お客様から E320様~カーテン・ブラインドを使用してみて~
ゴールデンウィークも残すところあと数日となりました。
模型を眺めたり、ちょっとしたディティールアップや工作を行おうと
思っても意外と時間が必要となってきますので、こうした長期休暇という
ものは本当にありがたいものです。
さて、本日の富塚通信は、現在好評発売中のメイクアップシールシリーズ
「カーテン&ブラインド」セットをお買い求めいただきました
E320様より頂戴しました、「カシオペア」及び「北斗星」をご使用頂き
ました際の感想及び製作に関しての情報をご紹介させて頂きます。
多くのお写真とともに、E320様が実際に作業をされてのご意見ですので、
商品をご購入頂きましたお客様はもとより、現在ご購入を検討されている
お客様の参考にもなるのではないかと思います。
始めは「カシオペア」続いて「北斗星」の順となっています。
それでは早速どうぞ。
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「カシオペア ブラインド」シール作業
この度、貴店から発売された「ブラインド・カーテン シール」3種を
購入させていただきました。
早速、カシオペアを作業しましたので、その工程と感じた点を
少々紹介させていただきます。
【全体を眺めて】
商品が届いた後、3種をパッケージから取り出し眺めたところで感じた点です。
・パーツが非常に細かい。
・パーツの折り曲げ、張り合わせがポイント(曲がりや余白が出ないように)。
・説明書は良い。
・カシオペアが一番簡単そう。
・北斗星とトワイライトは難易度がやや高そう。
(この2つはパーツが細かいです。今回はそれを中心で折って貼り合わせる、
という工程が加わりますので、ここでミスがあると仕上げに差が出ます。)
【実際に作業をしてみて】
ということで、まずは一番簡単そうなカシオペアから作業してみることにします。

シールは1枚のみで、1階用と2階用のブラインドが分かれて印刷されています。

今回のブラインドは直線のみなので、切り出しにはカッターではなく鋏を
使いました。鋏は大きいと使いにくいので、田宮模型から出ている
デカール用の小型の鋏を使いました。線に沿って丁寧にカットします。
とは言っても直線のみなので、最初に鋏を入れる位置をきちんと合わせ
一気に切れば難しくないです。(鋏もそうなのですが、カッターを使う
場合でも切れ味のよいものを使うことをお勧めします。また、作業時には
カッターや鋏で怪我をしないように十分注意して下さい。)

切り出した後、裏に台紙がついている状態で山折にします。
台紙を剥がしてから折り曲げると、糊がくっついて山折の部分の
直線を綺麗に出すのが難しいと思ったからです。

カッターの刃先で台紙を浮かして剥がします。

貼り合わせる時は、ブラインド下部側の角と角とを軽く貼り合わせてから、
硬い平らな所(今回はフローリングの上)で上からものさし等の平面部を
一気に押し当てると綺麗にできました。
予め折り目のクセを付けているので作業は楽です。いくつか用意できた
ところで、窓への接着に移ります。ブラインドを用意する数はお好みで。

車両を分解、窓パーツを取り出してブラインドを貼ります。
貼り付けは、ブラインドの両端にゴム系接着剤(ボンドGクリアー)を
少量使用します。
ボンドを付けるときは、要らないボール紙などの上にボンドを少し
出しておき(沢山出すとボンドは渇きが速いので使い勝手が悪くなって
しまいます)、ピンセットでブラインドをつまんでから両端をボンドに
ちょんちょんと付けると良いと思います。
この写真は窓パーツを外していますが、カシオペアの場合は外さなくても
貼り付けは容易です。
私は3両目からは外さずに作業しました(この方が楽です)。

外側から見るとこんな感じになります。
貼り付けるときの注意点は・・・
ボンドが窓側にはみ出ないようにすること(ボンドの付けすぎ注意)
ブラインド下端を窓枠と水平にすること。
途中まで下ろしている状態を再現する場合は、その分ブラインドを
予めカットしておくことボディと台車の「かみ合わせ部分(ツメ)」に
シールが干渉しないようにすることということかと思います。

1両作業して室内灯を点灯してみました。
昼間と・・・

夜間です。

2階窓ですが、ブラインド下部端の隙間から光が回り込んでいる
ようです。端まで窓パーツにしっかりと貼り付けた方が良いでしょう。
ただ、あまり強く押さえつけるとブラインドが傷みますので、
あまりガチガチにやらず、ほどほどにしておく方が良いと思います。
(肉眼では光の回り込みはあまり気になりません)
ブラインド施工部に近寄ってみます。

作業後、全体を見てブラインドを付ける個所、開閉のバランスを調整します。
こんな感じでしょうか。

ネットで実車がどうなっているか参考にしようと思ったのですが、
あまり良い写真が見つからなかったので雰囲気でやりました。
ブラインド数を多くすると、せっかく作業した内部が見えなく
なってしまいますし、かと言って少なすぎるのもリアリティに
欠けるような気がして、最後まで悩みました。
このシールの一番の難しさは、「ブラインドの数と開閉の状態を
どうするか」ということかもしれません。
(それで悩むのもまた楽しみの一つでもあるのですが・・・)
「北斗星 ブラインド」シール
カシオペアに引き続き、北斗星の「ブラインド・カーテン
シール」を取り付けましたので写真をお送りさせていただきます。
今回は、取り付け後の写真となります。
【全体】


北斗星はカシオペアと比較するとカーテンの細かい
パーツが多いです。カッターの刃を新しくして、丁寧に
作業しましたが、何か所かは少しずれてしまいました。
ただ、走らせてしまえばほとんど気になりません。
近くに寄ってからの写真です。


なかなか良い感じです。
室内灯を点けての撮影もしてみたのですが、光が強いためか
カーテンの色が飛んでしまって綺麗に見えなかったので、
今回はケースに入れての撮影です(肉眼では室内灯を点灯
させても綺麗に見えるのですが・・・)


作業のコツは、①丁寧なカット、②ずれない貼り合わせ、③窓に付ける
ときのボンドの付けすぎ注意、の3つかと思われます。
そのためには、カッターの刃のこまめな交換、精度のよいピンセット
(つまんだ時に先端に隙間があかないもの)、新鮮な(というのも
変ですが、チューブから出したてのことです)ボンドがポイントです。

メイクアップシールとブラインド・カーテンシールを施工し、室内灯を
点灯させて走るフル編成の北斗星はいつまで見ていても飽きません。
残るはトワイライト。トワイライトはカシオペア、北斗星、
トワイライトの中でも一番のお気に入りなので体力をつけて(笑)
しっかりと作業したいと思います。
E320
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E320様、いつも貴重な情報をありがとうございます。
「カーテン」や「ブラインド」に関しましては、これまで多くのお客様から
製品化のご要望を頂いておりました。
製品の内容に関しましては、カーテンやブラインドという性質上、模型の
ボディ(窓ガラス)に直接加工して頂く必要があり、出来るだけ奇麗に、
そして簡単にカーテンやブラインドの再現が出来るよう、試行錯誤を繰り
返した上で製品化しています。
また、車内再現用の「メイクアップシール」と統一感を持たせたデザインに
なっていますので、「カーテン・ブラインド」セットと「メイクアップ
シール」を併用してご使用頂くことで、トータル的に見てこれまで以上に
リアルな列車編成の再現が可能となっています。
ただ、カーテンはともかくブラインドに関しては、E320様も「カシオペア」の
文中で書かれていましたように、あまり使用しすぎると折角の車両内部が
見えなくなってしまいますので、「ブラインドの数と開閉」のバランスが
本製品を活かすポイントかもしれません。
残り少なくなってしまったゴールデンウィークですが、室内内装と
合わせてカーテンやブラインドのディティールアップの方も、
是非お楽しみ頂ければと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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category: E320様より
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