お客様からの情報 「ECO-POWER」様~ED79グレードアップ~
本日の富塚通信は、前回グレードアップパーツによるEF81双頭
連結器の加工情報をお送りいただきました「ECO-POWER」様に
よる新作、ED79の加工情報をお届けします!
青函トンネル運用のため、日本国有鉄道末期に当たる1986年に
国鉄の財政的且つ諸般の事情により、ED75-700番台を改造する
形で製造されたED79(JR貨物の50番台は除く)。
さらに、青函トンネルは元々新幹線を運行することが前提で話が
進められていましたので、一説ではED79は新幹線開通までの
中継ぎ的な運用が想定されていたようです。
こうしてみると、ED79はその登場から世間の(?)しがらみの
影響をもろに被ってしまった感さえありますが、いざ運行が
始まってみると、青函トンネルでの運用ということもあり、
豪華寝台「カシオペア」「トワイライト」「北斗星」の牽引は
もとより、「日本海」「エルム」「はまなす」等といった
列車牽引でも活躍しました。
しかも、新幹線開業までの中継ぎのはずが、気が付けば
今年の北海道新幹線開業まで約30年間も現役で活躍し
続けた事になります。確かに新幹線までの中継ぎに違いは
ありませんが、恐らく当時の関係者もこれほど長く中継ぎが
続くとは考えなかったのではないでしょうか。
そんな中継ぎどころか、一時代を築いてしまったED79。
青函トンネルという過酷な環境下で長年頑張ってきた車両を
リアルに再現された「ECO-POWER」様のウェザリング処理は
前回のEF81双頭同様必見です。
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ホビーハウス富塚商会 様
いつも大変お世話になっております。
先日はEF81双頭連結器の記事を上げていただき
ありがとうございました。
自分の作品をウェブで取り上げてもらうのは非常に
製作のモチベーションが上がりますね。

フロント1エンド側
さて今回購入させていただいた、ED79のグレードアップ
パーツを用いたディテールアップが完了しました。
今回の機種もエアホースやジャンパ栓が複雑に配置された
スカート周りでしたが、塗装済みのパーツで手軽に
取り組むことが出来ました。

フロント2エンド側
ジャンパ栓ケーブルについて、特に2エンド側に言える
のですが、穴を開けるスペースが極めてピンポイントに
限られるのですが、説明書指示に従うことでディテールを
崩さないギリギリのラインで加工することができました。
貴店のグレードアップパーツは、パーツだけならず説明書が
付属してくるところが非常に心強いと思います。
さて、今回のED79は牽引する列車のバリエーションを
増やすべく、下記に手を加えました。

屋根上
・両エンドのパンタを下枠交差型に変更
・屋上の碍子を白色に変更

サイド
・区名札「青函」標記
・正面窓やモニタ窓のHゴムを灰色に変更
模型に当初から施されている黒いHゴムでは当方が
再現を試みた時代とアンマッチになってしまうため、
一度バラして該当箇所の塗色を灰色に塗り直しています。

ヘッドマーク「海峡」

ヘッドマーク「エルム」
こちらの「再現したい!」という希望に応えてくれる
貴店のグレードアップパーツに今回も大満足です。
また何かありましたら是非宜しくお願いいたします。
ECO-POWER
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「ECO-POWER」様、ED79加工情報をありがとうございました。
実は、今回掲載させて頂きましたお写真は、一度お送り頂いて
いたお写真をすべて撮り直したものを後日、改めてお送り頂いた
ものです。
文中にもありますが、加工箇所の「Hゴム」の灰色塗装。
始めお送りいただいた情報やお写真では、モニタ窓のHゴムが
灰色になっていませんでした。
「ECO-POWER」様より、後日「Hゴム」を塗装し直したメールと
お写真を拝見し、ご自身の思い描いたED79をより確実に再現
しようというモデラー魂に筆者も感動してしまいました。
ここまでお読み頂きましたら、ぜひ改めまして掲載させて
頂きましたお写真をご覧いただき、Hゴムにもご注目ください。
さて、この度「ECO-POWER」様にご利用いただきました
グレードアップパーツ「ED79」

グレードアップ「ED79」
当店のED79はKATOのシングルアームパンタグラフ仕様の
模型に対応した製品となっております。
「ECO-POWER」様の加工されたED79と車両形状は異なりますが、
フロント部分のエアーホースや台車の検出装置類などは、形状の
異なるED79でもご使用いただけます。
多くの列車牽引に大活躍した「ED79」の、よりリアルな
ディテールアップに、ぜひご利用ください。
category: お客様より