザインシールは直ぐに
良し悪しの判断はせずに、多少時間をおいてから客観的な出来
の判断を下すようにしています。
そうしないと、デザインが完成したばかりのデザイナーは
どうしても気分が盛り上がっており「これは完璧だー」と
ついつい甘い判断をしがちだったりするものだからです。
尚、このエピソードは自戒を込めてご紹介させて頂きました。
さて、冒頭でも述べましたようにデザイン作業も大詰め。
こうなってくるとどうしても気分が盛り上がってしまいます。
先の自戒を胸に、冷静な判断を下しつつ鋭意作業を進めて
いきますので、シールの完成をお楽しみに。
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category: E655系なごみ(和)