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メイクアップシール発売情報~157系~詳報2 


本日の富塚通信は前回の「157系」詳報1の続きです。
未読のお客様は少々長いですが、ぜひ先に詳報1をご覧ください。

さて、前回は157系導入の経緯を簡単にご紹介しましたが、
157系電車を語る上で欠かせないのが貴賓車クロ157-1です。
雑誌や書籍などで157系が特集されると必ずクローズアップ
されます。むしろ本車両の存在そのものが157系電車自体の
イメージを特別なものにしていると言っても過言ではありません。

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貴賓車クロ157-1

クロ157は宮内庁からそれまでのお召列車とは異なる簡素な列車を
という要望に応える形で製造されました。
1960年(昭和35)1月に仕様がまとまり、半年後の6月に完成させる
というかなり厳しい製造日程となっていました。

そこで白羽の矢が立ったのが国鉄内部の製造部門ではなく、
優秀な設計スタッフが揃っており多くの車両製造の実績もある、
そして何よりも突貫工事が可能!?という3つの条件を満たした
川崎車両がクロ157の製造を請け負う事になりました。

筆者は突貫工事が可能というのが受注の決め手になったのでは
ないかと思いましたが、それでも完成はスケジュールより少し
遅れて翌7月となったのでした。

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クロ157お召電車編成

宮内庁の要望では簡素にという事だったクロ157。それでも総工費は
クハ153の約2倍にもなりました。
しかし運転回数はトータルで400回以上を数え、主に関東周辺、東京
から箱根や日光への移動に活躍。

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車両前面は編成上貫通扉を設け、鋼板は厚さ3.2mmの強化形を採用。
合わせて外板も通常の1.6mmではない2.3mmとなっています。
また、日光への運転を主眼に置き抑制ブレーキを搭載。台車も
TR59に対して横揺れ、蛇行動防止の為のダンパが追加されました。
側出入扉は珍しい4枚折戸ですが、開戸用戸閉機はTK-7形です。
ちなみに形式記号は「クロ」ではなく当初は「クイ」が予定されて
いたようです。

これだけでもクロ157の運転性能、安全性能が飛び抜けて高い事が
分かりますが、当然車内も当時最高峰のデザインにより設えられた
ことが窺い知れます。

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中央室の中央に楕円の卓子。その周りに大回転式腰掛があり、
山側には安楽椅子が設置されています。
飾り棚や卓子、内帯には高級チーク材が用いられ、室内の照明には
なんと20W蛍光灯48本が使用されました。

壁面には純毛の厚手網代折が張られ前位側の壁には京都の石庭を
イメージしたレリーフが飾られました。
これら内装には大阪高島屋の設計部が協力しています。

窓ガラスは中央のみ電動開閉式となっており、ガラス自体は厚さ
6mmの強化ガラスと厚さ6.3mmの安全ガラスによる複層ガラスを使用。
これはセキュリティー面を考慮した措置ですね。

ちなみにメイクアップシールでもしっかりと中央室の前面壁面に
石庭レリーフを表現してあるのですが、157系のシール製作を
担当していないスタッフが石庭のデザインされたシールを見て、
「壁に黒い模様が印刷されているけどミスしていないか」と慌てて
認をしてきました。
「いやあれは石庭だよ」と説明を聞かされていましたが、文字を
見ないで石庭と言われても始めはピンときていないようでした。
確かに壁面に石庭を表現するというのは中々斬新なアイデアで
ある思います。

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左:中央室 右:後控室

後控室はひじ掛け付き腰掛が6脚、小卓4個が配置されています。
小卓は一か所にまとめて会議用にも利用されました。
絨毯は前控室とは違うものが採用され、設備としては電気時計や
ラジオ、前控室とのインターホン等がありました。

また、準備室には冷蔵庫、流し台、冷水器といった簡易的な厨房
設備が整っており、荷物保管室は3段戸棚が設けられていました。

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前控室は灰藤色の絨毯が敷かれ戸棚はガラス製。
窓ガラスは磨きガラスによる複層ガラス構造となっていました。
尚、前控室は残念ながら模型成型されていません。

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中央室 石庭を模したレリーフも見えます

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後控室

さて、メイクアップシール「157系お召電車」は5両セットと
なっており、クロ157-1以外の4両、クモハ157×2両、モハ156、
そしてモハ156(モータ―車)は、前回157系の詳報にてご紹介
しました車両と同じシールデザインとなっています。

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手前からクロ157-1、クモハ157、モハ156、モハ156(M車)

尚、157系は「157系あまぎ基本セット7両」と「157系お召電車
5両」を組み合わせて、157系「ひびき」等の編成を再現する事が
出来ます。

そこでメイクアップシールでは「157系あまぎ基本セット」の
パッケージに以下のヘッドマークを付属しました。
また、ヘッドマーク以外にも行先表示や号車番号も含まれています。

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ヘッドマーク・行先表示 データ画像

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ヘッドマークひびき

シールはプラバンに貼って切り出し、プラバンにマグネットシールを
貼り付けてあります(※メイクアップシールにはヘッドマーク用プラバンと
マグネットシールは付属していません)。
ヘッドマークシールを使って適宜加工を行って下さい。


「ひびき」について
157系は始め「日光」「中禅寺」「なすの」が設定されました。
同年「中禅寺」「なすの」の冬期運休を利用して東京-大阪間
「ひびき」が臨時特急として運行。
尚、「ひびき」はそのまま2往復が不定期特急となり、更に1往復は
定期運用が決定しました。しかし1964年の東海道新幹線開業に
より廃止となりました。
運行区間の関係から最も多くの人の目に留まった列車かも知れません。

「そよかぜ」について
1968年(昭和41)の行楽期、東京-中軽井沢間を臨時特急「そよかぜ」が
運行しました。EF63のサポートを受け157系7連であの碓氷峠を越えたの
でした。「そよかぜ」自体は人気がありその後も運行されましたが、
157系「そよかぜ」はこの年のみの運行となってしまいました。

ちなみに前回同様、星晃氏の述懐によれば、冷房のついていなかった
157系は窓ガラスが開けられるようになっていたので、「そよかぜ」
走行時に乗客が窓を開けていたところ、風が凄すぎてカーテンが激しく
跳躍してしまいとても外の景色を楽しむどころではなかったと
反省されていました。

これまでのボディの車両越しに室内をみた写真にもカーテンが写って
いますが、メイクアップシールにはヘッドマークだけではなくカーテン
及びクロ157中央室のブラインドもシール化してあります。
ちなみにカーテンが風に煽られる問題は、翌年カーテン下に留め金を
つけて固定する事で無事解決したとの事でした。


さて、前回、そして今回と2回に分けてご紹介してきました
メイクアップシール「157系あまぎ」「157系お召電車」

それぞれKATOの下記模型に対応したパッケージとなっています。
・品番10-393:157系「あまぎ」 7両基本セット
・品番10-456:157系 お召電車 5両セット

※品番10-394:157系「あまぎ」 2両増結セットに関しては
「157系あまぎ基本7両パッケージ」の予備シールを利用いただく
ことでシール化が可能となっています。


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メイクアップシール「157系あまぎ」「157系お召電車」は
本日より発売開始!販売価格は下記の通りです。

「157系 あまぎ 基本7両セット」3,200円(税別)
「157系 お召電車 5両セット」3,200円(税別)
(※販売価格は2017年7月時点のものです)


前回、そして今回と157系のエピソードを振り返ってみると、
訪日外国人観光客を観光地へ輸送する為のデラックスな車両なのに
冷房機が導入されなかったり、目的地が東京の近場であったりと
現在の国内の観光及び交通機関の充実ぶりからしてみると、まさに
前時代の様な様相を呈しています。
しかし157系の運用開始年は1959年です。そうしてみると今から
約60年前の日本の観光輸送の姿を良く表している様な気さえして
きます。

また、貴賓車クロ157も皇室列車の在り方の大きな転換点となった
のは間違いありません。そんな157系はクロ157を合わせ32両の
製造でした。そして1976年(昭和51)には貴賓車関連の車両を除き
全車両が現役から引退しています。

製造車両数は少数派ながら多くのファンの心に残った157系の
室内内装をメイクアップシールで、ぜひお楽しみください。



~157系「あまぎ」模型販売のお知らせ!~

今回メイクアップシール化した157系「あまぎ」の模型も販売しています。

品番10-393「157系 あまぎ 基本 7両セット」¥14,040(税別)
もしくは、お求めやすく基本・増結を揃えたセット販売
品番10-393「157系 あまぎ 基本 7両セット」
&品番10‐394「157系 あまぎ 増結 2両セット」
¥19,700(税別)
(※販売価格は2017年7月時点のものです)

どちらかにてご購入頂けます。尚、増結セット2両は在庫僅少となって
おりますので、完売の場合はご容赦ください。

157系「あまぎ」模型も是非メイクアップシールと合わせてお求め下さい。



最後までご覧頂きありがとうございました。
富塚商会公式サイトも是非ご覧ください。
オフィシャルホームページ>>

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宜しければ、応援よろしくお願いします。

category: 157系

Posted on 2017/07/01 Sat.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

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