音楽とアンビエンス6
シャカタク 『YOU NEVER KNOW』聴き比べ その3

3番目のリスニング環境は、パソコンオンボードのサウンド
ではなく、PCIスロットに挿したサウンドカードに接続した、
2WAYのバスレスモニタースピーカーです。スピーカーの
大きさ自体が16cm×24cmと、前項のモニタースピーカー
よりも一回り大きいサイズとなっています。
元々このスピーカーは、楽器の一音一音を的確に
モニターするためのスピーカーなので、前項のモニター
スピーカーとは用途による趣が異なります。
由ってこのシステムにはMIDI関係の機材やエコーチェンバー、
ミキサーなどを接続し、作曲や1トラックごとの録音データの
確認や、部分編集に使用しています。
さて、シャカタク『YOU NEVER KNOW』のリスニングの結果…
スピーカーがバスレフ型であるため、キーボード・ベース
・ギター・ドラムスのすべての音が増幅されて、
どの楽器がどんな演奏をしているのかが解りやすい
というのが特徴的です。
しかし、演奏中の楽器同士の強弱による
駆け引き感が薄く、平面的に聴こえてしまうため、
都会特有の孤独感やその臨場感といった
アンビエンスの再現には不向きの印象を受けます。
演奏中の楽器同士の強弱による駆け引きによる
奥行き感が欲しくなるところです。
解りやすく感想を言えば、前項では
「私が抱える寂しさは貴女には決してわからないわ…」
という女優のぽつりと静かに呟くセリフを連想させましたが、
今回のリスニングでは同じこのセリフでもかなりはっきりとした
口調で言っているように連想されるため、ガラス細工の
ように精細な都会の孤独感が薄れてしまうように感じました。
────────────────────────────────
~トピックス~
近年のデジタル録音機器や編集ソフトの性能は
驚くほど高く、最近制作室で購入したPCMハンディ
レコーダーのノイズの少なさと感度の正確さには
驚きを隠せませんでした。
そこで早速、町中の雑踏をテスト録音。ところが初めて
使うPCMハンディレコーダーだったためか、録音した
町中の雑踏の音声は、雑踏感が薄いような、何かモノ
足りない雰囲気に。原因を探ってみたところ、どうも
録音レベルが低かったことが理由のようです。


そこへ長老が顔を出し、登場したのがアナログの
ミキサーにイコライザー・エコーチェンバー・カセットテープ
レコーダー。長老は徐にカセットテープレコーダーに
カセットを入れ、ヒスノイズを録音後、PCMハンディ
レコーダーで録った町中の雑踏の音声とミキシングした
ヒスノイズだけをイコライザーで自然なレベルまで修正。
最後に町中の雑踏の音声に、エコーチェンバーで
僅かにエコーをかけ終了。
この音声をスピーカーで再生してみると、見事に町中の
雑踏感が再現されているではありませんか!
さて長老のこのやり方はプロのテクニックなのか、それとも
素人の思い付きというだけの粗暴な発想なのか……
皆さんどう思いますか?

3番目のリスニング環境は、パソコンオンボードのサウンド
ではなく、PCIスロットに挿したサウンドカードに接続した、
2WAYのバスレスモニタースピーカーです。スピーカーの
大きさ自体が16cm×24cmと、前項のモニタースピーカー
よりも一回り大きいサイズとなっています。
元々このスピーカーは、楽器の一音一音を的確に
モニターするためのスピーカーなので、前項のモニター
スピーカーとは用途による趣が異なります。
由ってこのシステムにはMIDI関係の機材やエコーチェンバー、
ミキサーなどを接続し、作曲や1トラックごとの録音データの
確認や、部分編集に使用しています。
さて、シャカタク『YOU NEVER KNOW』のリスニングの結果…
スピーカーがバスレフ型であるため、キーボード・ベース
・ギター・ドラムスのすべての音が増幅されて、
どの楽器がどんな演奏をしているのかが解りやすい
というのが特徴的です。
しかし、演奏中の楽器同士の強弱による
駆け引き感が薄く、平面的に聴こえてしまうため、
都会特有の孤独感やその臨場感といった
アンビエンスの再現には不向きの印象を受けます。
演奏中の楽器同士の強弱による駆け引きによる
奥行き感が欲しくなるところです。
解りやすく感想を言えば、前項では
「私が抱える寂しさは貴女には決してわからないわ…」
という女優のぽつりと静かに呟くセリフを連想させましたが、
今回のリスニングでは同じこのセリフでもかなりはっきりとした
口調で言っているように連想されるため、ガラス細工の
ように精細な都会の孤独感が薄れてしまうように感じました。
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~トピックス~
近年のデジタル録音機器や編集ソフトの性能は
驚くほど高く、最近制作室で購入したPCMハンディ
レコーダーのノイズの少なさと感度の正確さには
驚きを隠せませんでした。
そこで早速、町中の雑踏をテスト録音。ところが初めて
使うPCMハンディレコーダーだったためか、録音した
町中の雑踏の音声は、雑踏感が薄いような、何かモノ
足りない雰囲気に。原因を探ってみたところ、どうも
録音レベルが低かったことが理由のようです。


そこへ長老が顔を出し、登場したのがアナログの
ミキサーにイコライザー・エコーチェンバー・カセットテープ
レコーダー。長老は徐にカセットテープレコーダーに
カセットを入れ、ヒスノイズを録音後、PCMハンディ
レコーダーで録った町中の雑踏の音声とミキシングした
ヒスノイズだけをイコライザーで自然なレベルまで修正。
最後に町中の雑踏の音声に、エコーチェンバーで
僅かにエコーをかけ終了。
この音声をスピーカーで再生してみると、見事に町中の
雑踏感が再現されているではありませんか!
さて長老のこのやり方はプロのテクニックなのか、それとも
素人の思い付きというだけの粗暴な発想なのか……
皆さんどう思いますか?
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