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メイクアップシール~スハ44系特急つばめ~詳報2 


本日の富塚通信は、メイクアップシール「スハ44特急つばめ」詳報の
第2弾です。今回は特急列車のまさしく顔、展望車マイテ39と食堂車
マシ35についてお届けします。

また、ブログの最後にはメイクアップシール「特急つばめ」の追加発表も
ありますので、是非終わりまでご覧ください。


◎マイテ39◎

国鉄では東京~大阪間の特急復活にあたり、展望車3両を
どう調達するかという問題が議論される事となりました。

結局この問題は、1930(昭和5)年に特急「富士」用に製造され、
休車状態にあったマイテ39-1(改番前はマイテ37010)とマイテ39-2
(改番前マイテ37011)を整備し直して使用するということで落ち
着きました。ちなみに3両の内のもう一両はスイテ38-2でした。

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マイテ39-1

さて、日本の戦前の展望車は、北アメリカの長距離列車の最後尾に連結されて
いた展望車を模範にして製造したものなのですが、マイテ39の展望室部分の
室内は、何故かアメリカ風ではなく純和風の桃山式内装となっていました。

そんな休車状態だったマイテ39を調べてみると、マイテ39-1の展望室内は
損傷が激しかった為、展望室は簡素な洋風デザインへと変更されました。

反対にマイテ39-2は外国人観光客に喜んでもらえるよう凝った桃山式内装を
復元する運びとなり、整備後はマイテ39-11と改番となっています。
ちなみにマイテ39-2でも痛みの激しい部分や、部品の不足箇所はマイテ39-1の
部品を流用して整備を行っています。

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展望室 奥の箪笥も製作可能 

マイテ39では展望室座席がソファーに交換され定員は10名でした。

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左:一等室 右:サービスコーナー

明るいペイント塗装を施した一等室は新しく開発したリクライニング
シート8席と固定腰掛6の定員14名。

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サービスコーナーと化粧室

一等室にはサービスコーナーが設けられており、トイレ・化粧室側に
カウンター、商品陳列ケース、氷冷蔵庫、石油コンロがあり、売店や
飲み物のサービスが受けられました。
電気冷蔵庫や電気コンロではなく、氷冷蔵庫に石油コンロといった
設備に時代を感じます。

尚、マイテ39座席の特徴はシートを白色カバーですっぽりと覆って
しまってあることです。これについては特に理由があるわけではなく、
ただ単に習慣であったようです。



さて、前々回のブログで特急「つばめ」では、マイテ39にちょっとした
サプライズをご用意しますと告知しましたが、ここでサプライズに
ついてお知らせします!

マイテ39のサプライズとはズバリ「桃山式」内装のシール化です。

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マイテ39の桃山式内装

マイテ39-2(改番後はマイテ39-11)は展望室が純和風の桃山式と
称される作りを復元した事は既に述べた通りです。

このマイテ39-11は、富士のヘッドマークを付けた実車が鉄道博物館に
展示されているので、実際にご覧になられた方も多いのではないでしょうか。

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展望室

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左:一等室 右:サービスコーナー

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サービスコーナーと化粧室

車内の基本設備についてはマイテ39-1と同様ですが、車内の意匠や
デザインは桃山式という事で、豪壮にして絢爛な車内は圧倒されて
しまいます。復元には当時の技術の粋を集めたというのも頷けます。

尚、メイクアップシールではボディの窓ガラスにもシールを貼る事で、
より全面的な桃山式の車内をお楽しみ頂けます。

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ボディ窓ガラスにもシールを貼って壁面再現が可能

今回はよりイメージを掴んで頂ける様に、窓ガラス部分だけを
取り出して実際にメイクアップした場合の車内を撮影しました。

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左:展望デッキ側 右:展望室と一等室

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窓ガラス用の壁面シールにも桃山式の模様をデザインしてあります。
マイテ39-11の重厚な車内を再現いただけます。

尚、本サプライズに関しては1点注意事項があります。

今回のメイクアップシールは「スハ44系 特急つばめ」対応のシールと
なりますが、模型ではマイテが39-1となっているのです。

マイテ39-1は損傷が酷いために洋風デザインへと改造された事は
先述の通りです。つまり模型の号車番号に従えば、「特急つばめ」
編成ではマイテ39-1の桃山式展望車は運用されていない事になります。

「特急つばめ」編成にこだわらなければ、マイテ39-1の桃山式展望車は
運行されていましたが、もし桃山式車内を再現される場合は、列車編成に
ご注意下さい。

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マイテ39 室内灯

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左:展望室 右:一等室

車両に室内灯を導入し完成したマイテ39。いつも通りカーテンブラインド
シールも付属しています。
先にご紹介しました窓ガラス用の壁面シールと併用する事で、ボディを
被せた際の再現性のリアルさが高まります。




「スハ44系特急つばめ」最後の詳報は食堂車マシ35です。

◎マシ35◎

特急列車人気の高まりを受け新製の食堂車を投入する事になりました。
それがマシ35です。戦後初の新製の冷房装置が搭載された食堂車で
日本車輛にて3両が製造されました。

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マシ35

国鉄初の全鋼製車でもあり内張りは鋼板が使用。また手洗器が
設置され、今の時代とは逆に喫煙席が拡大されました。

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車端の待合室

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食堂部分

定員は30名で、イスはステンレスパイプ製で床は模様入りのラバリウム張りでした。
メイクアップシールでも床に模様がデザインされています。

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厨房

調理室はステンレス鋼板を使用し、展望室同様に氷冷蔵庫や
石炭レンジが整っていました。

余談ながら公式試運転時にはプレ営業を兼ねて食堂も営業しており、
メニューなどが記載された本日のお品書きが配られました。

以下にその内容を記載してみます。
・一品料理(一品につき六0圓から一八0圓まで)
・ビール(一本につき一九五圓)
・コーヒー・紅茶(一杯につき三0圓)
・サイダー(一本につき四五圓)
・果物(時価)
と記載されており、他にも煙草、マッチ、郵便切手類や絵はがきに
鉄道路線図等も販売されていたようです。

円は旧字体の圓が使われており、果物に至っては時価。
現在とは物価も異なる為、価格設定についてはピンと来ませんが、
恐らく正式な運行が始まっても大体は同じようなメニューと価格
だったのではないかと想像しています。

今から60年以上も前の食堂車のお品書き。シール製作時、ふと目に
止まった資料に興味を惹かれたので記載しました。

メイクアップシールの作業時、ちょっとだけ列車の歴史や情報を
調べてみるというのもまた、理解が深まって楽しいものです。

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マシ35 室内灯

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左:食堂 右:厨房側カウンター

マシ35食堂の窓ガラス上部にはカーテンが掛けられていました。
また、ベネシャンブラインドも設置されており任意で使用する事が
出来ました。
メイクアップシールのカーテンブラインドシールは、上記のカーテンは
もちろん、ベネシャンブラインドのシールも製作しましたので、
カーテン再現とベネシャンブラインドの併用がお楽しみ頂けます。

以上、「スハ44系 特急つばめ」の詳報をお届けしました。


最後に追加発表のお知らせです。

現在、製品発売に向けた最終準備を行っている「スハ44系特急つばめ」
ですが、同時に「特急つばめ 青大将」対応のメイクアップシールも
製品化が決定!

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青大将マイテ39-21

東海道本線の全線電化に伴って誕生した青大将。そのカラーリングに
よってセンセーションを巻き起こし、電化による無煙化を印象付ける
ことに成功しました。

次回は、「特急つばめ 青大将」の詳報をお届けする予定です。
「スハ44系特急つばめ」と合わせ「特急つばめ 青大将」もご期待ください。


最後までご覧頂きありがとうございました。
富塚商会公式サイトも是非ご覧ください。
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category: 特急つばめ・青大将

Posted on 2017/08/05 Sat.   edit  |  tb: 0   cm: 0  

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