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カシオペアと北斗星を比較してみて パート1 

先日発売しましたHOゲージ対応「カシオペア メイクアップシール」によって、
富塚オリジナルコレクションメイクアップシールもHOゲージ対応のシールが
「24系 北斗星」との2ラインアップとなりました。

そこで今回の富塚通信では、実車の製造コンセプトや役割等を考えながら、
新発売のHOゲージ対応「カシオペア」メイクアップシールと「北斗星」のメイク
アップシールを貼った車両を使って、複数回に分けて車内比較に挑戦して
みたいと思います。

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北斗星カニ24とカシオペアカハフE26

これまでの寝台列車の常識を覆して、夜行列車の代名詞とさえ言われた北斗星。
それに対し開発中は関係者の間でニュー北斗星、スーパー北斗星と呼ばれ、
明らかな北斗星の上位後継として新規開発設計が行われたカシオペア。

そもそも実車の北斗星の登場は1988年、カシオペアは1999年ですので、
北斗星とカシオペアには単純計算で、凡そ11年間分の違いがあるわけです。

感覚的には意外と両者の誕生期間に差がないと思われるかもしれませんが、
車両構造やインテリアはいうに及ばず、細部のデザインに至るまで「カシオペア」
には「北斗星」にない一層の成熟を感じる事が出来るはずです。

本来ならば、この流れなら個室寝台の話に行きそうですが、今回の比較は
電源車からスタートさせたいと思います。


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北斗星 電源車 カニ24

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左:乗務員室 右:前位電源

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左:後位電源 右:荷物室


何故、電源車なのか。それはこの車両が、一目で北斗星とカシオペアの
存在意義の違いを明確に表していると考えるからです。

言うまでもないことですが、カシオペアのカハフE26は集中電源方式による
カシオペア編成の電源中枢車両です。これまでの北斗星の電源車のように
1両丸々を発電機室、荷物室という業務用車に割り当てるといった構造では
なく、乗客が「よりゴージャスな旅を楽しめる列車」へとハッキリとシフト
チェンジした車両となっています。
改造車両ではラウンジスペースと電源車が一体となったタイプの車両が
既にありましたが、新規設計としては、このカハフE26が初めてのラウンジと
電源の一体型車両なのです。

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カシオペア 電源車 カハフE26


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左右:ラウンジスペース

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左:ラウンジ入口の自動販売機 右:車端部分


メイクアップシールを貼った車両の写真を比較しても、乗客の目に触れる
事の出来るスペースに発電に関わる機器の類は一切ありません。
鉄道に詳しくない人であるならば、カハフE26が発電しているなんて思いも
寄らないかもしれませんね。

さて、そんなカシオペアの発電機は床下スペースに収納されており、
カタログスペック的にも北斗星に搭載されている発電機よりも性能が
向上しているようです。

実際の開発の話として、電源車にラウンジスペースを作りたいから
それに合わせた形状の発電機を開発したのか、それとも発電機の改良
版が自然と小型化することが出来たので、これを有効利用するために
ラウンジカーなる設計を導入したのか、その順番や流れは知る由も
ありませんが、少なくとも発電機の小型化や放熱対策の改善があった
事は事実なのではないかと推測されます。


余談ではありますが、電源車のラウンジ化も人によっては、良し悪し
なのかもしれません。というのもメカニック好きな知り合いは
「北斗星のカニに付いている小さな窓から発電機を確認するのが
楽しかったのに、カハフじゃ何も見えん」とぼやいてましたから。

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上野駅13番ホームにて カニ24の発電機を確認!

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北斗星の発電機はオプションシールで防音カバーも作成可能

HO北斗星メイクアップシールでは、プラバン加工にて防音カバーを製作頂けますが、
あの無骨な発電機剥き出しの方が好みだからと、あえて防音カバーは作っていない
という声もちらほらと。


最後に発電機から離れて、北斗星のロビーとカシオペアのラウンジ
スペースの違いもここで比較しておこうと思います。

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北斗星 スハネ25のロビー

北斗星の6号車スハネ25にあるロビーブース。カシオペアのように広いわけでは
ないですが、実車ではソファや壁の色合いが落ち着いていて、なかかなシックな
印象です。現実的にはロビー隣のシャワー室の待合所としても活用されている(?)
実に有意義なロビーですね。模型ではソファの色が、模型の寝台ベッドに合わせて
ピンク色で成型されています。

このロビーとラウンジの存在やデザイン性を比較してみても、カシオペアの
革新性はまさに抜きんでていると思います。あの近未来的なラウンジのソフャを
始めとした空間デザインは、初めて登場した時こそチャレンジだなぁと思ったもの
ですが、カシオペアという確かなスタイルのインパクトを今なお与え続けていると
いう点において、まさに成功したのが電源車カハフE26であると感じています。

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上野駅13番ホームにて 
カシオペアといえばついついココを覗き込んでしまいます。



冒頭でも述べたとおり、時代のニーズに合わせた一層の成熟、そして革新性。
北斗星から受け継がれたものと、変化し変わったもの。
決して、北斗星、カシオペアどちらが優れているというものではありません。
それぞれが生まれるべくして生まれた列車です。

メイクアップシールは基本的に室内内装を主眼においてはありますが、
電源車ではまさに的確に、デザインの進化だけではなく、技術的な部分を
含めた変化をダイレクトにお伝えすることが出来ると思い、今回のブログの
トップバッターとして登場してもらいました。

残りの車両では、やはりデザインの変化の比較が主体となりますが、
頑張って書いていきたいと思います。お楽しみに。

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category: 寝台特急個室考

Posted on 2013/05/16 Thu.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

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