車軸汚れのクリーニングに、まさかのアレが活躍!?
現在、製作室にて撮影中の新作動画にキハ82の出番があり、
久しぶりにキハ82編成をジオラマに並べてみました。
すると、およそ半分の車両の室内灯が点灯しない事態に!?
手で車両を押さえてみると、しっかり点灯するものの
手を離せばやはりLEDは点灯せず。

室内灯、点灯せず…
ここで、ピンときました。これは車軸表面の汚れが
原因であると。
室内灯の点灯しない車両の台車が左下の写真です。
ちなみに右隣の写真はきれいに室内灯の点灯する
車両の台車です。


左:室内灯の点灯しない台車、右:室内灯の点灯する台車
尚、それぞれの車軸を取り外して比較したのが、
下の画像です。

左:室内灯の点灯しない車軸、右:室内灯の点灯する車軸
汚れ具合の差が一目瞭然です。何故、同じように走行し、
同じケースで保管しているのにこのような違いが生じたのか
理由は分かりませんが、こうなるとユニクリーナーで
清掃しても効果はありません。
こういう頑固な汚れには模型用のサビ取り剤を使うところなの
ですが、間の悪いことにストックを切らしている事が判明。
車軸の表面に細かな傷がついてしまうので、ペーパーで
やするのは最善手ではないものの、こういう急ぎの事態に
限って1000番の耐水ペーパーも見当たらず…
どうしたものかと作業デスクを掻き回していると、
何やら視線を感じてふとあるものが目に留まりました。

「水だけで汚れが落ちる、洗剤いらずの魔法のスポンジ」
激落ちくんです。
………これは、使えるかもしれない。
ダメもとで汚れた車軸を磨いてみました。
すると、

室内灯が点灯しました。
彼はステンレスやガラスや陶器だけではなく、鉄道模型の
車軸の頑固な汚れも落とす事に成功したのでした。
なお、磨いた結果、見事に室内灯は点灯しましたが、
新品のようにピカピカになったわけではありません。
また、表面に細かなキズが発生するリスクも高いので、
激落ちくんでの車軸清掃は非常事態の緊急処置であり、
決してお勧めするわけではありません。
もし、試される場合には自己責任でお願いします。
余談ながら室内灯の話が出たので、もう1つ製作室でも
使っているノウハウを。
使うアイテムはこれです。

導電テープです。これは決して珍しいノウハウという
わけではないので、実際に使っている方も多いと思います。
テープの使い方や貼り方は様々あるでしょうが、製作室では
シンプルに、テープの高さを7mm弱、長さは模型に合せ
1~2cmくらいで切り出したものを丸めて厚みを出し、
室内灯の基盤と集電シューの間に挟んでいます。

近年、新規製作された模型では、テープを使う必要性は
あまりないような気もしますが、少し古い成型の模型では
基盤ユニットをテープで補強するだけで、点灯や走行時の
チラつきがかなり改善しますので、一手間を掛ける価値は
十分あります。
室内灯を採用すれば模型の印象は格段に向上しますが、
綺麗な点灯を楽しむ為にはクリーニングは必須です。
それでも不点灯というトラブルに直面する事もあります。
そうした事態に遭わないように定期的なメンテナンスと、
いざという時の為に台車や車軸パーツの清掃方法も確立
しておくと安心です。
そして、本当にどうしようもない非常事態には、彼に
頼ってみるという選択肢があっていいのかもしれません。
もし、試される場合には~以下略。
久しぶりにキハ82編成をジオラマに並べてみました。
すると、およそ半分の車両の室内灯が点灯しない事態に!?
手で車両を押さえてみると、しっかり点灯するものの
手を離せばやはりLEDは点灯せず。

室内灯、点灯せず…
ここで、ピンときました。これは車軸表面の汚れが
原因であると。
室内灯の点灯しない車両の台車が左下の写真です。
ちなみに右隣の写真はきれいに室内灯の点灯する
車両の台車です。


左:室内灯の点灯しない台車、右:室内灯の点灯する台車
尚、それぞれの車軸を取り外して比較したのが、
下の画像です。

左:室内灯の点灯しない車軸、右:室内灯の点灯する車軸
汚れ具合の差が一目瞭然です。何故、同じように走行し、
同じケースで保管しているのにこのような違いが生じたのか
理由は分かりませんが、こうなるとユニクリーナーで
清掃しても効果はありません。
こういう頑固な汚れには模型用のサビ取り剤を使うところなの
ですが、間の悪いことにストックを切らしている事が判明。
車軸の表面に細かな傷がついてしまうので、ペーパーで
やするのは最善手ではないものの、こういう急ぎの事態に
限って1000番の耐水ペーパーも見当たらず…
どうしたものかと作業デスクを掻き回していると、
何やら視線を感じてふとあるものが目に留まりました。

「水だけで汚れが落ちる、洗剤いらずの魔法のスポンジ」
激落ちくんです。
………これは、使えるかもしれない。
ダメもとで汚れた車軸を磨いてみました。
すると、

室内灯が点灯しました。
彼はステンレスやガラスや陶器だけではなく、鉄道模型の
車軸の頑固な汚れも落とす事に成功したのでした。
なお、磨いた結果、見事に室内灯は点灯しましたが、
新品のようにピカピカになったわけではありません。
また、表面に細かなキズが発生するリスクも高いので、
激落ちくんでの車軸清掃は非常事態の緊急処置であり、
決してお勧めするわけではありません。
もし、試される場合には自己責任でお願いします。
余談ながら室内灯の話が出たので、もう1つ製作室でも
使っているノウハウを。
使うアイテムはこれです。

導電テープです。これは決して珍しいノウハウという
わけではないので、実際に使っている方も多いと思います。
テープの使い方や貼り方は様々あるでしょうが、製作室では
シンプルに、テープの高さを7mm弱、長さは模型に合せ
1~2cmくらいで切り出したものを丸めて厚みを出し、
室内灯の基盤と集電シューの間に挟んでいます。

近年、新規製作された模型では、テープを使う必要性は
あまりないような気もしますが、少し古い成型の模型では
基盤ユニットをテープで補強するだけで、点灯や走行時の
チラつきがかなり改善しますので、一手間を掛ける価値は
十分あります。
室内灯を採用すれば模型の印象は格段に向上しますが、
綺麗な点灯を楽しむ為にはクリーニングは必須です。
それでも不点灯というトラブルに直面する事もあります。
そうした事態に遭わないように定期的なメンテナンスと、
いざという時の為に台車や車軸パーツの清掃方法も確立
しておくと安心です。
そして、本当にどうしようもない非常事態には、彼に
頼ってみるという選択肢があっていいのかもしれません。
もし、試される場合には~以下略。
category: 鉄道模型