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カシオペアと北斗星を比較してみて パート2 ~後編~ 

前回に引き続き「カシオペア」と「北斗星」の個室の比較をして
いきたいと思います。

さて、前回は「北斗星」の「ロイヤル」と「カシオペア」の「スイート」の
比較をお届けしましたので、今回は「北斗星」の「デュエット」及び「ソロ」と
「カシオペア」の「ツイン」を比較していきます。

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北斗星 デュエット 

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北斗星 ソロ

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カシオペア ツイン
左:リビング敷居壁面なし 右:リビング敷居壁面あり


現行「北斗星」においては、年代的にも室内内装を新しくリメイクした
車両が殆ど(ほぼ全車両で間違いはないと思うのですが、確実なデータが
ありませんので、敢えて断言はしておりません)で、「トワイライト」の
影響なのか、はたまた時代の流れなのか、登場時に比べ比較的室内の
トーンが淡い感じの色調に統一されています。
但し、木目調などの壁面などには、「北斗星」初期の頃の名残が残っており、
「トワイライト」などの新しい寝台列車に比べると濃いブラウン系の
木目調壁面が80年代という年代を雄弁に物語っているようです。

また、室内空間に関しても「北斗星」は「カシオペア」よりも圧迫感が
あるように感じます。「カシオペア」の広々とした空間という宣伝文句も
伊達ではありません。

筆者などは「北斗星」の普通個室のシンプルなデザインも割と良いと思うの
ですが、やはり「カシオペア」の方がデザイン的に見ても洗練された車内
スペースであると言えます。
そういえば、「カシオペア」のデザイン企画チームのアドバイザーか何かに
フランス人女性のデザイナーの方も参加していたという記事を目にしたことが
あります。その方の影響が、車内デザインにどれくらいまで及んでいるのかは
分かりませんけれども、「カシオペア」にはどことなく西洋風な面影がある
ような気がしないでもありませんね。


さて、メイクアップシールは車内内装という事で個室シールがメインで
ある事に変わりはありませんが、個室と並ぶもう一つの主役シールが
あります。それが、個室前通路の壁面フィルムシールです。
折角なので、「北斗星」のロイヤルとB寝台、「カシオペア」の
スイートとツインの壁面をご紹介します。

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北斗星 ロイヤル個室の通路

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カシオペア スイート個室の通路

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北斗星 オハネ個室の通路

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カシオペア ツイン個室の通路


通路側の壁面シールはシールの面積そのものも大きいので、貼った時の
インパクトがとてもあります。しかも車両ボディの窓ガラスが大きい
ことも多いので、メイクアップシールを貼ってボディをかぶせた後に、
1番良く見えるのがこの通路側の壁面。

だからこそ、実車ごと、車両ごとの違いを出来るだけ的確にデザイン、
表現できるよう気を使う箇所でもあります。



余談になりますが、こうして客室比較で「デラックス」「ツイン」「シングル」
と打っていると、あの寝台列車のことも気になってきますね。

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JR西と東海の誇る285系「サンライズエクスプレス」

実車の稼働率もなかなかの人気列車となっています。運行開始が2000年と
カシオペアと1年違いであること。内装のデザインに豪華とは異なるシンプルさを
追求したデザインを取り入れているといった点などから、カシオペアや北斗星の
比較とは、また違った視点から挑戦してみるのも面白いのではないかと考えてしまう
車両です。

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左:サンライズ最上位個室のオロハネ 右:サンライズのサハネ個室

そんなサンライズですが、実車の人気が高いことから考えてみても、
メーカーの方でHOゲージ化の検討は行っているのではないでしょうか。
恐らく次はトワイライトでしょうけれども、その次くらいの候補には
挙がっていてもおかしくないのではと考えているユーザーは多いはず!


閑話休題。話を「北斗星」と「カシオペア」に戻します。
寝台客室の最後にこれを紹介しないわけにはいきません。
「カシオペア」にはスイート展望室があるのに対して
「北斗星」にはコレがあります。

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B寝台コンパート 左:JR東日本仕様 右:JR北海道仕様

「カシオペア」がオール寝台個室なのに対して「北斗星」がほぼ個室寝台と
呼称されるそもそもの所以、Bコンパートです。「北斗星」が24系客車の系譜を
引いているからこその客車でもあります。

筆者などは旅情などと聞けば、どうしてもBコンパートの寝台を連想して
しまいます。あくまで「カシオペア」のスイートやツイン個室などは旅行で
あって、旅情とイメージが結びつかないのですが、これからの若い世代の人に
とっては、旅情と聞いても「カシオペア」の個室が思い浮かぶようになるの
かもしれません。

また、このコンパートのベッドは、車両の所属によってモケット柄が異なります。
「北斗星」の場合、JR東日本とJR北海道がそれぞれ独自のモケット柄の
ベッドからなるオハネフを所有しています。
どうしてこのような状態になったのか個人的にはとても興味があるところでも
ありますが、何にせよ各グループで独自色を打ち出していくのは面白いことです。



と、ここまで各個室の北斗星、カシオペアの車内内装における視覚的な
違いを比較してきましたが、カシオペアには目に見える部分以外にも
豪華寝台の名に相応しい配慮がなされています。

その1つが、夜の旅を楽しむ為の走行時における静粛性です。ステンレス
ボディによる軽量化に伴い、安眠の妨げとなる走行音の軽減を実現した
だけではなく、各個室に備え付けられている水回りの排水音も可能な
限り耳に入らないよう設計段階から計算したという話を聞いたことが
あります。また、カシオペアには2段ベッドは一切採用されていません。
これは利用者層の年齢も考慮に入れた上での配慮によるものです。


いつぞやの富塚通信のカシオペア関連の記事でもご紹介したことがあった
と思いますが、カシオペアの客室コンセプトは「豪華さ」ではなく
「エレガントさ」を追求したものです。
確かに「豪華さ」だけでは見た目だけという印象がしますが、
「エレガント」という言葉の持つイメージには、装いや佇まいといった
行動面などの有り様も重要なファクターとして認識すべき対象として
含まれているような気がします。
これが決して単なる言葉遊びではなく、明確に設計・製造されたのが
E26系カシオペアであり、今なお日本を代表する最上級寝台列車である
秘密の一端なのではないでしょうか。

実車の車両がどういったコンセプトや製造理念に基づいて設計されて
いったのか。また、実際に利用者にはどのように受け入れられ、そして
どのような影響を与えたのか。
今回の北斗星とカシオペアの関係性だけを捉えてみても、そこには
列車特有のドラマがあります。列車はヒューマンではありませんので、
強いて言えばレイルウェイドラマとでもいったところでしょうか?
冗談は置いておくにしても、こうした情報を正しく理解することは、
シール製作のデザインにも不思議と大きな作用を伴って表れてきます。
そうしたわけで、製作スタッフも日々実車の情報収集を欠かすことは
できないのでした。


さて、以下宣伝です。今回は、Nゲージ仕様のカシオペアです!

大人気の為、昨日まで売り切れとなっていましたKATO対応の
メイクアップシール。大変お待たせして申し訳ありませんでした。
「カシオペア」対応メイクアップシール本日から発売再開です。
2013-05-28-16.jpg

「E26系カシオペア 基本6両セット」\3,360
「E26系カシオペア 増結6両セット」\2,940

もちろんTOMIX用Nゲージ「カシオペア」対応のメイクアップシールも
好評発売中です。

2013-05-28-17.jpg

「JR E26系 カシオペア 基本6両セット」\4,410
「JR E26系 カシオペア 増結6両セット」\4,620


また余談で友情出演してくれたNゲージ用「サンライズエクスプレス」
対応のメイクアップシールです。

2013-05-28-18.jpg 

「24系 寝台特急 トワイライトエクスプレス 基本6両セット」\3,570
「24系 寝台特急 トワイライトエクスプレス 増結4両セット」\2,940

現役で活躍している各寝台列車完全対応のメイクアップシール。
メーカー、車両のゲージを問わずメイクアップシールを展開中!
お気に入りの寝台列車の個室内装にメイクアップシールを是非どうぞ。

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category: 寝台特急個室考

Posted on 2013/05/28 Tue.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

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