お客様の情報 E320様~「下関ふくフク号」~
本日の富塚通信は、E320様からお送り頂きました加工情報を
お届けします。
2005年3月。「あさかぜ」の定期運用の終了に伴って、余剰して
いた24形客車を連結した「ふくフク号」が運行されました。
ファンにとってはこれだけでも嬉しいことですが、この編成が
特に注目を集めた理由は他にありました。
何とロビーカースハ25が2両連結されていたのです。
「瀬戸」「あさかぜ」編成の中にスハ25が1両連結されているだけで、
なかなかのインパクトがあったというのに、それが客車6両の内、
2両がスハ25だった「ふくフク号」が話題にならないはずがありません。
今回、E320様には新製品メイクアップシール「24系25形 寝台特急
瀬戸・あさかぜ」にて室内を完璧に再現頂いた、「ふくフク号」編成の
加工情報を頂戴しましたので、早速ご紹介させて頂きます。
車内再現はもちろん、ヘッドマーク、屋根上、そしてインレタによる
車番の再現までこだわり抜かれた「ふくフク号」編成をお楽しみください。
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■EF65-1000 + 24系25形 「快速下関ふくフク号」
KATOからEF65 1000 後期形(JR仕様)と24系25形 寝台特急
「瀬戸・あさかぜ」が発売されました。「瀬戸・あさかぜ」として遊ぶのも
良いのですが、KATOのHPで編成例として紹介されていた「快速下関
ふくフク号」とすることとしました。
それでは、今回の「ふくフク号」を以下にご紹介したいと思います。

[EF65-1000]
車番を1135号機に変更。パンタと高圧引き込み線、前面のコック等に
色差しを行い、モリヤスタジオの「ふくフク号」ヘッドマークを付けました。
KATOの基本セットにシールでも付属していますが、モリヤスタジオ製は
金属で重厚感があり、良いですね。

[24系25形]
<車内>
車内は、メイクアップシールを施工していますが、悩んだのは2点。
1点目は、寝台のカーテンを付けるかどうか、という点でした。
ふくフク号は昼間の運行でしたので寝台カーテンがどうなっているのか
分からず、ネットでも調べてみたのですが、結局分からずじまいでした。
ですので、今のところ寝台カーテンなし、としています。
2点目は、座席のヘッドカバーの有無です。「ふくフク号」は、「あさかぜ」
終了後なので、ヘッドカバーが取り付けられていない状態のような気も
するのですが、個人的にはついている方が好きなので、ヘッドカバー有り
としました。もし、ふくフク号の寝台カーテンとヘッドカバーについて
ご存知の方がいらっしゃればご教示いただければ幸いです。

<スハ25>
今回の目玉、スハ25です。パンタが2基付いた客車が2両も
つながっていると、なかなかにカッコいいです。

2両のスハ25は、301と302となりますが、KATOの基本セットに入って
いるのは302です。301の写真をネットで見たところ、302にはない屋根上の
四角いベンチレーターがありましたので、手元にあったTOMIXのパーツを
使って取り付けました。この形で良いのかは未確認ですが、雰囲気は出て
いると思います。

スハ25のメイクアップシールですが、最初は複雑そうに見え「ちょっと大変かな」
と思ったのですが、丁寧に切り出していけば、意外とすんなり綺麗に貼ることが
出来ました。特に1人掛け用の椅子が8個並んでいる部分のシール形状は、
貼りやすいように目に見えない工夫がなされているように感じました。

<反射板>
オハネフには、反射板を付けました。

<車番>
各車の車番も、ネット上に出ていた情報をもとにインレタで再現しました。
H17.3.5~3.27 広島-下関(9421レ、9440レ)
←下関
オハネフ25-302(そのまま)
オハ25-193(インレタ)
スハ25-302(そのまま)
スハ25-301(インレタ)
オハネ25-168(インレタ)
オハネフ25-139(インレタ)
広島→

もとの車番をクリーナーなどで消すと、表面がテカテカしてしまうので、
今回は車体と同じ色をしたマスクインレタを使用しました。マスクインレタでも
との車番を隠した後に、変更後の車番インレタを貼っています。(一部ずれて
しまっていますが、老眼故ご容赦ください・・・)
出来上がった「ふくフク号」をレンタルレイアウトに走らせに行きました。
この他、KATOの485系「かもめ+みどり」の12連にもメイクアップ
シールを施工しましたので、こちらもレンタルレイアウトデビューです。

メイクアップした「ふくフク号」や「かもめ+みどり」が通過して
いく様を眺めていると、自然と顔がほころんでしまいます。


おまけ・・・、「かもめ」繋がりで。D52です。

■「快速下関ふくフク号」追記
「快速下関ふくフク号」の寝台カーテンとヘッドカバーについての
情報をご提供いただきましたので、カーテン・ヘッドカバーの
追加加工を行いました。
まず、ヘッドカバーですが、「ヘッドカバーなし」が確認できましたので、
メイクアップシールに含まれているヘッドカバーなしバージョンに
変更しました。

寝台カーテンは、寝台(座席?)の両端にまとめられた状態となって
いましたので、通路側にそれらしくカットして取り付けてみました。
窓側のカーテンは、省略しています。
また、カーテンの一部は上段寝台の小口周りにぐるりと取り付けられて
いるので、カーテンシールの該当部分をカットして取り付けました。
これだけでも昼間の寝台車の雰囲気が出て、良くなったと思います。

車外から。ちょっと分かりにくくてすみません。
こんな感じになりました。

料理と同じで、ひと手間加えて良くなったと思います。
E320
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E320様、「快速下関ふくフク号」の加工情報をありがとうございました!
牽引機のEF65にフグのヘッドマーク、そしてスハ25の2連結と話題性
十分だった「ふくフク号」ですが、実際に乗車する機会に恵まれた人は
もちろん、その姿を目にすることが出来ただけでもラッキーな列車
だったと思います。
さて、本文内にて「貼りやすいように目に見えない工夫がなされている
ように感じました」とのご指摘を頂きましたが、E320様から別途お送り
頂いたメールにて「スハ25のシール形状については、本当にすごいなぁ、
と思いました。ソファのシールなど、どうやって3次元を2次元に展開
するのか、私には想像もつきません」との感想もお寄せ頂いております。
そうなんです!ソファに限らず、シール製作時はシールを貼った時の
見栄え、シールの貼り易さ、そして如何にシールを剥がれ難く出来るかを
トータル的に検討しながら、各シールの形状を決めているのです。
実は1人掛けソファに関しては、約10通りのパターンを製作し、その中で
1番良いものを採用しています。
こうした「見えない工夫」を感じて頂けましたことは、シール製作者冥利に
尽きるというものです。
尚、ご不明な点として挙げられていた寝台のカーテンはそのまま取り付け
られていました。また、座席のヘッドカバーについては、やはりヘッド
カバー無しの状態で運行されたようです。
今回は「ふくフク号」の話題が中心となってしまいましたが、24系25形
「瀬戸」「あさかぜ」編成もお楽しみ頂けるメイクアップシール「24系25形
寝台特急 瀬戸・あさかぜ」基本7両・増結6両セットは好評発売中です。

「24系25形 寝台特急 瀬戸・あさかぜ 基本7両セット」\4,200(税別)
「24系25形 寝台特急 瀬戸・あさかぜ 増結6両セット」\3,600(税別)
(※販売価格は、2018年7月時点のものです)
尚、「ふくフク号」を再現頂くには、本メイクアップシールをお買い求め
頂いてもスハ25が1両分足りません。
そこで、「ふくフク号」を再現する為に、「瀬戸・あさかぜ 基本7両セット」を
ご注文いただいた方には、スハ25のみ1両を追加で別途販売させて頂きます。
スハ25の分売をご希望の方は、ご注文メールにてスハ25分売希望の旨を
合わせてお伝えください。
(※本サービスは、基本パッケージをご注文のお客様のみの対応となります。
スハ25だけの分売はお断りさせて頂きますので、予めご了承ください)
「瀬戸」「あさかぜ」、そして「ふくフク号」
お好みの編成の室内再現をメイクアップシールでお楽しみください!
category: E320様より