メイクアップシール ~TOMIX HO 北斗星 詳報1~
本日の富塚通信は、前回お伝えしました通りTOMIX(HOゲージ)対応
メイクアップシール「北斗星」の詳報をお届けします。
今回は詳報1という事で、基本セットに1両と単品セット4両にてリリース
されているB寝台客車、オハネフ25とオハネ25をご紹介していきたいと
思います。
◎オハネフ25◎

オハネフ25-200 JR東日本仕様のメイクアップ車両

オハネフ25-200 メイクアップ前車両
今回の「北斗星」編成は、東日本仕様の寝台客車という事で、
オハネフ25とオハネ25は全車両室内デザインが東日本仕様の
ベッドモケットに統一されています。
元々の模型とメイクアップ加工を行った車両とを比較頂くと、
室内が落ち着いたシックな印象となります。


メイクアップ済み乗務員室との比較
もともと乗務員室は別成型になっていますので、右写真のように
車両とは一体になっていませんが、雰囲気を出す為に上記の
写真では乗務員室をボディの上に乗っけてあります。


左:メイクアップ済み寝台スペース 右:未加工
寝台ベッドスペースです。先述の通りベッドのモケットはJR東日本
仕様です。これまでの「北斗星」メイクアップシール同様、通路側の
読書灯に背ずり上の棚も再現。


上段・下段ベッド共にベッドの左右側面もシール化
上段ベッドは模型のベッド高さの問題で表現する事が出来ませんでしたが、
下段ベッドには転落防止柵をデザインしています。
また、今回は背ずり部分のヘッドカバーにうっすらと2本の筋を
表現しました。実はこの筋に関しては、様々の資料に当たってみると
2本であったり4本であったり、はたまた一切筋の無いピンとした
カバーであったりと、面白いくらいに統一性がありませんでした。
もしかしたら、ベッドメイクを担当する区間や担当したスタッフの
違いによってカバーの折り畳み方が違うために、筋の入り方が異なる
のかもしれないなどと想像してみましたが、シールでは最も標準的(?)
と思われた2本筋の再現に落ち着きました。


左:乗務員室側デッキ 右:洗面側デッキ
オハネフ25車端のデッキスペース。今回もオハネフ・オハネともに
オプションのプラバン加工で洗面台を作成頂けます。


左:オプション加工の洗面台を設置したデッキ 右:ノー加工のデッキ
2人が同時に使用できるW.C.前の洗面台です。洗面台の高さは
室内灯に干渉しないギリギリの高さに調整してあります。車端の
デッキとは云えメイクアップの効果は思いの外大きい部分です。
さて、次にご紹介するオハネ25は、基本的な室内デザインは
オハネフ25と共通です。
◎オハネ25◎

オハネ25 JR東日本仕様のメイクアップ車両

オハネ25 メイクアップ前車両
オハネは先のオハネフ25とは逆に、通路側の全体写真を掲載しました。


オハネ乗降口側デッキ
模型上、オハネフ25とオハネ25の大きな違いは、オハネフ25には
乗務員室があるのに対し、オハネにはない事です。
メイクアップシールでは乗降口側のデッキの奥まった部分までも
完全にシール化を行っています。
ちなみにデッキと寝台スペースを仕切っているドアですが、
実車ではドアノブの形状が寝台側とデッキ側では異なっています。
そうした違いもシール上で的確に再現していますので、よりリアルな
室内再現をお楽しみ頂くことが出来ます。
以上、オハネフ25とオハネ25の詳報でした。
最後にシート部の集電シューについてご案内です。
メイクアップシールでは可能な限りシールの継ぎ目が出ないよう
シールの一体化を意識してシールの製作を行っております。
その際、模型のシート部にある集電シュー部分もより自然な形で
シールを貼れるように、シューの位置にシューを通す切り抜き用の
位置を示してあります。


集電シューの位置にシュー切り抜き用の位置がシールに示してあります
今回ご紹介しましたオハネフ25やオハネ25に限らず今後ご紹介します
全ての車両で、同様にシート部から出ている集電シューの切り抜き
穴が示されていますので、お客様がご自身でシューの位置を確かめて
切り抜いていただく必要はありません。
ただ、模型によって多少シューが傾いている場合もあるようですので、
その場合はシューを折らないよう適宜傾きを調整してください。
それでは次回の詳報もお楽しみに。
category: (HO)24系25形寝台特急北斗星
| h o m e |