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メイクアップシール(HO)「サンライズ」詳報4~室内灯編~ 


本日の富塚通信は、メイクアップシール(HO)「サンライズエクスプレス」の
詳報4~室内灯編~をお届けします!

これまでの夜をイメージした寝台列車とは異なり、朝をイメージした
ベージュと赤を基調とした外観が特徴のサンライズエクスプレス。
窓ガラスも大きいので車窓の景観も十分に楽しめます。

今回の詳報では、1号車クハネから3号車モハネまでの3両を掲載します。
なお、寝台特急電車ということで夜行走行シーンをイメージした写真も
合わせて掲載していきますので、お楽しみください。



「1号車 クハネ285」

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クハネ285 
※別売「カーテン・ブラインド」パッケージのブラインドシールを使用


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入り口のキーロックや操作パネル等の室内装備も、ハッキリと
視認頂けます。

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模型を少し斜めからみれば、窓から向って正面以外の個室側面も
シール化の意味が大きいことがお分かり頂けるのではないでしょうか。

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室内鏡を再現しているシルバーシールも室内の臨場感を高める
役割を見事に果たしています。

上段の個室の上には、室内灯の取り付けスペースを含めた少し広めの
空間があるので、ブラインドシールを使って窓の上半分を隠すことで、
より自然な外観の仕上がりをお楽しみ頂けます。

尚、ブラインドシールを上段の窓ガラスにご使用頂く場合、窓ガラス自体が
丸みを帯びていますので、貼り付けには少し慣れが必要です。


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運転台

別パーツの運転台です。運転窓が狭いので運選手が操作するパネル類を
見ることは困難ですが、運転手人形を座らせればバッチリです。


「2号車 サハネ285」

客室はシングル及びシングルツインが設定されており、
基本的な構成は先のクハネとほぼ同じ車両となっています。

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サハネ285
※こちらはブラインド未使用の状態

もともと木目調の壁面フィルムシールは薄い色の設定にて製作していますが、
これは電球色の室内灯を使用することを考慮した結果です。

電球色タイプの室内灯をご使用頂くと、実車のような色味の強い壁面表現が
再現頂けるようになっています。


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壁に掛ったハンガーもクッキリと視認が可能です。

また、模型を上から覗き込むとベッドに畳まれた浴衣などの
寝具やシーツもリアルに再現されています。


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サンライズのクハネ・サハネともに階下の個室まで室内灯の光が
しっかりと差し込みます。



「3号車 モハネ285」

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モハネ285

ソロ個室寝台。車端には8人掛けのミニラウンジも設けられています。


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ミニラウンジ

通過用のドアはもちろん床の段差までキッチリとシール化
あります。

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個室のベッドは淡い緑モケット。基本的なシーツを掛けた状態でも、
シーツを外した状態でもお好みの再現をお選びいただけます。

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ミニラウンジは両側4人掛けの椅子が成型されています。
シールのデザインにて1本のチェアレッグをデザインしました。

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以前の富塚通信のモハネ285の詳報でもご紹介しましたが、模型的にも
複雑な形状をしている本車両。
そのため室内灯を点灯すると、室内も少し変わった形で照明されます。

また、クハネやサハネに比べると室内灯ユニット自体が上段の壁面
ギリギリまで迫っている為、良く目に触れる構造となっています。



さて、本日の詳報はここまでとなります。以下は少しばかりの余談ですので、
よろしければお付き合い頂ければと思います。

寝台電車でありながら安定した乗車率を維持し、特に週末に高い乗車率を
誇るサンライズエクスプレス。
ここ近年は、その乗車客の半数以上が女性であるといった報道も耳にする
機会が多くなりました。
メディアの内容によれば、週末サンライズに乗車する女性の殆どは縁結びの
神様、出雲大社に参拝するためにサンライズを利用するようです。

もちろん、「乗客の半分以上が女性である」というのは特定のシーズンの
運行日によってはそういった日もあるくらいに捉えるべきなのしょうが、
それでも寝台利用者の傾向の一つの動向として、とても興味深い事例で
あるように思われます。


ここで話を少し変えます。
女性は男性に対しても女性に対してでも、ブランド品などの高価な身なりを
している人よりも、小綺麗で何よりも清潔感のあるファッションの人に対して
好感を抱くそうです。

今回の「サンライズエクスプレス」の車内内装は、メイクアップシールとして、
これまで様々な列車の内装を製作してきた製作室にとっても、上の定義に
当てはめれば女性が好感を示す車内内装のまさにお手本のような列車に
思われてなりません。

木目調に統一された、落ち着いた車内。いき届いたアメニティと、整然と
配置された無駄のないインテリア。

サンライズは、豪華ホテルに例えられる「カシオペア」や「トワイライト」
とは違い、よく「シティホテル」に例えられます。
この例えの違いからも、高級感よりも手ごろでちょっとハイセンスを
好む女性心をくすぐっている「サンライズ」のスタンスを読み取ることが
出来るのではないでしょうか。


今回紹介してきた3両の個室は、お世辞にも広々とした個室とは言えません。
しかし、気の合う女性友達2、3人が1つの個室に集まって窓の外の景色を
眺めながらおしゃべりに花を咲かすのに、かえって個室の狭さが親密度を
上げるのに役立っているのかもしれません。

こうしてみると「サンライズエクスプレス」は、さまざまな条件さえ揃えば、
寝台列車でもまだまだ需要があることを如実に示している気がしてきます。

期せずして本日は土曜日。今日も東京駅から良縁を願いに出雲大社へ
向かう女性客の姿が多く見られるのでしょうか。


さて、次回でメイクアップシール(HO)「サンライズエクスプレス」の
詳報もいよいよ最後です。
次回は、サロハネとノビノビです。お楽しみに。


 

category: (HO)サンライズエクスプレス

Posted on 2015/05/30 Sat.   edit  |  tb: 0   cm: 0